トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記
トルコの代表的なスパイスを一挙紹介!料理に欠かせない名脇役の魅力
スパイス(香辛料)は、世界三大料理の一つに数えられるトルコ料理に不可欠な食材です。トルコ料理は種々の肉や野菜などの素材の味を生かして、多彩なスパイスをふんだんに使ったバランスの良い味付けが特徴。
スパイシーながら日本人の口にも合うといわれるトルコ料理を堪能するのも、トルコ旅行の大きな楽しみの一つでしょう。
トルコ専門で豊富な実績を持つ旅行会社・ターキッシュエア&トラベルが、トルコの代表的な香辛料やハーブ、スパイスを使った料理の魅力をご紹介します。
トルコは長い歴史の中で多様な民族や文化と交流・融合してきたことで、食文化も独自の発展を遂げてきました。その中で重要な役割を担ったスパイス(香辛料)は、セルジューク朝やオスマン帝国時代から幅広く取り入れられました。
オスマン帝国時代には、当時は高価であったコショウをはじめ、クミンやサフラン、マスタード、コリアンダー、シナモン、ミント、パセリ、バジルなどの多彩なスパイスやハーブが料理に使われていました。
さらに、赤トウガラシやバニラ、オールスパイスなどアメリカ原産の香辛料も帝国の宮殿料理に取り入れられるなど、世界中からもたらされたスパイスを広く活用していたのです。
こうしたスパイスやハーブは、トルコ料理の魅力や特異性を形成する不可欠な存在といえます。
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中東やインドなどで広く使われる、セリ科の植物の種子を乾燥させたスパイス。ケバブなどの肉料理でよく使われる香辛料で、キョフテ(トルコ風ミニハンバーグ)には欠かせません。
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キョフテ(トルコ風ミニハンバーグ)用には、クミン以外にさまざまな香辛料を使用します。これらのスパイスをミックスした専用のキョフテスパイスも市販されています。
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フトモモ科の植物の果実を乾燥させて粉末状にしたアメリカ原産のスパイスです。詰め物としてピラウ(ピラフ)などの米料理や、キョフテなどの肉料理に使われます。
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唐辛子の一種を乾燥させて粉末状にしたスパイス。辛いものと、フレーク状のマイルドな辛さのものがあります。肉料理や野菜料理、ソースなどに広く使われます。
クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたスパイスです。ケーキなどのスイーツによく使われ、特にストゥラチ(トルコ風ライスプディング)などのミルクを使ったデザートに欠かせません。ドルマに入れる米の詰め物にも使われます。
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スマックは、ウルシ科の植物であるスマックを乾燥させて粉末状にした真っ赤なスパイス。日本では見かけないと思いますが、トルコではポピュラーで、ケバブなどによく使われます。タマネギのスライスにまぶすのもおすすめです。
赤しそのようなエスニックな酸味が癖になる独特の味が最近日本でも人気で、輸入食品店で販売されていることがあります。
サフランは、アヤメ科の多年草が咲かせる鮮やかな紫色の花のめしべ(柱頭)のみを乾燥させた真っ赤なスパイスです。希少なため非常に値段が高く、世界一高価なスパイスとも言われています。トルコでは、ピラフやスープ、デザートなどに使います。
世界遺産に登録されているトルコの歴史ある街・サフランボルの名は、同地が古くからサフランの産地だったことに由来します。
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ディルは、セリ科のハーブで、古くから種子や葉が料理に使われてきました。独特の香りは魚料理やオリーブオイルと相性が良く、トルコ料理ではドルマなどに入れることがあります。また、ヨーグルト料理やサラダの飾りにも使われます。
ドルマ(Dolma):ミディエ・ドルマ、ドマテス・ドルマなど
ミントは、世界中で使われるシソ科のハーブです。新鮮なものと乾燥させたものがあり、トルコでは野菜料理やサラダによく使われます。また、風邪気味のときなどには、レモンを絞ったお湯にミントを入れて飲みます。
トルコのスープ(チョルバ)とサラダ:メルジメッキ・チョルバ、チョバン・サラタスなど
トルコ料理では、肉料理、魚料理、野菜料理、サラダ、スープなど、幅広くパセリを活用します。トルコのパセリは、イタリアンパセリと同じ、葉が広がった種類のものです。
エジプシャンバザールは、トルコのイスタンブールにある、食料品を多く取り揃えている市場です。トルコ語では、「ムスル・チャルシュ(エジプトの市場)」といいます。
この名前の由来は、18世紀にエジプトから輸入された香辛料を多く扱うようになった歴史にあります。現在でも多彩なスパイスが販売されており、独特の香りが漂うこの有名な市場は、別名スパイスバザールと呼ばれています。
エキゾチックな香りと味わいを楽しめる多種多様がスパイスが並んでおり、手軽に使える便利なミックススパイスも多くあるため、料理好きな方はきっと楽しめるでしょう。また、貴重なサフランも手に入ります。スパイスはグラム単位で販売されており、購入したら真空パックにしてもらえるため、大量に購入してもかさばらず、お土産にも最適です。
お菓子類など他の食料品も充実しており、店頭に並ぶカラフルなスパイスを眺めるだけでも楽しい時間を過ごせます。
エジプシャンバザール(スパイス・バザール)で買えるおすすめ土産をご紹介!
スパイシーながら日本人の口にも合うといわれるトルコ料理を堪能するのも、トルコ旅行の大きな楽しみの一つでしょう。
トルコ専門で豊富な実績を持つ旅行会社・ターキッシュエア&トラベルが、トルコの代表的な香辛料やハーブ、スパイスを使った料理の魅力をご紹介します。
目次
トルコのスパイス(香辛料)の歴史
トルコは長い歴史の中で多様な民族や文化と交流・融合してきたことで、食文化も独自の発展を遂げてきました。その中で重要な役割を担ったスパイス(香辛料)は、セルジューク朝やオスマン帝国時代から幅広く取り入れられました。
オスマン帝国時代には、当時は高価であったコショウをはじめ、クミンやサフラン、マスタード、コリアンダー、シナモン、ミント、パセリ、バジルなどの多彩なスパイスやハーブが料理に使われていました。
さらに、赤トウガラシやバニラ、オールスパイスなどアメリカ原産の香辛料も帝国の宮殿料理に取り入れられるなど、世界中からもたらされたスパイスを広く活用していたのです。
こうしたスパイスやハーブは、トルコ料理の魅力や特異性を形成する不可欠な存在といえます。
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメのレシピ
トルコ料理でよく使われるスパイスとハーブ
クミン(Kimyon)
中東やインドなどで広く使われる、セリ科の植物の種子を乾燥させたスパイス。ケバブなどの肉料理でよく使われる香辛料で、キョフテ(トルコ風ミニハンバーグ)には欠かせません。
ケバブとは?トルコ人が教えるケバブのすべて|おすすめのお店や作り方もご紹介
キョフテスパイス(Köfte Baharı)
キョフテ(トルコ風ミニハンバーグ)用には、クミン以外にさまざまな香辛料を使用します。これらのスパイスをミックスした専用のキョフテスパイスも市販されています。
キョフテ「トルコ風ミニハンバーグ」・おすすめのお店や本場風レシピもご紹介
オールスパイス(Yeni Bahar)
フトモモ科の植物の果実を乾燥させて粉末状にしたアメリカ原産のスパイスです。詰め物としてピラウ(ピラフ)などの米料理や、キョフテなどの肉料理に使われます。
ピラフは世界三大米料理の一つ!歴史やおすすめ料理・レシピを解説
パプリカ(Kırmızı biber)
唐辛子の一種を乾燥させて粉末状にしたスパイス。辛いものと、フレーク状のマイルドな辛さのものがあります。肉料理や野菜料理、ソースなどに広く使われます。
シナモン(Tarcin)
クスノキ科の常緑樹の樹皮を乾燥させたスパイスです。ケーキなどのスイーツによく使われ、特にストゥラチ(トルコ風ライスプディング)などのミルクを使ったデザートに欠かせません。ドルマに入れる米の詰め物にも使われます。
世界で愛されるライスプディングのおすすめレシピ!各国の作り方の違いは?
スマク(Sumak)
スマックは、ウルシ科の植物であるスマックを乾燥させて粉末状にした真っ赤なスパイス。日本では見かけないと思いますが、トルコではポピュラーで、ケバブなどによく使われます。タマネギのスライスにまぶすのもおすすめです。
赤しそのようなエスニックな酸味が癖になる独特の味が最近日本でも人気で、輸入食品店で販売されていることがあります。
クローブ(Karanfil)
フトモモ科の常緑樹・チョウジの蕾を乾燥させたスパイスです。トルコでは、フルーツコンポートやジャムに入れます。サフラン(Sanfran)
サフランは、アヤメ科の多年草が咲かせる鮮やかな紫色の花のめしべ(柱頭)のみを乾燥させた真っ赤なスパイスです。希少なため非常に値段が高く、世界一高価なスパイスとも言われています。トルコでは、ピラフやスープ、デザートなどに使います。
世界遺産に登録されているトルコの歴史ある街・サフランボルの名は、同地が古くからサフランの産地だったことに由来します。
サフランは世界一高価なスパイス!驚きの効果やおすすめレシピと使い方
ディル(Dere otu)
ディルは、セリ科のハーブで、古くから種子や葉が料理に使われてきました。独特の香りは魚料理やオリーブオイルと相性が良く、トルコ料理ではドルマなどに入れることがあります。また、ヨーグルト料理やサラダの飾りにも使われます。
ドルマ(Dolma):ミディエ・ドルマ、ドマテス・ドルマなど
ミント(Nane)
ミントは、世界中で使われるシソ科のハーブです。新鮮なものと乾燥させたものがあり、トルコでは野菜料理やサラダによく使われます。また、風邪気味のときなどには、レモンを絞ったお湯にミントを入れて飲みます。
トルコのスープ(チョルバ)とサラダ:メルジメッキ・チョルバ、チョバン・サラタスなど
パセリ(Maydanoz)
トルコ料理では、肉料理、魚料理、野菜料理、サラダ、スープなど、幅広くパセリを活用します。トルコのパセリは、イタリアンパセリと同じ、葉が広がった種類のものです。
エジプシャンバザールでトルコのスパイスをお土産に!
エジプシャンバザールは、トルコのイスタンブールにある、食料品を多く取り揃えている市場です。トルコ語では、「ムスル・チャルシュ(エジプトの市場)」といいます。
この名前の由来は、18世紀にエジプトから輸入された香辛料を多く扱うようになった歴史にあります。現在でも多彩なスパイスが販売されており、独特の香りが漂うこの有名な市場は、別名スパイスバザールと呼ばれています。
エキゾチックな香りと味わいを楽しめる多種多様がスパイスが並んでおり、手軽に使える便利なミックススパイスも多くあるため、料理好きな方はきっと楽しめるでしょう。また、貴重なサフランも手に入ります。スパイスはグラム単位で販売されており、購入したら真空パックにしてもらえるため、大量に購入してもかさばらず、お土産にも最適です。
お菓子類など他の食料品も充実しており、店頭に並ぶカラフルなスパイスを眺めるだけでも楽しい時間を過ごせます。
エジプシャンバザール(スパイス・バザール)で買えるおすすめ土産をご紹介!