fbpx
チェック
したツアー
プライバシーマーク
日本旅行業協会

観光庁長官登録旅行業第1997号 
日本旅行業協会(JATA) 正会員
JATAボンド保証会員

トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

乙女の塔とは?イスタンブールの観光名所にまつわる悲しき伝説


乙女の塔(Kız Kulesi)は、トルコ最大の都市イスタンブールのアジア側にあるユスキュダル沿岸、ボスポラス海峡南端の小さな島の上に建つ塔です。ビザンツ時代からこの場所に灯台が建っており、オスマン帝国時代には見張り塔として使われていたといわれています。

ボスポラス海峡に入ってくる船舶にとっては目印ともなっているこの有名な乙女の塔には、ロマンチックな伝説がいくつか語り継がれています。

乙女の塔の観光情報・場所

ウスキュダル 乙女の塔 イスタンブール
乙女の塔は、ボスポラス海峡入口のサラジャク岬の向いの小島に建てられています。当時の趣を残した可愛らしい見た目が人気で、イスタンブールのランドマークの一つとして知られています。

天災によって何度も再建されていますが、現在でもかつての姿を残したまま復元され、内部はレストランに改装されています(※2023年1月現在、再度の復元作業により休業中)。

乙女の塔 イスタンブール
イスタンブールのアジア側からは、乙女の塔と旧市街の後方に沈む美しいサンセットを眺められます。

名称 乙女の塔(Kız Kulesi)
住所 Salacak, 34668 Üsküdar/İstanbul, トルコ
関連サイト https://kizkulesi.com/



イスタンブール
クリックボタン

乙女の塔の名前の由来は?塔にまつわる切ない伝説

乙女の塔 イスタンブール
乙女の塔については、いくつか言い伝えがありますが、最も有名なのは、ある国王と娘の物語です。

「王女が18歳の誕生日にヘビに噛まれて死ぬ」と占い師に警告された王様は、娘である王女を守るために塔を建てて彼女をそこに閉じ込めます。その間、王様は娘に会いに定期的に塔を訪れていましたが、18歳になる日にプレゼントとして持っていった果物を詰めたカゴの中に忍び込んでいた毒ヘビに噛まれ、予言通り娘は命を落としてしまいました。

この王女の悲劇から、“乙女”の塔と名付けられたといわれています。

イスタンブール観光 乙女の塔
また、別の逸話として、へーローとレアンドロスの物語があります。レアンドロスという青年が、塔に住むアフロディーテの巫女・へーローに恋をします。レアンドロスはへーローに会うために、塔に灯された光を道しるべとして海峡の対岸から毎晩泳いで塔に渡っていました。しかしある嵐の日、荒れた海を泳いでいたレアンドロスは波にさらわれて溺れ死んでしまい、悲しみにくれたへーローも海に身を投げ出してしまいました。

このへーローとレアンドロスの伝説は、もともとダーダネルス海峡に由来するギリシャ神話ですが、西欧の文献が誤って性質の似たボスポラス海峡に結び付けたといわれています。

ダーダネルス海峡の特徴と歴史を解説!世界最長の橋がかかる要衝

乙女の塔の近くにある地区・ユスキュダルとは?

チャムルジャの丘 ユスキュダル
乙女の塔の対岸にあるのは、イスタンブールのアジア側のウスキュダル(Üsküdar)という地区です。

古い木造家屋の並ぶ歴史ある地区で、ミマール・シナンが建てたオスマン建築の傑作の一つ「シェムスィー・パシャ・モスク(Şemsi Paşa Camii)」や、ナイチンゲールの病院として知られるセリミエ兵舎、著名人も埋葬されている大規模なカラジャ・アフメト墓地などがあります。

小高い位置にあるチャムルジャの丘からは、対岸にある旧市街やボスポラス海峡、プリンス諸島など、イスタンブールの美しい景色を眺められます。

イスタンブール観光全解説!絶対に行きたいおすすめスポット30選

乙女の塔はボスポラス海峡クルーズでも楽しめる

ボスポラス海峡クルーズ 乙女の塔 イスタンブール
雄大なボスポラス海峡と沿岸にあるイスタンブールの観光名所をまとめて楽しめるボスポラス海峡クルーズツアーでは、乙女の塔の近くも通過します。

ボスポラス海峡クルーズはイスタンブール観光で外せないアクティビティ!

観光客に人気のショートクルーズなら、エミノニュ桟橋から出発してヨーロッパ側沿いに第二ボスポラス大橋まで行った後、折り返してアジア側を南下します。第一ボスポラス大橋の下をくぐってウスキュダルを通過した後、左手の海上に建っているのが乙女の塔です。

イスタンブール
クリックボタン
Copyright © トルコ旅行(ツアー・観光)専門の人気ナンバーワン旅行会社
『ターキッシュエア&トラベル』, All rights reserved.