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トルコのお酒・飲み物

トルコの発酵飲料「ボザ(BOZA)」


冬場になるとスーパーや街角の店頭で売られるクリーム色に近い黄色い飲み物が「BOZA(ボザ)」と言う発酵飲料です。
発酵による酸味とほんのり甘み、そしてどろっとしたとろみのある濃厚な飲み物です。冬場でも冷たく冷やして飲まれます。

ボザの歴史

ボザ
ボザは10世紀に中央アジアで造られるようになり、その後コーカサス地方に広がり、トルコではオスマン帝国時代から飲まれるようになりました。現在も元オスマン帝国領土の東欧やバルカン半島などのトルコ周辺の国でも愛飲されています。
ボザの原料は麦芽ですが、国によっては小麦、トウモロコシ、雑穀で造られることも有り、国や地域によって味が違うとの事。因みに、トルコのボザは小麦粉かキビを発酵させたものが主流となっています。
ボザは、オスマン帝国で16世紀まで自由に飲まれており、ボザの醸造が経済活動の主流にまでなっていましたが、その頃のボザはアルコール度数も高く、アヘンを含むボザも出回るようになり、オスマン帝国11代皇帝セリム2世によりボザが禁止されました。

ボザ
その後、アルコール度数の低いボザが飲まれていましたが17世紀には第19代皇帝メフメット4世が帝国内でのアルコール飲料を禁止した際に、この頃のボザにも甘酒の様に1%とわずかにアルコールが含まれていたため、ボザもこの禁止適用に含まれ当時のボザ屋は全て閉店することとなりました。その数イスタンブールだけで300店舗1500人が職を失ったと言われています。
なお、この頃常備歩兵軍団のイエニリェリではボザは強壮作用や体を温める効果があると好んで飲まれていたようです。
19世紀に入るとノンアルコールの甘いボザがオスマン帝国宮廷内でも飲まれるようになり、市民にも広まり現在までボザがトルコで愛飲されるようになりました。
また、ボザは乳酸、ビタミンA・B・Eを含みエネルギー・栄養価が高いため、健康飲料としても広く飲まれています。

創業150年の老舗ボザ屋「VEFA BOZACISI」

ヴェファ・ボザジュス
トルコで1870年頃までは、さらっとして茶色く酸味のきついボザが飲まれていましたが、ハジュ・サドゥックと言う人が1970年に現在トルコで飲まれているまったり濃厚・薄黄色・ほんのり酸味の美味しいボザを独自の製法で作り出し、6年間冬の間このボザを銅製の大きな水筒に入れて肩に担いで路上販売したところ、この味が瞬く間に街中で有名になり、1976年にスレイマニエモスクの近くのVEFA(ヴェファ)と言う地区に「VEFA・BOZACI(ヴェファ・ボザジュス)」を創業しました。このお店の味はトルコのボザのスタンダードとなり、創業より現在まで150年間今でも同じ味を提供し続けています。観光地中心地からは少し離れていますが、平日でも常にお店はお客さんで賑わっているので、旧市街観光のついでに少し寄り道をして150年間続く味を是非味わってみて下さい。

ボザとひよこ豆

ヴェファ・レブレビジスィ
ボザを飲む時に欠かせないのがトルコ語でLEBLEBI(レブレビ)と言われる炒ったヒヨコ豆です。レブレビ自体はパサパサしていますが、レブレビはボザとの相性が抜群で、ボザの上にどっさり乗せてスプーンですくって食べるとレブレビの香りがボザに混ざりより一層ボザの味が引き立ちます。
尚、老舗ボザ屋VEFA BOZACISIのボザにはレブレビが乗ってませんので、レブレビをのせて味わいたい方はVEFA BOZACISIの真向かいにある1922年創業のレブレビ屋「TARİHİ VEFA LEBLEBİCİSİ(ターリヒ・ヴェファ・レブレビジスィ)」でレブレビを買ってからボザを頼む様にしてください。

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