地中海はココが魅力!絶景リゾート11選+クルーズ、おすすめグルメまで解説
地中海はヨーロッパ、中東、エジプトにぐるりと囲まれた場所に位置しています。ジブラルタル海峡で大西洋とわずかにつながるのみで、周囲のほとんどが陸地に接しているため、地中海ならではの特殊な環境が生まれています。温暖な気候と実り豊かな土壌に恵まれ、沿岸はその国の風土を色濃く反映した異国情緒にあふれたエリアです。
ターコイズブルーに煌めく海と各地でみられる絶景とのコントラストは、思わず目を奪われるほどに美しいものばかりです。
ここでは、そんな地中海の魅力を徹底解説します!
地中海は、西は大西洋から東はアジアに伸び、ヨーロッパとアフリカを隔てる海です。英語では、「the Mediterranean」または「Mediterranean Sea」。「medi=中間の」+「terra=陸」という語源の通り、大陸の間に位置しています。北と東はユーラシア大陸、南はアフリカ大陸に囲まれている地中海は、以下のようにさまざまな国と面しています。
<ヨーロッパ>
ここでは各国おすすめの人気ビーチリゾートを解説していきます!
ターコイズ(トルコ石)は美しいブルーが魅力!意味や産地、見分け方を解説
南イタリアのサレルノ湾に面した絶壁のリゾートです。断崖絶壁に囲まれ、入り組んだ海岸線は美しく、1997年には世界遺産にも登録されました。海岸の西側のポジターノは、海の青さが浮きたつ美しさに特に定評があります。陸の孤島と呼ばれるほどの隔てられた場所に位置しているため、アクセスするのが少々難しい位置にあります。
海岸もさることながら、ローマ時代から続く歴史ある街並みも見逃せません。中世に建てられたアマルフィ大聖堂(ドゥオモ)には様々な建築様式が取り入れられており、イタリアにはあまり見られない独特な雰囲気を携えた外装を見ることが出来ます。とても落ち着いた雰囲気で、ビーチの喧騒が嘘のようです。
トルコ南部にある屈指のリゾート地です。1年のうち何と300日ほど晴れ間があり、ヨーロッパでは大人気のリゾート地となっています。ヨーロッパのサッカーチームのキャンプ地などとしても有名です。海やビーチはとにかく美しく、冬でも温暖な気候に恵まれています。また、周囲は山に囲まれているため山と海を同時に楽しむこともできる場所です。
一番の観光のポットは、カレイチと呼ばれる旧市街です。カレイチはかつての城下町で、オスマン朝時代を感じさせるような木造の家屋が建ち並び、レトロな雰囲気が別世界へ連れて行ってくれます。カジュアルなリゾートホテルや雑貨店、レストランなどが軒を連ね、迷路のような複雑な造りになっています。この地域の特産のオリーブオイルなども手に入りますよ。
少し足を伸ばせばアスペンドスやスィデなどの古代遺跡も見ることができ、古代ロマンとリゾートを満喫できる素晴らしい地中海旅行となるでしょう。どこかノスタルジックな雰囲気を携えたビーチリゾートです。
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地中海海域のエーゲ海に浮かぶ憧れの島「サントリーニ島」は青と白に塗られた街並みが圧倒的に目を引く、ギリシャのリゾートアイランドです。家々の壁は真っ白に塗られ、教会のドームや扉は青く塗られています。島を囲む海と空の青とのコントラストは、まるで絵葉書を切り取ったような風景で、ハネムーナーに特に人気が高い島です。
雑誌などでよく見る人気の風景と言えば、ブルードームの教会でしょう。写真で見たことがある方も多いのではないでしょうか?中でもイア地区にあるブルードームが3つ一緒に見える場所が、絶好のフォトスポットとして人気が高いです。少々行きづらい場所にありますが、頑張って行く価値はありますよ。
風景写真を撮るなら、夕日の時間帯もおすすめ。サンセットの1時間も前からベストスポットを狙って人々が集まり始めます。街が夕日でピンクにそまり、だんだんと街の明かりが灯されていく様子は格別の美しさです。
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19世紀からヨーロッパのセレブを魅了してきた、南フランスのリゾートシティです。コートダジュールと呼ばれる美しい海岸の一角を成しています。年間を通して温暖な気候であることが人気の一つで、「ニースブルー」と呼ばれるほどの美しい青を誇るビーチには、1年中ひっきりなしに人々が訪れます。
海だけではなく、建物も、そして食材までもが美しい色合いを誇ります。地中海産の地元食材が集まるマルシェには、朝6時から色とりどりの青果が並んでおり、気持ちまでウキウキしてしまいます。そんなフレッシュな野菜をふんだんに使用した「ニース風サラダ」は、ぜひ味わってほしい逸品です。
近年ヨーロッパのリゾート地として注目されてきたのがクロアチアです。地中海のイタリア半島とバルカン半島に挟まれた領域を「アドリア海」と呼びますが、世界遺産に登録されたドブロブニクの旧市街の街並みは、「アドリア海の真珠」と称されるほどの美しさを誇ります。
オレンジ色の屋根と白い壁の並ぶ街並みと青い海の対比は、ローマ帝国時代よりも古くからの歴史を感じさせる重厚さを漂わせています。映画「紅の豚」のモデルとなった場所と言われており、自由や独立を巡る歴史を重ねてきました。街をぐるりと囲む城壁は、長きにわたってこの街を守ってきた存在として今でも大切にされています。
日差しは強烈ですが、夏は多くの観光客でにぎわいます。暑さ対策をしっかり行って街歩きを楽しみたい場所です。
地中海に浮かぶ国「マルタ共和国」は美しい海に囲まれた、イタリアの南側に位置している人口40万人ほどの小さな島国です。夏になるとヨーロッパ中から人々が集まるリゾート地でもあります。
マルタ共和国は、有人島と無人島合わせて5つの島からなっていて、マルタ島にある首都バレッタは、16世紀に聖ヨハネ騎士団がオスマン・トルコ帝国からの攻撃を防ぐために造られた要塞都市で、現在では街全体が世界遺産に登録されています。
そして、マルタ共和国を訪れたら「ゴゾ島」や「コミノ島」への観光も欠かせません。
ゴゾ島は2番目に大きい有人島で、マルタ島からフェリーで25分ほどの距離で、日帰りでもゴゾ島観光は可能です。ゴゾ島には、「要塞チタデル」や「タ・ピーヌ教会」などの建造物から、「ソルトパン」と呼ばれる塩田や、赤っぽい砂が綺麗な「ラムラ湾とカリプソの洞窟」などの自然にも触れられます
コミノ島には、近年話題になっている、ボートが浮かんで見える「ブルーラグーン」があります。マルタの海は高い透明度で知られていますが、特にコミノ島周辺の海は世界有数の透明度を誇ります。あまりの透明度の高さから、海面に浮かぶボートの影が水底に落ちて、ボートが浮かんでいるかのように見えるのです。
マルタ共和国は、美しい地中海から豊かな自然、そして歴史ある街並みなど見所が満載です。
ちなみに、マルタは小型犬のマルチーズの発祥地でもあり、“マルチーズ”の名はマルタに由来しています。
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スペインの「イビサ島」は、ハイクオリィティなクラブや泡パーティーが有名な音楽に溢れた陽気な島です。ナイトスポットが有名なので、世界一の“パーティー・アイランド”とも呼ばれています。
マドリードから飛行機で1時間ほどの距離にあり、世界各国の芸能人や有名スポーツ選手も数多く訪れる、海外では有名なリゾート地です。
イビサ島は島全体が世界遺産に登録されていて、美しい海やビーチなどの自然だけでなく、歴史的な街並みも魅力です。イビサ島の旧市街の高台に位置する「ダルト・ヴィラ」と呼ばれる城壁都市は見所で、頂上には「イビサ城」や教会があります。他にも、60年代にヒッピーマーケットでショッピングをしたり、世界一美しいと評判なサンセットを眺めたりと、楽しみ方も色々。
また、食事のクオリティも高く、サクサクのイカのフリットや海鮮パエリアなどの地中海料理はもちろん、ピンチョスを楽しめるバルもあります。ダイニングバーから世界で一番料金が高いと言われるレストランまで揃い、思う存分にスペイン料理を楽しむこともできます。
新旧さまざまな文化が融合するイビサ島では、エキサイティングなリゾートライフが過ごせること間違いなしです!
北アフリカに位置しているモロッコは、西は大西洋、北は地中海に面していて、ジブラルタル海峡を渡ればスペインと、ヨーロッパとアラビアンな雰囲気漂うエキゾチックな国です。
モロッコには、迷宮都市「フェズ」や巨大市場もある「マラケシュ」、そして「サハラ砂漠」など数多くの観光名所がありますが、近年フォトジェニックな街として有名になってきているのが、青の街「シャウエン」です。
シャウエンはモロッコ北部のリフ山脈の奥深くにあり、決してアクセスの良い場所ではありませんが、美しい青のコントラストで染められた山間の青い街は「おとぎの国」や「青い宝石箱」と絶賛されるほどです。シャウエンでは家の壁も道の階段も水色から深い青色と多彩な青色で染められていますが、青い街になった理由は、青を神聖な色としているユダヤ教徒がシャウエンに住み着いた際に、家や道を青色に染めていったそうです。その後、ユダヤ人のほとんどがイスラエルへ移住していきましたが、青色に染める習慣だけは残ったと言われていますが諸説あります。
シャウエンはここ10年の間で旅人たちの間で絶景として知名度が上がり、今ではモロッコの旅では欠かせない観光名所の1つとなりました。
地中海に面したアフリカ大陸のチュニジアは、古くから地中海の交易の中心として栄えてきました。古代よりフェニキア、ローマ帝国、オスマン・トルコ帝国、フランスなどからの支配を受けてきたため、多様な文化を受け入れてきました。地中海に面している首都「チュニス」はそんな時代背景が濃縮されている場所でもあります。
チュニスの新市街には、フランス統治時代に建設された建物は多く、かつては“プチ・パリ”と呼ばれていた、チュニジア風アール・ヌーヴォーの街並みを楽しむことができます。一方の旧市街は、完全なイスラム文化の世界となっており、チュニスはまさに様々な顔をもつ都市です。
また、チュニスの近郊には“チュニジアで一番美しい街”のひとつとされている、チュニジアンブルーで彩られた街並みの「シディ・ブ・サイド」と呼ばれる街があります。シディ・ブ・サイドは観光地、高級別荘地として多くのチュニジア人の憧れの街となっており、地中海リゾートを存分に味わうこともできます。
1900年初頭、世界初の景観保護の政令により、無秩序な建物の建設が禁止されたため、白と青に統一された美しい街並みとなっています。
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地中海に面している国「イスラエル」。イスラエルの地中海に面している街の中には「カイザリア」と言う、ローマや十字軍の数多くの遺跡が残る美しい街があります。カイザリアの港からキリストの使徒パウロがローマへの宣教に旅立ったとしても有名です。そんなイスラエルは宗教的にかなり深い国でもありますが、宗教に関連すること以外にも多数見所があります。その中のひとつが「死海」です。
死海とは、イスラエルとヨルダンの国境にある細長い湖です。地中海には面していませんが、イスラエルで人気のある観光地です。人が浮き輪も使わずにプカプカと浮かんで、新聞や本を読んでいる光景は見たことのある人も多いと思います。そもそも死海で人が浮く理由は、海水と比べて約10倍もの濃さもある“塩分濃度”です。これによりほとんどの生物は生息できないため、「死海(Dead Sea)」という名が付きました。
そして、死海は高級ホテルも建ち並ぶリゾート地でもあります。死海の海水の主成分は、肌に優しく、赤ちゃんが触れても大丈夫な海水と言われています。また、水だけでなく、沿岸の泥も肌に良いとされていて、言わば“天然の泥パック”を無料で思う存分楽しめます。古代から人々の健康と美容に利用されてきた死海は、かのクレオパトラをも魅了したと言われており、1度は体験してみたいリラクゼーションスポットです。
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地中海の東端、トルコの南に浮かぶ「キプロス島」は、ビーチと世界遺産にもなっている遺跡が点在するリゾート島です。ギリシャ神話では、女神アフロディーテ(ローマ神話ではヴィーナス)は、ギリシャより西風ゼヒュロスに吹かれキプロスの海岸近くに辿り着き、海水の泡の中から生まれ出たと言われています。
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そんなキプロス島は、四国の約半分しかない島国ですが、長い歴史の中でトルコ系とギリシャ系の住民が住むようになり、やがて島の内陸に位置する首都「ニコシア(レフコーシャ)」にグリーンラインと呼ばれる国境が作られ、北はトルコ系住民が多く住む「北キプロス・トルコ共和国」、南はギリシャ系住民が多く住む「キプロス共和国」に分かれました。
とは言っても、パスポートを持っていれば誰でも南北キプロスを自由に行き来でき、地元の人々も当たり前にパスポートを持って、南北を行き来し買い物などに出かけたりしています。1つの首都で2つの異なる国の街並みを見ることが出来るのは、このキプロス島が世界で唯一です。
ビーチだけでなく歴史ある遺跡にも触れ、そしてトルコ料理やギリシャ料理にも近いキプロス料理も楽しめるので、是非訪れてみたい地中海にある島のひとつです。
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広い地中海エリア。魅せてくれる美しさは様々で、願わくば数多くのスポットを訪れたいですよね!断崖絶壁という場所柄、各スポットへのアクセスはあまり良くないため、スポットを巡るクルーズ船のツアーが効率が良く人気です。美しい海に囲まれた船の上そのものが、もうバカンスであり、非日常を味わうことが出来ます。
クルーズ船の種類は複数あり、その時々で寄港する都市も変わってくるため、色々なコースを見比べてみるといいでしょう。人気のクルーズ船を3選ご紹介いたします。
世界最大の客船を中心に26隻もの大型客船を保有する、世界最大規模のクルーズ会社。「ベストクルーズライン」を15年連続して受賞しており、船上には最先端の設備を誇る超大型客船です。とても華麗でバリエーション豊かなエンターテインメントを楽しむことが出来ます。
スペインやフランス・イタリアを中心とした西地中海へ寄港するコースが人気で、非日常を味わいたいハネムーナーやカップルに特におすすめしたいクルーズ船です。
イタリア・ジェノヴァを本拠地とした、ヨーロッパで最大規模を誇るクルーズ会社です。地中海クルーズといえばコスタ・クルーズともいわれる名門です。イタリアらしい陽気な雰囲気を持ちながら優雅さも備えており、カップルやファミリー、女性同士の旅に人気があります。
地中海の中でもエーゲ海・アドリア海近辺のコースが人気です。リゾートアイランドと観光名所の都市にバランスよく寄港するコースがお勧め。
スイス・ジュネーヴを本拠地とした、世界2位を誇るクルーズ会社です。洗練されていながらカジュアルな雰囲気を持った客船を保有しており、日本人コーディネーターも多く乗船しているため、初心者にはおススメのクルーズ会社と言えます。
様々な航路があり、その時々で色々な寄港地を設定しているので、何度も乗船しても楽しめることが魅力です。
地中海とはそもそも大西洋の付属海のひとつで、陸に囲まれた内海になります。それが、ジプラルタル海峡で大西洋に、マルマラ海で黒海になど、海峡によって外海と繋がっています。また、地中海には独立した呼称をもつ海域がいくつも含まれています。そこで、地中海に数ある海域を紹介します。
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地中海リゾートはフォトジェニックな場所として有名です。誰しも一度はリゾート雑誌や旅行サイトなどで、真っ白の建物と美しい青い海のコントラストの美しい風景を見たことがあるのではないでしょうか?
では、なぜこうした建物は白いのでしょう?理由はいくつかあります。
こうした気候はブドウ、イチジク、オリーブ、柑橘系の果物などの栽培に適しており、地中海特有の食文化を生み出しました。
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地中海はジブラルタル海峡とのみ外洋でつながっています。つまり、この部分がなければ、孤立した海ということになります。実は遥か昔、地中海は外洋から切り離されていたとする説があり、研究が進んでいます。
研究によれば、約560万年前に大陸の移動によりジブラルタル海峡は閉じてしまい、地中海は孤立してしまったと言います。地中海南部はアフリカ大陸です。サハラ砂漠につながっていく乾燥地帯であるため、海水はどんどん蒸発して千年後頃には干上がってしまいました。見渡す限り干ばつした盆地であったそうです。
その後、約530万年前頃にジブラルタル海峡は再び決壊し、大西洋の海水が地中海に流れ込んだと言われています。その勢いは怒涛のようで、数か月から2年の間に地中海を埋め尽くしました。地中海の水位は、1日10メートル程度上がったともいわれています。まるで洪水のようなその海水は、地中海の底や沿岸をえぐり取り、生態系をことごとく壊滅させてしまいました。そのおかげで沿岸部は絶壁の多いエリアとなったとも言われます。
このような洪水は歴史上めったに起こることではなく、想像を絶する勢いであったと想像されます。今でも地殻は動き続けており、いずれまた違う地中海の形を成していくのかもしれませんね。
料理の明確なジャンルとして確立されているわけではありませんが、イタリア料理、スペイン料理、トルコ料理、ギリシア料理など、地中海沿岸諸国の食習慣を指して『地中海食』と呼んでいます。食材や食べ物にとても特徴があり、近年とても注目を集めてきました。2010年には和食に先立って、イタリア、フランス、トルコ、モロッコ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、キプロス、クロアチアの各国の世界無形文化遺産として地中海食が登録されました。
ちなみに、トルコ料理はその独自性と長い歴史から、世界三大料理の一つにも数えられています。
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地中海食が注目された要因として、沿岸地域諸国ではそれ以外のヨーロッパ各国と比べて血中コレステロール値が低く、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などの冠動脈疾患が少ないという研究結果が報告されたことが挙げられます。その原因は食事にあるとされ、地中海食は健康管理に興味のある世界中の人々から、熱い視線を注がれることとなりました。
「地中海食」に対する厳密な定義はありませんが、下記のような特徴があります。
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地中海食は、穀類、野菜・果物類、乳製品、魚介類、ワインをバランス良くとり、油脂分はオリーブオイルを中心として、肉類や卵はあまり摂取しません。ハーブやスパイスなどがたくさん使われ、レモンを絞ったり少量の塩で味付けるシンプルな調理法が多く見られます。何にでもオリーブオイルをかけるのも特徴です。
この食事法は、動脈硬化や認知症、がんなどの予防に効果があることがわかってきました。特にオリーブオイルやナッツ類には、中性脂肪やコレステロール値を下げる働きがあるという研究結果があります。こうした効果により、地中海食は健康寿命の延伸に効果があると考えられているのです。
地中海料理になくてはならないものがオリーブオイルです。沿岸の各国で生産されていますが、特にスペイン、イタリア、ギリシャ、トルコ産のものが人気があります。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロール値を下げる効果があり、生活習慣病の予防や改善につながります。多くの地中海食に使われているオリーブオイルは、地中海食が健康食と呼ばれる大きな要因の一つとなっています。
一日1さじのオリーブオイル摂取を目指してみてはいかがでしょうか?
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地中海の温暖な気候と降雨量の少なさは、ブドウ栽培にとても適しています。ワインも各地で生産されていますが、中でもイタリア、フランス、スペインの生産量は世界のトップ3を占めています。
イタリアでは栽培されているブドウ品種が多く、幅広い味のワインが楽しめます。金額はピンキリですが、お手頃なものだと水より安いと言われるくらい安く手に入るのだとか。日常生活と切っても切れない存在なのですね。他にもトルコ、チュニジア、レバノンなどもワイン生産で有名です。
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タコは地中海全般でよく獲れ、広く食べられています。特にモロッコは世界で2位の生産量を誇ります。火を通したタコを食べることが一般的で、サラダや煮物、フライなどにして食べることが人気です。
たっぷりのオリーブオイルをかけて食べる地中海風サラダ、お酢やレモンとあわせたマリネ、タコのフライ、スペインなどではたっぷりにオリーブオイルと共に食するアヒージョなども人気です。
地中海の輝く太陽の光をふんだんにあびた地中海のトマトは、目にも鮮やかで思わず食欲をそそります。地中海沿岸ではサラダとしても食べますが、トマト煮込みやソースなど、あらゆる料理のベースとして使われることが多く、沿岸各国の料理に取り入れられています。
トルコが世界3位、他にもイタリアやスペインが世界10位以内の生産高を誇ります。
この3国では特に、トマト料理が豊富です!特にトルコでの消費量は圧倒的に高いです。やはり煮込みやソース、そして焼きトマトとして用いられることも多いようです。火を通したトマトは甘みが増し、料理にコクや深みを与えてくれているのです。
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イワシは地中海ではよく獲れる魚の一つです。魚の中では比較的小ぶりなイワシは、一口サイズで手軽に食べることが出来る食材として広く好まれています。フライやオーブン焼き、マリネ、パスタなどでよく食べられています。缶詰にしたものもよく売られており、手軽に食べたりお料理に使用したりと、万能な食材として人気があります。
夏には白ワインなども合いますね!おつまみとしても最適な食材です。
みずみずしいズッキーニは色々な料理と相性が良く、料理に彩を加えてくれる野菜です。地中海エリアではグリルやオーブン料理、煮込み、パスタなどで用いられることが多く、特にイタリアやギリシャ料理ではズッキーニ料理がたくさん作られています。
トマトソースとの相性が特によく、煮込みには欠かせない食材です。温かくても冷たく冷やしてもおいしく、さっぱりでみずみずしい味わいが楽しめるでしょう。
地中海と言えばムール貝!というイメージを持っている方も多いのでは?イメージのとおり、ムール貝は地中海エリアで獲れる魚介類のなかで高い人気を誇っています。特に人気が高いのはスペイン!漁獲量も多く、パエリアやアヒージョなど様々な料理に用いられています。
他にもイタリアやフランスではパスタやワイン蒸し、前菜なども人気です。トルコではムール貝の貝殻に身ごろと共にピラフを詰める、珍しいB級グルメもあるのです。白ワインのお供に贅沢に味わいたいですね。
地中海風サラダは、とにかく具沢山で彩り豊かで華やかなおもてなしサラダです!地中海沿岸でよくとれる野菜や、サラダによく合う魚介類がふんだんに使われ、オリーブオイルとビネガー、塩コショウでシンプルに味付けされています。仕上げにレモンを絞るとよりさっぱりとした味わいに。
食材をゴロゴロと大きめにカットしてあるので、見た目も豪華でボリュームもたっぷりでしかもヘルシー!まずは食しておきたい一品です。
世界三大料理の一つフランス料理の代表的なスープです。地中海沿岸で獲れる魚介類をトマトやハーブ類で煮込む料理です。フランス・プロヴァンス地方の料理で、イメージとしてはトマト味の魚介の寄せ鍋といった感じです。
昔は漁師が余った魚介類を大量消費するために塩で煮ただけの料理でしたが、今ではトマトをスープのベースとした地元の名物料理として、沿岸の多くのレストランで提供されています。
魚介から出る出汁がとても味わい深く、地中海名産のトマトとよくマッチします。世界3大スープの一つとまで呼ばれるほどに時を経て洗練されたスープは、本当に絶品です。
世界三大料理は、なぜフランス料理・中華料理・トルコ料理なの? | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
「カスエラ」という陶器でできた丸い浅めの鍋を使用し、オリーブオイルとニンニクを具材として煮込みます。グツグツとなってしっかり火が通ったら食べごろです。具材としてはえびやムール貝、トマト、マッシュルームなどが人気で、ニンニクの香りが移ってなんとも食欲をそそります。
ギリシャやトルコで食べられている料理です。ナスとミートソースを重ねて焼き上げるラザニアのような料理です。ギリシャのものはホワイトソースも加えます。ナスのほかにもジャガイモやピーマン、トマトなどの地中海野菜を加えることもあります。
日本人にもとても親しみの持てる味で、好きな方が多いのではないでしょうか?
伝統的な野菜料理 ムサカ! | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
アクアパッツァは南イタリアの郷土料理の一つで、白身魚などの魚介をニンニクとオリーブオイルで焼き、アサリやトマトなどと共に水や白ワインで煮る漁師料理です。季節の旬の魚を楽しむことが出来ます。味付けは塩がメインでとてもシンプルであり、ブイヨンやコンソメなどはいれません。魚介の出汁がしっかりとした旨味を作り出します。
ターコイズブルーに煌めく海と各地でみられる絶景とのコントラストは、思わず目を奪われるほどに美しいものばかりです。
ここでは、そんな地中海の魅力を徹底解説します!
目次
地中海ってどこ?地中海に面した主な国
地中海周辺地図地中海は、西は大西洋から東はアジアに伸び、ヨーロッパとアフリカを隔てる海です。英語では、「the Mediterranean」または「Mediterranean Sea」。「medi=中間の」+「terra=陸」という語源の通り、大陸の間に位置しています。北と東はユーラシア大陸、南はアフリカ大陸に囲まれている地中海は、以下のようにさまざまな国と面しています。
<ヨーロッパ>
- アルバニア
- イタリア
- キプロス
- ギリシャ
- クロアチア
- スペイン
- トルコ
- フランス
- アルジェリア
- イスラエル
- エジプト
- シリア
- チュニジア
- モロッコ
- リビア
- レバノン
<中東・北アフリカ>
他にはない!地中海の3つの魅力
- SNS映えする美しい街並みとターコイズブルーに輝く海
- 1年中温暖で過ごしやすくバカンスやハネムーンに最適なビーチリゾート
- 地中海特有の風土が生んだ豊かな食文化と健康効果も注目される絶品料理
地中海と言えば絶景リゾート!心を癒すビーチリゾート11選
1年を通して温暖な地中海沿岸には、世界からたくさんの旅行者がバカンスを楽しみにやって来ます。多くのセレブを惹きつけてやまない地中海リゾートの最大の魅力は、ターコイズブルーに輝く海でしょう!白い建物や美しい街並みはSNS映えする、としてハネムーンなどに特に好まれています。時間が許せば近隣の観光都市に足を伸ばすのもいいでしょう。ここでは各国おすすめの人気ビーチリゾートを解説していきます!
ターコイズ(トルコ石)は美しいブルーが魅力!意味や産地、見分け方を解説
アマルフィ(イタリア)
南イタリアのサレルノ湾に面した絶壁のリゾートです。断崖絶壁に囲まれ、入り組んだ海岸線は美しく、1997年には世界遺産にも登録されました。海岸の西側のポジターノは、海の青さが浮きたつ美しさに特に定評があります。陸の孤島と呼ばれるほどの隔てられた場所に位置しているため、アクセスするのが少々難しい位置にあります。
海岸もさることながら、ローマ時代から続く歴史ある街並みも見逃せません。中世に建てられたアマルフィ大聖堂(ドゥオモ)には様々な建築様式が取り入れられており、イタリアにはあまり見られない独特な雰囲気を携えた外装を見ることが出来ます。とても落ち着いた雰囲気で、ビーチの喧騒が嘘のようです。
アンタルヤ(トルコ)
トルコ南部にある屈指のリゾート地です。1年のうち何と300日ほど晴れ間があり、ヨーロッパでは大人気のリゾート地となっています。ヨーロッパのサッカーチームのキャンプ地などとしても有名です。海やビーチはとにかく美しく、冬でも温暖な気候に恵まれています。また、周囲は山に囲まれているため山と海を同時に楽しむこともできる場所です。
一番の観光のポットは、カレイチと呼ばれる旧市街です。カレイチはかつての城下町で、オスマン朝時代を感じさせるような木造の家屋が建ち並び、レトロな雰囲気が別世界へ連れて行ってくれます。カジュアルなリゾートホテルや雑貨店、レストランなどが軒を連ね、迷路のような複雑な造りになっています。この地域の特産のオリーブオイルなども手に入りますよ。
少し足を伸ばせばアスペンドスやスィデなどの古代遺跡も見ることができ、古代ロマンとリゾートを満喫できる素晴らしい地中海旅行となるでしょう。どこかノスタルジックな雰囲気を携えたビーチリゾートです。
アンタルヤのおすすめ観光スポット10選|ビーチやサッカーでも有名な街 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
サントリーニ島(ギリシャ)
地中海海域のエーゲ海に浮かぶ憧れの島「サントリーニ島」は青と白に塗られた街並みが圧倒的に目を引く、ギリシャのリゾートアイランドです。家々の壁は真っ白に塗られ、教会のドームや扉は青く塗られています。島を囲む海と空の青とのコントラストは、まるで絵葉書を切り取ったような風景で、ハネムーナーに特に人気が高い島です。
雑誌などでよく見る人気の風景と言えば、ブルードームの教会でしょう。写真で見たことがある方も多いのではないでしょうか?中でもイア地区にあるブルードームが3つ一緒に見える場所が、絶好のフォトスポットとして人気が高いです。少々行きづらい場所にありますが、頑張って行く価値はありますよ。
風景写真を撮るなら、夕日の時間帯もおすすめ。サンセットの1時間も前からベストスポットを狙って人々が集まり始めます。街が夕日でピンクにそまり、だんだんと街の明かりが灯されていく様子は格別の美しさです。
エーゲ海の魅力について徹底解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
ニース(フランス)
19世紀からヨーロッパのセレブを魅了してきた、南フランスのリゾートシティです。コートダジュールと呼ばれる美しい海岸の一角を成しています。年間を通して温暖な気候であることが人気の一つで、「ニースブルー」と呼ばれるほどの美しい青を誇るビーチには、1年中ひっきりなしに人々が訪れます。
海だけではなく、建物も、そして食材までもが美しい色合いを誇ります。地中海産の地元食材が集まるマルシェには、朝6時から色とりどりの青果が並んでおり、気持ちまでウキウキしてしまいます。そんなフレッシュな野菜をふんだんに使用した「ニース風サラダ」は、ぜひ味わってほしい逸品です。
ドブロブニク(クロアチア)
近年ヨーロッパのリゾート地として注目されてきたのがクロアチアです。地中海のイタリア半島とバルカン半島に挟まれた領域を「アドリア海」と呼びますが、世界遺産に登録されたドブロブニクの旧市街の街並みは、「アドリア海の真珠」と称されるほどの美しさを誇ります。
オレンジ色の屋根と白い壁の並ぶ街並みと青い海の対比は、ローマ帝国時代よりも古くからの歴史を感じさせる重厚さを漂わせています。映画「紅の豚」のモデルとなった場所と言われており、自由や独立を巡る歴史を重ねてきました。街をぐるりと囲む城壁は、長きにわたってこの街を守ってきた存在として今でも大切にされています。
日差しは強烈ですが、夏は多くの観光客でにぎわいます。暑さ対策をしっかり行って街歩きを楽しみたい場所です。
マルタ(マルタ共和国)
地中海に浮かぶ国「マルタ共和国」は美しい海に囲まれた、イタリアの南側に位置している人口40万人ほどの小さな島国です。夏になるとヨーロッパ中から人々が集まるリゾート地でもあります。
マルタ共和国は、有人島と無人島合わせて5つの島からなっていて、マルタ島にある首都バレッタは、16世紀に聖ヨハネ騎士団がオスマン・トルコ帝国からの攻撃を防ぐために造られた要塞都市で、現在では街全体が世界遺産に登録されています。
そして、マルタ共和国を訪れたら「ゴゾ島」や「コミノ島」への観光も欠かせません。
ゴゾ島は2番目に大きい有人島で、マルタ島からフェリーで25分ほどの距離で、日帰りでもゴゾ島観光は可能です。ゴゾ島には、「要塞チタデル」や「タ・ピーヌ教会」などの建造物から、「ソルトパン」と呼ばれる塩田や、赤っぽい砂が綺麗な「ラムラ湾とカリプソの洞窟」などの自然にも触れられます
コミノ島には、近年話題になっている、ボートが浮かんで見える「ブルーラグーン」があります。マルタの海は高い透明度で知られていますが、特にコミノ島周辺の海は世界有数の透明度を誇ります。あまりの透明度の高さから、海面に浮かぶボートの影が水底に落ちて、ボートが浮かんでいるかのように見えるのです。
マルタ共和国は、美しい地中海から豊かな自然、そして歴史ある街並みなど見所が満載です。
ちなみに、マルタは小型犬のマルチーズの発祥地でもあり、“マルチーズ”の名はマルタに由来しています。
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イビサ島(スペイン)
スペインの「イビサ島」は、ハイクオリィティなクラブや泡パーティーが有名な音楽に溢れた陽気な島です。ナイトスポットが有名なので、世界一の“パーティー・アイランド”とも呼ばれています。
マドリードから飛行機で1時間ほどの距離にあり、世界各国の芸能人や有名スポーツ選手も数多く訪れる、海外では有名なリゾート地です。
イビサ島は島全体が世界遺産に登録されていて、美しい海やビーチなどの自然だけでなく、歴史的な街並みも魅力です。イビサ島の旧市街の高台に位置する「ダルト・ヴィラ」と呼ばれる城壁都市は見所で、頂上には「イビサ城」や教会があります。他にも、60年代にヒッピーマーケットでショッピングをしたり、世界一美しいと評判なサンセットを眺めたりと、楽しみ方も色々。
また、食事のクオリティも高く、サクサクのイカのフリットや海鮮パエリアなどの地中海料理はもちろん、ピンチョスを楽しめるバルもあります。ダイニングバーから世界で一番料金が高いと言われるレストランまで揃い、思う存分にスペイン料理を楽しむこともできます。
新旧さまざまな文化が融合するイビサ島では、エキサイティングなリゾートライフが過ごせること間違いなしです!
シャウエン(モロッコ)
北アフリカに位置しているモロッコは、西は大西洋、北は地中海に面していて、ジブラルタル海峡を渡ればスペインと、ヨーロッパとアラビアンな雰囲気漂うエキゾチックな国です。
モロッコには、迷宮都市「フェズ」や巨大市場もある「マラケシュ」、そして「サハラ砂漠」など数多くの観光名所がありますが、近年フォトジェニックな街として有名になってきているのが、青の街「シャウエン」です。
シャウエンはモロッコ北部のリフ山脈の奥深くにあり、決してアクセスの良い場所ではありませんが、美しい青のコントラストで染められた山間の青い街は「おとぎの国」や「青い宝石箱」と絶賛されるほどです。シャウエンでは家の壁も道の階段も水色から深い青色と多彩な青色で染められていますが、青い街になった理由は、青を神聖な色としているユダヤ教徒がシャウエンに住み着いた際に、家や道を青色に染めていったそうです。その後、ユダヤ人のほとんどがイスラエルへ移住していきましたが、青色に染める習慣だけは残ったと言われていますが諸説あります。
シャウエンはここ10年の間で旅人たちの間で絶景として知名度が上がり、今ではモロッコの旅では欠かせない観光名所の1つとなりました。
チュニス、シディ・ブ・サイド(チュニジア)
地中海に面したアフリカ大陸のチュニジアは、古くから地中海の交易の中心として栄えてきました。古代よりフェニキア、ローマ帝国、オスマン・トルコ帝国、フランスなどからの支配を受けてきたため、多様な文化を受け入れてきました。地中海に面している首都「チュニス」はそんな時代背景が濃縮されている場所でもあります。
チュニスの新市街には、フランス統治時代に建設された建物は多く、かつては“プチ・パリ”と呼ばれていた、チュニジア風アール・ヌーヴォーの街並みを楽しむことができます。一方の旧市街は、完全なイスラム文化の世界となっており、チュニスはまさに様々な顔をもつ都市です。
また、チュニスの近郊には“チュニジアで一番美しい街”のひとつとされている、チュニジアンブルーで彩られた街並みの「シディ・ブ・サイド」と呼ばれる街があります。シディ・ブ・サイドは観光地、高級別荘地として多くのチュニジア人の憧れの街となっており、地中海リゾートを存分に味わうこともできます。
1900年初頭、世界初の景観保護の政令により、無秩序な建物の建設が禁止されたため、白と青に統一された美しい街並みとなっています。
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死海(イスラエル)
地中海に面している国「イスラエル」。イスラエルの地中海に面している街の中には「カイザリア」と言う、ローマや十字軍の数多くの遺跡が残る美しい街があります。カイザリアの港からキリストの使徒パウロがローマへの宣教に旅立ったとしても有名です。そんなイスラエルは宗教的にかなり深い国でもありますが、宗教に関連すること以外にも多数見所があります。その中のひとつが「死海」です。
死海とは、イスラエルとヨルダンの国境にある細長い湖です。地中海には面していませんが、イスラエルで人気のある観光地です。人が浮き輪も使わずにプカプカと浮かんで、新聞や本を読んでいる光景は見たことのある人も多いと思います。そもそも死海で人が浮く理由は、海水と比べて約10倍もの濃さもある“塩分濃度”です。これによりほとんどの生物は生息できないため、「死海(Dead Sea)」という名が付きました。
そして、死海は高級ホテルも建ち並ぶリゾート地でもあります。死海の海水の主成分は、肌に優しく、赤ちゃんが触れても大丈夫な海水と言われています。また、水だけでなく、沿岸の泥も肌に良いとされていて、言わば“天然の泥パック”を無料で思う存分楽しめます。古代から人々の健康と美容に利用されてきた死海は、かのクレオパトラをも魅了したと言われており、1度は体験してみたいリラクゼーションスポットです。
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キプロス島(北キプロス・トルコ共和国|キプロス共和国)
地中海の東端、トルコの南に浮かぶ「キプロス島」は、ビーチと世界遺産にもなっている遺跡が点在するリゾート島です。ギリシャ神話では、女神アフロディーテ(ローマ神話ではヴィーナス)は、ギリシャより西風ゼヒュロスに吹かれキプロスの海岸近くに辿り着き、海水の泡の中から生まれ出たと言われています。
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そんなキプロス島は、四国の約半分しかない島国ですが、長い歴史の中でトルコ系とギリシャ系の住民が住むようになり、やがて島の内陸に位置する首都「ニコシア(レフコーシャ)」にグリーンラインと呼ばれる国境が作られ、北はトルコ系住民が多く住む「北キプロス・トルコ共和国」、南はギリシャ系住民が多く住む「キプロス共和国」に分かれました。
とは言っても、パスポートを持っていれば誰でも南北キプロスを自由に行き来でき、地元の人々も当たり前にパスポートを持って、南北を行き来し買い物などに出かけたりしています。1つの首都で2つの異なる国の街並みを見ることが出来るのは、このキプロス島が世界で唯一です。
ビーチだけでなく歴史ある遺跡にも触れ、そしてトルコ料理やギリシャ料理にも近いキプロス料理も楽しめるので、是非訪れてみたい地中海にある島のひとつです。
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一度は行ってみたい!おすすめの地中海クルーズ3選
広い地中海エリア。魅せてくれる美しさは様々で、願わくば数多くのスポットを訪れたいですよね!断崖絶壁という場所柄、各スポットへのアクセスはあまり良くないため、スポットを巡るクルーズ船のツアーが効率が良く人気です。美しい海に囲まれた船の上そのものが、もうバカンスであり、非日常を味わうことが出来ます。
クルーズ船の種類は複数あり、その時々で寄港する都市も変わってくるため、色々なコースを見比べてみるといいでしょう。人気のクルーズ船を3選ご紹介いたします。
ロイヤルカリビアンクルーズ
世界最大の客船を中心に26隻もの大型客船を保有する、世界最大規模のクルーズ会社。「ベストクルーズライン」を15年連続して受賞しており、船上には最先端の設備を誇る超大型客船です。とても華麗でバリエーション豊かなエンターテインメントを楽しむことが出来ます。
スペインやフランス・イタリアを中心とした西地中海へ寄港するコースが人気で、非日常を味わいたいハネムーナーやカップルに特におすすめしたいクルーズ船です。
日本総代理店 | 株式会社ミキ・ツーリスト |
住所 | 〒105-6905 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー5階 |
電話 | 050-1743-7496 (土・日・祝祭日・年末年始を除く平日9:30-18:00) |
公式サイト | https://www.royalcaribbean.jp/ |
コスタ・クルーズ
イタリア・ジェノヴァを本拠地とした、ヨーロッパで最大規模を誇るクルーズ会社です。地中海クルーズといえばコスタ・クルーズともいわれる名門です。イタリアらしい陽気な雰囲気を持ちながら優雅さも備えており、カップルやファミリー、女性同士の旅に人気があります。
地中海の中でもエーゲ海・アドリア海近辺のコースが人気です。リゾートアイランドと観光名所の都市にバランスよく寄港するコースがお勧め。
日本代理店 | 日本の契約旅行代理店各営業所またはオンラインで販売 |
公式サイト | https://www.costajapan.com/ |
MSCクルーズ
スイス・ジュネーヴを本拠地とした、世界2位を誇るクルーズ会社です。洗練されていながらカジュアルな雰囲気を持った客船を保有しており、日本人コーディネーターも多く乗船しているため、初心者にはおススメのクルーズ会社と言えます。
様々な航路があり、その時々で色々な寄港地を設定しているので、何度も乗船しても楽しめることが魅力です。
日本代理店 | 株式会社ICM |
住所 | 〒108-0072 東京都港区白金1-29-9-601 |
電話 | 03-6459-3978 |
公式サイト | https://www.msccruises.jp/jp-jp/Homepage.aspx |
地中海の特徴と魅力
地中海の海域
地中海とはそもそも大西洋の付属海のひとつで、陸に囲まれた内海になります。それが、ジプラルタル海峡で大西洋に、マルマラ海で黒海になど、海峡によって外海と繋がっています。また、地中海には独立した呼称をもつ海域がいくつも含まれています。そこで、地中海に数ある海域を紹介します。
- ジブラルタル海峡
- エーゲ海
- アドリア海
- アルボラン海
- バレアレス海(イベリア海)
- リグリア海
- ティレニア海
- イオニア海
- 黒海
- マルマラ海
- リオン湾
- メッシナ海峡
- ハイファ湾
- シチリア海峡
- コルシカ海峡
- ボニフッォシオ海峡
上記8つは、国際水路機関で地中海の下位にあたる海域として定義している海域になります。ですが、これ以外にも次のような海域に分けられることもあります。
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地中海沿岸地域で見られる白い壁の建物のヒミツ
地中海リゾートはフォトジェニックな場所として有名です。誰しも一度はリゾート雑誌や旅行サイトなどで、真っ白の建物と美しい青い海のコントラストの美しい風景を見たことがあるのではないでしょうか?
では、なぜこうした建物は白いのでしょう?理由はいくつかあります。
- 1.壁を塗る素材に石灰(漆喰)が使われている
地中海沿岸部では土に多くの石灰が含まれています。ギリシャでは特に安く手に入ったので、広く使われるようになったのですね。 - 2.壁を白くすることで建物の内部の温度が高温になるのを防ぐ
第2には、日差しがとにかく強いギリシャでは、壁を白くすることで建物の内部の温度が高温になるのを防ぐ必要があるということです。一帯の建物を白くすることで日差しが反射して、一定の効果を上げているようです。 - 3.雨水の殺菌のため
島では雨が少なく、生活用水として雨水を貯めて使うことが必須でした。落ちた雨は集約して殺菌しないとならなかった訳ですが、石灰の防水効果と殺菌効果により、貴重な雨水は水の集水通路に染み込むことなく、通りながら殺菌されていったということです。 - 4.美観保持のため
観光地として名高い一部の地域では、今では美観保持のために外装を白で統一する条例が定められています。
過去に疫病が流行った際には、白が衛生的であるとされたため街中で白が溢れたという話もあります。こうした資源や土地の事情が、結果的に島の景観を美しく、人々が憧れるものにしていったのです。
地中海の気候
地中海の気候は夏は温暖で乾燥しており、冬は涼しく比較的湿度が高いのが特徴です。いずれも極端な温度の変化がなく、穏やかで過ごしやすいのが魅力。夏場は雨もほとんど降らないので、リゾート地として最適なのです。こうした気候はブドウ、イチジク、オリーブ、柑橘系の果物などの栽培に適しており、地中海特有の食文化を生み出しました。
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地中海の歴史|どうやってできた?
地中海はジブラルタル海峡とのみ外洋でつながっています。つまり、この部分がなければ、孤立した海ということになります。実は遥か昔、地中海は外洋から切り離されていたとする説があり、研究が進んでいます。
研究によれば、約560万年前に大陸の移動によりジブラルタル海峡は閉じてしまい、地中海は孤立してしまったと言います。地中海南部はアフリカ大陸です。サハラ砂漠につながっていく乾燥地帯であるため、海水はどんどん蒸発して千年後頃には干上がってしまいました。見渡す限り干ばつした盆地であったそうです。
その後、約530万年前頃にジブラルタル海峡は再び決壊し、大西洋の海水が地中海に流れ込んだと言われています。その勢いは怒涛のようで、数か月から2年の間に地中海を埋め尽くしました。地中海の水位は、1日10メートル程度上がったともいわれています。まるで洪水のようなその海水は、地中海の底や沿岸をえぐり取り、生態系をことごとく壊滅させてしまいました。そのおかげで沿岸部は絶壁の多いエリアとなったとも言われます。
地中海は塩分濃度が高い
最初の蒸発で地中の塩分濃度が上がったため、今でも地中海の塩分濃度は他の海よりも高いです。また、地中海沿岸の各地には岩塩が出来ており、海底の地層とともに、地中海が干上がった歴史の研究を進めることに役立っているそうです。このような洪水は歴史上めったに起こることではなく、想像を絶する勢いであったと想像されます。今でも地殻は動き続けており、いずれまた違う地中海の形を成していくのかもしれませんね。
世界遺産にも登録された地中海料理とは?
料理の明確なジャンルとして確立されているわけではありませんが、イタリア料理、スペイン料理、トルコ料理、ギリシア料理など、地中海沿岸諸国の食習慣を指して『地中海食』と呼んでいます。食材や食べ物にとても特徴があり、近年とても注目を集めてきました。2010年には和食に先立って、イタリア、フランス、トルコ、モロッコ、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、キプロス、クロアチアの各国の世界無形文化遺産として地中海食が登録されました。
ちなみに、トルコ料理はその独自性と長い歴史から、世界三大料理の一つにも数えられています。
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長生きの秘訣!ダイエット効果も注目される地中海料理の特徴
地中海食が注目された要因として、沿岸地域諸国ではそれ以外のヨーロッパ各国と比べて血中コレステロール値が低く、動脈硬化による狭心症や心筋梗塞、脳血管障害などの冠動脈疾患が少ないという研究結果が報告されたことが挙げられます。その原因は食事にあるとされ、地中海食は健康管理に興味のある世界中の人々から、熱い視線を注がれることとなりました。
「地中海食」に対する厳密な定義はありませんが、下記のような特徴があります。
- 果物、野菜、パンなどの穀物食品、豆類、種実類といった、地域で生産された新鮮な旬の食材を使う植物性食品を豊富に摂取する
- 魚介類を適度に定期的に摂取する
- チーズやヨーグルトなどの乳製品は、少量を摂取する
- 卵の摂取量は週に4個未満にする
- 肉類は鶏肉を多めにし、牛肉や豚肉の摂取はごく少量
- 食事と一緒に適量の赤ワインを飲む
- ソーセージやハムなどの加工肉の摂取は最小限にとどめる
- お菓子などデザートの摂取は最小限にとどめる
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地中海食は、穀類、野菜・果物類、乳製品、魚介類、ワインをバランス良くとり、油脂分はオリーブオイルを中心として、肉類や卵はあまり摂取しません。ハーブやスパイスなどがたくさん使われ、レモンを絞ったり少量の塩で味付けるシンプルな調理法が多く見られます。何にでもオリーブオイルをかけるのも特徴です。
この食事法は、動脈硬化や認知症、がんなどの予防に効果があることがわかってきました。特にオリーブオイルやナッツ類には、中性脂肪やコレステロール値を下げる働きがあるという研究結果があります。こうした効果により、地中海食は健康寿命の延伸に効果があると考えられているのです。
地中海の豊かな恵みを味わおう!代表的な食材7選
地中海ではもちろん海の幸が豊富に手に入りますが、温暖で燦々と太陽が降り注ぐため、野菜も良く育ちます。地中海ならではの食材は、日本でよくみられる形状と違うものも多く、新たな発見があるでしょう!せっかく行くなら、ぜひ名物の食材を楽しみたいですね。オリーブオイル
地中海料理になくてはならないものがオリーブオイルです。沿岸の各国で生産されていますが、特にスペイン、イタリア、ギリシャ、トルコ産のものが人気があります。オリーブオイルに含まれるオレイン酸は悪玉コレステロール値を下げる効果があり、生活習慣病の予防や改善につながります。多くの地中海食に使われているオリーブオイルは、地中海食が健康食と呼ばれる大きな要因の一つとなっています。
一日1さじのオリーブオイル摂取を目指してみてはいかがでしょうか?
オリーブオイルの種類や利用方法、健康効果など徹底解説! | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
ワイン
地中海の温暖な気候と降雨量の少なさは、ブドウ栽培にとても適しています。ワインも各地で生産されていますが、中でもイタリア、フランス、スペインの生産量は世界のトップ3を占めています。
イタリアでは栽培されているブドウ品種が多く、幅広い味のワインが楽しめます。金額はピンキリですが、お手頃なものだと水より安いと言われるくらい安く手に入るのだとか。日常生活と切っても切れない存在なのですね。他にもトルコ、チュニジア、レバノンなどもワイン生産で有名です。
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タコ
タコは地中海全般でよく獲れ、広く食べられています。特にモロッコは世界で2位の生産量を誇ります。火を通したタコを食べることが一般的で、サラダや煮物、フライなどにして食べることが人気です。
たっぷりのオリーブオイルをかけて食べる地中海風サラダ、お酢やレモンとあわせたマリネ、タコのフライ、スペインなどではたっぷりにオリーブオイルと共に食するアヒージョなども人気です。
トマト
地中海の輝く太陽の光をふんだんにあびた地中海のトマトは、目にも鮮やかで思わず食欲をそそります。地中海沿岸ではサラダとしても食べますが、トマト煮込みやソースなど、あらゆる料理のベースとして使われることが多く、沿岸各国の料理に取り入れられています。
トルコが世界3位、他にもイタリアやスペインが世界10位以内の生産高を誇ります。
この3国では特に、トマト料理が豊富です!特にトルコでの消費量は圧倒的に高いです。やはり煮込みやソース、そして焼きトマトとして用いられることも多いようです。火を通したトマトは甘みが増し、料理にコクや深みを与えてくれているのです。
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イワシ
イワシは地中海ではよく獲れる魚の一つです。魚の中では比較的小ぶりなイワシは、一口サイズで手軽に食べることが出来る食材として広く好まれています。フライやオーブン焼き、マリネ、パスタなどでよく食べられています。缶詰にしたものもよく売られており、手軽に食べたりお料理に使用したりと、万能な食材として人気があります。
夏には白ワインなども合いますね!おつまみとしても最適な食材です。
ズッキーニ
みずみずしいズッキーニは色々な料理と相性が良く、料理に彩を加えてくれる野菜です。地中海エリアではグリルやオーブン料理、煮込み、パスタなどで用いられることが多く、特にイタリアやギリシャ料理ではズッキーニ料理がたくさん作られています。
トマトソースとの相性が特によく、煮込みには欠かせない食材です。温かくても冷たく冷やしてもおいしく、さっぱりでみずみずしい味わいが楽しめるでしょう。
ムール貝
地中海と言えばムール貝!というイメージを持っている方も多いのでは?イメージのとおり、ムール貝は地中海エリアで獲れる魚介類のなかで高い人気を誇っています。特に人気が高いのはスペイン!漁獲量も多く、パエリアやアヒージョなど様々な料理に用いられています。
他にもイタリアやフランスではパスタやワイン蒸し、前菜なども人気です。トルコではムール貝の貝殻に身ごろと共にピラフを詰める、珍しいB級グルメもあるのです。白ワインのお供に贅沢に味わいたいですね。
定番人気!おすすめ地中海料理5選
地中海エリアではぜひ試してほしい、外せない人気定番メニューをご紹介します!地中海サラダ
地中海風サラダは、とにかく具沢山で彩り豊かで華やかなおもてなしサラダです!地中海沿岸でよくとれる野菜や、サラダによく合う魚介類がふんだんに使われ、オリーブオイルとビネガー、塩コショウでシンプルに味付けされています。仕上げにレモンを絞るとよりさっぱりとした味わいに。
食材をゴロゴロと大きめにカットしてあるので、見た目も豪華でボリュームもたっぷりでしかもヘルシー!まずは食しておきたい一品です。
ブイヤベース
世界三大料理の一つフランス料理の代表的なスープです。地中海沿岸で獲れる魚介類をトマトやハーブ類で煮込む料理です。フランス・プロヴァンス地方の料理で、イメージとしてはトマト味の魚介の寄せ鍋といった感じです。
昔は漁師が余った魚介類を大量消費するために塩で煮ただけの料理でしたが、今ではトマトをスープのベースとした地元の名物料理として、沿岸の多くのレストランで提供されています。
魚介から出る出汁がとても味わい深く、地中海名産のトマトとよくマッチします。世界3大スープの一つとまで呼ばれるほどに時を経て洗練されたスープは、本当に絶品です。
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アヒージョ
ニンニクとオリーブオイル、唐辛子などで食材を煮込む料理をアヒージョと言います。スペイン料理の一つで、地中海沿岸地域では前菜として好まれています。「カスエラ」という陶器でできた丸い浅めの鍋を使用し、オリーブオイルとニンニクを具材として煮込みます。グツグツとなってしっかり火が通ったら食べごろです。具材としてはえびやムール貝、トマト、マッシュルームなどが人気で、ニンニクの香りが移ってなんとも食欲をそそります。
ムサカ
ギリシャやトルコで食べられている料理です。ナスとミートソースを重ねて焼き上げるラザニアのような料理です。ギリシャのものはホワイトソースも加えます。ナスのほかにもジャガイモやピーマン、トマトなどの地中海野菜を加えることもあります。
日本人にもとても親しみの持てる味で、好きな方が多いのではないでしょうか?
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アクアパッツァ
アクアパッツァは南イタリアの郷土料理の一つで、白身魚などの魚介をニンニクとオリーブオイルで焼き、アサリやトマトなどと共に水や白ワインで煮る漁師料理です。季節の旬の魚を楽しむことが出来ます。味付けは塩がメインでとてもシンプルであり、ブイヨンやコンソメなどはいれません。魚介の出汁がしっかりとした旨味を作り出します。