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アガサ・クリスティとは?稀代の小説家の生涯とおすすめ作品を徹底解説


普段、小説をあまり読まれない方でも「アガサ・クリスティ」という名前は耳にしたことがあるのではないでしょうか?中でも日本で一番有名な作品はドラマや舞台にもなっている「オリエント急行殺人事件」は知っている人も多いでしょう。

ここでは、ミステリーの女王アガサ・クリスティの知られざる生い立ちやおすすめ作品などを徹底解説します!

目次

アガサ・クリスティとは?

アガサ・クリスティは、イギリス出身の作家です。本名はアガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティといいます。発表した推理小説の多くが世界的なベストセラーとなり「ミステリーの女王」と呼ばれています。

刊行された書籍数の累計は20億部以上と推定されていて、これは聖書とシェイクスピアに次ぐ数字とも言われています。ギネスブックでは「史上最高のベストセラー作家」として認定されています。

アッと驚くトリックと緻密な人物描写で描かれるアガサの小説は世界中で親しまれ、日本でもほぼ全ての作品が翻訳・刊行されています。作品数が非常に多い作家の中で、現在ほとんど全ての作品の新刊を書店で手軽に購入することができる唯一の推理作家です。

2003年には全100冊となる”クリスティー文庫”が早川書房から刊行され、その偉大さを改めて世に知らしめました。

アガサ・クリスティの生涯

アガサ・クリスティ
アガサ・クリスティは、1890年にイギリス南西部のデヴォンシャーに生まれました。3人姉弟の末っ子で、10歳近く年の離れた姉と兄がいました。父フレデリックはアメリカ人の事業家でしたが、商才に乏しく、祖父の残した遺産を投資家に預けて、自身は働かずに暮らしていました。

母クララは父の従妹で、少々変わった価値観を持っていました。母の特異な性格はアガサや家族の運命に少なからぬ影響を与えましたが、フレデリックは奔放な妻を生涯愛し続け、アガサも母を尊敬し続けました。

7歳まで読み書きできなかった?母クララによる特異な教育

少女時代のアガサは兄や姉のように正規の学校で学ぶことを禁じられ、母親によって直接教育を受けました。母クララの教育に対する不思議な信念は幼いアガサに大きな影響を与えました。

例えばクララは「7歳になるまでは字が書けない方が良い」となぜか信じており、アガサに字を教えませんでした。それによりアガサは一般の子供より識字が遅く、父がこっそり手紙を書く手伝いをさせるまで満足に文字が書けませんでした。

変則的な教育は、字を覚えた後も独特の癖をアガサに残してしまい、現存している子供時代の手紙はスペルミスが非常に多いです。

学校に通わず父の蔵書で教養を深める

同年代の子供がパブリックスクールで教育を受ける間、アガサは学校に入ることを許されませんでした。同年代の友人がいないアガサは使用人やメイドと遊んだり、家の庭園で空想上の友人と一人遊びをしたりして過ごし、内気な少女に育っていきました。

一方で、父の書斎で様々な書籍を読みふけって過ごし、様々な事象に対する幅広い知識を得て、教養を深めることが出来たのです。また、一家が短期間フランスに移住した時、礼儀作法を教える私学校に入って演劇や音楽を学びました。

結局、母は最後まで正規の教育を学ぶことは許さなかったそうですが、アガサ自身は自らが受けた教育について誇りを持っていたそうです。このような教育がアガサの類稀な才能を開花させたのかもしれませんね。

 
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アガサ・クリスティの小説家としてのスタート

アガサ・クリスティは、第一次大戦の最中に病院勤務をしていた時にかつての読書体験や病院勤務の経験を活かしてミステリーを書こうと決心しました。

彼女の作家生活はデビュー当初から上手くいっていたわけではなく、デビュー作の「スタイルズ荘の怪事件」は原稿を送った6社に断られ、7社目にしてようやく出版に至ったという苦労も味わっています。

デビュー作の「スタイルズ荘の怪事件」は、アガサが生んだ世界で最も有名な探偵の1人、エルキュール・ポアロが初登場する記念すべき作品です。

「アクロイド殺し」論争と謎の失踪事件

彼女がミステリー作家として一躍注目を集めたのは、そのトリックがフェアかアンフェアかで一大論争を巻き起こしたポアロシリーズ第3作で衝撃の問題作「アクロイド殺し」を発表したことがきっかけでした。

しかし、この論争が巻き起こった直後、アガサは住み込みのメイドに行先を告げずに一人で車で出かけたまま失踪してしまいます。警察も捜査に出動して大騒動となったこの事件は、11日後に保養地のホテルで保護されたことで無事解決しましたが、今もその真相は謎に包まれています。当時のアガサは、母の死や最初の夫との離婚など、精神的に不安定な時期でもあったようです。

二度目の結婚と小説家としての円熟期

その後もミステリー作家として代表作を次々に発表し続けていきますが、特に2番目の夫である考古学者のマックス・マローワンと1930年に再婚してからは「そして誰もいなくなった」、「オリエント急行の殺人」、「ABC殺人事件」をはじめとする傑作を次々に送り出しています。

この時期に代表作が集中しているのは、精神的にも、また生活の方も安定したことが影響していると考えられており、以後はメソポタミヤで夫の発掘を助けながら、充実した作家生活を送るようになりました。

晩年になると毎年一作品をクリスマスに合わせて発表するようになり、クリスマスの日にアガサ・クリスティの作品を読むことはイギリス人の恒例行事といえるほどだったそうです。

1920年に探偵ポアロシリーズ第1作「スタイルズ荘の怪事件」を発表して以来、最後の発表作1976年の「スリーピング・マーダー」まで、全部で66の長編と150にのぼる中短編、自伝、メアリ・ウェストマコット名義の普通小説、その他劇場用・ラジオ用ミステリーなどを発表し、およそ50年もの長きにわたって活躍しました。

死後、作品の権利は子孫が相続

アガサ・クリスティは1976年1月12日、風邪をこじらせたことが原因で、イギリスのウォリングフォードにあった自宅で85年の生涯を終えました。アガサは、亡くなる前に、お気に入りの作品の権利を娘と孫に譲渡しています。

アガサ・クリスティ作品の魅力

アガサ・クリスティ

緻密な人物描写と伏線

アガサ・クリスティの作品は、小説でありながら、読んでいると映像を見ているように感じることがあります。それは、登場人物それぞれの特徴を捉え、生き生きと描写されているからではないでしょうか。

事件が起きる前、そして事件発生後も、登場人物の言動は細かく記載され、読むにつれて、それぞれの人物像が鮮明になっていきます。そうした細かい要素の積み重ねが、物語に深みを持たせ複雑な色合いを加えているのです。

また、一見事件とは関係ないと思われる場面にも、細かい伏線が張られています。物語が終盤になって、それらが犯罪に至る要素であったことに気づかされるというわけです。

最も多く使われた殺害方法は「毒殺」

また、アガサ・クリスティの作品が長く楽しまれている要因の1つとして“現実からの逃避”が挙げられのではないでしょうか。作品には多くの殺人事件が登場しますが、残虐な殺害シーンや犯罪現場の悲惨さが克明に描かれることはありません。

アガサは乱暴な殺し方を嫌い、薬物を使う方法を好みました。殺人事件の約40%が毒殺によるもので、射殺や撲殺を抑えて断然多いです。これには、アガサが第一世界大戦中に看護婦見習いをしたり、薬局で調剤の仕事をしたりしていたためです。

その頃に薬剤師の資格をとり、仕事をしながら毒薬の勉強もしていたようです。デビュー作『スタイルズ荘の怪事件』でも早速その知識を生かし、毒薬を登場させています。

アガサがそうしたシーンを好まなかったということもあるでしょうが、殺人時の詳細な描写よりも、それに至る経緯や犯人の心の動きを描くことを重要視しているのです。

アガサ・クリスティは意外に恋愛小説も得意

アガサ・クリスティはミステリー作家として知られていますが、意外にもメアリ・ウェストマコットという著者名で恋愛小説も出版しています(日本ではアガサ・クリスティ名義で出版)。

ちなみにミステリーとしての彼女の代表作の1つ『ホロー荘の殺人』でも報われない恋と愛のもつれが原因で殺人事件が起きます。また『杉の柩』のヒロインで婚約者を取られてしまった女性エリノアは、恋のライバルであるメアリーが何者かに殺され、エリノアに容疑がかけられるがポワロがその真相を明らかにすると言う物語です。

どちらもミステリーとしてだけではなく悲しい恋愛ものとしても楽しめます。それも恋愛小説家アガサという面を持つからなのでしょう。

アガサ・クリスティの代表作5選

アガサ・クリスティ
「アガサ・クリスティという名前はきいたことあるけど、有名作品も沢山あるし…何から読めばいいの…?」とお考えの方も多いのではないでしょうか?ここでは、アガサ・クリスティの代表作をご紹介致します。

スタイルズ荘の怪事件

「スタイルズ荘の怪事件」は、アガサ・クリスティのデビュー作です。そして、探偵エルキュール・ポアロの初登場作品でもあり「伝説の始まり」と言える作品です。

スタイルズ荘で起きた殺人事件をポアロが推理していく、という至ってシンプルな内容ではありますが、序盤で提示した手がかりを終盤でキレイに回収し、二転三転しながら意外な犯人へと導く、という王道のようなミステリー小説です。デビュー作ながら、そのクオリティの高さは言うまでもありません。

アクロイド殺し

アガサ・クリスティの小説の中でというよりも、この世に存在するミステリー小説の中でも特に有名な超傑作です。

この作品は、探偵エルキュール・ポアロの隣人により書かれた手記という形で展開しますが、実はその隣人自身が犯人であったため、「語り手が犯人である」という叙述トリックが読者に対してフェアかどうかの論争を引き起こすことになりました。

現在でも推理小説史上に残る名著として、アガサ・クリスティの代表作の一つに挙げられています。とにかく衝撃的な展開で終盤が近づくにつれてどんどん面白くなり、クライマックスでは「もしかして…?」となって真相を突きつけられたときは気持ち良さすら感じます。

ナイルに死す

ナイル
まるで旅行小説のような、エジプトに行ってみたくなるような雰囲気のある作品です。人を愛しすぎることから生まれる激しい嫉妬と欲望が生みだす禁断のトライアングル・ミステリーです。エジプトの神秘的なナイル川を巡る豪華客船を舞台に、自身の人生をも変えるほどの難事件を偶然乗り合わせたポアロが解決していきます。

アガサ・クリスティ作品の中でもかなりの長編ですが、飽きさせることなくどっぷりと読書の世界へ浸ることができます。事件が起きるまでの流れ、解決までの過程やトリックはもちろん、人間ドラマとしても魅せてくれる小説です。

ミステリーという前に、小説として面白い作品です。沢山の登場人物それぞれの言動、小さな出来事を繋げて探偵ポアロが最後に見せてくれる真相には「なるほど!」と唸ってしまいます。

2020年はアガサ・クリスティの作家デビュー100周年と生誕130周年でした。これを記念して、イギリスを代表する俳優で映画監督のケネス・ブラナーが「ナイル殺人事件」というタイトルで主演・監督を務め映画を製作しました。日本では2022年2月公開予定となっており、こちらも楽しみですね。

映画「ナイル殺人事件」20th CENTURY STUDIOS公式サイト:
https://www.20thcenturystudios.jp/movie/nile-movie.html


メソポタミヤの殺人

物証の少ない中、容疑者の人間性に注目して推理を組み立てていくというメソポタミヤで起きた事件にポアロが挑む作品です。この人が犯人なんじゃない?という予想が毎回外れる展開にはまいってしまいます。まさかの犯人はもちろんですが、そのトリックにも驚かされます。思わず「やられた!」と叫びたくなります。

そして、ロマンスを絡めた殺人を描かせるとアガサ・クリスティの右に出る者はいないとも感じる作品です。動機に重点をおいているため、人間ドラマとしても面白いです。登場人物の名前がややこしくなかなか覚えられなくても、スイスイ読めてしいます。いつもながら意外な犯人だろうとは予想していても、真相に驚かされます。

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そして誰もいなくなった

「そして誰もいなくなった」は、1939年に発表されました。本作は、世界中のミステリー小説の中で最も売れた本として知られており、これまでに世界中で1億冊以上が出版されている文字通りの不朽の名作です。

絶海の孤島が舞台で、外界から遮断され誰も出入りできない状況で事件が起きる、いわゆる「クローズド・サークル(何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件を扱った作品)」ものの代表的作品であると共に、子守唄になぞらえて人が殺されていくという「見立て殺人」の要素も持っていて、ミステリーの面白さがすべて詰まっていると評されることも少なくありません。

 
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アガサ・クリスティの名作「オリエント急行殺人事件」

オリエント急行
アガサ・クリスティの代表作をご紹介してきましたが、やはり日本で一番知られている小説は、「オリエント急行殺人事件」ではないでしょうか。1934年に発表され、長編としては14作目、探偵ポアロシリーズとしては8作目にあたる作品です。

シリアでの仕事を終えたポアロは、トルコ古都イスタンブール発ロンドン行きのオリエント急行に乗り、イギリスへの帰途につきました。途中、列車は大雪にはまり立ち往生した中で殺人事件が起きるという内容です。

犯人は列車から逃げられないはずなのに乗客全員のアリバイがあるという中で事件を解決していきます。とある事件が動機となり、互いにアリバイを補完し合い乗客13人が犯人だったという衝撃的な結末を迎える作品です。

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オリエント急行殺人事件執筆のきっかけ

作家として数々の事件を創造したアガサ・クリスティですが、実際に小説さながらの事件を引き起こしたこともあります。36歳のときに母を失った直後、自宅から突然姿を消してしまいました。

警察が捜索隊を組織して付近の森を探すも手がかりはなく、夫のアーチボルドに愛人がいたことから「彼が殺したのでは?」という報道も飛び出しました。そして、11日後にとあるリゾートホテルで発見されました。このときアガサは愛人の名前を使って宿泊していたそうです。

失踪事件後、アガサはアーチボルドと離婚、傷心旅行を計画していました。行き先は西インド諸島の予定でしたが、その直前に友人の紹介でバグダットから帰ってきた夫妻と知り合いました。

「バグダットにはオリエント急行で行ける」と教えてもらったアガサは、西インド諸島の旅行をキャンセルし、オリエント急行を予約しバグダットへと旅立ちました。そして、そこで知り合った14歳年下の考古学者マックス・マローワンと恋に落ち、その年のうちに結婚したのです。

この傷心旅行でオリエント急行に乗ったことが「オリエント急行殺人事件」のインスピレーション源になったのは間違いないでしょう。

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オリエント急行殺人事件が執筆されたホテルはトルコにある!

ペラ・パレス
オリエント急行の終着駅であるイスタンブールの「ペラ・パレス・ホテル・ジュメイラ」でアガサ・クリスティはオリエント急行殺人事件を執筆しました。ホテルの創業は1892年です。このホテルはオリエント急行で、フランスからイスタンブールを訪れる王侯貴族や著名人のためとして歴史が始まりました。

アールヌーボー、ネオクラシック建築の建物は、当時、スルタン(皇帝)の住む宮殿以外で唯一、お湯や電気設備が整った建物だったそうです。トルコ初の電動エレベーターもこのホテルに備えられました。2008年に大々的なリノベーションが行われましたが、建築当時と変わらないクラシカルな美しさは今も健在です。

このホテルに泊まる時は必ず411号室を利用したアガサは、この部屋でオリエント急行殺人事件を執筆したのです。この部屋は現在「アガサ・クリスティ・キングルーム」と名付けられています。深紅でまとめられたシックな部屋は、ミステリーの女王にふさわしい独特の雰囲気を感じさせます。アガサの写真や本も飾られており、アガサ・クリスティファンには堪らないお部屋です。

ペラ・パレス・ホテルはアガサ・クリスティの他にも、トルコの初代大統領ムスタファ・ケマル・アタチュルクをはじめ、作家のアーネスト・ヘミングウェイ、女優のグレタ・ガルボなど各界の著名人が宿泊しています。

ホテルの2階には「Agatha Restaurant(アガサ・レストラン)」があります。「オリエント急行殺人事件」にインスパイアされたとのことで、白黒チェックの床など、探偵ポワロシリーズに登場するアール・デコ様式が取り入れられた内装が美しいレストランです。トルコ料理をはじめ、フレンチ、イタリアンなど料理にも定評があります。

ペラ・パレス
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映像化されたオリエント急行殺人事件

アガサ・クリスティの代表作「オリエント急行殺人事件」は、1974年にアメリカ人の監督シドニー・ルメットにより初めて映画化されました。1974年11月に北米で公開されヒットを記録、アメリカ国内でおよそ3500万ドルの興行収入を挙げました。

同年度の第47回アカデミー賞では、主演男優賞、助演女優賞、脚色賞、撮影賞、作曲賞、衣装デザイン賞の6部門でノミネートされ、そのうちイングリッド・バーグマンが助演女優賞を受賞しました。

探偵ポアロを演じたのはイギリス人の俳優アルバート・フィニーでした。ピタッと7:3に分けられた黒髪に、くるりと巻かれたシャープな黒髭という凝った役作りで高評価を得ましたが、彼がポアロを演じたのはこの1作品だけでした。

その後、2017年にも英国の名匠ケネス・ブラナーの主演・監督で映画化されました。ブラナー監督が自ら名探偵ポアロ役を演じ、殺害されるアメリカ人の富豪役にジョニー・デップ、未亡人役にミシェル・ファイファー、家庭教師役にデージー・リドリー、公爵夫人役にジュディー・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルズという豪華キャスト陣でした。キャストの火花散る演技合戦と衝撃的な結末に至るまで、画面からひとときも目が離せない作品です。

ブラナー監督は「人間的に複雑な要素を備えた復讐の物語であり、人の死によってもたらされる悲しみに、人はどのように向き合っていくべきなのかを問う作品である」と語りました。クライマックスで明らかになる真実と、それに直面した探偵ポアロが下す決断は、まさにそういった部分を強く感じさせるものとなっているといえます。



日本では2015年にフジテレビ開局55周年企画として、三谷幸喜版『オリエント急行殺人事件』がドラマ化されました。ドラマは2夜連続で放送され、第1夜ではできる限り原作に忠実に物語が展開し、第2夜では犯人の視点から事件が再構築されるという奇抜な構成です。

原作をこよなく愛する三谷幸喜にしか出来ない驚愕の展開が繰り広げられます。世界の誰も見たことのない『オリエント急行殺人事件』と言えるでしょう。主演の野村萬斎をはじめ、松嶋菜々子、二宮和也、杏、玉木宏、沢村一樹、佐藤浩市など豪華キャストが一堂に会した作品です。

フジテレビ 三谷幸喜版「オリエント急行殺人事件」公式ページ:
https://www.fujitv.co.jp/b_hp/orientexpress/

アガサ・クリスティの長編小説一覧

アガサ・クリスティの長編小説は合計66冊、いずれも日本語に翻訳されて出版されています。以下は、出版年順の一覧リストです。
  • スタイルズ荘の怪事件(The Mysterious Affair at Styles)
  • 秘密機関(The Secret Adversary)
  • ゴルフ場殺人事件(Murder on the Links)
  • 茶色の服の男(The Man in the Brown Suit)
  • チムニーズ館の秘密(The Secret of Chimneys)
  • アクロイド殺し(The Murder of Roger Ackroyd)
  • ビッグ4(The Big Four)
  • 青列車の秘密(The Mystery of the Blue Train)
  • 七つの時計(The Seven Dials Mystery)
  • 牧師館の殺人(The Murder at the Vicarage)
  • シタフォードの秘密(The Sittaford Mystery)
  • 邪悪の家(Peril at End House)
  • エッジウェア卿の死(Lord Edgware Dies)
  • オリエント急行の殺人(Murder on the Orient Express)
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?(Why Didn't They Ask Evans?)
  • 三幕の殺人(Three Act Tragedy)
  • 雲をつかむ死(Death in the Clouds)
  • ABC殺人事件(The ABC Murders)
  • メソポタミヤの殺人(Murder in Mesopotamia)
  • ひらいたトランプ(Cards on the Table)
  • もの言えぬ証人(Dumb Witness)
  • ナイルに死す(Death on the Nile)
  • 死との約束(Appointment with Death)
  • ポアロのクリスマス(Hercule Poirot's Christmas)
  • 殺人は容易だ(Murder is Easy)
  • そして誰もいなくなった(And Then There Were None)
  • 杉の柩(Sad Cypress)
  • 愛国殺人(One, Two, Buckle My Shoe)
  • 白昼の悪魔(Evil under the Sun)
  • NかMか(N or M?)
  • 書斎の死体(The Body in the Library)
  • 五匹の子豚(Five Little Pigs)
  • 動く指(The Moving Finger)
  • ゼロ時間へ(Towards Zero)
  • 死が最後にやってくる(Death Comes as the End)
  • 忘られぬ死(Sparkling Cyanide)
  • ホロー荘の殺人(The Hollow)
  • 満潮に乗って(Taken at the Flood)
  • ねじれた家(Crooked House)
  • 予告殺人(A Murder is Announced)
  • バグダッドの秘密(They Came to Baghdad)
  • マギンティ夫人は死んだ(Mrs. McGinty's Dead)
  • 魔術の殺人(They Do It with Mirrors)
  • 葬儀を終えて(Murder at the Gallop)
  • ポケットにライ麦を(A Pocket Full of Rye)
  • 死への旅(Destination Unknown)
  • ヒッコリー・ロードの殺人(Hickory, Dickory, Dock)
  • 死者のあやまち(Dead Man's Folly)
  • パディントン発4時50分(4.50 from Paddington)
  • 無実はさいなむ(Ordeal by Innocence)
  • 鳩のなかの猫(Cat among the Pigeons)
  • 蒼ざめた馬(The Pale Horse)
  • 鏡は横にひび割れて(The Mirror Crack'd from Side to Side)
  • 複数の時計(The Clocks)
  • カリブ海の秘密(A Caribbean Mystery)
  • バートラム・ホテルにて(At Bertram's Hotel)
  • 第三の女(Third Girl)
  • 終りなき夜に生れつく(Endless Night)
  • 親指のうずき(By the Pricking of My Thumbs)
  • ハロウィーン・パーティ(Hallowe'en Party)
  • フランクフルトへの乗客(Passenger to Frankfurt)
  • 復讐の女神(Nemesis)
  • 象は忘れない(Elephants Can Remember)
  • 運命の裏木戸(Postern of Fate)
  • カーテン(Curtain)
  • スリーピング・マーダー(Sleeping Murder)

この他にも、メアリ・ウェストマコット名義(日本では最初からアガサ・クリスティ名義)のロマンス小説や短編集、詩集、戯曲といった幅広い分野で作品を生み出しています。

アガサ・クリスティ作品を読む順番のおすすめは?

アガサ・クリスティの小説には特定の登場人物が活躍するシリーズものがいくつかありますが、必ずしも順番通りに読む必要はなく、何から読んでも十分楽しめます。

アガサ・クリスティを初めて読むという方は、「アクロイド殺し」「ナイルに死す」「メソポタミヤの殺人」「そして誰もいなくなった」「オリエント急行殺人事件」といった特に有名な作品から入るのがおすすめです。

あるいは、アガサの記念すべき処女作であり、代名詞とも言える名探偵ポアロシリーズの第一作目「スタイルズ荘の怪事件」から始めて、ポアロシリーズ全33作を制覇してみるのもいいですね。ポアロシリーズの一覧リストは以下の通りです。

  • 1.スタイルズ荘の怪事件
  • 2.ゴルフ場殺人事件
  • 3.アクロイド殺し
  • 4.ビッグ4
  • 5.青列車の秘密
  • 6.邪悪の家
  • 7.エッジウェア卿の死
  • 8.オリエント急行殺人事件
  • 9.三幕の殺人
  • 10.雲をつかむ死
  • 11.ABC殺人事件
  • 12.メソポタミヤの殺人
  • 13.ひらいたトランプ
  • 14.もの言えぬ証人
  • 15.ナイルに死す
  • 16.死との約束
  • 17.ポアロのクリスマス
  • 18.杉の柩
  • 19.愛国殺人
  • 20.白昼の悪魔
  • 21.5匹の子豚
  • 22.ホロー荘の殺人
  • 23.満潮に乗って
  • 24.マギンディ夫人は死んだ
  • 25.葬儀を終えて
  • 26.ヒッコリーロードの殺人
  • 27.死者のあやまち
  • 28.鳩のなかの猫
  • 29.複数の時計
  • 30.第三の女
  • 31.ハロウィーンパーティ
  • 32.象は忘れない
  • 33.カーテン
  • アガサ・クリスティ作品は青空文庫でも読める?

    青空文庫は、著者の死後一定期間経って著作権が切れた作品をインターネット上で公開しているサービスです。海外の作家の作品も読むことができますが、2021年現在、アガサ・クリスティの小説は公開されていません。

    従来は著者の死後50年経てば著作権が切れてパブリックドメインとなりましたが、著作権法改正により、保護期間が死後70年に延長されました。アガサ・クリスティが亡くなったのは1976年なので、彼女の作品が青空文庫で公開されるとしたら、2047年以降になるでしょう。

    アガサ・クリスティ作品に登場する探偵

    アガサ・クリスティは生涯に渡って名探偵ポアロとミス・マープルが登場する人気シリーズを書き続けました。ここではこの2人の探偵について解説します。

    名探偵エルキュール・ポアロ

    エルキュール・ポアロ
    アガサ・クリスティのデビュー作から登場するエルキュール・ポアロは、シャーロック・ホームズと同様、時代を越え現在に至るまで世界的に有名な名探偵の一人でしょう。ホームズ以来のそれまでの推理小説の主人公から一線を画した探偵であり、滑稽ともいえるほどの独特の魅力で高い人気を誇ります。クリスティが生み出した代表的な探偵であると同時に、一般的にも著名な名探偵の一人です。

    ポアロはもともと母国ベルギーのブリュッセル警察の捜査員として活躍していました。退職後第一次大戦が勃発し、その戦火を逃れて海を渡ってイギリスに亡命します。亡命の後はエセックス州の小さな村にあるスタイルズ荘の女主人から援助を受けていましたが、そこでベルギー時代に知り合ったモナミこと親友のアーサー・ヘイスティングズ大尉と再会を果たします。

    その直後、彼が援助を受けていた女主人の家であるスタイルズ荘で起った変死事件の捜査を依頼され、探偵としての活動を開始します(スタイルズ荘の怪事件)。

    ポアロにはモデルが存在した

    身長162.5㎝の小柄な体に卵型の頭とワックスで固めた八の字型の口ひげがトレードマークで、潔癖症といえるくらいのきれい好きで、大変なお洒落でもあります。そして女性に対しては常に紳士的な態度の好人物です。

    実はポアロは、アガサが街中で見かけたバスに乗っていたベルギー人の男性から着想を得ていると言われています。性格は実際どうかは分かりませんが、見た目はちょうどこのような感じだったそうです。

    アガサ・クリスティはポアロを書きたくなかった?!

    ポアロシリーズは、33の長編、54の短編、1つの戯曲に登場し、アガサ・クリスティが生涯書き継ぐ代表シリーズとなりました。しかし、アガサ自身は自伝の中で「初めの3、4作で彼を見捨て、もっと若い誰かで再出発すべきであった」と述べています。孫のマシュー・プリチャードの証言では、アガサはポアロにうんざりしていたが、出版社などに半ば強制される形でシリーズを書き続けていたそうです。

    ポアロが登場する最後の作品は1975年に発表された「カーテン」です。この作品の中でポアロが死を迎えると新聞「ニューヨークタイムズ」は第1面に「著名なベルギー人探偵、エルキュール・ポアロ死す」と記事を掲載しました。

    「ポアロ氏の年齢は不明。1904年にベルギー警察を引退してから私立探偵として国際的な名声を築いた」「晩年は関節炎と心臓疾患を抱えていて車椅子で過ごすことが多かった」と小説を元にリアルにその死を報じました。

    テレビドラマ「名探偵・ポアロ」

    アガサ・クリスティ作品の代表的登場人物としてあまりにも有名な名探偵エルキュール・ポアロ主演のテレビドラマ『名探偵ポアロ』(Agatha Christie's Poirot)は、1989年から2013年にかけて、イギリスのロンドン・ウィークエンド・テレビが主体となり制作しました。
    原作を重んじた丁寧な作りが放映開始当初から支持を集め、「エルキュール・ポアロ・シリーズの映像化作品における決定版」ともいわれ、初期は短編の映像化をメインに短編を消化した後は長編に移行して制作されました。

    原作全ての映像化が期待され、本作でポアロ役を演じたデヴィッド・スーシェ自身も前向きでしたが、シリーズ中期以降、企画当初からのプロデューサーの退任や制作母体の変遷など苦難が続き、一時は制作されない時期もありました。(2007年に予定されていた第11シーズンの放送が2008年にずれ込み、告知のあった『オリエント急行の殺人』を含む各エピソードも先送りされるなど)こうした困難を経ながらも、長年のファンの期待に後押しされるように、断続的に制作は続けられました。そして2013年6月、第13シリーズをもってついにほぼ全ての原作の映像化という偉業を達成し、放映開始から24年目にしてシリーズ完結となりました。

    最も原作のイメージに近いポアロと賞賛されるデヴィッド・スーシェの演技が良く知られています。スーシェは原作を徹底的に研究し、多くの俳優に演じられてきた「名探偵エルキュール・ポアロ」のイメージを決定付ける名演を見せました。日本ではNHKが1990年から日本語版の放映を開始しました。ポアロの吹き替えにはベテラン声優の熊倉一雄を起用し人気を博しました。熊倉と主演俳優スーシェの声質は似ているわけではありませんが、その独特の語り口は日本におけるポアロのイメージとして定着するに至りました。

    2020年はアガサ・クリスティの生誕130年を迎える年でした。それを記念して、2020年4月からNHK BSプレミアムで「名探偵ポアロ」のハイビジョンリマスター版の第1シーズンから第6シーズン(全45回)が放送されました。そして引き続き、2021年7月現在もシーズン7~完結編シーズン13(全70回)をNHK BSプレミアムで毎週土曜日の夕方4時半から放送中です。

    NHK BSプレミアム「名探偵ポアロ」公式ページ:
    https://www.nhk.jp/p/poirot/ts/G54Q33L81N/

    ミス・マープル

    アガサ・クリスティ作品の名探偵といえばもちろんエルキュール・ポアロという方も多いかもしれませんが、彼女は他にも魅力ある名探偵を生み出しています。その一人がロンドンから離れた田舎町、セント・メアリ・ミード村に住む独身の老婦人ミス・マープルです。「牧師館の殺人」から最後の作品になる「スリーピング・マーダー」まで12の長編と20の短編に登場し人気を集めました。

    初登場作の「牧師館の殺人」では詮索好きで辛辣な性格でしたが、その後の作品では詮索好きには変わりはないものの温厚であり、人好きするタイプに変わり一般的にイメージされるような優しい老婦人になっています。生まれはヴィクトリア朝後期で出身はロンドン近郊、家は中流階級という設定でした。両親に結婚を反対されたことから独身を貫くことを決め、ロンドンから25マイルほど離れたセント・メアリ・ミード村に移住しました。

    その後は、編み物や刺繍、庭いじりを趣味として村に閉じこもったような暮らしぶりでしたが、意外に活動的で、よくロンドンや英国各地へと出かけ、カリブに療養に行ったことさえあります。出掛けた先で気軽に他人に話しかけ、それが事件介入のきっかけとなりました。社交性旺盛というよりむしろ過剰ともいえます。

    起こった出来事もしくは話された内容を自身の経験に置き換え、特にセント・メアリ・ミード村で過去にあった出来事に当てはめることで推理をするという点が最大の特徴です。唐突に、一見無関係のような昔話を始めるため、初めて会った者は彼女を馬鹿にすることが多々あります。このような推理法が可能となるは一重に彼女の人物に対する観察力と長年の経験に裏付けられた洞察力によるものでしょう。そのため、他の探偵達と比べると物理的な証拠をもとにした推察よりも、動機面から推理を始める傾向が強いです。この傾向はクリスティ作品全般に見られることですが、ミス・マープルにはその性質が特に強く見られます。

    テレビドラマ「ミス・マープル」

    1984年から1992年にかけてイギリスBBCにより製作された『ミス・マープル(英語版)』は、長編12編全てをテレビドラマ化しています。番組は、生前クリスティ本人から「年を経た暁には、ミス・マープルを演じて欲しい」と言われたという逸話のある主演ジョーン・ヒクソンの上品な演技も相まって、人気を博しました。今ではミス・マープルといえばジョーン・ヒクソンのイメージが定着しています。日本でもNHKとテレビ東京で放送され、山岡久乃の声とともに大変な人気を得ました。設定年代は原作では戦前発表の『牧師館の殺人』や戦時中の『動く指』なども含めて第二次世界大戦後というよりテレビが普及して生活様式が一変する以前の「最後の古きよき時代」である1950年代前半に統一されています。また、登場人物の年齢も大幅に引き上げられた「大人の物語」となっています。

    時代や世代を超えて今もなお人気のテレビドラマ「ミス・マープル」は、2021年7月現在もソニー・ピクチャーズエンタテインメントが運営するミステリーチャンネル「AXNミステリー」で放送中です。「AXNミステリー」は、スカパー!やJ:COM、auひかり等のケーブルテレビで視聴可能です。

    AXNミステリー「ミス・マープル」公式ページ:
    https://www.mystery.co.jp/programs/joan_hickson


     
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