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トルコ出身・トルコで活躍!古代世界の知識人達

アナクシマンドロスをわかりやすく解説!無限の宇宙や地球に対する革新的思想


アナクシマンドロスは、タレスと同じくエーゲ海の港町ミレトスにて紀元前610年に生まれ、同地にて活躍したミレトス派の三哲人の一人で、タレスの生徒で後継者でもあります。

科学を主導し、宇宙を違う視点で調べた最初の人で、一般的に天文学の創始者と見なされており、地球上の宇宙論や哲学の体系的な見方を発展させた最初の哲学者でした。また、“アルケー”という言葉を哲学に用いた最初の人でもあります。

ミレトス
アナクシマンドロスは、万物の根源は不生不滅で永遠に運動する“無限(アペイロン)”であると唱えました。彼によれば、生まれることは一つにすることであり、死ぬことはすべての原理に戻ることであるとし、世界が知っている/知るはずの全ての存在は、無限の数になるであろうということです。

彼は、知覚された世界の外に、私たちの感覚では知覚できないほど曖昧な“無限”を持つ存在がいることを認めています。 アナクシマンドロスの“無限”により、プラトンのイデアへの道が開かれました。

アナクシマンドロスは紀元前546年ごろに64歳で生涯を終えたとされています。さまざまな領域で世界を合理的に説明しようとした彼の偉業に対する評価は当時から高く、後世の哲学者にも多大な影響を与えました。

アナクシマンドロスとは?

アナクシマンドロス
アナクシマンドロスの師で、ミレトス学派の創始者たるタレスは、それまでの古代ギリシャで一般的であった神話的な思考体系を脱して、科学的に世界を説明しようと試みたことから、「哲学の祖」と呼ばれます。

タレスは何した人?“哲学の祖”の功績や逸話、名言を紹介

タレスの弟子であるアナクシマンドロスは、そこからさらに一歩進んで、自然界すべてを統一的かつ合理的に説明しようとしました。また、タレス自身の著作は断片すら残っていない一方、アナクシマンドロスは世界で初めて世界地図や散文詩を書いたといわれており、科学的手法による自らの研究を記録として残した最初の哲学者と見られています。彼の著作は失われてしまったようですが、その思想は後世の学者に度々引用されています。

アナクシマンドロスは、天文学や地理学、幾何学など幅広い領域で活躍し、政治にも関与しました。アナクシマンドロスの弟子には、同じくミレトス三哲人のアナクシメネスや、数学者のピタゴラスがいます。


アナクシマンドロスが生まれたミレトスは貴重な遺跡として当時の息吹を感じることができる、トルコの人気観光スポットの一つになっています。

ミレトス遺跡|ミレトス学派を生んだ政治・文化の中心都市 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』

万物の根源(アルケー)は「無限(アペイロン)」

タレスは世界の創成要因を神以外に求め、存在の本質を探究しました。その結論として、タレスは世界を構成する第一原因は「水」だと主張しましたが、アナクシマンドロスはこれを否定し、無制限/無限/不定と定義される「アペイロン」という概念に基づく宇宙論を提唱しました。

根源的原理(アルケー)について、タレスは「水」、アナクシメネスは「空気」、クセノパネスは「土」、ヘラクレイトスは「火」と提唱しましたが、これら四元素は互いに対立して変化するためにいずれも基質とはなりえず、第一原因はこうした観察可能な世界を超えたものであると結論付けたのです。

アナクシマンドロスは、物事には起源と同時に必然的な破壊があり、「時間の定めに従って、互いの不正のために罰と報いを受ける」と記述しています。彼の考えの正確な意味は未だ議論されていますが、アペイロンは物質をまとめて形を作り、壊してまた作り変える創造的な力(エネルギー)および、そうした永遠の運動を想定していたと考えられます。

 
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天文学|地球と宇宙についての画期的な考察

アナクシマンドロス 地球
アナクシマンドロスは、地球は円筒形であると主張しました。何にも支えられず無限の中心に浮いている石の円柱の上面に人々は暮らしており、その周りを円形の海洋が取り囲んでいると考えたのです。

さらに、地球以外の星は炎で満たされた巨大な中空の円環で、地球の周りを月の円環が囲み、一番外側に太陽の円環があるとしました。それぞれの円環には穴が開いており、この穴を円環の火が照らすことで、太陽や月を観察できるという考えです。

アナクシマンドロスは、こうしたモデルをもとに世界で初めての天球儀を作ったといわれています。地球が宇宙に浮遊している、天体が回転・移動している、太陽や月は地球から離れた場所にある塊である、といった考察は、その後のギリシャ天文学発展の道を切り開く革新的な仕事でした。

元祖進化論?自然現象についての科学的理解

アナクシマンドロスは、「最初の生物は樹皮に包まれた湿気の中で生まれ、年月を重ねると乾燥したところに出てきて樹皮が破れ、短い間、別の種類の生活を送った」「人間は魚など他の生物から発生した。他の生物と違って人間は長い養育期間を必要とするため、常に現在のような状態であったら生存できなかっただろう」といったように、生物について進化論的な考えを持っていました。

また、アナクシマンドロスは、気象現象は神々の仕業ではなく、物理的な要因があると理解していました。例えば、
  • 雷は雲がぶつかり合う衝撃によって発生し、雷鳴の大きさは衝撃の大きさに比例する。
  • 海はかつて地球を包んでいた湿度の塊の名残である。
など、近代的な気象学に近い考えを持っていたのです。

史上初の世界地図の作成

アナクシマンドロス 世界地図
アナクシマンドロス以前にも、古代エジプトやバビロニアでは、安全な旅行や交通を可能にするための地図が作られていましたが、アナクシマンドロスは世界で初めて地球全体を描いた世界地図を作りました。

アナクシマンドロスは、地図の中心にエーゲ海を置き、その周りに地中海と黒海および川によって隔てられた3つの大陸を描きました。上がヨーロッパ、右下がアジア、左下がリビュア(アフリカ大陸)となっています。

内容には矛盾があるものの、この革新的な仕事は後世に多大な影響を与えました。偉大な旅行者として知られるミレトスのヘカテウスは、アナクシマンドロスの地図をもとにより正確な世界地図を描きました。また、『地理誌』で有名なストラボンは、アナクシマンドロスを世界初の地理学者として評価しています。

地理学者・哲学者・歴史学者のストラボン(土・英:Strabon)

 
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