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トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

クリスマスはキリストの誕生日じゃない!本当の意味とツリーやリースの由来


クリスマスはキリスト教のイベントというのはほとんどの人が知っていると思います。そして、クリスマスは「イエス・キリストの誕生日!」、そう思ってお祝いを楽しむ人も多いのではないでしょうか?

なぜ12月25日がキリストの誕生日となってクリスマスになり、クリスマスツリーなどが飾られ、今のような年中行事となったのか。クリスマスの由来からクリスマスに関するさまざまなことを詳しく解説していきます。

クリスマスとは?本当の意味

キリストの誕生
クリスマスは、キリストの降誕を祝う日です。クリスマス(Christmas)という言葉は、「キリスト(Christ)」の「ミサ(Mass=祭礼)」という意味です。ギリシャ語のキリスト(Christ)の頭文字が「X」であることから「Xmas」と省略されることもありますが、キリスト教徒はこの表記を好まないこともあり、正式な文書では使われません。

クリスマスはキリスト教徒だけでなく、非キリスト教徒にとっても世界中で重要なイベントです。現在では宗教的な意味合いは薄くなり、文化的・商業的なお祭りごととしての認識が強く、ハロウィンやバレンタインデーなどのイベントと比べても莫大な経済効果があるイベントとなっています。

クリスマスはキリストの誕生日とされていますが、実は聖書にはキリストの生まれた日の記述はないため、12月25日はキリストの誕生日ではないのです。

クリスマスの由来・歴史

もともとクリスマスの12月25日はキリストの誕生を祝う日ではなく、帝国時代に広く信仰をされていた多神教パガニズムの「太陽神ミトラ」の誕生日でした。ローマ帝国では12月17日から24日の1週間が「農業神サトゥルン」を祝うお祭りとなっており、翌日の25日に太陽神ミトラの誕生日をお祝いしていました。

4世紀にコンスタンチヌス帝がローマ帝国の首都をコンスタンティノープル(イスタンブール)に移した際、それまで多かったパガニズムに代わりキリスト教徒が増えてきました。

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コンスタンチヌス帝は、パガン教徒とキリスト教徒の融和を図るために、12月25日を「キリストの誕生を記念する日」と定め、太陽神ミトラの誕生日と結び付けました。
そして、12月25日を両教徒で祝うことで国を安定させる政治的な配慮を行ったのです。

この12月25日を「キリストの誕生を記念する日」と定めたのは、325年におこなわれた「ニケーアの公会議」でした。ニケーアの会議とは、キリスト教の重要人物が集まってキリスト教に関する様々な問題を解決するための会議でした。ニケーアは会議をおこなった町の名前で、現在はトルコの「イズニック(Iznik)」という町になっています。

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クリスマスイブの意味

クリスマスは当日の12月25日だけでなく、前日の12月24日も含めて祝われるのが通例ですが、これはキリスト教の教会暦が前日の日没から始まるからです。旧約聖書の創世記にある「神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。夕べがあり、朝があった。第一の日である」という記述に由来しています。

また、イエス・キリストは夜に生まれたといわれており、クリスマスイブに夜半のミサが行われる伝統があります。クリスマスイブが「聖夜」と呼ばれ、「Silent Night, Holy Night(きよしこの夜)」という歌があるのも、キリストが夜に誕生したことを反映しているのです。

なぜクリスマスにはサンタクロースがプレゼントをくれるのか?

サンタクロース
クリスマスにはサンタクロースの存在も欠かせません。そのサンタクロースにはモデルとなった人物がいます。それは、4世紀頃に現在のトルコで実在していた「聖ニコラウス」という神父です。

サンタクロースが夜中にこっそりプレゼントを配るようになったのも、モデルとなった聖ニコラウスの逸話からきています。

聖ニコラウスは子供が大好きで、特に身寄りのない子供たちを助けていました。
ある日、身売りをしなくてはならない貧しい3姉妹の話しを聞きます。それを聞いて可哀そうに思った聖ニコラウスはその晩、3姉妹が暮らす家の煙突から3枚の金貨を投げ入れました。その金貨のおかげで3姉妹は身売りせずに幸せに暮らしました。

この時に投げた金貨が、暖炉の近くに置いてあった靴下の中に落ちたなどと言い伝えられ、現在の「夜中に家に入って靴下の中にプレゼントを入れる」という内容の伝承になっていきました。

もともとプレゼントを贈る日はクリスマスではなかった

聖ニコラウスの伝承に基づき、中世ヨーロッパでは聖ニコラウスが天に召された12月6日の前日に、聖ニコラウスに扮した大人が子どもにプレゼントを贈る風習が広まりました。その後、聖人崇拝を批判した宗教改革者によって、プレゼントを贈る日付がキリストの降誕日である12月25日のクリスマスに移動されます。

このとき、宗教改革者はプレゼントの贈り主もキリストであるとしましたが、これは一部地域でしか定着せず、古くから親しまれてきた聖ニコラウスの逸話から生まれたサンタクロースがクリスマスにプレゼントをくれる、という文化が広まったのです。

現代のサンタクロースのイメージを作ったのはコカ・コーラ社?!

サンタクロースのイメージ
私たちがイメージする現代のサンタクロースの姿が世界に広まっていたのには諸説ありますが、その中でも有力なのが「コカ・コーラ社」のPR広告と言われています。
1931年にコカ・コーラ社が宣伝のために、スウェーデン人画家にサンタクロースを描かせます。その際にコカ・コーラ社が指定したのは、赤と白を基調とするサンタクロースの姿でした。
というのも、その当時のサンタクロースは、服装の色は緑色や灰色など国や地域によってまちまちだったからです。

当時のコカ・コーラは、夏だけに飲む大人の飲み物だったため、冬に子供も飲める飲み物としてPRをおこなうためにサンタクロースを起用したのです。結果この販売戦力が功を奏して、非キリスト教の国も含む世界中に今のサンタクロースの姿が広がり定着していきました。

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クリスマスツリーを飾る理由

クリスマスツリー
クリスマスにクリスマスツリーも欠かせませんが、クリスマスにツリーを飾る習慣は、常葉樹のもみの木が横から見ると三角形に見えることから、“キリスト教の三位一体(神が頂点で子と精霊が底辺の両端)を表している”という考えが広がったためと言われています。この考えはドイツから始まり、イギリスやアメリカなど世界中に広がっていきました。

クリスマスツリーの飾り(オーナメント)の意味

クリスマスツリー
クリスマスツリーには様々なオーナメントを飾りますが、オーナメントはただの飾りではなく、それぞれにしっかりと意味があります。オーナメントそれぞれの意味も紹介していきます。

  • クリスマスカラー
    クリスマスには、3色の「赤」「白」「緑」のシンボルカラーがあります。この3色のクリスマスカラーそれぞれに意味があり、赤=十字架にかけられたキリストが流した血あるいは神の愛、白=雪や純潔、緑=繁栄や力強い生命力を表しています。
  • トップスター
    ツリーの頂点に飾る星トップスターは、キリストの誕生を知らせた「ベツヘレムの星」を表します。
  • オーナメントボール
    聖書に登場するアダムとイヴが最初に口にした「知恵の林檎」を表します。
  • 天使
    聖母マリアに受胎告知をした「大天使カブリエル」を表します。
  • クリスマスソックス
    サンタクロースのモデルになった「聖ニコラウス」の逸話からきています。
  • キャンディ・ケイン(杖の形のキャンディ)
    聖書では、キリスト=羊飼い、私たち=羊と例えられており、キリストを象徴する「羊飼いの杖」を表しています。
  • ヒイラギ
    ヒイラギのギザギザの葉はキリストのイバラの冠、赤い実はキリストの血、葉の緑は永遠の命を表しています。また、ヒイラギのギザギザの葉は魔除けの効果があるとされています。
  • 松ぼっくり
    豊穣、豊作の願いが込められています。北欧の「ユール」と呼ばれる冬至祭の儀式習慣が受け継がれたとも言われています。
  • ベル
    サンタクロースが通ると、微かにベルの音が鳴ることから、サンタクロースの姿を一目見ようと飾られるようになりました。

 
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クリスマスツリーはいつから飾るのがいいの?

クリスマスツリーを飾るのに、具体的にいつからという日にちの決まりはありません。
ただ、キリスト教では12月25日の4週前の日曜日からクリスマスイブの12月24日までを、キリストの降誕を待ち望む「アドベント (Advent)」期間としています。これに沿って、アドベントに入るとツリーを飾る準備を始めることが多い様ようです。

また、1~24もしくは1~25までの日付の窓やポケットが付いた「アドベントカレンダー」というのもあり、その日の窓やポケットを開けると、イラストやお菓子が入っていて、子供たちにとっては楽しみのひとつにもなっています。

クリスマスリースの起源は古代ローマ

クリスマスリース
クリスマスツリーと合わせて、玄関のドアにクリスマスリースを飾る人も多いと思います。実は、リースはキリスト教由来のものではなく、リースの起原は古代ローマ時代にまで遡ると言われています。

ローマ帝国時代に多神教パガニズムがおこなっていた、12月17日から1週間おこなわれる「農業神サトゥルン」を祝う祭りでは、1週間の祭り期間は、常緑樹の松に明かりを灯してドアにリースのよう飾り付けをしていました。

リースはローマ人によってお祭りやお祝い事で冠として身につけられており、また冠は太陽の象徴でもあったため、ローマ人にとっては特別なものでした。この祭りは農業が太陽と密接な関係があるとされていたため、リースを飾る習慣が生まれたと考えられます。

やがて、冬でも青々と茂った緑を思わせるリースは、「豊穣」や「繁栄」の願いが込められ、冬至や新年などのお祝い事にも使用されるようになり、パガニズムの習慣だった、ドアにリースを飾る習慣が現在のクリスマスにも残されました。

クリスマス料理の定番!七面鳥(ターキー)を食べる理由

クリスマスに七面鳥
17世紀頃に、ヨーロッパからアメリカに多くの人たちが移り住みました。ヨーロッパからの移民たちは気候などが異なる住み慣れない土地で収穫がうまくいかず十分な食料を獲ることができませんでした。

その結果、多くの人が飢餓で犠牲になってしまいましたが、アメリカ先住民が七面鳥などの食べ物を移住者に与えてくれたおかげで、生き延びることができました。

翌年、収穫に恵まれた移住者たちは感謝の気持ちを込めて先住民達を招待したのが感謝祭の始まりとされ、その際に七面鳥も出されました。その後、七面鳥は感謝祭の象徴として、結婚式などのお祝い日の定番料理となりました。

クリスマスのディナーに七面鳥を食べる風習は、世界中のクリスマスをお祝いする国で伝わりました。日本でもクリスマスをお祝いする習慣が定着していますが、日本ではクリスマスに七面鳥を食べることは一般的には普及をしていません。

その理由は、七面鳥が日本では手に入りにくかったことと、1970年の大阪万博のときに欧米のライフスタイルにあこがれが強かった日本人に、ケンタッキーフライドチキン社が「アメリカでは感謝際に七面鳥を食べます。日本ではアメリカのスタイルに習ってチキンを食べましょう」と大々的に広告を打ち出したことによるマーケティング効果であると言われています。

日本では感謝祭の風習はないため、アメリカでクリスマスに七面鳥を食べる習慣にならって、クリスマスにケンタッキー社のチキンを食べるという習慣が定着しました。

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世界のクリスマス事情やクリスマスケーキの違い

日本ではクリスマスにクリスマスケーキを食べますが、世界各国でもクリスマスに食べる伝統菓子があります。
数多くある国の中から代表的な、クリスマスに食べられている伝統菓子を紹介します。

ドイツ・オランダ|シュトーレン(Stollen)

シュトーレン
オランダではサンタクロースの原型となった聖ニコラウスに基づく神話的存在「シンタクラース」がクリスマスのアイコンです。一方ドイツでは、同じく聖ニコラウス由来の「ヴァイナハツマン」だけでなく、プロテスタントの間で広まった「クリストキント(クリスマスの天使)」がプレゼントを持ってきてくれます。ドイツはクリスマスマーケット発祥の地としても知られています。

ドイツとオランダでは伝統的に、ナッツや洋酒で漬けたドライフルーツが入った生地に、白い粉砂糖をたっぷりかけた、ドイツ生まれの伝統菓子「シュトーレン(Stollen)」をクリスマスに食べます。

司教にあてた「クリスマスの贈物」として、真っ白で細長い形をした見た目が、白いおくるみに包まれた幼子キリストのように見えることから献上品にふさわしいとなり、やがて「クリスマスのキリストパン」と呼ばれ今に至ります。ドイツではアドベントに少しずつスライスして食べる習慣があります。

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フランス|ブッシュ・ド・ノエル(bûche de Noël)

フランス語では、「ブッシュ=丸太」、「ノエル=クリスマス」、「ブッシュ・ド・ノエル(ビュッシュ・ド・ノエル)」は“クリスマスの木”を意味します。その名のとおり、基本的にクリスマスケーキとして食べられます。木の形になった理由には諸説ありますが、北欧の古い宗教慣習「ユール」に由来すると言われています。

フランスではサンタクロースのことを「Papa Noël(パパノエル)」または「Père Noël(ペールノエル)」、メリークリスマスは「Joyeux Noël!(ジョワイユ ノエル!)」と言います。

イタリア|パネットーネ(Panettone)

パネットーネ
イタリアでは、イタリア語で「大きいパン」という意味を持つ、ドライフルーツが入ったイタリアの伝統的菓子のひとつ「パネットーネ(Panettone)」を食べます。ミラノ銘菓にもなっており、アドベントになると各家庭で焼かれ、親族や友人に配る習慣があります。

パネットーネが誕生したのは3世紀頃と歴史は古く、今ではイタリアのクリスマスには欠かせない伝統菓子です。

イギリス|クリスマスプディング(Christmas pudding)

クリスマスプディング
クリスマスプディングは、中世のクリスマスに作られた濃厚なスープ、またはお肉や果物が入ったポリッジ(オートミール粥)が起原とされている、イギリスの伝統的なクリスマスケーキです。主な材料は、レーズンやサルタナなどの大量のドライフルーツ、パン粉、スエット(牛や羊の脂)、卵、ブランデーなどのアルコール、シナモンなどのスパイスとなっています。レシピは先祖代々から受け継がれており、各家庭で配合が異なるようです。

クリスマスプディングは、アドベントから作り始め、5~8時間かけて蒸し上げます。そして、1ヶ月ほど熟成させた後、クリスマス当日に再度2時間ほど蒸し直してから食べます。プディングと言っても、味や食感は日本人がイメージするプディング(プリン)とは全く違います。

イギリスではサンタクロース以前から冬至の時期に春の訪れを告げる妖精「ファーザー・クリスマス」という存在が知られていました。アメリカから広まった現在のサンタクロース像はオランダ由来のシンタクラースとイギリスのファーザー・クリスマスの影響を受けていると考えられています。

ファーザー・クリスマスの服の色は緑色として描かれることが多くありますが、アメリカのサンタクロースも赤い服が定着する以前は緑の服を着用しているケースがしばしば見られました。

また、イギリスはクリスマスカードやクリスマスキャロル(クリスマスに歌われる聖歌)発祥の国とも言われています。

オーストラリア・ニュージーランド|パブロバ(Pavlova)

パブロバ
パブロバ(Pavlova)は、焼いたメレンゲの上にホイップした生クリームとさまざまなフルーツをデコレーションした、オーストラリアとニュージーランドで食べられているお菓子です。パブロバの名は、1920年代にロシアの伝説的バレリーナ、アンナ・パヴロワが来たことに由来していると言われています。

パブロバはクリスマス時に限らず1年中食べられ、お祝いの席で食べられることが多いです。特によく食べられているのがクリスマスのため、クリスマスケーキとしても定着しています。

南半球に位置するオーストラリアやニュージーランドでは、12月25日のクリスマスは夏真っ盛り。サンタクロースもラフな格好でサーフボードや船に乗って登場したり、トナカイのひくソリではなくカンガルーに乗っていたりと、一般的なクリスマスとは一味違います。

日本のクリスマスはいつから定着した?

日本のクリスマス
日本最古のクリスマスは、1552年に宣教師コスメ・デ・トレースが山口県で日本人のキリスト教徒を招いておこなった降誕祭のミサと言われています。
しかしその後の江戸時代ではキリスト教が禁止されていたため、クリスマスが表舞台に出ることもありませんでした。
明治時代に入ってキリスト教が解禁されると、徐々に一般にもクリスマスが広がっていくようになり、1888年(明治21年)頃には、クリスマスカードなどのクリスマス用品が日本に輸入されるようになりました。

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大正時代になるとすっかり、クリスマスプレゼントの習慣は人々の生活の中に根付いていました。

そして、大正天皇が1926年12月25日に崩御したことによって毎年12月25日が祝日となり、このことから一気にクリスマスが広まっていたと言われています。
1948年(昭和23年)の法改正により12月25日は祝日ではなくなりますが、その頃にはもうクリスマスは定着しており、以降は日本の年中行事として盛大に行われるようになっていきました。

日本のサンタクロースは「三太九郎」

日本初のサンタクロース
日本でサンタクロースの存在が広まったのは、クリスマスと同じ明治時代になります。
日本で初めてサンタクロースの姿が描かれたのは1900年(明治33年)、ただし名前はサンタクロースではなく「北國の老爺 三太九郎」でした。

この年に発行された子供向け教材「さんたくろう」で三太九郎として、日本の物語に初めてサンタクロースが登場しましたが、今のような赤い帽子に赤い服を着たサンタクロースのイメージとは異なる姿でした。
現代のイメージに近いサンタクロースの姿は、大正時代に入ってから盛んに描かれるようになっていきました。

日本のクリスマスケーキ

日本のクリスマスケーキ
日本のクリスマスケーキの歴史は明治に遡ります。日本で初めてクリスマスケーキが販売されたのは明治43年(1910年)、ペコちゃんでお馴染みの「不二家」からでした。この年は不二家創業の年でもありました。
当時のクリスマスケーキは今のようなショートケーキなどではなく、ベースはドライフルーツと洋酒をたっぷり使って焼き上げたフルーツケーキになっており、その上に砂糖の衣をかけて、飾り付けはアラザン(銀のつぶ状の製菓)のみといったものでした。これが日本の“元祖クリスマスケーキ”です。

不二家は横浜・元町で創業しましたが、その横浜は外国船が数多く寄港する場所で、ケーキの作り方は外国人のシェフなどに頼み込んで教えてもらったようです。
この頃はまだハウス栽培が進んでおらず冬はイチゴが使えなかったため、今あるようなショートケーキの誕生はまだ先となります。

大正11年(1922年)、不二家がデコレーションケーキの販売も始めます。しかし、当時はまだケーキは日本人にとって馴染みがない食べ物であったのと、冷蔵庫も無かったため、生クリームのような常温で保存できない食材を扱っているケーキはなかなか浸透していきませんでした。
また、ケーキは高価な食べ物であったため富裕層への人気は集まるも、一般庶民には縁遠い食べ物でした。

しかし、不二家が“クリスマスにケーキを食べる”という謳い文句を打ち出し、積極的に販売をおこなったことで少しずつ日本にもケーキ文化が広がっていきます。そして戦後になると、冷蔵庫の普及によって一般庶民にもケーキ浸透していき、クリスマスにはケーキを買って帰ることも当たり前になっていきました。
ちなみに、ショートケーキは日本独自のもので、海外にはないケーキなんですよ。

トルコのクリスマス事情

トルコのクリスマス
国民の90%以上がイスラム教徒のトルコですが、クリスマスは全く関係ないと言うわけではありません。もちろん12月25日に国をあげて特別なお祝いをすることはありませんが、トルコでは大晦日や新年と合わせてクリスマスを楽しんでいます。

12月ぐらいからショッピングモールなどの街中でクリスマスツリーやオブジェの飾り付けがされ、特にイスタンブールの新市街ではイルミネーションやデコレーションを楽しむことができます。

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イルミネーション
日本では12月24日や25日に特別なディナーをして恋人や家族と過ごすことが定着をしていますが、トルコではクリスマスの特別なディナーはなく、またクリスマス休暇もないため、通常通りお店などは営業を行っています。

トルコは大晦日と新年のお祝いを盛大に行うためパーティーやプレゼント交換などは大晦日から新年にかけて行われます。そのためクリスマスのデコレーションをそのまま新年まで使うのが一般的です。日本のようにクリスマスが終わるとすぐにお正月の飾り付けに変更をされるということはありません。

ちなみにトルコはイスラム教徒が多いため、クリスマスを大々的にお祝いをする習慣はなく、クリスマスに七面鳥やケンタッキー社のチキンを食べる習慣はありません。トルコでは大みそかに新年のお祝いとして七面鳥のローストが出されることが一般的となっています。

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ヨーロッパの多くの国ではクリスマス休暇があり、お店が閉まっていたり、営業時間が短縮されたりして旅行や観光などに不便になる場合もあります。トルコではクリスマスの時期に特別なイルミネーションを楽しみながら通常通り観光やお買い物や食事を楽しむことができますので、この時期にトルコ旅行を計画されてはいかがでしょうか。

 
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