トルコの魅力
【2024年】トルコの物価や旅行にかかる費用はどれくらい?相場を詳しく解説
旅行の計画を立てる際には、興味ある観光スポットを選ぶだけでなく、どれくらいの費用が必要となるかも事前に調べなくてはなりません。ここでは、2024年現在のトルコを観光する際にかかる費用の相場をご紹介します。なお、個人旅行ではなくツアーを利用されたい方もいらっしゃるでしょう。トルコ旅行でツアーを利用する際に、費用に関してチェックしておきたいポイントも解説するので参考にしてください。
トルコで流通している通貨は「トルコリラ」です。トルコリラをローマ字で表記するとTLとなり、2024年の1月時点で1TLは約5円に相当します。10年ほどのスパンで見てみると、2010年ごろは1TLが60円、2015年代中ごろは40~50円であったので、徐々にトルコリラは値を下げているといえるでしょう。
これは、2010年より2024年のほうが、より多くのトルコリラに交換できるということを示しています。過去にトルコ旅行に行った経験のある人は、以前と同じ予算であっても多額のトルコリラが得られることに驚くかもしれません。通貨レートでみると、2024年はトルコ旅行をするにはいいタイミングであるといえるでしょう。
たとえばトルコ旅行で欠かせないのが水です。水道水を飲むことはできないので、旅行中には頻繁に水や飲み物を買わねばなりません。500mLの水の値段は、スーパーならおよそ5TL~、キオスクなら10TLで、これは日本円に換算すると高くても25円~50円程度であり、かなり割安感があります。また、レストランで水を注文したとしても30TLで、150円程度です。
トルコの物価はここ数年で急上昇を続けていましたが、2022年の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比11.8%と鈍化し、2023年現在は落ち着きを見せています。これは、トルコ政府および中央銀行による財政・金融政策、食品価格の下落、民間における販売価格の自主的な引き下げなどが功を奏したからだといえるでしょう。
一方、世界全体を見てみると、2022のトルコの物価上昇率は世界11位、同166位の日本と比較しても、依然として高水準です。
ビッグマック指数(BMI)とは、世界各国のマクドナルドで販売されている定番商品「ビッグマック」の現地価格を比べることで、その国の通貨価値(経済力)を推し量る指標です。BMIは、各国のビックマック販売価格を、アメリカ国内におけるビッグマック販売価格で割って算出されます。
2023年現在のトルコにおけるビックマックの価格は、35TL(約175円)、BMIは-61.04%で、世界55位です。同年の日本では390円、BMIは34.9%で世界25位なので、やはりトルコの物価は日本と比べて割安なことが分かります。なお、ビックマック指数はわかりやすく面白い指標ですが、いろいろと問題点もあるので、あくまでも参考程度にとらえておきましょう。
海外旅行に慣れている人ではそれほど大変ではないかもしれませんが、滅多に海外に行かない人にとっては、準備に相当なお金がかかる場合があります。まずはパスポートの有効期限を確認してください。パスポートの期限切れに気がついたのが出発直前だと、残念ながら旅行をキャンセルせねばなりません。
パスポートを発行する手数料は、10年間有効タイプで1万6,000円、5年有効タイプは1万1,000円かかります。パスポートセンターは混みあっていることが多いので早めに手続きしにいきましょう。その他、スーツケースやパスポートケースなど、各種旅行用品もそろえる必要があります。
海外旅行保険にも加入する必要があります。保険は1日あたり1,000~3,000円程度かかり、長期間滞在することが多いトルコ旅行では1万円を越す場合もあるでしょう。補償される内容によって保険料は変わるので、納得のいくプランを選択して下さい。なお、少々費用を節約したいからといって、保険に入らないことはおすすめできません。
慣れない環境で体調を崩して現地の病院にお世話になる可能性や、ホテルの設備を壊して弁償を言い渡される可能性もあります。トルコの物価は安いといっても、こういった事態がおきれば高額な支払いが必要になるでしょう。万が一のことを考慮し、保険に加入するようにしてください。
日本からトルコに向かうには、直行便か乗り継ぎ便を選びます。直行便はターキッシュエアラインズで利用でき、羽田空港とイスタンブール空港を結びます。一方、乗り継ぎ便を選ぶならカタール航空などいくつかの航空会社のプランから選べ、さらに費用を抑えようと思えば格安航空券を調べてみるという手も考えられるでしょう。
航空券の代金ですが、たとえば直行便は20万円ほどであるのに対し、乗り継ぎ便は15万円ほどから入手可能です。費用だけ注目すると、乗り継ぎ便に惹かれる人もいるでしょう。ただし、トルコ旅行を満喫するためには直行便を使うメリットも見逃せません。
乗り継ぎ便を利用すると行き帰りに時間がかかり、現地で過ごす時間が短くなるおそれがあります。余裕をもってトルコ旅行を楽しむなら、ターキッシュエアラインズの直行便を利用するのがおすすめです。なお、航空券の代金はフライトの日に近くなるほど高くなる傾向があります。少なくとも2カ月前には旅行計画を立て、早めに航空券を購入しておくとよいでしょう。
なお、ターキッシュエアラインズは、2020年5月からイスタンブール~羽田空港間の運行をスタートしました。また、2023年12月からイスタンブール~関西国際空港の直行便もスタートしました。日本でも現在人気急上昇中のトルコ旅行が、さらに身近になります!
平日に2名1室でホテルを利用した場合の、宿泊費の目安をご紹介します。スタンダードクラスは5000~8000円、スーペリアクラスは8000~1万5000円、デラックスクラスにもなると1万5000円以上となり、クラスによって倍以上の価格差があります。
宿泊費は現地滞在費のなかでもウェイトを占めるため、どのクラスのホテルにどのタイミングで泊まるかを検討するのは非常に重要です。ラグジュアリーなホテルばかり選んでいると、観光にかけるお金が少なくなってしまうので、割安なホテルも宿泊先の候補に入れるとよいでしょう。
宿泊費の目安は、ホテルのあるエリアによってもかわります。たとえば、カッパドキアの洞窟ホテルのような特殊なホテルは、一般的な宿に比べて割高な傾向です。ホテルの雰囲気と費用はインターネットで調べることもできるので、予算の範囲で泊まってみたいホテルを選んでみましょう。一口に洞窟ホテルといってもアットホームでコスパがよいホテルや、泊まること自体が思い出になりそうな超高級ホテルまでさまざまです。
トルコ旅行ならカッパドキア洞窟ホテルがおすすめ!人気ホテルをご紹介
なお、一般的にグループツアーでは泊まりたいホテルを指定することはできませんが、プライベートツアーやオーダーメイドツアーでは旅行の自由度が高めです。ホテルを指定することも可能になるので、宿泊費と相談しつつホテルの情報をチェックしてみましょう。
現地の食べ物を味わうのは、旅の楽しみのひとつといえるでしょう。観光客向けのレストランだけではなく、現地に根付いた「ロカンタ」とよばれる大衆食堂で食事をするのも、現地の雰囲気を感じられるのでおすすめです。レストランよりも割安で食事ができるところも魅力です。
ほかにも、街中の屋台やスーパーマーケットでも食べ物を調達できるので、いろいろ試してみてください。食費の目安として、お酒を飲まなければ1日あたり最低3,000円、お酒を飲む場合は最低5,000円を用意しておきましょう。
※1TL=5円で計算
上記は、カフェやレストランで飲食したときの相場です。屋台などで買うと割安になります。飲み物も、スーパーで購入すれば少しは節約できるでしょう。
トルコ旅行では、施設の入場料などの観光費もかかります。観光スポットによって必要なお金は大きく異なるので、興味をもったスポットについて事前に確認しておきましょう。イスタンブールの歴史地区や、カッパドキアには、いくつも観光スポットがあります。
※1TL=5円で計算。
なお、イスタンブールには「MUSEUM PASS ISTANBUL」というパスがあり、185TL(約2,800円)で主要なスポットをお得に観光できます。いくつもスポットを巡るなら検討してみてはいかがでしょうか。
なお、カッパドキアで人気の気球ツアーは約3万〜3万5000円程度と比較的割高です。
神秘的なカッパドキアを空から体験!早朝熱カッパドキア気球ツアー!
日本とトルコを往復する航空チケットだけでなく、現地の移動にもお金がかかることを忘れてはなりません。トルコ国内にも飛行機が飛んでおり、スポットの場所によっては利用してもよいでしょう。
たとえば、イスタンブールからカッパドキアの空港までだと、安いときで10,000円台が相場です。バスも利用でき飛行機よりも安く済みますが、移動時間が長くなってしまうことに注意しましょう。見どころが多いカッパドキアを訪れる際には飛行機で時間を節約するのがおすすめです。
※1TL=5円で計算。
イスタンブールで公共交通機関を複数回利用するのであれば、プリペイド式のイスタンブールカードの利用がおすすめです。共通使用可能で、チケット購入の手間を省けます。カード代は18TL(約90円)で、初乗りは8TL(約40円)。2時間以内に乗り換えをすれば、乗り換えの度に運賃が割引となる仕組みです。
お土産を買う人もいるでしょう。どれだけお土産にお金を使うかは人によって異なりますが、あらかじめ予算を決めておくことで使い過ぎを防げます。
トルコでは、スーパーに行けば、ばらまき菓子にちょうどよい商品を手ごろな価格で手に入れることができます。店舗や地域によって違いはあるものの、ほとんどの菓子の値段が10TL(約150円)未満です。トルコらしいお菓子をお探しなら、ロクム(ターキッシュデライト)がおすすめ。
※1TL=5円で計算
トルコの伝統工芸品もお土産におすすめです。目玉の形にデザインされた魔除け「ナザール・ボンジュウ」や、色使いが美しいトルコランプ、手描きで絵付けされた味わいのあるデザインが魅力の陶器の食器などなど。価格はピンキリですが、手ごろなものも多くあるので、ぜひグランドバザールなどで探してみてください。
トルコには日本と同じように四季があり、気候が安定するのは春〜秋です。この期間の4~11月がトルコ旅行のベストシーズンといってよいでしょう。特に、連休を利用して旅行する人の多いゴールデンウィークや夏休み(7~9月)の期間は、航空券代金やツアー代金が高価になる傾向にあります。もし費用を抑えてトルコに行きたいなら、ゴールデンウィークが明けてから夏休み期間に入るまでの間を狙うのがおすすめです。
オフシーズンを狙うのも旅行費用を抑えるのに効果的です。ただし、真冬になるとお店が閉まったりすることもあるので存分に旅行を楽しめない可能性があります。さらに、冬であっても年末年始は連休で海外旅行をする人が多いので、航空券やツアーの代金が高くなりがちな点に注意しましょう。
トルコ旅行のベストシーズンはいつ?季節別の気候の特徴や服装のポイント
ただし、旅行の費用は食事・宿のランクやお土産費用、観光の内容によっても異なります。旅の目的など各自の状況に合わせて、ツアーを利用すべきか検討しましょう。
ツアーを選べば、個人旅行と比べて手軽に旅行することが可能です。トルコへのツアーは数多く存在しているので、選ぶのが難しいという人もいるのではないでしょうか。トルコ旅行のツアーを選ぶ際に、費用面でチェックしておきたいポイントを2つ紹介します。
たとえば、トルコ観光の中でも人気のカッパドキアの気球体験は、天候によってフライトがキャンセルされる場合もあります。返金がなされるのか、どういう対応がなされるかを事前に理解しておけば、プラン変更になっても納得しやすいでしょう。
神秘的なカッパドキアを空から体験!早朝熱カッパドキア気球ツアー!
ターキッシュエア&トラベルはトルコ旅行専門の旅行会社です。ツアー代金には食費と観光費、燃油サーチャージ料が含まれています。また、多くのツアーでは別料金となるベリーダンスや民族舞踊のショーにかかるお金もツアー代金に含まれているので、追加料金のことを心配することなく現地での食事や観光を楽しむことができるでしょう。なお、基本的にアルコールは別料金となります。
天候などやむを得ない理由でツアーが中止となった場合には、代金が返金されます。カッパドキアの気球ツアーを楽しみにしている人にとっては、キャンセル料を心配しなくてすむのは大いに安心できるでしょう。さらに、グループツアーより割高ではありますが、自由に観光したい人に向けて、プライベートツアーやオーダーメイドツアーも提供しています。
目次
【トルコの通貨・物価】費用を把握する際に知っておきたいポイント
トルコ旅行にかかる費用の具体的な相場の説明に入る前に、トルコのお金に関する基礎知識を紹介します。トルコの通貨や物価を把握しておきましょう。
2024年現在は円高・トルコリラ安でお得に旅行できるチャンス
トルコで流通している通貨は「トルコリラ」です。トルコリラをローマ字で表記するとTLとなり、2024年の1月時点で1TLは約5円に相当します。10年ほどのスパンで見てみると、2010年ごろは1TLが60円、2015年代中ごろは40~50円であったので、徐々にトルコリラは値を下げているといえるでしょう。
これは、2010年より2024年のほうが、より多くのトルコリラに交換できるということを示しています。過去にトルコ旅行に行った経験のある人は、以前と同じ予算であっても多額のトルコリラが得られることに驚くかもしれません。通貨レートでみると、2024年はトルコ旅行をするにはいいタイミングであるといえるでしょう。
トルコの物価は日本と比べて安い
トルコリラの下落に従って、トルコ国内での物価は上昇傾向にあります。ただし、それでも日本の物価に比べると、トルコの物価は全体的に低いといえるでしょう。たとえばトルコ旅行で欠かせないのが水です。水道水を飲むことはできないので、旅行中には頻繁に水や飲み物を買わねばなりません。500mLの水の値段は、スーパーならおよそ5TL~、キオスクなら10TLで、これは日本円に換算すると高くても25円~50円程度であり、かなり割安感があります。また、レストランで水を注文したとしても30TLで、150円程度です。
トルコの物価上昇率・消費者物価指数の推移
トルコの物価はここ数年で急上昇を続けていましたが、2022年の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比11.8%と鈍化し、2023年現在は落ち着きを見せています。これは、トルコ政府および中央銀行による財政・金融政策、食品価格の下落、民間における販売価格の自主的な引き下げなどが功を奏したからだといえるでしょう。
一方、世界全体を見てみると、2022のトルコの物価上昇率は世界11位、同166位の日本と比較しても、依然として高水準です。
トルコのビッグマック指数は?日本との物価の違いを比較!
ビッグマック指数(BMI)とは、世界各国のマクドナルドで販売されている定番商品「ビッグマック」の現地価格を比べることで、その国の通貨価値(経済力)を推し量る指標です。BMIは、各国のビックマック販売価格を、アメリカ国内におけるビッグマック販売価格で割って算出されます。
2023年現在のトルコにおけるビックマックの価格は、35TL(約175円)、BMIは-61.04%で、世界55位です。同年の日本では390円、BMIは34.9%で世界25位なので、やはりトルコの物価は日本と比べて割安なことが分かります。なお、ビックマック指数はわかりやすく面白い指標ですが、いろいろと問題点もあるので、あくまでも参考程度にとらえておきましょう。
トルコの物価、旅行にかかる費用の相場一覧
旅行にかかるお金を計算してみましょう。旅行前の準備費用と航空券代金、そして現地滞在中に使うお金にわけて考えると、どのくらいお金が必要かわかりやすくなります。ここでは、おおまかな費目ごとにトルコ旅行にかかる費用の相場をご紹介します。
準備費用
海外旅行に慣れている人ではそれほど大変ではないかもしれませんが、滅多に海外に行かない人にとっては、準備に相当なお金がかかる場合があります。まずはパスポートの有効期限を確認してください。パスポートの期限切れに気がついたのが出発直前だと、残念ながら旅行をキャンセルせねばなりません。
パスポートを発行する手数料は、10年間有効タイプで1万6,000円、5年有効タイプは1万1,000円かかります。パスポートセンターは混みあっていることが多いので早めに手続きしにいきましょう。その他、スーツケースやパスポートケースなど、各種旅行用品もそろえる必要があります。
海外旅行保険にも加入する必要があります。保険は1日あたり1,000~3,000円程度かかり、長期間滞在することが多いトルコ旅行では1万円を越す場合もあるでしょう。補償される内容によって保険料は変わるので、納得のいくプランを選択して下さい。なお、少々費用を節約したいからといって、保険に入らないことはおすすめできません。
慣れない環境で体調を崩して現地の病院にお世話になる可能性や、ホテルの設備を壊して弁償を言い渡される可能性もあります。トルコの物価は安いといっても、こういった事態がおきれば高額な支払いが必要になるでしょう。万が一のことを考慮し、保険に加入するようにしてください。
日本〜トルコ間の航空券代金
日本からトルコに向かうには、直行便か乗り継ぎ便を選びます。直行便はターキッシュエアラインズで利用でき、羽田空港とイスタンブール空港を結びます。一方、乗り継ぎ便を選ぶならカタール航空などいくつかの航空会社のプランから選べ、さらに費用を抑えようと思えば格安航空券を調べてみるという手も考えられるでしょう。
航空券の代金ですが、たとえば直行便は20万円ほどであるのに対し、乗り継ぎ便は15万円ほどから入手可能です。費用だけ注目すると、乗り継ぎ便に惹かれる人もいるでしょう。ただし、トルコ旅行を満喫するためには直行便を使うメリットも見逃せません。
乗り継ぎ便を利用すると行き帰りに時間がかかり、現地で過ごす時間が短くなるおそれがあります。余裕をもってトルコ旅行を楽しむなら、ターキッシュエアラインズの直行便を利用するのがおすすめです。なお、航空券の代金はフライトの日に近くなるほど高くなる傾向があります。少なくとも2カ月前には旅行計画を立て、早めに航空券を購入しておくとよいでしょう。
なお、ターキッシュエアラインズは、2020年5月からイスタンブール~羽田空港間の運行をスタートしました。また、2023年12月からイスタンブール~関西国際空港の直行便もスタートしました。日本でも現在人気急上昇中のトルコ旅行が、さらに身近になります!
宿泊費・ホテル代の相場
平日に2名1室でホテルを利用した場合の、宿泊費の目安をご紹介します。スタンダードクラスは5000~8000円、スーペリアクラスは8000~1万5000円、デラックスクラスにもなると1万5000円以上となり、クラスによって倍以上の価格差があります。
宿泊費は現地滞在費のなかでもウェイトを占めるため、どのクラスのホテルにどのタイミングで泊まるかを検討するのは非常に重要です。ラグジュアリーなホテルばかり選んでいると、観光にかけるお金が少なくなってしまうので、割安なホテルも宿泊先の候補に入れるとよいでしょう。
宿泊費の目安は、ホテルのあるエリアによってもかわります。たとえば、カッパドキアの洞窟ホテルのような特殊なホテルは、一般的な宿に比べて割高な傾向です。ホテルの雰囲気と費用はインターネットで調べることもできるので、予算の範囲で泊まってみたいホテルを選んでみましょう。一口に洞窟ホテルといってもアットホームでコスパがよいホテルや、泊まること自体が思い出になりそうな超高級ホテルまでさまざまです。
トルコ旅行ならカッパドキア洞窟ホテルがおすすめ!人気ホテルをご紹介
なお、一般的にグループツアーでは泊まりたいホテルを指定することはできませんが、プライベートツアーやオーダーメイドツアーでは旅行の自由度が高めです。ホテルを指定することも可能になるので、宿泊費と相談しつつホテルの情報をチェックしてみましょう。
食費(カフェ・レストラン・屋台・スーパーなど)
現地の食べ物を味わうのは、旅の楽しみのひとつといえるでしょう。観光客向けのレストランだけではなく、現地に根付いた「ロカンタ」とよばれる大衆食堂で食事をするのも、現地の雰囲気を感じられるのでおすすめです。レストランよりも割安で食事ができるところも魅力です。
ほかにも、街中の屋台やスーパーマーケットでも食べ物を調達できるので、いろいろ試してみてください。食費の目安として、お酒を飲まなければ1日あたり最低3,000円、お酒を飲む場合は最低5,000円を用意しておきましょう。
主な食事・飲み物の物価・費用相場(水・ケバブ・コーヒー・ビール)
ケバブサンド | 80TL | 400円 |
キョフテサンド | 60TL | 300円 |
サバサンド | 50TL | 250円 |
水(500mlボトル) | 5~10TL | 25~50円 |
トルコアイス | 30TL | 150円 |
トルココーヒー | 25TL | 230円 |
チャイ | 30TL | 150円 |
ビール(グラス) | 75TL | 380円 |
缶ビール | 30TL | 150円 |
ワイン(グラス) | 30TL | 150円 |
上記は、カフェやレストランで飲食したときの相場です。屋台などで買うと割安になります。飲み物も、スーパーで購入すれば少しは節約できるでしょう。
観光費
トルコ旅行では、施設の入場料などの観光費もかかります。観光スポットによって必要なお金は大きく異なるので、興味をもったスポットについて事前に確認しておきましょう。イスタンブールの歴史地区や、カッパドキアには、いくつも観光スポットがあります。
トルコの主な観光スポットの入場料の物価・費用相場
トプカプ宮殿 | 200TL | 1,000円 |
トプカプ宮殿ハレム | 100TL | 500円 |
地下宮殿 | 60TL | 300円 |
考古学博物館 | 90TL | 450円 |
ギョレメ屋外博物館 | 140TL | 700円 |
カイマクル地下都市 | 110TL | 550円 |
ヒエラポリス共通チケット | 150TL | 750円 |
なお、イスタンブールには「MUSEUM PASS ISTANBUL」というパスがあり、185TL(約2,800円)で主要なスポットをお得に観光できます。いくつもスポットを巡るなら検討してみてはいかがでしょうか。
なお、カッパドキアで人気の気球ツアーは約3万〜3万5000円程度と比較的割高です。
神秘的なカッパドキアを空から体験!早朝熱カッパドキア気球ツアー!
トルコ旅行中にかかる交通費
日本とトルコを往復する航空チケットだけでなく、現地の移動にもお金がかかることを忘れてはなりません。トルコ国内にも飛行機が飛んでおり、スポットの場所によっては利用してもよいでしょう。
たとえば、イスタンブールからカッパドキアの空港までだと、安いときで10,000円台が相場です。バスも利用でき飛行機よりも安く済みますが、移動時間が長くなってしまうことに注意しましょう。見どころが多いカッパドキアを訪れる際には飛行機で時間を節約するのがおすすめです。
主な交通機関の物価・費用相場
タクシー(初乗り) | 10TL | 50円 |
トラム | 12TL | 60円 |
オトビュス(一般的な路線バス) | 8TL | 40円 |
メトロビュス(専用レーンを走るバス) | 12TL~ | 60円 |
地下鉄 | 12TL | 60円 |
イスタンブールで公共交通機関を複数回利用するのであれば、プリペイド式のイスタンブールカードの利用がおすすめです。共通使用可能で、チケット購入の手間を省けます。カード代は18TL(約90円)で、初乗りは8TL(約40円)。2時間以内に乗り換えをすれば、乗り換えの度に運賃が割引となる仕組みです。
お菓子・土産物の物価・費用相場
お土産を買う人もいるでしょう。どれだけお土産にお金を使うかは人によって異なりますが、あらかじめ予算を決めておくことで使い過ぎを防げます。
トルコでは、スーパーに行けば、ばらまき菓子にちょうどよい商品を手ごろな価格で手に入れることができます。店舗や地域によって違いはあるものの、ほとんどの菓子の値段が10TL(約150円)未満です。トルコらしいお菓子をお探しなら、ロクム(ターキッシュデライト)がおすすめ。
チョコレート | 20TL | 100円 |
クッキー | 9TL | 45円 |
ロクム | 200TL | 1000円 |
ナザール・ボンジュウ | 50TL~ | 250円~ |
トルコランプ | 350TL~ | 1,750円~ |
陶器の小皿 | 70TL~ | 350円~ |
トルコの伝統工芸品もお土産におすすめです。目玉の形にデザインされた魔除け「ナザール・ボンジュウ」や、色使いが美しいトルコランプ、手描きで絵付けされた味わいのあるデザインが魅力の陶器の食器などなど。価格はピンキリですが、手ごろなものも多くあるので、ぜひグランドバザールなどで探してみてください。
ポケットWi-Fiの料金相場
旅行中にスマホで地図を調べたり、SNSに投稿したりする人も少なくありません。ポケットWi-Fiの料金は、利用する地域や利用できるデータ容量によって異なります。トルコでレンタルすると、通貨レートにもよりますが、1日あたりのレンタル料金の相場は500〜1,500円程度です。
トルコ旅行のシーズンによる費用の違い
トルコには日本と同じように四季があり、気候が安定するのは春〜秋です。この期間の4~11月がトルコ旅行のベストシーズンといってよいでしょう。特に、連休を利用して旅行する人の多いゴールデンウィークや夏休み(7~9月)の期間は、航空券代金やツアー代金が高価になる傾向にあります。もし費用を抑えてトルコに行きたいなら、ゴールデンウィークが明けてから夏休み期間に入るまでの間を狙うのがおすすめです。
オフシーズンを狙うのも旅行費用を抑えるのに効果的です。ただし、真冬になるとお店が閉まったりすることもあるので存分に旅行を楽しめない可能性があります。さらに、冬であっても年末年始は連休で海外旅行をする人が多いので、航空券やツアーの代金が高くなりがちな点に注意しましょう。
トルコ旅行のベストシーズンはいつ?季節別の気候の特徴や服装のポイント
トルコ旅行はツアーを利用したほうが費用はお得?
これまで挙げてきた各費用の相場をベースに、8日間の個人手配による旅行費を計算すると、約50万円前後となります。一方、旅行会社のツアーでは、同じく8日間の旅行期間で30万円前後で設定されているプランもあるため、ツアーを利用したほうがお得だと考えられます。ただし、旅行の費用は食事・宿のランクやお土産費用、観光の内容によっても異なります。旅の目的など各自の状況に合わせて、ツアーを利用すべきか検討しましょう。
トルコ旅行でツアーを利用する場合のチェックポイント
ツアーを選べば、個人旅行と比べて手軽に旅行することが可能です。トルコへのツアーは数多く存在しているので、選ぶのが難しいという人もいるのではないでしょうか。トルコ旅行のツアーを選ぶ際に、費用面でチェックしておきたいポイントを2つ紹介します。
ツアー料金に食費や観光費や燃油サーチャージがすべて含まれているか
ツアーを申し込む前に、ツアー料金の中に、食費や観光にかかる費用がすべて含まれているかどうかを確認しましょう。たとえば、トルコのツアーでは、ベリーダンスや民族舞踊ショーは別料金となっていることが多いです。ツアーに食費が含まれていたとしても、飲み物代金は別料金であることもあります。特にお酒を楽しみにしている人は、思わぬ出費に驚かないよう注意しましょう。
ツアー料金の返金条件の内容はどうか
ツアーを申し込む前に、旅行のキャンセル条件と返金に関する事項をしっかり確認しておきましょう。特に、キャンセル料金が発生するタイミングと、天候などでプランが変更となった場合の対応については、チェックが欠かせません。たとえば、トルコ観光の中でも人気のカッパドキアの気球体験は、天候によってフライトがキャンセルされる場合もあります。返金がなされるのか、どういう対応がなされるかを事前に理解しておけば、プラン変更になっても納得しやすいでしょう。
神秘的なカッパドキアを空から体験!早朝熱カッパドキア気球ツアー!
ターキッシュエア&トラベルのツアーは食費・観光費込み
ターキッシュエア&トラベルはトルコ旅行専門の旅行会社です。ツアー代金には食費と観光費、燃油サーチャージ料が含まれています。また、多くのツアーでは別料金となるベリーダンスや民族舞踊のショーにかかるお金もツアー代金に含まれているので、追加料金のことを心配することなく現地での食事や観光を楽しむことができるでしょう。なお、基本的にアルコールは別料金となります。
天候などやむを得ない理由でツアーが中止となった場合には、代金が返金されます。カッパドキアの気球ツアーを楽しみにしている人にとっては、キャンセル料を心配しなくてすむのは大いに安心できるでしょう。さらに、グループツアーより割高ではありますが、自由に観光したい人に向けて、プライベートツアーやオーダーメイドツアーも提供しています。