トルコ料理
おすすめのトマトサラダ レシピと食べ方を紹介!
トルコはトマトの生産に適した気候と地理的条件に恵まれていて、生産量は世界3位です。トルコのトマトは酸味と甘みのバランスが良く、トルコの食文化に欠かせないサラダにも重要な野菜です。ここではトルコのトマトサラダやトマトペーストを使った前菜、世界各国のトマトサラダ、トルコのトマト文化等について解説致します。
チョバンサラタ(Çoban Salata)はトルコの定番サラダで、チョバンはトルコ語で羊飼いを意味することから、日本では「羊飼いのサラダ」と呼ばれています。トマト、きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、青唐辛子などを角切りにして、塩とオリーブオイル、レモン汁、刻んだパセリで和えたシンプルなサラダです。さっぱりした味なので、肉料理に合わせると箸休め的な存在にもなります。
数多くあるトルコのトマトを使ったサラダや前菜の中でも定番のチョバンサラタ(羊飼いのサラダ)の簡単レシピをご紹介します。
《材料》
トマト…4個、きゅうり…4本、ピーマン…4個、玉ねぎ…2分の1個、レモン…2分の1個、塩・エキストラバージンオリーブオイル・パセリ…適量
① トマト、キュウリ、ピーマンを1㎝程のさいの目に切り、玉ねぎは粗みじん切りにします。
② 切った野菜をボウルに入れて塩をふって味を調え、エキストラバージンオリーブオイルとレモン汁で和えます。最後に刻んだパセリを彩りよくのせて、盛り付けます。
トマトはイタリア料理に欠かせない食材の一つです。カプレーゼはイタリア発祥のトマトとモッツァレラチーズ、バジルを使ったサラダです。作り方は簡単で、食べやすい大きさに切ったモッツァレラチーズとトマトを交互にお皿に盛り付け、上にフレッシュバジルまたはバジルソースをのせて、ドレッシング代わりにオリーブオイル、塩・胡椒をお好みでかけるだけです。正式名称は「インサラータ・カプレーゼ」といい、「カプリ島のサラダ」という意味で、赤・白・緑でイタリア国旗と同じ色をしているので、国民からこよなく愛されているサラダです。
詳しいレシピはこちら(クラシル)
ラタトゥイユは、フランス南部プロバンス地方ニースの郷土料理です。玉ねぎ・ズッキーニ・ピーマン・ナスなどの夏野菜をニンニクとオリーブオイルで炒め、トマトを加え塩・胡椒で味付けし、白ワインとローリエ・オレガノなどのハーブを加えて煮た料理です。温かい状態で食べても、冷やしてサラダとして食べても美味しいです。
詳しいレシピはこちら(みんなのきょうの料理)
トマトと玉ねぎ、ピーマンを使ったメキシコのサルサソースは、タコス料理に欠かせません。みじん切りにした野菜を塩とレモン汁やタバスコに漬けたメキシコの代表的なトマトベースの調味料です。お好みでケチャップやハラペーニョ、パクチーを加えたりしてアレンジ方法も様々です。タコスのトッピングにはもちろん、生野菜にのせてサラダ風にしたり、トルティーヤチップスのディップにしたりと色々な食材と相性抜群です。
詳しいレシピはこちら(クラシル)
アクデニズ・サラタス(Akdeniz Salatası)は地中海地方のサラダで、先にご紹介したチョバンサラタスにトルコの白チーズを加えたサラダです。イタリアンのカプレーゼでお馴染みのトマトと白チーズの組み合わせは最高で、塩気のあるチーズと野菜の相性も抜群です。
ゼイティン・サラタス (Zeytin Salatası)は、トマトや玉ねぎ、ピーマンとオリーブを和えたサラダです。トルコはオリーブの生産量世界4位で、栽培に適した地中海性の気候で50種類以上のオリーブが育てられています。オリーブの黒や緑とトマトの赤でカラフルな見た目も魅力的なサラダです。塩、オリーブオイルの他にミントなどを入れて風味をつけることもあります。
トルコには130種類以上のチーズがあるといわれ、その中でも特に人気なのがトルコの白いフェタチーズの「ベヤズ・ペイニール」です。木綿豆腐のような見た目で、塩気がしっかりしているので、トマトと一緒にサラダやおつまみ感覚で食べられています。
フェタチーズは世界最古のチーズ!作り方やおすすめレシピを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
アジュルエズメ(Acılı Ezme)は、トルコのメゼと呼ばれる前菜の一つです。トマト、玉ねぎ、パセリ、ニンニクをみじん切りにして、塩とオリーブオイル、赤唐辛子粉で和えたピリっと辛いスパイシーなペーストです。激辛ではなく、野菜の甘みや酸味、苦みが楽しめる料理です。
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トルコ語でパトゥルジャンはナス、イマムはお坊さん、バユルドゥは気絶という意味なので、日本語では「お坊さんの気絶」という名前で呼ばれている料理です。ナスの真ん中に切れ目を入れて素揚げにして、みじん切りにしたトマトと玉ねぎ、にんにくをオリーブオイルで炒め塩、胡椒、スパイスなどで味付けしたものをナスの中に詰めて、煮込んだ料理です。冷蔵庫に入れて冷ますとサラダ感覚で食べられます。
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ドマテス・ソスル・パトゥルジャン(Domates Soslu Patlican)は、ナスとパプリカのトマトソース煮です。フランス料理のラタトゥイユのような料理で、メインとしてもソースとしても使われます。冷やしてサラダ感覚で食べるのも美味しいです。
バルブンヤ・ピラキ(Barbunya Pilaki)は、白インゲン豆やうずら豆をトマト、ジャガイモ、玉ねぎなどと煮込んで冷製に仕立てた料理です。ブルブンヤという名前の魚にうずら豆の一種が似ていることが名前の由来になったそうです。
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トルコのトマトペースト・サルチャは日本で販売されているトマトペーストに比べ、味噌に近い固さです。とても濃厚な味で、トマトの自然な甘みや酸味、旨味が感じられ、トマトそのものがギュッと凝縮されている感じです。それもそのはず、なんと、1キロのサルチャを作るのに6キロものトマトを使用するそうです。サルチャは、煮込みやスープの味付けに使ったり、パンにそのまま塗って食べたりと、色々使える万能ペーストでトルコの家庭の冷蔵庫には必ず入っているそうです。サルチャは、日本の味噌のような存在でありトルコ料理には欠かせない調味料なのです。
世界中の料理に欠かせないトマトの気になるカロリーは、1個(150g)あたり30カロリーと低カロリーです。サラダとして生で食べる場合は、しっかりした実をよく噛んで食べれば満腹感も得られるので食事の前に食べるとダイエット効果も得られます。そして、トマトは低カロリーながらも栄養素が豊富です。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、抗酸化作用がはたらくと免疫力が下がる原因となる活性酸素を取り除くので、免疫力を保つことにつながります。また、リコピンには、紫外線によってメラニンを抑制する効果があるので、美白効果が期待できます。健康や美容、ダイエットにも効果のあるトマトを私たち日本人ももっと多く食事に取り入れていきたいですね!
目次
トルコのトマトサラダ・チョバンサラタのレシピ
チョバンサラタ(Çoban Salata)はトルコの定番サラダで、チョバンはトルコ語で羊飼いを意味することから、日本では「羊飼いのサラダ」と呼ばれています。トマト、きゅうり、玉ねぎ、ピーマン、青唐辛子などを角切りにして、塩とオリーブオイル、レモン汁、刻んだパセリで和えたシンプルなサラダです。さっぱりした味なので、肉料理に合わせると箸休め的な存在にもなります。
数多くあるトルコのトマトを使ったサラダや前菜の中でも定番のチョバンサラタ(羊飼いのサラダ)の簡単レシピをご紹介します。
《材料》
トマト…4個、きゅうり…4本、ピーマン…4個、玉ねぎ…2分の1個、レモン…2分の1個、塩・エキストラバージンオリーブオイル・パセリ…適量
① トマト、キュウリ、ピーマンを1㎝程のさいの目に切り、玉ねぎは粗みじん切りにします。
② 切った野菜をボウルに入れて塩をふって味を調え、エキストラバージンオリーブオイルとレモン汁で和えます。最後に刻んだパセリを彩りよくのせて、盛り付けます。
世界各国のトマトサラダ
トマトはサラダにもソースにも使える万能な野菜で、世界中で愛されています。ここでは、世界各国の代表的なトマトサラダをご紹介致します。イタリアのトマトサラダ・カプレーゼ
トマトはイタリア料理に欠かせない食材の一つです。カプレーゼはイタリア発祥のトマトとモッツァレラチーズ、バジルを使ったサラダです。作り方は簡単で、食べやすい大きさに切ったモッツァレラチーズとトマトを交互にお皿に盛り付け、上にフレッシュバジルまたはバジルソースをのせて、ドレッシング代わりにオリーブオイル、塩・胡椒をお好みでかけるだけです。正式名称は「インサラータ・カプレーゼ」といい、「カプリ島のサラダ」という意味で、赤・白・緑でイタリア国旗と同じ色をしているので、国民からこよなく愛されているサラダです。
詳しいレシピはこちら(クラシル)
フランスのトマトサラダ・ラタトゥイユ
ラタトゥイユは、フランス南部プロバンス地方ニースの郷土料理です。玉ねぎ・ズッキーニ・ピーマン・ナスなどの夏野菜をニンニクとオリーブオイルで炒め、トマトを加え塩・胡椒で味付けし、白ワインとローリエ・オレガノなどのハーブを加えて煮た料理です。温かい状態で食べても、冷やしてサラダとして食べても美味しいです。
詳しいレシピはこちら(みんなのきょうの料理)
モロッコのトマトサラダ・シュラダ・マテシャ
シュラダ・マテシャ(Shlada Matesha)は、モロッコの代表的なトマトサラダです。一口サイズに切ったトマト、きゅうり、赤玉ねぎ、パクチー、オリーブオイルを適量回しかけて混ぜます。そこにクミン、塩、胡椒、レモン汁を加えて更に混ぜ合わせたスパイシーなサラダです。メキシコのトマトサラダ・サルサ
トマトと玉ねぎ、ピーマンを使ったメキシコのサルサソースは、タコス料理に欠かせません。みじん切りにした野菜を塩とレモン汁やタバスコに漬けたメキシコの代表的なトマトベースの調味料です。お好みでケチャップやハラペーニョ、パクチーを加えたりしてアレンジ方法も様々です。タコスのトッピングにはもちろん、生野菜にのせてサラダ風にしたり、トルティーヤチップスのディップにしたりと色々な食材と相性抜群です。
詳しいレシピはこちら(クラシル)
トルコのトマトを使ったサラダや前菜
トマトやトルコのトマトペースト・サルチャは、トルコ料理に欠かせません。ここでは、代表的なトマトサラダや前菜をご紹介致します。アクデニズ・サラタス
アクデニズ・サラタス(Akdeniz Salatası)は地中海地方のサラダで、先にご紹介したチョバンサラタスにトルコの白チーズを加えたサラダです。イタリアンのカプレーゼでお馴染みのトマトと白チーズの組み合わせは最高で、塩気のあるチーズと野菜の相性も抜群です。
ゼイティン・サラタス
ゼイティン・サラタス (Zeytin Salatası)は、トマトや玉ねぎ、ピーマンとオリーブを和えたサラダです。トルコはオリーブの生産量世界4位で、栽培に適した地中海性の気候で50種類以上のオリーブが育てられています。オリーブの黒や緑とトマトの赤でカラフルな見た目も魅力的なサラダです。塩、オリーブオイルの他にミントなどを入れて風味をつけることもあります。
フェタチーズとトマト
トルコには130種類以上のチーズがあるといわれ、その中でも特に人気なのがトルコの白いフェタチーズの「ベヤズ・ペイニール」です。木綿豆腐のような見た目で、塩気がしっかりしているので、トマトと一緒にサラダやおつまみ感覚で食べられています。
フェタチーズは世界最古のチーズ!作り方やおすすめレシピを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
アジュルエズメ
アジュルエズメ(Acılı Ezme)は、トルコのメゼと呼ばれる前菜の一つです。トマト、玉ねぎ、パセリ、ニンニクをみじん切りにして、塩とオリーブオイル、赤唐辛子粉で和えたピリっと辛いスパイシーなペーストです。激辛ではなく、野菜の甘みや酸味、苦みが楽しめる料理です。
クスル
クスルは、トルコの国民食の挽き割り小麦・ブルグルとトルコの濃厚なトマトペースト・サルチャ、塩、粗挽き赤唐辛子を混ぜてオリーブオイルで炒めます。炒めたものが冷めたら、刻んだ玉ねぎ、パセリ、ピクルスなどを混ぜ合わせて食べるトルコの伝統的な家庭料理です。トルコでは、仕上げにざくろソースをかけたり、レタスで巻いてサラダ感覚で食べたりするのが一般的です。ブルグルのレシピと食べ方 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
パトゥルジャン・イマム・バユルドゥ
トルコ語でパトゥルジャンはナス、イマムはお坊さん、バユルドゥは気絶という意味なので、日本語では「お坊さんの気絶」という名前で呼ばれている料理です。ナスの真ん中に切れ目を入れて素揚げにして、みじん切りにしたトマトと玉ねぎ、にんにくをオリーブオイルで炒め塩、胡椒、スパイスなどで味付けしたものをナスの中に詰めて、煮込んだ料理です。冷蔵庫に入れて冷ますとサラダ感覚で食べられます。
ドマテス・ドルマ
トルコの伝統料理の一つにドルマ(Dolma)という、中身をくり抜いた野菜にお米を主体とした具を詰めた料理があります。トルコ語でトマトはドマテス(Domates)なので、ドマテス・ドルマは、トマトの中身をくり抜いて、その中にピラフやお肉などを詰めて水やスープで煮た料理です。中に詰める具がお肉なら温菜となり、お米なら冷菜になります。トルコの前菜としてお馴染みのドマテス・ドルマは、サラダのようにさっぱり食べられる料理です。ドルマ(Dolma):ミディエ・ドルマ、ドマテス・ドルマなど | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
ドマテス・ソスル・パトゥルジャン
ドマテス・ソスル・パトゥルジャン(Domates Soslu Patlican)は、ナスとパプリカのトマトソース煮です。フランス料理のラタトゥイユのような料理で、メインとしてもソースとしても使われます。冷やしてサラダ感覚で食べるのも美味しいです。
バルブンヤ・ピラキ
バルブンヤ・ピラキ(Barbunya Pilaki)は、白インゲン豆やうずら豆をトマト、ジャガイモ、玉ねぎなどと煮込んで冷製に仕立てた料理です。ブルブンヤという名前の魚にうずら豆の一種が似ていることが名前の由来になったそうです。
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコは世界一トマトを食べる国!
トルコ料理には多種多様なトマトサラダやトマト、トマトペーストを使った前菜があることをご紹介しましたが、何とトルコの人はトマトを世界一消費しているのです。2013年の国際連合食糧農業機関(FAO)の資料によると、トルコは一人当たり年間で99㎏のトマトを消費しています。日本人の年間消費量は一人あたり10㎏(1日プチトマト2個程度)なので、トルコの人は、約10倍もの量のトマトを消費しています。トマトサラダや前菜の他にもトルコ料理でトマトやトマトペーストを使っていない料理を探すのが難しい程です。トマトを毎日食べれば医者いらず?!脅威の健康効果やおすすめレシピ | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコのトマトペースト・サルチャ
トルコのトマトペースト・サルチャは日本で販売されているトマトペーストに比べ、味噌に近い固さです。とても濃厚な味で、トマトの自然な甘みや酸味、旨味が感じられ、トマトそのものがギュッと凝縮されている感じです。それもそのはず、なんと、1キロのサルチャを作るのに6キロものトマトを使用するそうです。サルチャは、煮込みやスープの味付けに使ったり、パンにそのまま塗って食べたりと、色々使える万能ペーストでトルコの家庭の冷蔵庫には必ず入っているそうです。サルチャは、日本の味噌のような存在でありトルコ料理には欠かせない調味料なのです。
気になるトマトのカロリーと栄養
世界中の料理に欠かせないトマトの気になるカロリーは、1個(150g)あたり30カロリーと低カロリーです。サラダとして生で食べる場合は、しっかりした実をよく噛んで食べれば満腹感も得られるので食事の前に食べるとダイエット効果も得られます。そして、トマトは低カロリーながらも栄養素が豊富です。トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、抗酸化作用がはたらくと免疫力が下がる原因となる活性酸素を取り除くので、免疫力を保つことにつながります。また、リコピンには、紫外線によってメラニンを抑制する効果があるので、美白効果が期待できます。健康や美容、ダイエットにも効果のあるトマトを私たち日本人ももっと多く食事に取り入れていきたいですね!