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イスタンブール考古学博物館の見どころは?観光情報や行き方を徹底解説


イスタンブール考古学博物館群 (İstanbul Arkeoloji Müzeleri)とは?

イスタンブール 考古学博物館
イスタンブール考古学博物館群 (İstanbul Arkeoloji Müzeleri/イスタンブル・アルケオロジ・ミュゼレリ)は、トプカプ宮殿の第一の庭にある、古代オリエント博物館、考古学博物館、チニリ・キョシュク(陶器タイル博物館)の3つの建物の総称です。

この3つの博物館には、なんと6万点の考古学的出土品、76万枚のコイン、7万5千枚の粘土版等計100万点以上が収蔵されているのです。これほど豊かなコレクションはトルコ国内最大であり、世界中にも数えるほどしかありません。

古代から歴史の中心舞台となり、東西文明の十字路であるトルコ。かつてのオスマン帝国は中近東、いわゆるメソポタミア地域から北アフリカ、バルカン半島まで及ぶ大帝国でした。その力で全国土から収集した歴史的遺物が膨大な数であることはご想像頂けるかと思います。

イスタンブール考古学博物館の何がすごいかと言うと、博物館群の入口に入るまでの石畳の道の左右はもちろん、入り口から入ってからも敷地内の至る所に数百年前・数千年前の遺物が野晒しでゴロゴロと無造作に放置?野外展示?されている点です。

どこを掘っても遺物が出るので発掘物が多すぎて保管しきれないのか、あまり重要でない物なのかわかりませんが、日本人の私達からするとあり得ない!と驚いてしまう光景です。でも、この緩さがトルコらしく、大らかで面白い所でもあります。

考古学・古代史・歴史好きにはたまらない数千年に及ぶコレクションが数多くある博物館ですので、世界史で聞いた事、何かの本で見たことがある遺物の実物を是非この博物館でご覧になってください。

イスタンブール考古学博物館の見どころ

  • アレクサンドロス王の石棺
  • 嘆く女たちの石棺
  • シドン王タブニトの石棺
  • リュキアの石棺
  • サトラッブの石棺
  • カデシュ講和条約の粘土板
  • アナトリアの3つの大理石都市(エフェソス、ミレトゥス、アフロディシアス)の彫刻
  • トロイの居住跡からの出土品
  • フィリギア文明の墓地からの出土品

中でも有名なのは、アレクサンドロス王の石棺と、世界最古の平和条約といわれるカデシュ講和条約の粘土板でしょう。これ以外にも貴重な歴史的遺物が多数展示されています。

イスタンブール考古学博物館群入場観光情報

イスタンブール考古学博物館 マップ 地図
イスタンブール考古学博物館の入場チケットは、入り口近くにあるチケットオフィスで購入可能です。公式サイトではeチケットも販売されています。

また、トルコ国内の300以上の美術館・遺跡に入場できるMuseum Pass Türkiye(有効期間15日・550TL)と、イスタンブールにある13の美術館に入場できるMuseum Pass Istanbul(有効期間5日・325TL)という2つのミュージアムパスも利用可能です。

名称 イスタンブール考古学博物館群 (İstanbul Arkeoloji Müzeleri)
住所 Alemdar Caddesi,Osman Hamdi Bey Yokuşu,Gülhane
旧市街スルタンアフメット地区。
アクセス Tramvay(トラム)のスルタンアフメット駅より徒歩8分、ギュルハーネ駅から徒歩5分。
開館時間 夏季(4/1~10/31) 09:00~17:30 *最終入場時間 16:30
冬季(11/1~3/31) 09:00~17:00 *最終入場時間 16:00
*砂糖祭り及び犠牲祭初日は13:00より開館
定休日 月曜日
入場料 50 TL (考古学博物館・古代オリエント博物館・陶器タイル博物館の3館共通チケット)
所要時間 1時間半~2時間
服装 特に規定無し
写真撮影 可能。ただしフラッシュ不可。
公式サイト https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=IAR01&DistId=IAR

イスタンブール考古学博物館への行き方・アクセス



イスタンブール考古学博物館は、トプカプ宮殿の第一の庭に位置しています。Tramvay(トラム)のスルタンアフメット駅より徒歩8分、ギュルハーネ駅から徒歩5分です。

アヤソフィアの裏側に位置しており、トラム側のギュルハーネ公園正面入口より入り右斜め前の道を進んだ奥にあります。

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イスタンブール考古学博物館 (İSTANBUL ARKEOLOJİ MÜZESİ)

イスタンブール考古学博物館
もともと、オスマン帝国時代に収集された考古学的遺物・文化遺産はトプカプ宮殿とアヤソフィアの間にあるアヤ・イリニ教会に保管されていましたが、保管しきれなくなってしまったため、1472年に第7代皇帝メフメト2世によって建てられた最初の夏用の亭「チニリ・キョシュク」(現・陶器タイル博物館の建物)に遺物を移して1869年に博物館にしたのが、イスタンブール考古学博物館 (İSTANBUL ARKEOLOJİ MÜZESİ/イスタンブル・アルケオロジ・ミュゼスィ)の原型となりました。

その後、皇帝の帝国博物館設立の勅令により、オスマン帝国末期の名高い画家でもあり考古学者のオスマン・ハムディ・ベイが博物館長に任命され、1881年にスランス人オスマン建築家Alexandre Vallaury(アレクサンドル・ヴァロリー)の設計の元、現在の考古学博物館の本館の建設が開始されました。ちなみにアガサクリスティーで有名なペラパレスを設計したのもこの建築家アレクサンドル・ヴァロリーです。

1891年に完成し、帝国博物館として一般公開されたイスタンブール考古学博物館は、拡大・改装の後、創立百周年記念日の1991年6月13日に、再び一般に公開されました。

イスタンブール考古学博物館
館内に入ると正面には、巨大な恐ろしい古代エジプトの守護神ベス神像が迎えてくれます。まず、右側のホールには、「古典期の彫刻」が展示されています。

アナトリア出土のアルカイック期からローマ末期までのユ二ークな彫刻が「古代の墓石とレリーフ」、「アナトリアのぺルシャ支配期の遺物」、「ケナン・エミル・ホール(アフロディシアス出土品)」、「アナトリアの3つの大理石都市(エフェソス、ミレトゥス、アフロディシアス)」、「ヘレニズム期とヘレニズム影響下のローマ彫刻」、「ローマの人物像」、「ローマ帝政期の彫刻」と各々展示されています。

入口左手の土産物や書籍の売り場を過ぎると、博物館の創立者オスマン・ハムディを記念したホールがあり、どのように発掘したかや彼の所持品が、その奥にはオスマン・ハムディ自身が行ったシドン(現レバノン第3の都市サイダ)の王墓発掘中の出土品が展示されています。

 
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10th year

最初のホールに並んだ3つの石棺の最初は、シドンの王タブニトのものです。ユ二ークなリュキアの石棺とサトラッブの石棺も見られます。つづいて世界的に有名な「アレクサンドロス王の石棺」と「嘆く女たちの石棺」が堂々と展示されております。

ともにシドンの王墓の発掘中に発見されたもので、紀元前4世紀に遡る立派な彫刻がされた石棺です。アレクサンドロス王の石棺の側面には、狩猟の場面とギリシア人とペルシア人の戦争の場面を描いた巧妙なレリーフが。

別館(分館)の一階は「古典期のアナトリアの建築」、2階は「全時代を通じたイスタンブール」というタイトルで展示されている様々な建築物の断片が見られます。

3階には「全時代を通じたアナトリアとトロイ」というタイトルで、アナトリアの石器時代、初期、中期、後期青銅器時代、鉄器時代、フィリギア文明に属する小さな考古学的出土品が展示さており、このホールの一部分は、トロイの出土品に割かれていて、第1から第IXの居住跡から発見された遺物が別々のケースに陳列されています。またこの階では、フィリギア文明の墓地からの出土品や、様々な日用品も展示されています。

4階には「アナトリアと隣接地域の諸文明」というタイトルで、キプロス、パレスチナ、シリアの出土品が年代順に展示されています。

※2020年10月現在、考古学博物館は新館(別館)修復中の為、旧館1階のみ公開しております。

古代オリエント博物館 (ESKİ ŞARK ESERLERİ MÜZESİ)

古代オリエント博物館
イスタンブール考古学博物館群の入口より入ってすぐ左にある建物は、1883年オスマン・ハムディ・ベイによって美術学校として建てられました。現在は主に近東、中東の文化の遺物を展示するための独立のセクションとして公開され、古代オリエント博物館 (ESKİ ŞARK ESERLERİ MÜZESİ/エスキ・シャルク・エセルレリ・ミュゼスィ)となっております。古代東方博物館とも呼ばれます。

博物館の入口にある2体の巨大な玄武岩製のライオンは後期ヒッタイト時代のもの。一階のサロンには、トゥルグット・メネメンジオール寄贈のガラス製品が展示されています。

二階のサロンの展示品は、第一次世界大戦以前にオスマン朝支配下にあった各地から集められた遺物の数々です。シュメール、エジプト、イスラーム以前のアラビア半島の遺物のほか、アッカド、アッシリア、バビロニア文化の貴重な遺品も展示されており、アナトリア文明のヒッタイト(ハッティ)とウラルトゥの遺品も博物館の重要なコレクションとなっております。

このような古代オリエント文明の豊かな遺産がここで一堂に展示されているのは、大変興味深く本当に歴史の宝庫のようです。

世界最古の国際講和条約の粘土板は必見!


中でも一番と言って良いほど注目して頂きたい大変貴重な展示物は、ヒッタイト王国の王ムワタリ率いるヒッタイト軍とエジプト新王国第19王朝ファラオ・ラムセス2世率いるエジプト軍が紀元前1286年頃現シリア西部のオロンテス河畔カデシュで戦った(カデシュの戦い)後、紀元前1269年頃にヒッタイト王ハットゥシリ3世とラムセス2世の間で結ばれた史上最古の国際講和条約の粘土板です。

今から約3300年前のこの条約は相互軍事援助、相互の領土不可侵、逃走・亡命者の返却及び免責等18条からなっており、当時の交際公用語のアッカド語で銀板に書かれそれを両国持ち帰り、其々の言語で記録されたと言われており、同内容がエジプトのルクソールにあるカルナック神殿のラムセス2世葬祭殿にヒエログリフで碑文が彫られて現存しております。

ヒッタイトの首都ハットゥシャシュ(現中央アナトリアのボアズカレ)を発掘していたドイツ人考古学者のヴィンクラーが1906年に発見したこの和平条約の粘土板ですが、ヴィンクラーが粘土板を発見した際、カルナック神殿の碑文と同文であることが解り、ここがヒッタイトの首都と確定できたとのことです。この点でもこの粘土板は世界的大発掘と言えるかもしれません。

この考古学博物館に展示されているカデシュ講和条約の粘土板は、世界和平の最古の条約であることから、実はレプリカがニューヨークの国連本部ビルにも掲げられています。なかなか貴重な遺物ですので、お見逃しなくじっくりとご覧ください。

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陶器タイル博物館 (ÇİNİLİ KÖŞKÜ)

チニリ・キョシュク(タイル張りの亭)
陶器タイル博物館 (ÇİNİLİ KÖŞKÜ/チニリ・キョシュク)は、1472年に第7代皇帝メフメト2世によって建てられた最初の夏用の亭。円柱とアーチで飾られた前廊付の正面、入口の間(イーワーン)、タイルによる壁の装飾は、セルジューク朝建築の影響下にあった初期オスマン朝建築の特徴を示しています。

入口の控えの間は、タイルを切り抜いてつくった多色の長い碑文で飾られています。中央のドームのある部屋は、アーチ型の局面天井のついた部屋に取り囲まれており、各部屋には12世紀からセルジューク朝とオスマン朝にかけての陶器とタイルが、年代別に展示され、名高い16世紀のイズニック製の美しいタイルが、博物館の最も見事なコレクションとなっております。

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歴史の宝庫のようなこの考古学博物館群にぜひ足を運んで、歴史の息吹を感じてみて下さい。

イスタンブール考古学博物館周辺にあるおすすめ観光スポット

イスタンブール考古学博物館は、イスタンブールの観光名所が密集する旧市街スルタンアフメット地区に位置しています。

  • トプカプ宮殿
  • ブルーモスク(スルタンアフメト・モスク)
  • アヤソフィア
  • イスタンブール地下宮殿(バシリカ・シスタン)

など、世界遺産に登録されているイスタンブールにおける見どころが近くにあり、同じ日にまとめて観光することも可能です。ぜひ、効率的に回れるスケジュールを組んで、イスタンブール旅行を満喫してください。

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