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トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

トルコ原産の「カンガール・ドッグ」は犬界最強!その理由は?


「カンガール・ドッグ」って聞いたことありますか?トルコ原産の犬種なのですが、日本ではあまり馴染みのない犬種なので知っている人は少ないと思います。このカンガール・ドッグですが、実は「最強の犬」として世界では知られています。
カンガール・ドッグは何をもって最強なのか?特徴から性格、そして最強の理由など、カンガール・ドッグについて詳しく、さらにはその他のトルコ原産の犬種やトルコのペット事情などについても解説します。

カンガール・ドッグの基本情報

カンガール

カンガール・ドッグ(英:Kangal Dog)

原産国:  トルコ
原産地:  スィヴァス(Sivas)県カンガル(Kangal)郡
愛称:   カラバッシュ、アナトリアン・シープドッグ
体高/体重: 85cm程度/60kg程度

カンガール・ドッグとは?

カンガール・ドッグとはトルコ原産の犬種で、古くから牧羊犬や軍用犬として活躍していました。“カンガール・ドッグ”という名は、原産地のカンガル郡から取って付けられました。
カンガール・ドッグは最近になってトルコ政府に国宝に指定され、記念切手も発行されるなどして、近年では世界的にも徐々に人気、知名度が上がってきています。

特徴

カンガール・ドッグは体重が60kg程度にもなる非常に大柄な犬種です。そして足が長く、体高は85cm前後になるので大きくてがっちりとした体つきをしています。そして、大型犬には珍しく俊敏性も備え持ち、走る速度は最高で時速50kmと言われています。
体格の良さ、俊敏性、持久力、闘争本能など強さに必要な要素を高次元でバランスよく備えた野生に近い犬種です。

毛色には、フォーン(金色がかった黄色)やブリンドル(虎毛)、牛乳色といったさまざまな色があり、毛質はショートコートになります。
「カラバシュ」という愛称を持っていますが、これは「黒い頭」を意味していて、マズルと耳が黒いのが特徴的です。

性格

カンガール・ドッグが古くから牧羊犬や軍用犬として活躍していたのは、勇敢な性格をしているからでした。それに加え、とても賢く、飼い主に忠実で、警戒心が強い性格も持ち合わせています。そのため、家畜に対しての保護本能が高いため家畜を野生の肉食獣から守ることができます。
その反面、穏やかな気質も備えているのでしっかりとしつけができていれば、子供たちや家族以外の人間にも友好的に接することができます。

寿命

カンガール
カンガール・ドッグの寿命は12年~15年程度とされています。大型犬の中では長命なことから、とても丈夫な犬種といえます。

カンガール・ドッグが“最強”の理由

カンガール・ドッグが古くから牧羊犬や軍用犬として活躍していましたが、トルコでカンガール・ドッグが家畜を守るのに相手にしていたのは、野生の熊や狼といった獰猛な肉食獣でした。
そして軍用犬としては過酷な戦場で生き抜く生命力が培われ、カンガール・ドッグは獰猛な動物にもひるまない勇敢さと攻撃力を身に着けていきました。

身体能力もとにかく高く、先にも説明したとおり走る速さは時速50kmにもなり、その脚力には4,5tトラックを牽引するパワーも持っています。
そして嚙む力も非常に強く、そのパワーは340kgにもおよぶとされています。これはライオンにも匹敵する力です。

この能力の高さは犬界の中では圧倒的で、全犬種と比較してもトップクラスの能力になります。
大柄なたくましい体格に身体能力の高さ、それに加え勇敢な性格を合わせ持つカンガール・ドッグ。これが、カンガール・ドッグが「犬界最強」と言われる理由です。

 
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ナミビアではチーターも守る?!

1990年代にはアフリカのナミビアにもカンガール・ドッグが輸出されました。ナミビアでは以前から家畜を襲うチーターを畜産業者は目の敵にしていました。家畜を守る役割を持って、カンガール・ドッグはトルコから来ました。以後、450匹が家畜の見張りに従事し、畜産業者の92%が有益と報告したとされています。
実際に、ある畜産業者では、カンガール・ドッグを見張りに付ける前は年間に60頭ほど襲われていたのに対し、見張りを付けた以降は5年間で1頭しか襲われていないという実例も上がっているそう。

また、ナミビアでは家畜を守るためにチーターを殺めるしかなく、年間約1000頭ものチーターが殺められていました。それにより1980年代にはナミビアのチーターは2500頭にまで減少してしまいます。しかし、カンガール・ドッグが来たことによって5000頭近くにまで増えました。
カンガール・ドッグはチーターを殺めることなく、吠えたり、追いかけたり、威嚇するなどして追い払っていました。そのため、カンガール・ドッグは家畜を守り、チーターを殺めることも無くしたため、チーターをも守ったと言われています。

カンガール・ドッグは飼える?

カンガール
トルコにおいて現在、国宝に指定されたカンガール・ドッグの繁殖は国で護られており、原産地のカンガル以外で飼育する場合にはきちんとした許可を取らなければ飼えないようになっています。
その上、カンガール・ドッグの気質からしっかりとした訓練としつけは必要で、その大きな体格から運動量も多く、仲間と一緒にいないとストレスがかかってしまうため、一般家庭でペットとして飼うのは難しいといえます。
現に、トルコ国内ではほとんどのカンガール・ドッグは作業犬として使役され、あまりペットとしては飼われていません。

カンガール・ドッグの値段

現地トルコではカンガール・ドッグは8~10万円ほどで取引されることが多いようです。
トルコの平均月収は5~10万円とされており、物価の安いトルコでカンガール・ドッグのこの金額は高価といえます。

日本で飼えるの?

現在、日本国内ではカンガール・ドッグの繁殖はされていないので入手は困難です。海外から輸入するという方法もありますが、トルコでは国宝に指定されていることから輸出ができないためアメリカからの輸入になると考えられます。しかし、手続きから運搬料などは複雑かつ高額となるのであまり現実的とはいえません。その上、家の中での飼育も行えないので、日本で飼うことは難しいです。

カンガルー・ドッグとは違うの?

カンガール
カンガール・ドッグの名前によく似た「カンガルー・ドッグ」という犬種がいますが、これは全く別の犬種になります。「カンガルー・ドッグ」はオーストラリア原産の獣猟犬で、カンガルーを最も多く狩る機会があったことからこの名が付いたとされています。現在では絶滅の危惧にさらされている希少な犬種です。

カンガール・ドッグの歴史

カンガール・ドッグの歴史は古く、1000年以上も前から存在していた犬種と言われています。しかし、“カンガール・ドッグ”という名が付けられたのは1960年代と実は割と最近でした。それまでは特に決まった犬種名を持たないマイナーな犬種でしたが、1960年代からのイギリスへの輸出がきっかけでメジャーになり、今の名が付けられました。

今の名前が付けられるずっと前からカンガール・ドッグは、牧羊犬や家畜の見張り・護身、軍用犬などとして使役していました。

トルコ原産の犬は他にも!

トルコにはカンガール・ドッグ以外にもトルコを原産とする犬種がいます。トルコ原産の犬種は、およそ6000年前から存在していた超古代犬種「ジョパン・コペギ」が分化することによって、トルコ中部のカンガール・ドッグとアナトリアン・シェパード・ドッグ、西部のアクバシュ、東部のカルス・ドッグが誕生したとされています。
日本では聞き慣れない犬種ばかりですが、これらの犬種についても簡単に説明していきます。

 
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アナトリアン・シェパード・ドッグ

「アナトリアン・シェパード・ドッグ(Anatolian Shepherd Dog)」は、トルコ中部のアナトリアで誕生した犬種です。名前もその名のとおり原産地のアナトリアから由来しています。シェパードは英語で「羊飼い」を意味し、昔から羊などの家畜を捕食者から守る犬種として活躍していました。現在でも牧場などで、羊やヤギを守る防衛犬として活躍しています。

体高は71~81cm、体重はメスで40~50kg、オスになると50~60kg後半と大柄な犬種になります。筋肉質で力強い体格が特徴です。性格は勇敢で落ち着きがあり、警戒心が強く、周りをよく観察しながら危険がないかを確認しています。そして頑固な一面も持っています。飼い主にはとても愛情深く、主人はもちろん、小さな子供や他のペットにも愛情が深く忠実な犬種です。

アクバシュ

アクバシュ
「アクバシュ(akbash)」も歴史が古く、1000年前には犬種として存在していたといいます。アクバシュという名前はトルコ語で「白い頭」を意味しているや、トルコ語で白鳥を意味する「アックシュ(Akkush)」からきているなど諸説あります。他の犬種同様、家畜の羊を守る防衛犬として活躍していました。

アクバシュは脚と尾が長いのと、がっしりした体格が特徴です。耳は垂れ耳で、毛色はホワイトのみとなっています。体高は70~81cm、体重はメ40kg~64kgと、アクバシュも大型犬の部類になります。
落ち着きがあり冷静な性格で、状況判断力に富んでいます。献身的で家族をとても愛する甘えん坊な一面もあります。家庭犬としても向いていますが、アクバシュは群れや家族への帰属意識がとても強く、家族と離れることをとても嫌がるため、留守番は苦手です。

カルス・ドッグ

「カルス・ドッグ(Kars Dog)」はトルコ北東部の都市カルス原産の犬種です。別名「ターキッシュ・シェパード・ドッグ(Turkish Shephrd Dog)」や「ワン・ドッグ(Van Dog)」とも呼ばれる、とても希少な大型の犬種です。
カルス・ドッグも護畜犬として古くから存在していますが、生い立ちに関してはほとんど謎に包まれていて、トルコ以外ではあまり知られていません。
カルス・ドッグは特別な訓練はせず、仔犬の時から羊と共に育てることによって愛着を沸かせて、何かあったら仲間(羊)を守るという意識を身に着けさせる教育がされています。これによって普段は大人しい性格ですが、仲間に危険が及ぶと感じた時には勇敢に戦います。
性格は忠実で大人しいのですが、警戒心が強く時に攻撃性が高まることから、家庭犬としての飼育は難しいとされています。

トルコのペット事情

カンガール
トルコでも日本ほどではありませんが家庭で犬や猫に鳥といった動物が飼われています。ただ、犬はイスラム教にとって不浄な存在とされているため、ムスリム(イスラム教徒)の多いトルコでは犬を飼うというのは少ないようです。

家庭でペットを飼う習慣があまりないトルコですが、注目したいのが路上で暮らす犬猫への接し方です。特にイスタンブールは「猫の楽園」とも呼ばれるほどで、これにはイスラム教の預言者ムハンマドが猫を大切にしていたという逸話が由縁になっていると考えられます。
もちろん猫に限らず犬も大切にされており、住民たちは路上の犬猫たちに餌を与えています。イスタンブールの街中にはペットボトルや缶、ビンなどを入れると犬猫の餌が出てくる給餌マシンも置かれています。

イスタンブールには約450人、24時間体制の保護部局があり、負傷した犬猫の情報が寄せられると職員が急行し専用施設で手当てを行います。専用施設では不妊手術も行います。手当後は飼い主を探しますが、見つからなかった場合は元の路上に戻します。これは慣れた土地の方が生きやすいであろうという考えのもとです。
また、トルコでは路上の犬にも積極的に狂犬病ワクチンの接種をするなどもしています。耳にタグが付いている犬はワクチン接種を受けた証です。

このようにトルコでは街ぐるみで路上の犬猫を守り、責任を持って動物に接しているのです。

トルコでは動物にも“権利”がある!

カンガール
トルコでは2004年に「動物愛護法(動物保護法)」が制定され、地方自治体に対して路上動物の保護が義務付けられました。
さらに2021年7月には動物愛護法の改正法案が可決され、「動物の権利法(Animal Rights Law)」と呼ばれる法律により動物は「商品・物」ではなく“生きている存在”として「権利」を有するようになりました。

これまで動物を虐待したり故意に殺した場合には罰金刑が課されていましたが、「動物の権利法」によりこれからは「犯罪者」として懲役刑が科されることになります。

イスタンブールの路上で暮らす犬猫を主役にした映画も!

イスタンブールは「猫の楽園」とも呼ばれるほど、路上には多くの猫がいます。2017年にはこのイスタンブールの猫たちとトルコの人々の心温まる交流を描いたトルコ映画「猫が教えてくれたこと(邦題)」が制作されました。
そして2020年には香港出身の映画監督Elizabeth Loによって、次は路上にいる犬たちを題材にしたドキュメンタリー映画「Stray」が制作されました。
日本では未公開ですが、もし機会があったら是非観てみてください。路上で暮らす犬たちの生活から、犬の目線でイスタンブールの街を覗くこともできますよ。

 
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