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アヴァノス(カッパドキア)|伝統の陶芸と赤い川の街

トルコ・カッパドキア地方に位置するアヴァノス(Avanos)は、古くから陶芸で知られる風情あるエリアです。奇岩群やバルーンで有名なギョレメやウチヒサルとは一味違う、静かで文化的な時間を楽しめるのがアヴァノスの魅力。
他の観光地と比べて観光客がやや少なく、街の中心を流れるクズルウルマク川と伝統工芸が織りなす景色が、旅人の心を癒します。
目次
アヴァノスの場所・行き方
アヴァノスは、カッパドキア観光の中心となるギョレメから、車で15分ほどの位置にあります。ギョレメからは、アヴァノス行きのバスも出ています。
近くには、「妖精の煙突」で有名なパシャバー地区、ゼルヴェ野外博物館、「らくだ岩」があるデヴレントの谷などがあり、併せて観光するのがおすすめです。
アヴァノスの観光の見どころ
アヴァノスは、古代から代々受け継がれてきた陶芸で有名な街です。その歴史は古く、紀元前のヒッタイト文明にまでさかのぼるとされています。街の中心を流れるクズルウルマク川(Kızılırmak)はトルコ最長の川であり、その川底から採れる赤土(鉄分を多く含む)こそが、アヴァノスの陶芸の源です。
地元の職人たちは、粘性の高いこの土を伝統的な手法で成型し、手作業で絵付けして、器や壺、飾り皿などさまざまな作品を作り上げていきます。
街中には陶器専門店のほか、古代から現代までの作品が展示されている世界初の地下陶器博物館(Güray Museum)もあります。
アヴァノス市街は、オスマン様式の歴史的な建物が残る静かな住宅地エリアで、石畳の道が交差するノスタルジックな雰囲気が漂っています。観光地として整備されすぎていないところが魅力で、古き良きトルコの町並みを感じられます。
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アヴァノス陶器はお土産にもおすすめ
トルコの陶器といえば「キュタフヤ陶器」が知られていますが、アヴァノスの陶器はまた違った味わいがあり、観光のお土産としても人気です。美しい赤肌に植物や幾何学模様が描かれているデザインが特徴で、他では見られない色とりどりの可愛らしい陶器に目を奪われます。
お土産を買うなら、大型市場(Avanos Pazar)をのぞいてみるのもおすすめ。素朴な雰囲気を感じられる市場では、とれたての蜂蜜やナッツ、野菜、果物から、衣料品、地元で作られたオヤスカーフまで、さまざまな品が並びます。
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