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トルコツアーガイド

アンタルヤ、アスペンドス


トルコ地中海地方アンタルヤの東44km、キョプリュチャイ川の傍ベルクシュ村に位置し、大劇場は今も現役でオペラやコンサート等のイベントで使われている世界的に有名な古代遺跡です。
そんなアスペンドス遺跡の歴史や見所などの魅力をここで皆様に解説致します!

アスペンドスの歴史

アスペンドス劇場
ギリシャの言い伝えによると、紀元前1200年頃トロイ戦争中の後にパンフィリア地方(現トルコ地中海沿い)にやってきた有名な予言者モプソスが率いるアカイア人によりアスペンドスの町が建設されたと言われ、豊かで繁栄した古代都市でありました。因みに、地理学者のストラボンとポンポニウス・メラは、アルゴス人がアスペンドスを建設したと記しています。

アスペンドスは重要な貿易ルート上にあり、地中海の港とキョプリュチャイ川で繋がることができる好立地だった為、どの時代でも誰もが手に入れたい都市の一つでした。
紀元前6世紀にはリディア、続いて紀元前5世紀前半までペルシアの支配下にあり、この町は紀元前5世紀に於いてこの地域で最初となる独自の硬貨を鋳造する大重要都市となっていました。紀元前467年にはすぐ傍のエウリュメドン川(現キョプリュチャイ川)にてギリシャ・アテナイ率いるデロス同盟とアケメネス朝ペルシャの戦いが起こりアテナイが勝利しています。

その後の紀元前333年にアレクサンダー大王がアスペンドスに侵略した際、アスペンドス人は50タレントの金と数千頭の馬の贈呈と引き換えにアスペンドス征服を諦める様、大王に使者を送ります。しかし、アスペンドス側がこの約束を果たさなかった為、大王は侵略の軍を進めるとともにこの地を征服し、罰として50タレントの金と年貢を納める事を命じました。

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大王死後は、プトレマイオス朝が支配し、紀元前190年頃にはベルガモン王国、更に後には周辺の都市同様ローマの手に落ち、この時代にアスペンドスは最盛期を迎えました。現在の遺跡のほとんどはこの時代のものであります。

アスペンドス遺跡の主要観光ポイント

アスペンドスには、美しいローマ時代の劇場がほぼ当時の姿と変わりなく完璧な姿をとどめて残っています。
アスペンドスは上市と下市の二部に分けられており、上市にはアゴラ、教会堂、演武場、記念泉が、下市には劇場、競技場、ローマ浴場、水道橋、またローマ時代後期からビサンチン初期にかけて修復が加えられているヘレニズム時代の城壁などがあり、どれも必見で価値のある見所満載の遺跡です。
ここで、アスペンドスで見逃せない代表的な見学ポイントを皆様にご紹介いたします。

劇場

アンタルヤ、アスペンドス
2世紀に皇帝マルクス・アウレリウスの命により、アスペンドス出身の建築家ゼノンが建造した15,000人の客席を有するこの劇場は、古代から残る同種の遺跡の中ではほぼ完璧と言える姿を留め、最も損傷の少ない作品です。
土地の神と皇帝一家へ捧げられるために作られたこの劇場は、ヘレニズムの様式を重視し、一部アクロポリスの丘に寄りかかる様に設計されており、外部と内部を遮断する客席の最上部に設けられた高い壁は一部修復され音響効果が更に良好となっています。

観客席は直径95mの半円形で、上部のギャラリーまできれいに残っており、名前の彫られた高部の座席は上層階級の人々の為の指定席でありました。高さ30mの舞台壁も実に美しく、この壁の下部には5つの門があり、急勾配の階段を使って舞台から客席に降りる事ができました。又、音響効果を高める為に舞台壁と客席は木の屋根で連結していた様です。何世紀もの間に舞台壁を覆っていた大理石は剥がれ、色彩りを添えていた円柱や彫像も今は土台のみ残っています。 

この劇場は、セルジューク時代にはキャラバンサライとして使用されていた為、常時保全の手が入れられていた御蔭で、当初有していた特徴を何一つ失わずにそっくりそのまま今日に伝えることができています。

今も定期的なコンサートの会場として使用されており、毎年夏には「アスペンドス・オペラ・バレエフェスティバル」の名で国際フェスティバルが行われており、トルコやヨーロッパを舞台にした有名な演目が古代劇場で上演され、時を超えて幻想的な世界を醸し出します。古代劇場で耳にするメロディーは普通のコンサートホールとは全く違い、古代の舞台が生き返ったと錯覚できるほど神秘的です。

スタジアム/ 競技場

劇場の北には広さ220×30mの競技場がありますが、客席は損傷が激しい状態です。

バシリカ/聖堂

100×18mの聖堂はアゴラの南手に位置しています。かつては商業裁判所や集会場として使用されていたと思われ、ビザンチン帝国期に再建されています。教会と同様3つの身廊をもつ建物です。アゴラの近くにはその昔、役所として機能していた建物がありました。

アゴラ/市場

聖堂の西手に泉、議事堂、野外談話室に囲まれる様にしてアゴラがあります。アーチの下の丸屋根のついた部屋はビザンチン帝国期の貯水槽でした。アゴラの西に並ぶ13軒の同じ大きさの商店はアーケードに囲まれた二階建てであったと考えられています。

野外談話室

泉の後方。当時の協議場で、今は壁が残るのみです。

ローマ浴場

都市の南部。4つの部屋を持つ方形で、小規模のローマ浴場として典型的建造物です。

演武場

劇場に続く道の右手。市民の社会活動の中心であり、当然、各種のスポーツも行なわれていました。保存状態良好。

水道橋

アスペンドス 水道橋
2世紀に古代アスペンドスの都市の水需要を満たすため、1kmの長さで作られたローマ時代の水道橋は、当時と同じ姿を今に伝えており、アスペンドスで2番目に重要な建造物と言えます。

当時の工法や建築様式を取り入れた水道橋は、1㎞の長さで、北西の山々からアスペンドスのアクロポリスまで25㎞離れた水源から引かれた水の水圧を和らげるために、15メートルの高さの石のブロックの水路を通って30メートルの高さの塔に集められ、そこからアスペンドスの古代集落に配水されていました。

水道橋については、建築家ティベリウス・クラウディウス・イタリクスによって建てられ、町の為に提供されたということが、遺跡から発見された碑文に明確に言及されています。

 
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アスペンドス大劇場の建築技術の高さを表す言い伝え

アスペンドスで重要な建築物として大劇場と水道橋がまず挙げられますが、この二つにまつわる言い伝をご紹介いたします。
アスペンドスの王が、ある告知をします。それは「民衆の為に最も秀でた仕事をした者と娘を結婚させる」というものです。これを聞いたある兄弟の一人は劇場をもう一人は水道橋を作りました。

水道橋はとても遠い場所から町まで水を引いたので、王は最初この建築家の男を選ぼうとします。しかし、劇場を訪れることも忘れませんでした。劇場は、一番遠くまで聞こえる音響の工夫がされており、それは舞台に硬貨一枚を落とすとその落ちた音が観客席の一番後ろまで聞こえるほど良くできたものでした。王が観客席の一番後ろの最も遠い席にいた際に、舞台の上にいる劇場を作った建築家の男が囁いた「お嬢さんを私に渡すべきだ」と言う言葉がそこまで聞こえたのに驚き、この劇場を作ったを一番秀でた建築家として選び褒美に娘と結婚させることにし、娘もそれを承諾したと言われています。真偽の程はわかりませんが‥。

現在は劇場も水道橋もどちらもアスペンドスを訪れる人の目に留まる建築物で、どちらが秀でているかの優劣をつけることは出来ない程どちらも素晴らしいものです。ぜひ皆様も足を運んで本物の劇場と水道橋をご覧になってみて下さい。

アスペンドス遺跡観光情報

名称 アスペンドス遺跡(Aspendos)
住所 Sarıabalı, Aspendos Yolu, 07500 Serik/Antalya
営業時間 夏季(4/1~10/31) 08:00~19:00
冬季(11/1~3/31) 08:00~18:00
※最終入場時間は閉館時間の30分前
※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館
定休日 なし
入場料 50 TL

アスペンドスへのアクセス

アスペンドスに行くにはまず、拠点となる最寄の大都市アンタルヤに行かなくてはなりません。
トルコの南部・地中海地方に属するアンタルヤは、イスタンブールから約695㎞の所にあります。
アンタルヤには国際空港がありますが、残念ながら日本からの直行便は御座いませんので、まず一旦イスタンブールへ行かなくてはなりません。その後、国内線または長距離バスにて移動する形になります。

イスタンブール~アンタルヤ

  • 国内線にて : 約1時間15分
    ※ターキッシュエアラインズを始めペガサス航空等、1時間半~2時間に一本運航しております。
 
  • 長距離バス : 約12時間~12時間半

アンタルヤからアスペンドス

  • 東へ約44km。
    公共交通機関を利用する場合:アンタルヤのオトガルからSerik(セリキ)行のバスにのり、Serikからはミニバスで遺跡へ向かいます。
  • アンタルヤの旅行会社から毎日ツアーが頻繁に出ていますので、ツアーをご利用いただくか、タクシーをチャーターしていくことをお勧めいたします。

アスペンドス遺跡を観光するならターキッシュエア&トラベルにお任せ

アスペンドスに近くには、ぺルゲやシデ等まだまだ沢山の見所があります。
トルコ旅行のプロ、ターキッシュエア&トラベルでは、イスタンブールやカッパドキアといった主要観光地を巡るツアーだけでなく、お客様のご要望に応じてアスペンドスを含め効率よく自由にプランニングできるプライベートツアーもご用意しています。アンタルヤ周辺や地中海沿岸の観光をご検討の方も、ぜひ一度ご相談ください。

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