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トルコ地中海・エーゲ海リゾート観光ガイド

ボドルム(ハリカルナソス)


現在のボドルム、古代のハリカルナソスはボドルム湾の北岸に位置し、岬である港の東側に立つ15世紀の聖ペテロ城はここのシンボルとして有名である。「ボドルムは劇場の様な円形プランにて建設されている」とはローマの建築家(紀元前1世紀)の言葉であるが、オーケストラボックスに似た円形の湾とその後方に観客席の様に傾斜をもって続く土地の様子を見れば、古い建築家の言葉にもうなずけようと言うものである。

ボドルム
トルコの南西端に位置するボドルムは、かつて古代地中海交易の拠点として、また中世には十字軍の要塞都市として繁栄した、青い海と白い家々が広がり、絶景の景色が楽しめるトルコ随一のリゾート地です。

日本人にはそれほど知名度がありませんが、欧米各国から夏場になるとこの青い海を求めて観光客が集まり、ヨットハーバーには大型のクルーザーやヨットが停泊し、リゾートの雰囲気も満点セレブな雰囲気が魅力です。

ホテルも町中心にはプチホテルが集まり、有名大型チェーンホテルは広大な敷地を所有し、リゾートの名にふさわしい立地とそれぞれ特色のあるホテル展開となっています。

ボドルムはリゾート地として有名ですが、昔から残る遺跡観光も楽しめるのも魅力のひとつ。紀元前4世紀頃に栄えたカリア王国のマウソロス王とその妻、アルテミシア王妃の墓と言われるマウソロス廟は世界七不思議として知られています。現存されているのはその跡地だけですが、丘の上には当時から残る古代劇場が割としっかりした形で残っています。

一方、海沿いのボドルム城には海底考古学博物館(沈没船博物館)があります。この博物館はかなり充実した遺跡が揃っていて見どころたっぷりです。ここの建設には、マウソロス廟の石材が利用されたと言われています。

この他、にもディディマ遺跡、ミレトス遺跡、プリエネ遺跡など近郊には日帰りで行ける遺跡群もあり、ボドルムは遺跡好きにも楽しめるリゾート地です。

ボドルム
またレストランも多く、地中海に面しているので新鮮なシーフードなど食も楽しめるのが魅力。夏には大小さまざまなバーやクラブもオープンするなど、ナイトスポットも充実している。

また、道に並ぶ小さな店には各種皮製品や天然の海綿、青いガラスのビーズが掘り出し物と共に売られており、柔らかい綿を使った地元の衣服、キリムや絨毯、サンダル、刺繍を売るブティックも軒を連ねている。

ボドルムの歴史

ボドルムは古代のハリカルナッソスとしてもよく知られている。ハリカルナッソス出身の古代の歴史家ヘロドトスによるとドーリア人が造った町だという。紀元前6世紀にはペルシァの過酷な支配に対し他の都市と同盟して反乱に立ち上がったこともあったがこの町の最盛期は紀元前4世紀半ば、カリアを支配したマウソレスの治下だった。

王の死後、跡を継いだ王妃は古代世界の七不思議の一つに数えられるほど立派な陵墓を建設した。王妃アルテミシアはさらにロードス島の攻撃を退け気丈なところを見せている。しかし後にアレクサンダーに攻撃されて以来、ハリカルナッソスは次第に衰退していった。

ボドルムは1523年にトルコに征服されている。

 
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世界七不思議の一つ マウソレウム

19世紀中期にイギリスの学者がハリカルナッソスの発掘を始め、様々な彫刻や浮き彫りの破片など出土品のほとんどをイギリスヘ持ち帰ったため、歴史家プリニーが驚嘆して記録したマウソレスの廟、マウソレウムも今はその名残もない。

夫の廟の建設にあたり王妃アルテミシアは、プリエネのアテナ神殿を設計した高名な建築家ピテオスに依頼した。彫刻や浮き彫りもスコパス、ブリヤクシス、ティモテウス、レオカレスなど当時一流の芸術家が腕を競った。

242×105mの長方形の廟は高い基盤の上にピラミッド形の屋根を支える36本の柱に包囲されて建っていた。頂上にはマウソロスとアルテミシアを乗せた4頭の馬にひかれるシャリオットが置かれ、全体で42mの高さがあったと言う。霊廟の装飾に使用された浮き彫りは;
a)アマゾン族とギリシアの戦い。 
b)ケンタウロスの戦い。 
c)リャリオット競争の模様等を表現しており、此れ等の浮き彫りの内12片は現在ロンドンの大英博物館に運ばれている。

この素晴らしい廟は12世紀までほとんど完全な形で残っていたがしだいに崩れ始め、14世紀には地震の被害に遭いさらに港の要塞の建材として利用されてついにはその形を失ってしまったのだった。

ボドルムの港に絵画的効果を与えている海中の要塞は通称聖ペテロの城と呼ばれていますが15世紀にホスピタル騎士団がマウソレウムの石材をふんだんに使って建設したものだった。
ボドルムの海洋博物館にも最近出土したマウソレウムのフリーズの一部などが展示されている。

ボドルム城〔聖ペテロ城〕

ボドルム
かつて離れ島であった半島の上に15世紀の建築物である。第1回の調査はドイツの建築家によって実施され、城は最終的に家屋に包囲され(1480~1500年)トルコ人によって流罪の刑の獄として使用されていた事がわかっている。

今日では青銅器時代から中世までの品々を集めた海底考古学博物館となっている。この博物館のメインは海底から引き上げられた多数の壷などで紀元前13~8世紀頃のものとされている。ドーリア人が使っていた品やテラコッタの棺も注目されよう。

展示品の中でも特にボドルム周辺で発見されたリキアの岬沖で沈没したシリアの貿易船からの船荷(紀元前13世紀)は重要なもので注目してみたい。マウソレウムのアマゾンのレリーフ(アマゾンを迫害したギリシアの戦士達の構図-アマゾンの女の頭部は後方に曲がっている)、財宝、アンフォラ(壷)等は一見の価値有り。

 
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