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トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

インジェ・ミナーレ博物館の観光の見どころと歴史を解説


インジェ・ミナーレ博物館は、トルコ中央部の都市コンヤにある、セルジューク朝時代の建築の傑作です。もともとはイスラム教の神学校として建設されましたが、現在は彫刻と木工芸品の博物館となっており、多くの観光客が訪れます。

インジェ・ミナーレ博物館の場所・アクセス

インジェ・ミナーレ モスク コンヤ トルコ
インジェ・ミナーレ博物館は、トルコの中央にある主要都市の一つ、コンヤにあるアラエッディンの丘の西斜面に位置しています。

コンヤは11世紀末にルーム・セルジューク朝の首都として繁栄し、13世紀にはアナトリアの文化・芸術の中心地として目覚ましい発展を遂げました。現在でも当時の歴史を知ることのできる貴重な建物が残されており、観光客を惹きつけています。

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名称 インジェ・ミナーレ博物館(İnce Minare Taş Eserler Müzesi)
住所 Hamidiye, Alaaddin Blv., 42060 Selçuklu/Konya, トルコ



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インジェ・ミナーレ博物館の観光の見どころ

インジェ・ミナーレ博物館 トルコ コンヤ
インジェ・ミナーレ博物館の内部には、セルジューク朝やオスマン帝国時代の石製・木製の芸術作品が展示されていますが、まず注目すべきは歴史的・芸術的価値の高い建物そのものです。

入り口にある重厚な石造りの正門は、セルジューク朝時代の石工技術の最も優れた例の一つです。アラビア文字模様や幾何学模様の精緻で美しいレリーフが扉全体を覆っています。門の中央には2本のアラビア文字模様の装飾が縦に走っており、アーチの頂点で結び目を形成しています。

インジェ・ミナーレ モスク トルコ コンヤ
この素晴らしい正門をくぐった先には通廊があり、やがてメドレセの広間に至ります。広間は高いド-ムと天井窓があり、一部のみタイル装飾も残っています。広間の右側にはレンガ造りのアーチ型のエイヴェ一ン(アルコーブ)が、床よりも少しだけ高い位置に設けられています。

博物館内には、幾何学的な植物モチーフで装飾された木製のドアや、鳥、ライオン、天使、双頭の鷲、象といった伝統的なセルジューク朝のモチーフが彫刻された大理石パネルなどが展示されています。

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インジェ・ミナーレ博物館の歴史

インジェ・ミナーレ トルコ コンヤ
インジェ・ミナーレ・メドレセは、1260年ごろにセルジューク朝の宰相であったサヒブ・アタ・ファーレッディン・アリによって建てられました。建築家を担当したのはケルク・ビン・アブドゥラという人物です。メドレセ(マドラサ)は、イスラム教の神学校のことです。

ハディース(Hadis)=ムハンマドの金言を学ぶことを目的としていたため、“Dar-ül-Hadis”という別名もあります。

名前の由来は、細い(インジェ)ミナレット(ミナーレ=尖塔)があったからです。色鮮やかなタイルで装飾されたバルコニー付きのミナレットは、1901年の落雷で3分の1ほどの大きさになってしまいました。

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これまでに何度も修復が繰り返され、1956年には石の彫刻や木製の芸術作品を展示する博物館へと転換されました。

メドレセの南側には、メスジット(小モスク)のミナレットやミフラーブが現存していますが、メスジット本体や生徒用の寄宿部屋は廃墟と化しています。

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