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ブルーモスク「スルタンアフメト・モスク」はイスタンブール観光の目玉!


海外観光客にブルーモスクの名で知られているSULTANAHMET CAMİİ(スルタンアフメト・モスク)は、名前の通りオスマン帝国第14代皇帝「スルタン」アフメット1世が、有名な建築家ミマール・シナンの弟子の建築家メフメット・アーに指示し、1609年から1616年にかけて建てられました。

世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地域の歴史的建造物群のひとつであり、イスタンブール観光の目玉ともいえるトルコを代表するモスクです。

ブルーモスクと呼ばれている由縁は内部の美しいタイル

イスタンブール ブルーモスク
内部の壁は16世紀末から17世紀初めにイズニックで作られた21,043枚の青を基調にしたタイルが敷き詰めてあり、その素晴らしさから「ブルーモスク」の名で呼ばれ愛されています。

最近まで、ライトブルーの地の上に鮮やかな青色というのがタイルのオリジナルカラーであると信じられてきましたが、修復の過程で新たな塗りが見つかりました。描かれた模様は同じものですが、白地にブルーがオリジナルであったようです。 19世紀後半にも修復されたという記録も見つかっています。

スルタンアフメット・モスクの下の階のタイルは白地に50種類のチューリップのデザインが描かれており、上のギャラリー階の壁のタイルは白地の上にヒノキ、チューリップ、ヒヤシンス、ザクロの花、ラム、ブドウの房等の自然の植物の繊細なデザインが青を基調としつつも色取り取りに描かれています。

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タイルに興味のある方は、ブルーモスクのせまい回廊の壁をぜひご覧ください。主に、ニケーアからの貴重なタイルコレクションが見られます。

また、モスクを彩る鮮やかなステンドグラスは200以上あり、自然光をモスクの中に神秘的に取り入れています。ちなみに第一次世界大戦の間、オスマン軍の一部はブルーモスクを兵舎として使っていたとのこと。モスクの床にあいた穴やすすけたタイルを見ると、兵隊たちが何の遠慮もなくここを使っていた様子がうかがえ、現代までモスクが経てきたさまざまな歴史が垣間見えます。

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ブルーモスクの歴史|ミナレット(尖塔)はなぜ6本?

ブルーモスク
スルタン・アフメット1世はお抱えの建築家メフメット・アーに金のミナレット(尖塔)を作るように命じたといいます。ところが老建築家は耳が遠かったらしく、金ではなく6本のミナレットを建ててしまいました。トルコ語で金は「アルトゥン(altın)」、6はアルトゥ(altı)です。

通常モスクでは、ミナレットは4本までしか建てられないことになっています。イスラム教の総本山メッカのカーバモスクでさえ6本のミナレットであったところ、ブルーモスクはこれと同本数となってしまったので、後にスルタンはメッカに7本めのミナレットを寄贈することで敬意を表しました。

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ブルーモスクの建築様式|オスマン建築の最高傑作と呼ばれる理由とは?

ブルーモスク
ブルーモスクの建築はオスマン建築の傑作といわれ、注目に値します。もし、教会やシナゴークの礼拝のときに建物の中心や祭壇、他の人々から離れた側廊や入口の近くに座を占めるならば、きっと誰もがひとり孤立したような感じに苛まれるでしょう。

そのため宗教建築は、信者がどこに立とうとも、物理的・精神的に平等に神の近くに感じられるような中央志向プランを生み出しながら進歩してきました。


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アヤソフィアの建築上の欠点を克服した天才建築家ミマール・シナン

ブルーモスクの建築要素で一番大事なドームは、すでにアヤソフィアの数千年も前から知られてきた方法です。話はアヤソフィアになりますが、それまでの典型的なドーム付きバシリカ(長方形の聖堂)に比べ、アヤソフィアは中央ドームに二つの副ドームをつける革新的な方法をとっていました。

しかし副ドームを支えるためには4本の巨大な柱が必要でこれが目障りでした。このアヤソフィアの副ドームを支える柱という欠点は、後に建築家ミマール・シナンによって克服されます。それがブルーモスクより半世紀ほど前の1557年に作られたスレイマニエ・モスクです。

スレイマン大帝のモスクを建てるにあたって、ミマール・シナンはこの邪魔な柱を東西の壁の中に埋めこんでしまうことに成功します。この工夫に加えて、北と南に三重のアーケードを作り、柱廊と支柱を取り除いてしまいました。そのため、スレイマニエ・モスクには回廊部分がありません。

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ブルーモスク
ブルーモスクはスレイマニエ・モスクの半世紀後に作られましたが、オスマン建築の最高傑作といえます。副ドームは大小4つありますが、相互に組み合わせたような形で一つのドームのようになっているのです。その天井は信者の頭の上に大空のように青く広がり、モスク内のどこに立とうが座ろうが、中心にいるように感じられます。

私見ですが、バシリカはキリスト教の建築様式です。キリスト教は聖人・聖像・奇跡を重視します。バシリカ内部のそれぞれの位置はキリスト教における階級性を示しており、外観の垂直な線や鋭い角度は、神と人間の関係の反映に他なりません。

イスタンブールの他の古いモスクと同様に、ブルーモスクも外観は地味です。モスクにおいて新旧を見分けるのは簡単です。15~17世紀の古いモスクは、イスラムの教えを反映し豪華な内部と対照的に外側は簡素です。後の時代のモスクは、次第にヨーロッパの影響を見せてくるようになります。

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ブルーモスク内部の絨毯は唯一無二の存在

イスタンブール、ブルーモスク
ブルーモスクに隣接して絨毯の博物館が公開されていますが、ブルーモスク自体立派な絨毯の博物館といっても差し支えないでしょう。このモスクにはたった1枚だけ緑色の絨毯があります。緑色は「天国の色」でイスラムでは神聖な色とされていたため、当時は絨毯に使われることはほとんどありませんでした。

しかし、この縁色の絨毯は唯一の例外であり、エチオピア最後の王、ハイレセラシエから贈られたものです。

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ブルーモスクは実は複合施設

実はブルーモスクはただのモスクではありません。その敷地内にはマドラサ(イスラーム神学校)、スルタンの宮殿、商店街、ハマム、泉、噴水、霊廟、医療施設、初等教育機関、食糧配給所、賃貸部屋を含んでいました。

ブルーモスクを建てさせたアフメット1世自身は完成の翌年1617年に亡くなったため、隣にある霊廟に妻や息子と共に埋葬されています。ブルーモスクを観光の際は、アフメット1世の廟にも訪れてみてください。

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幻想的なブルーモスクのライトアップ

ブルーモスクのライトアップ
夜暗くなった頃、冬は18:00頃、夏は19:00頃になるとブルーモスクはライトアップされます。ライトアップは朝日が昇るまで続きます。

通常のブルーモスクも壮麗で圧巻ですが、ライトアップされたブルーモスクは昼間とはまた違う趣があり、見とれてしまうほど幻想的ですので、お時間がある際は夜のモスクもご覧になってください。

ブルーモスクの場所・行き方・入場時間・入場料

名称 SULTANAHMET CAMİİ(スルタンアフメット・モスク)
住所 Sultan Ahmet, Atmeydanı Cd. No:7, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
アクセス Tramvay(トラム)のスルタンアフメット駅のすぐ目の前。徒歩2分。
入場時間 08:30~19:00(4月1日~9月30日)、08:30~17:00(10月1日~3月31日)
※金曜日は金曜礼拝があるので入場は14:30からとなります ※入場は閉館時間の30分前まで ※お昼と午後の礼拝の時間は入場不可(礼拝時間30分前から終了15分後迄の約1時間強クローズ)。午後は二回礼拝があるので、午前中でしたら礼拝時間を気になさらずに入場できます。
定休日 なし
入場料 無料(宗教施設ですので善意での寄付が歓迎されます。寄付箱は出口に置かれています)
所要時間 30~45分
公式サイト http://www.sultanahmetcamii.org/
※2020年現在の情報

ブルーモスク見学のマナーと服装|写真撮影はできる?

見学のマナー イスラム教施設ですので、膝上スカート・ショートパンツ・ノースリーブ等の露出の多い服装での入場は不可です。女性はスカーフを被らなければなりません。露出部分を隠したり、頭に被ったりするためのショールをモスク入口前のブースにて無料で借りられますが、使い回しですので前もってご自身で準備されることをおすすめいたします。

モスク内は土足禁止ですので、入場の際に入口にて靴を脱ぎます。脱いだ靴はモスク入口にあるビニール袋かご自身でご準備なさった袋に入れて持ってモスク内に入ります。

* 写真撮影:モスク内での写真撮影は可能ですが、フラッシュは禁止されております。また、宗教施設ですのでお祈りをしている人やムスリム女性を被写体にすることは原則として避けてください。

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ブルーモスクの改修・修復工事はいつまで?(2023年4月現在)

ブルーモスクは数年前より改修工事が行われておりましたが、2023年の4月に終了いたしました。

 
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スルタンアフメットでお土産を買うなら アラスタバザール(Arasta Bazaar)

アラスタバザール
ブルーモスクのすぐ東側、モスクに寄り添ってお店が並ぶアラスタバザールは、屋根のないバザールで現在70程の絨毯や陶器やお土産等のお店が並んでいます。ビザンツ帝国時代の宮殿中庭にあたるこの場所は、1939~1945年に行われた発掘により多数のモザイクが見つかっており、このバザールはビザンツ時代のモザイクの上に建てられたことがわかっております。オスマン帝国時代には騎士の為の商品が売られたことから「騎士のバザール(Sipahiler Çarşısı)」とも呼ばれておりました。

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1912年の火災の後、廃墟となっていましたが、1980年代に慈善事業本局により修復されて現在の姿になっております。
アラスタバザールは、ローカルな雰囲気があり、静かにゆっくりとお買い物をしたい方にお勧めです。お買い物をしなくても100mも無い一本道のバザールですので、雰囲気を味わいに少し散策するだけでも楽しいので是非訪れてみて下さい。

アラスタバザールはバザールだけでなく、もう一つの見所は上記で述べました近年発見されたビザンツ時代450~550年の宮殿のモザイクが見られる全長180m程の「大宮殿モザイク博物館(Büyük Saray Mozaikleri Müzesi)」です。
アラスタバザールも大宮殿モザイク博物館もかなり穴場ですし、見学に時間は要しませんので、ブルーモスクを訪れた際は、ぜひこちらにも足を運んでみて下さい。

アラスタバザール観光情報

名称 ARASTA BAZAAR(アラスタバザール)
住所 Sultan Ahmet, Mimar Mehmet Ağa Cd. No:2, 34122 Fatih/İstanbul
アクセス ブルーモスクの東側、ブルーモスクとアヤソフィアの間の公園の真ん中の道を下りた右側
アクセス Tramvay(トラム)のスルタンアフメット駅のすぐ目の前。徒歩2分。
入場時間 08:30~19:00頃
定休日 なし
入場料 無料

大宮殿モザイク博物館観

大宮殿モザイク博物館観光情報

名称 BÜYÜK SARAY MOZAİKLERİ MÜZESİ
(ビュユック・サライ・モザイクレリ・ミュゼスィ)
住所 Sultan Ahmet, Mimar Mehmet Ağa Cd. No:2, 34122 Fatih/İstanbul
アクセス ブルーモスクの東側、ブルーモスクとアヤソフィアの間の公園の真ん中の道を下りた右側
アクセス Tramvay(トラム)のスルタンアフメット駅のすぐ目の前。徒歩2分。
入場時間 夏季09:00~18:30、 冬季09:00~16:30
※最終入場時間は閉館時間の30分前
定休日 無し ※砂糖祭り、犠牲祭の初日は13:00より開館
入場料 30 TL

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ブルーモスクに行くならお隣のヒッポドローム(ローマ時代の競馬場跡)もおすすめ

ビザンティン帝国時代において、コンスタンティノープルの市民生活はヒッポドローム(英:Hippodrome、土:At Meydanı)なくしては語れません。4世紀にキリスト教徒の皇帝が剣闘士の戦いを禁止してから、馬に引かせた戦車(チャリオット)競争が市民の第一の楽しみとなりました。

競馬のある日は、人々はお弁当やワインをたっぷりバスケットにつめてぞくぞくとここに集まってきたのであります。競技が始まると青、緑、白、赤の4台の馬車が、今日観光バスの入ってくる側から入場してトラックを7周し競いました。

観客も当初ごひいきのチームごとに4つのグループに別れてそれぞれに元老院の派閥がスポンサーとしてついていましたが、後には青党と緑党だけが力を特つようになりました。政治や宗教のグループも、皇帝や妃さえもそれぞれ、ごひいきのチームや騎手があったと言います。

神の大守を自認していたビザンツ皇帝には、宮殿(現在ブルーモスクがある場所)から直接競馬場の東側に在る皇帝席に行ける専用通路がありましたので、ごひいきのチームが負けたりすると、恐らく癇癪をおこしてすぐさま席を立って宮殿へ戻ったのではないでしょうか。

ヒッポドローム"
エジプト産の白砂をしきつめたトラックの一方の端には、7個の卵形の大理石のついた棒、反対側の端にはイルカ型の大理石のついた棒が立てられ、馬がトラックを一周するごとに大理石がひとつずつ動かされ、何周したか表示できるようになっていました。 

レースの前に、馬は興奮剤を飲まされていないかどうか、検便(しかも味見で)され、騎手はお守りなど身につけていないかチェックされました。しかし、レースには特別な規則はなく何でも許されており、むち打ち、罵言雑言、妨害…特にターン地点では戦車同士のぶつかり合いがひどかった様です。競技場中央のスピンは、並んでいる彫像を保護するためにバンパーでかこまれていました。

レ-スが終わると勝者は皇帝席へと向かい、花の冠、赤マント、賞金、配当金を授与し、それにファンからのプレゼントや次回のためのワイロまで(?)おくられたとか。勝者は、花びん、皿、みやげもの、シャツ等に彼の絵やサインを使う権利を売ることもできたそうで、レース後は町中の市場、居酒屋、床屋、元老院……どこでも彼のうわさでもちきりになったとのことです。

ヒッポドローム・競馬場 最初の競馬場は、コンスタンティノープルがビザンティオンと呼ばれていたビザンティン帝国の首都になる前の西暦203年にローマ皇帝セプティミウス・セウェルス帝(セウェルス朝創始者、カラカラ帝の父)によって作られ、4世紀前半頃にコンスタンティヌス1世が修復した後は競技場の大きさは全長450m、幅130m で10万人を収容できたといわれています。

レースの合間には、ラクダやダチョウに引かせた戦車競争、レスリング、ボクシング、野獣の競争にチアーガール……たのしみは尽きず、政治好きな男たちは口笛や野次をものともせずに一席ぶったり、大理石の席に敷く座ぶとんや飲み物や当時のファーストフードの様な食べ物を売り歩くものもいたとの事です。
皇帝のご機嫌が麗しい時には、大観衆にワインが無料で配られたり、なつめやしやローストチキンまでふるまわれました。7世紀頃までは、一日に数レース行われてた程。ヒッポドロームこそ民衆が熱狂できるコンスタンティノープルの高鳴る心臓、市民の生活の中心でありました。

因みに、ヒッポドロームは戦車競走だけではなく、皇帝の即位式(戴冠式)や公開処刑、政治行事など幅広く使われていました。
1453年オスマン帝国のコンスタンティノープルの没落遺構、オスマン帝国時代は競馬場として使われることはありませんでしたが、他の建物が建てられることなく、時には皇帝の息子の割礼式などでこの場が使われた例もあります。

スピンを飾っていた数々のモニュメントは、現在下記の3つのみ残っています。

テオドシウスI世(379~395年)のオベリスク

ヒッポドローム・競馬場
本来これは、エジプトのファラオ・トトメスIII世(紀元前1490~1436)がシリア遠征とユーフラテス川越えを記念して紀元前1940年にナイル河畔カルナク神殿に建てたものといわれています。全重量800トンという巨大なもの。西暦390年にローマ皇帝テオドシウス1世がエジプトからコンスタンティノープルに運ばせましたが、その際3分割にさて運ばれました。

ヒッポドロームに建っているのはその一番上の部分です。13世紀初めに十字軍が一時コンスタンティノープルを占領し、ヒッポドロームの皇帝席を飾っていた金メッキの4頭のブロンズ馬像など貴重な品々を略奪してしまいましたが、このオベリスクはその重さのおかげで持ち去られずにすんだのです。(略奪された馬の像は現在もヴェネツィアの聖マルコ寺院の正面玄関の上フェサードにあります。)

土台部分のレリーフはテオドシウスと息子たちの競馬見物の様子などが彫られており、西側のギリシア語碑文ではこのオベリスクを建てるのに32日かかったことが記していますが、反対側のラテン語碑文には30日となっています。 
ヒッポドロームに何気なく立っていますが、テオドシウスが造らせた土台だけでも1600年以上、オベリスクは約4000年の長い歴史をもつオベリスクです。

コンスタンティヌス7世のオベリスク

切石が積まれて出来ている32mの高さのこの柱の由来は定かではありませんが、土台にロードス島の神像に比較したことばが見られ、10世紀にコンスタンティン・ポルフィロゲニトゥス帝(コンスタンティノス7世 913~959)が、修復した記録があります。なお、修復後の当時はコンスタンティノス7世の祖父バシレイオス1世の勝利の図が描かれた金メッキのブロンズプレートで覆われ、オベリスクの上には地球儀があったとの事ですが、1204年の第四次十字軍によってプレートが剥がされ溶かされてしまったと言われています。

この皇帝コンスタンティノス7世について少々つけ加えると、彼の「儀式の書」から、ビザンティン皇帝の宮殿生活を仔細に伺い知ることができ、彼は「ビザンティン皇帝になる方法」という本も書いたといわれています。しかしこの本のタイトルは息子によってまちがって解釈され、まもなく皇帝は亡くなり、跡をついだ息子は“コンスタンティン・ポルフィロゲニトゥス・ポイゾナス(毒入りの)”と名乗ったとも言われています。 

蛇の柱

台座と頭部の欠けた「蛇の円柱」は、二つのオベリスクにはさまれて小さく佇んでいます。もともと、これはデルフォイのアポロ神殿に奉納されて建てられたもので、紀元前479年にプラトーでペルシアを破ったギリシア軍が、勝利の記念に敵兵の武器を溶かして、3匹の蛇がからみあった像を作りました。なお、この戦いでの勝利はギリシアにとっては復活のしるしでありました。と言うのも、蛇は年に一回、脱皮する事から再生のシンボルとされていた為、蛇のモニュメントを作ったとされます。

今でも医療関係でよくこのシンボルが使われています。この柱は、コンスタンティヌス1世により324年にコンスタンティノープルに持ち込まれました。元々は三匹の蛇の頭部が柱の上に在りましたが、現在は上部と下部が破損し胴体の5m程しか残っていません。蛇の頭部の一つは、イスタンブール考古学博物館に展示されています。因みに、3匹の蛇の頭部はオスマン帝国の細密画で描かれている為、17世紀後半頃までは頭部が存在していたことが解ります。

ヒッポドロームで目につくもうひとつのモニュメントは広場の北端にある「ドイツの泉」で、ドイツ皇帝カイゼル・ヴィルヘルムII世が、1898年にトルコ訪問を記念して贈ったものです。直ぐに目に付く白い胴体にターコイズグリーンの屋根の可愛らしい建物です。

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※ 調査期間:2024年1月5日〜9日 調査概要:旅行会社10社を対象にしたサイトイメージ調査 
調査対象:20~50代の男女198,979~199,391名 実施委託先:株式会社JCマーケティング

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