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トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

キプロスってどんな国?トルコとギリシャが混ざる魅惑の島のおすすめ観光スポット


トルコの南65㎞の距離で地中海の東に浮かぶキプロス島は、独立した「キプロス共和国」という一つの国です。トルコ語で「クブルス(Kıbrıs)」と言い、ギリシャ神話では愛と美と性の女神アフロディーテの誕生した島とも言われるとっても魅力的な島です。

中東とギリシャやヨーロッパを結ぶ海上交通の要所と言う地理的位置から、常に歴史に翻弄されてきた島でもあり、近年イギリスの植民地支配を経て独立し、現在は南北に分断されて北をトルコ系の住民が、南をギリシャ系の住民が統治しています。

気候良し!ビーチ有り!カジノ有り!地中海のマカオのような感じで、近年トルコ人はもとよりヨーロッパ人富裕層にも人気のリゾート地でもあります。そんなキプロスの基本情報や見所や観光情報をここで徹底解説致します!

キプロス島

キプロスってどんな国??キプロス基本情報

キプロスは、トルコの南、東地中海にある日本の四国の半分くらいしかない小さな島国です。また、国連によって東西に引かれた緩衝地帯の境界線「グリーンライン」で島の真ん中あたりから南北に分断されており、現在は事実上2つの国家が存在している状態です。

また、ほんの一部ですが、過去のイギリス植民地の名残で“イギリス主権基地領域”としてキプロス南部のアクロティリに空軍基地と西部デケリアに駐屯基地の2ヶ所、イギリス統治権が及ぶ海外領土が存在しています。

北のトルコ系「北キプロス・トルコ共和国」

北キプロス
トルコ系住民が住み、世界でトルコのみが承認している国家。トルコ系住民の大多数がムスリム。北キプロスはトルコの兄弟国でもあります。

人口 382,230人(2020年)
面積 3,355㎢(キプロス島の約36%)
首都 レフコシャ(ニコシア)
公用語 トルコ語
通貨 トルコリラ(TL)

南のギリシャ系「キプロス共和国」

キプロス共和国
ギリシャ系住民が住んでおり、国連193ヵ国中、トルコを除いた192ヵ国が承認している国家で、EUにも加盟。住民の大多数がギリシャ正教会信徒。

人口 1,207,359人 ※北キプロスを含む(2020年)
面積 9.251㎢(内3,355 km2が北キプロス)
首都 レフコシャ(ニコシア)
公用語 ギリシャ語
通貨 ユーロ

南北2つの国に分断された唯一の首都ニコシア

グリーンライン
キプロスのほぼ真ん中にあり “グリーンライン”が通るニコシア(レフコシャ)と言う都市は、なんと南北両方の国が分断し、双方が自国の首都としている珍しい都市です。一つの都市を二国が首都としている場所は世界でもここだけではないでしょうか!

キプロスの治安|現在は安心して観光できる!

キプロス
現在、南北お互いの国の実効支配や干渉は無く、2004年以降はパスポート一つで“グリーンライン”に数か所ある検問所を通って南北両国を自由に簡単に行来できるようになりました。その為、南北の実質的な争いは無く、治安も至って穏やかで比較的安全と言えます。

例えば、在キプロス日本国大使館が発表した海外安全対策情報でも、2019年上半期の治安情勢は「総じて平穏、安全」で、邦人被害事案も報告されていないとしています。ただ、スリや置き引き、夜中に出歩かないなどの旅行に於いての基本的な防犯対策は徹底し、気を付けましょう。

キプロスの気候|風光明媚なリゾート地として人気!

キプロス
東地中海に浮かぶキプロス島は、もちろん地中海性気候!夏はカラっと暑く乾燥し平均気温は20~30度、冬も平均気温5~15度前後と零下になることは無く比較的暖かで、雨季の12月と1月を除き一年中穏やかな為、年間を通してリゾート地として大変人気です。

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北キプロスにはカレッタカレッタ(Caretta Caretta:アカウミガメ)やChelonia mydas(アオウミガメ)が産卵に訪れる綺麗なビーチも多くあります。そんな地中海のトルコブルーのビーチで海水浴が出来る夏季がおススメですが、野花やオレンジ、レモン、グレープフルーツの花が咲き誇る春も観光におススメです。


また、南のキプロス共和国のトロードス山脈の山々には冬季に雪が積もりスキーも楽しめ、春はハイキングなど四季折々のアウトドアスポーツが楽しめます。

地中海のマカオ!北キプロスはカジノ天国

カジノ
キプロスと言ったら何と言っても「カジノ」です。北キプロスではリゾートホテルや3星以上のホテルにはカジノが併設されており、南のキプロス共和国でも近年カジノが合法化し、カジノ併設の大リゾートホテルが建設されるなど観光客集めに一役買っています。

トルコやヨーロッパやロシアからは富裕層の人たちがカジノの為に足繁くキプロスに訪れるほど。観光だけでなく、キプロスに訪れた際は是非カジノにも挑戦してみて下さい。

ちなみに、北キプロスではカジノは合法ですが、カジノを楽しめるのは観光客のみで、住民のカジノ入店は禁止されています。

キプロスは海外移住先としても人気が高まっている

新型コロナウイルスの影響で失速したものの、キプロス共和国は近年安定した経済成長を続けており、東地中海の金融・ビジネスセンターとしての地位を確立しつつあります。

また、投資家ビザ(ゴールデンビザ)制度を設けており、キプロスで市場価格30万ユーロ以上の不動産を購入する、安定した収入がある、キプロスの銀行口座で定期預金を保持する、といった要件を満たせば外国人でも短期間で永住権を手にすることが可能です。

魅力的な経済・ビジネス環境や地理的優位性、温暖で過ごしやすい気候、美しい風土といった点からも、海外移住先として人気が高まっています。

キプロスへの行き方・アクセス

トルコ航空
キプロスへは日本からの直行便はありません。北キプロスへ空路で入国する場合は、トルコからの便で乗り入れなければなりません。南のキプロス共和国へはトルコ以外のギリシャや中近東などの国でキプロス行きの便に乗り換える必要があります。

トルコ南部のメルスィンやギリシャからはフェリーも出ていますが、フェリー発着所までの移動の上、長時間のフェリー移動となりますので、空路での入国をおすすめいたします。

北キプロスへの行き方・アクセス

北キプロスのエルジャン国際空港(ECN)へはトルコからのみ便があり、イスタンブール、アンカラ、イズミール、アンタルヤ等の大都市からターキッシュエアラインズ等いくつかの航空会社が運航しています。

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フライト所要時間と運航航空会社

  • イスタンブール⇔レフコシャ: 1時間35分
    ターキッシュエアラインズ、ペガサス航空(サビハギョクチェン発着)、アトラスジェット(サビハギョクチェン発着)
  • アンカラ⇔レフコシャ: 1時間15分
    ターキッシュエアラインズ、ペガサス航空、アトラスジェット
  • イズミール⇔レフコシャ:1時間20分
    ペガサス航空
  • アンタルヤ⇔レフコシャ:1時間5分
    ペガサス航空
※上記、変更の可能性がございますので、御利用の際は必ずご確認下さい。

南のキプロス共和国への行き方・アクセス

カタール航空
キプロス共和国にはラルナカ国際空港とパフォス国際空港の二空港があり、日本からは、エミレーツ航空やカタール航空等の中東経由の便が運航しています。

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キプロスのおすすめ観光スポット8選

キプロスは小さな島ですが、綺麗なビーチや遺跡も多く、世界遺産が3つもあるなど見どころ沢山!その中でも逃せないスポットを下記にピックアップしてみましたのでご覧ください!

サラミス遺跡

サラミス遺跡
島東部ガーズィマウサ市内より北に約6㎞。紀元前11世紀まで遡る事ができ、聖書にも登場する古代都市です。キリスト教の使徒パウロとキプロス出身でキプロス正教会の創設者である使徒バルナバも宣教でここを訪れています。
ビザンツ帝国のコンスタンティン2世の時代には、コンスタンティアと名付けられ、当時のキプロスの首都となった町です。647年よりイスラム教徒のアラビア人の流入と地震により、サラミスの住民はここを放棄し近くのマウサに移住するまでこの町は繁栄していました。

現在はローマ時代やビザンツ時代のジムナジウム、城壁、貯水池、劇場、アゴラ、ネクロポリスなど多くの遺跡が発掘されています。近くの”聖バルナバス修道院”も内部はイコン博物館となっておりこちらも一見の価値あり。

ファマグスタ(ガーズィマウサ旧市街)

ファマグスタ
あのシェークルピアの悲劇作品『オセロ』で有名な“オセロの塔”があるキプロス東部の町です。14世紀のフランス系リュジニャン家のキプロス王国時代に港の攻防の為に建てられ、オセロの塔のある一辺は海に面し、他の3方向は堀が巡らされた城郭都市でした。ヴェネツィア共和国支配下時の1492年には砲兵要塞に変えられたと言います。

城壁内オセロ塔のすぐそばにある”ララ・ムスタファ・パシャモスク”は、元は1328年に建てられた聖ニコラス教会ですが、1571年にオスマン帝国支配下になった時にモスクに変更され、現在でも現役のモスクとして使われています。かなり立派な建物ですので、是非訪れてみて下さい。

ギルネ城

ギルネ
ギルネは島北部にある古代名キレニアと言う旧港町で、7世紀ビザンツ帝国時代にアラブ人勢力から守る為に城塞が築かれました。現在見られるのは1540年のヴェネツィア共和国支配下時に再建・増築されたものです。
城内はキプロス王国時代に造られた物で、1570年にキレニア城を攻め落としたオスマン帝国総督サディク・パシャの石棺も城内通路に建てられています。また、城内には紀元前300年頃の沈没商船が展示してある”沈没船博物館”もあります。

ペトラ・トゥ・ロミウ海岸

島の南西、パフォスの町から東へ約25㎞。ギリシャ神話の美と愛と性と豊穣の女神アフロディーテが誕生した場所とされる、透き通った青い海と岩のビューが綺麗なビーチです。浅瀬の海から突き出た岩が特徴で、ここの波の泡から女神アフロディーテが誕生したのだとか…。

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パフォス【世界遺産】

パフォス
アフロディーテの聖地であり、紀元前12世紀に建てられたとされるアフロディーテ神殿都市があるギリシア人が建設した古都パレオパフォス(旧パフォス)、紀元前3世紀にローマ人が建設した現在のパフォスであるネアパフォス(新パフォス)、その郊外の王の墓などパフォスと近郊の古代遺跡群が一括してユネスコ世界文化遺産として登録されています。
ローマ時代の貴族邸宅の立派なモザイクの数々や、パフォス城など見所が盛り沢山の歴史都市ですので、是非お見逃しなく。

トロードス地方の壁画聖堂群【世界遺産】

トロードス地
10世紀に十字軍の聖地回復運動の際に本拠地になったトロードス山脈にある9つのギリシャ正教会聖堂と1つの修道院です。どれも内部を埋め尽くすように天井や壁に描かれたビザンティン様式の美しいフレスコ画が残っています。各聖堂は広範囲に点在しているので全てを周るのは難しいかもしれませんが、中世を感じる歴史ある聖堂ですので是非一つでも訪れてみて下さい。

  • 聖ニコラオス聖堂 /Ayios Nikolaos tis Steyis (Saint Nicholas of the Roof), Kakopetria
  • 聖イオニアスラン・パディスティス修道院 /Ayios Ionannis Lampadistis (Saint John),Kalopanagiotis
  • アシィヌ教会 /Panayia Phorbiotissa (Asinu), Nikitari
  • パナギィア・トゥ・アラコス教会 /Panayia tou Arakos, Lagoudera
  • パナイア・トゥ・ムトゥラ教会 /Panagia tou Moutoulla, Moutoullas
  • アルハンゲロス・ミハイル教会 /Church of Archangelos(Archangel) Michael, Pedhoulas
  • 聖十字架聖堂 /Timios Stavros (The Holy Cross), Pelendri
  • パナギィア・ポディトゥ教会 /Panagia Podhithou (Bakire Podithou Kilisesi), Galata
  • スタヴロス・トゥ・アギィヤズマティ教会 /Stavros Ayiasmati (Holy Cross), Platonistasa
  • 救世主顕栄聖堂 /Metamorfoz tou Sotiros (Transfiguration of the Saviour), Palaichori

 
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ヒロキティア(キロキティア)【世界遺産】

島南部の海岸から約6㎞内陸に入ったマロニ渓谷の丘の斜面で発見された紀元前7千~6千年頃の先史時代の集落跡です。保存状態が大変よく、集落形成や攻防の為の城壁の建設など、東地中海に残る先史時代の遺跡として大変重要な物である為、1998年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
現在、珍しい当時の円筒形住居が復元されています。

レフカラ村

レフカラ村
島中南部の山間にあり、”ヨーロッパの美しい村30選”に選ばれた中世の雰囲気を残す村です。銀細工とレフカラレースが有名で、1481年にレオナルド・ダ・ヴィンチも訪れこの村のレースの美しさに感銘してミラノにレースを持ち帰ったと言う言い伝えもあります。

キプロスのおすすめ料理・グルメ6選

キプロス料理
料理の美味しさでも魅力的なのがキプロス。地中海のシーフードや、オリーブやチーズなど色々な食材の宝庫でもあり、トルコとギリシャの文化が混ざったキプロスは、其々の料理は勿論、地中海料理とキプロス独特の料理が思う存分堪能できます。

インターナショナルチェーン店のカフェやファーストフードのお店は、南のキプロス共和国にはありますが、北キプロスにはありません。
折角ですので是非、キプロスならではの伝統料理を味わってみて下さい。

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食べきれる?!キプロスの「メゼ」文化

メゼ
メゼは前菜やアペタイザーとしてトルコは元より中東やギリシャやバルカン半島などでも食べられていますが、キプロスのメゼは前菜でとまらず、10種類以上の前菜から温菜、主食までの全てのコース料理の事を言います。
地中海の海の幸からお肉やサラダや野菜やチーズやペーストなど本当に食べきれないくらいの多さと品数が出されますので、注文の際は何皿出されるのか御確認なされること、また一緒に出されるパン(これがまた美味しい!)を食べ過ぎない事をお勧めいたします。

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ハルミチーズ

ハルミチーズ
北キプロスのトルコ語では「ハルミHELLIM」チーズとも言い、キプロス特産の羊のミルクから作られたカシャルチーズです。歯ごたえがあり、焼いても解けないので、焼チーズ(サガナキ)や揚げチーズとしても美味しく頂けます。

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アフェリア

キプロスの代表的な家庭料理であるコリアンダーシード入り豚肉の赤ワイン煮込みです。ほろほろに煮込まれたお肉にコリアンダーシードが味を絞めた最高の一品。引き割り小麦ブルグルの炊いた物を添えて頂きます。

シェフタリア(シェフターリケバブ)

シェフターリケバブ
キプロス名物の皮のないソーセージのグリル。ポーク挽肉にスパイスなどを混ぜて一握り代のミートボールにして網脂で包んで炭火で焼いた料理です。レモンを絞って食べます。因みに北キプロスではイスラム教徒が多い為、ポークではなく子羊か牛の挽肉を使います。網脂が巻いてあるのでとってもジューシーで美味しい一品です。

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モロヘイヤ(Molokhiya)料理

モロヘイヤ
現在日本で普通に食べているモロヘイヤは、実はエジプト・北アフリカからインドが原産地で、地中海沿岸でも古く昔から食されてきました。(日本には1980年代、本当に最近食されるようになったばかりなのです)。
キプロスでも昔から食べられてきた食材で、モロヘイヤ料理は代表的なキプロス料理の一つです。通常、羊肉や鶏肉と一緒に煮込み、ピラフとピクルスと一緒にサービスされます。

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タロイモ(Kolokas)料理

コロカス
キプロスで紀元前500年頃から食べられているのが、里芋の一種のタロイモ(コロカス)です。タロイモを豚肉や羊肉などと煮込んだ料理が一般的に食べられています。因みにトルコ本土にもギリシャ本土にもなくキプロス特産品ですので、是非試してみて下さい。

キプロスおすすめのお酒

「コマンダリアCommandaria」ワイン

お酒
キプロスのワインは5千年以上の歴史があり、その中でもコマンダリアワインは世界最古のワインの一つと言われます。古代より作られてきたキプロス固有のマヴロとジニステリ種から作られた結構な甘口のデザートワイン。

完熟した葡萄を天日干しした後に搾汁し、さらに樫樽で最低4年以上寝かされたアルコール15%以上のトロードス山麓の14の村でのみ作られたワインです。
あのクレオパトラやイングランド王リチャード1世も愛飲していたと言われています。かなり甘口なので、食事と一緒にではなく食前や食後に召し上がって見て下さい。

蒸留酒ジヴァニア(Zivania)

ジヴァニア
キプロス固有種の葡萄マヴロとジニステリで作られたキプロスワインとワイン生産の際などに発生する葡萄の搾りかすを混合して蒸留されたホワイトスピリッツです。アルコール45度で、ほのかなレーズンの様な香りがします。キプロスしかない独自の蒸留葡萄酒ですので、是非試してみて下さい。

キプロスのおすすめのお土産

お土産

レフカラレース

レフカラレース
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている15世紀から続くレフカラ村の伝統手芸で、刺繍の繊細さとデザイン性がとっても魅力的なレースです。レオナルド・ダ・ヴィンチもこの村を訪れてレフカラレースの美しさに魅了され、ミラノに持ち帰ったと言います。あの『最後の晩餐』のテーブルクロスはレフカラレースであると言う言い伝えも。

キプロスワイン

地中海性気候でブドウの栽培に適した土地柄、古代より5000年以上のワインが作られていきました。キプロスには多くのワイナリーも有り、オセロやギリシャ神話に関係する名前のワインも多いのでキプロスらしい大人のお土産にぴったりです。

ラク(RAKI)

トルコ語でラク、ギリシャ語でラキと言われるブドウから作られた白濁酒です。
トルコを含む東地中海地域原産で古くから薬草や香料として使われてきたアニスと言うセリ科のハーブの種から香り付けされたアルコール40度以上の蒸留酒。
ラキ自体は透明ですが水と混ざると白濁する、見ても飲んでも楽しいお酒です。
日本ではなかなか手に入らないお酒ですので、是非お土産にどうぞ。

ラク(RAKI)とは?トルコの最もポピュラーなお酒の特徴や歴史、飲み方を解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』

ターキッシュデライト(ロクム)

ターキッシュデライトとして有名なロクムは、日本のゆべしの様な求肥の様なもちもちした御菓子です。ナッツ類が入った物や、バラやフルーツのエキスが含まれたものなど色んな種類があり、程よい甘さで日持ちもしますし、お手頃価格で小分けの物から大箱迄まで色々ありますので、お茶菓子として会社等のお土産に最適です。

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蜂蜜

古代より数千年に及びキプロスでは養蜂が行われてきました。実は、明治時代に日本が西洋ミツバチを取り入れる際に一番最初に取り寄せたのがキプロスの西洋ミツバチであったとの事です。キプロスの蜂蜜は添加物無しのピュアな物で美味しく、また日本に未入荷ですので、お土産に喜ばれる事間違いありません。

 
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キプロスへの入国方法と注意点

ビザは必要?

日本人は、キプロス共和国および北キプロスへの入国に際し、3ヵ月以内の観光や商用等の短期滞在の場合、ビザは必要ありません。

陸路で南北を往来可能?北キプロスから入国の場合は注意が必要

2004年以降、キプロス共和国政府は、外国人が7か所ある検問所を通過して北キプロスに訪問することを認めており、パスポート一つで“グリーンライン”に7か所ある検問所を通って南北両国を簡単に行来できるようになりました。通過の際はパスポートの提示が求められます。

ただし、国際上および南のキプロス共和国は、北キプロス・共和国を国として承認していないため、北キプロスから入国してパスポートに北キプロス・トルコ共和国の入国印が押されていると、南部のキプロス共和国やギリシャへの入国ができなくなる可能性があります。

そのため、北キプロス・トルコ共和国に入国の際は、パスポートではなく別紙に入国印を押してもらうことをおすすめいたします。また、その入国印が押された紙は、出国まで無くさず保持してください。


  • 在キプロス共和国日本国大使館
    ・住所:5 Espridon, Strovolos, 2001, Nicosia, Cyprus
    ・TEL:+357(22)394800
    ・FAX:+357(22)319077

キプロスの歴史|なぜ南北に分断されたの?

キプロス

キプロスは古代から歴史に翻弄されてきた


キプロスは紀元前8000年頃先史時代からの深い歴史を持ち、そのロケーションから地中海貿易の中継点として、ヒッタイト時代、アッシリア、アケメネス朝ペルシャ、プトレマイオス朝エジプト、ローマ帝国、東ローマ帝国と12世紀末まで代わる代わる支配下に置かれてきました。

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1191年にイングランド王リチャード1世が征服したことで、キプロスはイングランド領となりました。1192年にはエルサレム王国の王位を奪われたフランス人ギー・ド・リュジニャンがリチャード1世からキプロス島を譲渡されて、リュジニャン家の”キプロス王国”が王位継承者断絶となる1489年まで300年間続きます。

1489年にキプロスはヴェネツィア共和国に譲渡され、1571年にオスマン・ヴェネツィア戦争の際に、オスマン帝国がヴェネツィアよりキプロスを奪い支配下に置き、オスマン帝国領キプロス州が置かれました。

そして、トルコ内陸のカラマンからトルコ人が移住し、キプロス全域でトルコ系とギリシャ系の住民が長年混住することになりました。因みに、キプロス共和国設立以前から住んでいるトルコ系住民のほとんどが、このカラマンからの移住者の子孫となります。

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イギリスの植民地支配

19世紀後半、当時ロシアとの戦争に負けたオスマン帝国に便宜を図り、イギリスが1878年6月にキプロス島の統治権を獲得します。1914年の第一次世界大戦がはじまると、オスマン帝国はドイツと共にイギリスと敵対したので、イギリスはキプロスを独自に自国と併合してしまいました。

1923年のローザンヌ平和条約でイギリスへの併合が正式に承認されると、1925年イギリスの”キプロス王領植民地”と宣言され、それに合わせてトルコ共和国として初めてとなる領事がキプロスへ任命・派遣されました。

イギリスからの独立

イギリス統治下では、ギリシャ系住民はギリシャに統合されるべき、トルコ系住民はギリシャとトルコに分割してそれぞれに帰属すべきとの意見が多くなるにつれ、1960年8月16日にキプロスは、ギリシャとトルコとイギリスの三国間の協定の元に「キプロス共和国」として独立を遂げました。

これにより、共和国政府機関では、ギリシャ人に次いで最大の民族コミュニティを構成するトルコ人が拒否権を持ち、議会と行政の30%の権利を持つこととなりました。なおイギリスは、アクロティリにとデケリアに国土の3%に当たる軍事基地のみを受け取ることになりました。

1963年にギリシャ系大統領が行った憲法改正がトルコ系住民の権利を縮小するものだった為、これにトルコ系住民が反対したことで、ギリシャ系住民とトルコ系住民の間で対立衝突が激化し、最終的にトルコ系キプロス人はキプロス共和国の行政および政治組織から撤退することになりました。

南北に分裂

トルコ軍
1974年7月15日ギリシャ統合派のギリシャ軍部指導によるクーデターが起こり、5日後の20日にはトルコ系住民を守ることを理由にトルコ本土よりトルコ軍がキプロスに侵攻し、首都ニコシア以北の土地を占領しました。その後、国際的な圧力により停戦が宣言されましたが、島の37%がトルコ人の支配下に置かれたままになりました。

1983年11月15日トルコ占領地域が独自に「北キプロス・トルコ共和国」独立を宣言すると、北部にいたギリシャ系キプロス人が北部の自宅から南部へ移動することとなり、南部にいたトルコ系キプロス人も報復を恐れ北部に移動し、事実上北のトルコ系住民と南のギリシャ系住民とで南北に分裂することになりました。

そして、北キプロスはキプロス共和国の連邦として再統合を主張し続け、本日まで国連が仲立ちし何度にも渡る両国統合への交渉がされていますが合意に及ばず、現在も再統合に向けて常に交渉が続けられている状態です。

キプロスの国旗に込められた想い

キプロス共和国
南のギリシャ系のキプロス共和国の国旗は、キプロスの特産である黄銅をイメージした黄金色のキプロス島の下に、トルコとギリシャを表す2本のオリーブの枝があしらわれたデザインとなっています。オリーブは平和の象徴です。

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この国旗の原型は1960年に採用されましたが、実際にはキプロスの北側ではトルコの国旗、南ではギリシャの国旗が用いられることが多いようです。また、北キプロスではトルコ本国の国旗と似たデザインの独自の国旗を掲げています。

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キプロスは魅力満載のおすすめ観光地

キプロスは歴史的に複雑な事情があり、現在も特殊な環境にある国ですが、観光には基本的に支障はなく、治安も他のヨーロッパの国々と比べても良好と言えます。

世界遺産を含む貴重な遺跡の数々、風光明媚なリゾート地、地中海のマカオとも称されるカジノ天国など、魅力満載なキプロスは、日本人観光客にもおすすめの旅行先です。北キプロスは日本からも直行便のあるトルコのイスタンブールから飛行機でスムーズにアクセスできますので、トルコ旅行と併せてぜひ検討してみてください。

 
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