トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記
サルダ湖はトルコのモルディブと呼ばれる人気の観光スポット
サルダ湖は、トルコのブルドゥル県イェシロヴァ郡にある湖です。海抜1193メートルのタウルス山脈の間に位置しており、面積約44キロ平方メートル、深さ約190メートルのトルコで最も深い湖の一つです。
噴火した火山の火口に水が溜まって形成されたカルデラ湖ですが、白い砂浜と透き通るようなターコイズブルーの水とのコントラストが織りなす美しい光景から、“トルコのモルディブ”と称される人気の観光スポットになっています。
また、生物多様性の宝庫として知られているサルダ湖は、その特異な生態学的特徴から学術的にも重要な価値を有しており、NASAからも注目されています。
サルダ湖は世界的にも希少な生態学的特性を持ち、貴重な自然生息地でもあることから自然保護区となっており、ユネスコ自然遺産リストへの登録に向けて準備が進められています。
清冽な湖水と白い砂浜と、そして湖の水が引いたときに現れる7つの小島が生み出す美しい風景は、まさに自然がもたらした奇跡といえます。
ちなみに、サルダ湖畔の砂浜が白いのは、湖の沿岸水域に含まれるマグネシウムによるもの。ハイドロマグネサイトというこの鉱物は、皮膚病に効くともいわれています。
サルダ湖の周辺では豊かな生態系が維持されており、この土地の固有種を含め、300種類以上の水棲・陸棲植物が生息しているといわれています。さらに、秋から冬にかけて水鳥の重要な中継地や生息地となるサルダ湖には、38種類の水鳥が観察されています。
高アルカリ性の水をたたえるサルダ湖は、古代からシアノバクテリア(藍藻)類や土砂が堆積して形成されたストロマトライトが観察される世界でも希少な場所です。ストロマトライトは35億年前に地球上に形成され始めたとされる「最古の化石」。
ストロマトライトの形成プロセスを分析することで、地球上の生命の始まりや原始的な自然環境に関する重要な情報を得られるといわれています。
さらにサルダ湖は、地球外生命探査においても重要だと考えられています。NASAの研究によれば、かつて水をたたえた湖だったと考えられている火星のジェゼロ・クレーター周辺の堆積物は、サルダ湖で形成されているストロマトライトと類似性があると判明したそうです。
NASAのマーズ2020ミッションの一環として活躍中の探査車「パーサヴィアランス」によって回収された火星の岩石サンプルを、サリダ湖の堆積物と照合することで、新たな発見がなされることが期待されています。
サルダ湖は、トルコ南西部のデニズリとアンタルヤの中間あたりに位置しています。近郊にあるブルドゥルやウスパルタ、デニズリから車で1時間半ほどで行けます。
個人でアクセスするのは中々大変なので、ツアーを利用するのがおすすめです。人気の世界遺産・パムッカレ―ヒエラポリス遺跡群があるデニズリ周辺と併せて観光するといいでしょう。
パムッカレとヒエラポリス遺跡群
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噴火した火山の火口に水が溜まって形成されたカルデラ湖ですが、白い砂浜と透き通るようなターコイズブルーの水とのコントラストが織りなす美しい光景から、“トルコのモルディブ”と称される人気の観光スポットになっています。
また、生物多様性の宝庫として知られているサルダ湖は、その特異な生態学的特徴から学術的にも重要な価値を有しており、NASAからも注目されています。
目次
サルダ湖の場所・観光情報
サルダ湖は世界的にも希少な生態学的特性を持ち、貴重な自然生息地でもあることから自然保護区となっており、ユネスコ自然遺産リストへの登録に向けて準備が進められています。
清冽な湖水と白い砂浜と、そして湖の水が引いたときに現れる7つの小島が生み出す美しい風景は、まさに自然がもたらした奇跡といえます。
ちなみに、サルダ湖畔の砂浜が白いのは、湖の沿岸水域に含まれるマグネシウムによるもの。ハイドロマグネサイトというこの鉱物は、皮膚病に効くともいわれています。
サルダ湖の周辺では豊かな生態系が維持されており、この土地の固有種を含め、300種類以上の水棲・陸棲植物が生息しているといわれています。さらに、秋から冬にかけて水鳥の重要な中継地や生息地となるサルダ湖には、38種類の水鳥が観察されています。
名称 | サルダ湖(Salda Gölü) |
住所 | Yeşilova/ブルドゥル トルコ |
公式サイト | https://saldagolu.gov.tr/saldagolu/index.html |
サルダ湖は学術的にも重要な場所
高アルカリ性の水をたたえるサルダ湖は、古代からシアノバクテリア(藍藻)類や土砂が堆積して形成されたストロマトライトが観察される世界でも希少な場所です。ストロマトライトは35億年前に地球上に形成され始めたとされる「最古の化石」。
ストロマトライトの形成プロセスを分析することで、地球上の生命の始まりや原始的な自然環境に関する重要な情報を得られるといわれています。
さらにサルダ湖は、地球外生命探査においても重要だと考えられています。NASAの研究によれば、かつて水をたたえた湖だったと考えられている火星のジェゼロ・クレーター周辺の堆積物は、サルダ湖で形成されているストロマトライトと類似性があると判明したそうです。
NASAのマーズ2020ミッションの一環として活躍中の探査車「パーサヴィアランス」によって回収された火星の岩石サンプルを、サリダ湖の堆積物と照合することで、新たな発見がなされることが期待されています。
サルダ湖への行き方・アクセス
サルダ湖は、トルコ南西部のデニズリとアンタルヤの中間あたりに位置しています。近郊にあるブルドゥルやウスパルタ、デニズリから車で1時間半ほどで行けます。
個人でアクセスするのは中々大変なので、ツアーを利用するのがおすすめです。人気の世界遺産・パムッカレ―ヒエラポリス遺跡群があるデニズリ周辺と併せて観光するといいでしょう。
パムッカレとヒエラポリス遺跡群
トルコ専門の旅行会社・ターキッシュエア&トラベルでは、定番の人気観光地を巡るパッケージツアーのほか、お客様一人ひとりのご要望に柔軟にお応えしてプランをアレンジできるプライベートツアー・オーダーメイドツアーのご相談も承っております。一味違う、自分だけの自由なトルコ旅行をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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