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トルコ観光・ツアーブログ:トルコ発祥の神話「王様の耳はロバの耳」トルコにいらっしゃたら、その耳が長いかどうかぜひご自分の目で確かめてください。


 「王様の耳はロバの耳」の話はよく知られていますね。ふたりの神様、パンとアポロンが音楽のことでけんかをしています。パンは笛、アポロンはハープの名手。どちらも自分が一番と言って譲りません。

 そこでふたりは王様ミダス帝にどちらが上手か判定を求めます。ミダス帝が軍配を上げたのはパン。怒ったアポロンは「耳がよく聞こえないのだろう。耳を大きくしてやる」とミダス帝の耳をびゅーんと伸びたロバの耳にしてしまいます。


 さて、ミダス帝は長い耳が恥ずかしくて、帽子で隠します。だれにも見せられないと悩みましたが、長く伸びた髪をいつまでもそのままにしておけません。床屋を呼び「他人にもらしたら首をちょんぎるぞ」と脅して調髪してもらいます。


 ところが床屋は見たことを言いたくて仕方がありません。古井戸に向かって「王様の耳はロバの耳」と叫んでしまいます。その声が町中に響き渡り、みんなが知ることになるという話ですね。皆にロバの耳のことが知らえてしまうと、王様は『この大きな耳はみんなの意見をよく聞くためにある』と正直に話すことで、真実を言う勇気が必要であるという教訓と、また秘密を知った床屋を殺そうとしましたが、アポロンも自分を殺さなかったのだから、王様も床屋を許してあげます。アポロンはそれを見て、『お前のその寛大な心に感銘を受けた。お前の耳を元に戻してやろう』と王様の耳がもとに戻るという、人に対して寛大な心を持つという教訓を説いたおとぎ話となっています。私は子どものころ、この話を祖母から聞かされました。中には『自分が知ってる物語とは違う!』という人もいらっしゃるかと思いますが、イソップ物語は中世のヨーロッパで色々な時代を経て、その時代に合わせた教訓などを組み込まれて作り出されたものなので、色々な形の物語が出来上がっています。もとはギリシャ神話として伝わっていますが、発祥は実はトルコなのです。





紀元前12世紀から同7世紀にかけフリギア王国が栄えました。首都はアンカラから西へ約100キロのゴルディオンという町でした。そのフリギア王国のミダス王にまつわる伝説がギリシャに渡ったのです。フリギア王国はとても裕福な王国で、その王国を治めるミダス王も黄金を愛する王でした。そんなある日、酒と富の神であるディオニソスと師シレヌスがフリギア王国を旅をしている途中に、ミダス王のバラ園でシレヌスが迷子になってしまいます。ミダス王はディオニソスにシレヌスを無事届けると、ディオニソスはお礼にミダス王にどんな望みでも叶えてあげると提案します。黄金を愛するミダス王は『では自分が触れるものすべてを黄金に変えてほしい』といいます。ディオニソスはそれを叶え、ミダス王が触れるもの、全てを黄金に変えていきます。しかし食事を取りたくても、食べ物に触ると黄金に変わってしまい、このままでは、餓死してしまう。富よりも大切なもに気が付き、後悔したミダス王は、再度ディオニソスに頼みます。『もう、この望みを解いてくれ。望むものはこれではないことがわかった』と。優しいディオニソスはその願いを受け入れる。『パクトロス川に行って、そこで身体を清め、過ちを改めたまえ』と伝えました。それ以来、富を嫌い、自然を愛するようになり、農牧の神パンを崇拝するようになったと言われている。それで、パンに勝利を上げたのでしょう。身を清めたパクトロス川は、砂金がとれていた。


アンカラのアナトリア文明博物館にはゴルディオンで発掘されたミダス帝が収められています。トルコにいらっしゃたら、その耳が長いかどうかぜひご自分の目で確かめてください。

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