トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記
トルコ産マグロの特徴と日本との深い関係とは?
トルコは、地中海、エーゲ海、黒海に面しており、豊かな水産資源に恵まれています。トルコ料理というと日本でもお馴染みのドネルケバブなどの肉料理をイメージするかもしれませんが、実は魚料理もポピュラーなのです。
中でも、地中海を中心に獲れるクロマグロは、トルコの重要な輸出品目の一つ。実は日本とも関わりの深いトルコのマグロ事情についてご紹介します。
トルコのマグロ漁の歴史は古く、紀元前からボスポラス海峡やダーダネルス海峡のマグロについて言及した文献が残されています。巻き網漁船によるクロマグロの漁獲は1950年代から始まりました。
2003年、トルコはICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)の締約国となり、クロマグロの漁獲は厳格に管理されています。ICCATによる2023年のトルコのクロマグロ漁獲量割り当ては2,600トンとなっています。
トルコにおけるクロマグロは年間約 7,000 万ドルの収入をもたらす重要な輸出品です。
参考:ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)
トルコにおけるマグロは、「畜養」という方式を採っています。日本で一般的な「養殖」は、孵化して間もない稚魚から育てますが、「畜養」では、ある程度成長したクロマグロを漁獲して生け簀に移して育てます。この方法は、短期間で脂の乗ったクロマグロを育てることができるのが特徴で、オーストラリアやメキシコなども同様の手法を採用しています。
地中海はココが魅力!絶景リゾート11選+クルーズ、おすすめグルメまで解説
トルコで漁獲されて畜養されたクロマグロは、アメリカや極東諸国に輸出されていますが、その多くは日本向けです。世界でもクロマグロの需要量が多い日本では、トルコを含め海外諸国から多くのクロマグロを輸入しているのです。2021年に日本が輸入したトルコ産クロマグロは4,617トンで、マルタ、スペイン、モロッコに次いで4番目に多い輸入元になっています。
日本のスーパーや回転すしなどでトルコ産のマグロを食べたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。「地中海産」となっているマグロには、トルコ産のマグロが含まれていることがあります。
出典:OPRT<一般社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構>
ちなみに、世界で初めてクロマグロの養殖に成功したのは、現在でも養殖マグロの主要産地の一つになっている和歌山県の串本町。串本町は、オスマン帝国時代のエルトゥールル号遭難事件をきっかけに、現在に至るまでトルコとの友好関係が続いている町です。
串本町の公式ゆるキャラ「まぐトル」は、トルコの民族衣装とトルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」を身に着けたマグロをモチーフにしたとっても可愛いキャラクターです。
和歌山県串本町とトルコの深い関係とは?エルトゥールル号遭難事件とトルコ記念館
トルコでは、アジやイワシ、カツオ、マグロ、スズキ、マダイ、カレイ、ムール貝、ウニなどさまざまなシーフードを使った料理が食べられています。素材の味を生かし、焼いたり揚げたりして塩コショウやオリーブオイル、レモンなどでシンプルに食べるのが一般的です。
ハムスィ・タワ(カタクチイワシのフライ)、ミディエ・ドルマ(ムール貝のピラフ詰め)、タラマ(塩漬けにした魚卵とジャガイモなどを練り合わせた前菜)、ラケルダ(カツオの塩漬けを熟成させた料理)など、お酒にも合う絶品料理が多数ありますので、トルコ旅行に行った際は、ぜひ味わってみてください。
トルコの魚料理は絶品!タラマ、ハムスィ・タワ、サバサンドなど
中でも、地中海を中心に獲れるクロマグロは、トルコの重要な輸出品目の一つ。実は日本とも関わりの深いトルコのマグロ事情についてご紹介します。
目次
トルコのマグロ事情
トルコのマグロ漁の歴史は古く、紀元前からボスポラス海峡やダーダネルス海峡のマグロについて言及した文献が残されています。巻き網漁船によるクロマグロの漁獲は1950年代から始まりました。
2003年、トルコはICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)の締約国となり、クロマグロの漁獲は厳格に管理されています。ICCATによる2023年のトルコのクロマグロ漁獲量割り当ては2,600トンとなっています。
トルコにおけるクロマグロは年間約 7,000 万ドルの収入をもたらす重要な輸出品です。
参考:ICCAT(大西洋まぐろ類保存国際委員会)
トルコのマグロ漁の特徴
東地中海におけるトルコのクロマグロ漁船はイズミルやアンタルヤから出航し、漁獲したマグロは養殖場に移されます。トルコにおけるマグロは、「畜養」という方式を採っています。日本で一般的な「養殖」は、孵化して間もない稚魚から育てますが、「畜養」では、ある程度成長したクロマグロを漁獲して生け簀に移して育てます。この方法は、短期間で脂の乗ったクロマグロを育てることができるのが特徴で、オーストラリアやメキシコなども同様の手法を採用しています。
地中海はココが魅力!絶景リゾート11選+クルーズ、おすすめグルメまで解説
トルコのマグロのほとんどは日本に輸出される
トルコで漁獲されて畜養されたクロマグロは、アメリカや極東諸国に輸出されていますが、その多くは日本向けです。世界でもクロマグロの需要量が多い日本では、トルコを含め海外諸国から多くのクロマグロを輸入しているのです。2021年に日本が輸入したトルコ産クロマグロは4,617トンで、マルタ、スペイン、モロッコに次いで4番目に多い輸入元になっています。
日本のスーパーや回転すしなどでトルコ産のマグロを食べたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。「地中海産」となっているマグロには、トルコ産のマグロが含まれていることがあります。
出典:OPRT<一般社団法人 責任あるまぐろ漁業推進機構>
【串本町のゆるキャラ紹介】
トルコ🇹🇷の服を着たまぐろ🐟の「まぐトル」です♪
『まぐトル』①
胸の青いものはトルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」です#串本 #串本町 #ゆるキャラ#まぐトル #マグトル #まぐとる pic.twitter.com/H9Y48PkSfX
— 串本 info (@kushimoto_town) September 6, 2016
ちなみに、世界で初めてクロマグロの養殖に成功したのは、現在でも養殖マグロの主要産地の一つになっている和歌山県の串本町。串本町は、オスマン帝国時代のエルトゥールル号遭難事件をきっかけに、現在に至るまでトルコとの友好関係が続いている町です。
串本町の公式ゆるキャラ「まぐトル」は、トルコの民族衣装とトルコのお守り「ナザール・ボンジュウ」を身に着けたマグロをモチーフにしたとっても可愛いキャラクターです。
和歌山県串本町とトルコの深い関係とは?エルトゥールル号遭難事件とトルコ記念館
トルコは多彩な魚料理も絶品!
トルコでは、アジやイワシ、カツオ、マグロ、スズキ、マダイ、カレイ、ムール貝、ウニなどさまざまなシーフードを使った料理が食べられています。素材の味を生かし、焼いたり揚げたりして塩コショウやオリーブオイル、レモンなどでシンプルに食べるのが一般的です。
ハムスィ・タワ(カタクチイワシのフライ)、ミディエ・ドルマ(ムール貝のピラフ詰め)、タラマ(塩漬けにした魚卵とジャガイモなどを練り合わせた前菜)、ラケルダ(カツオの塩漬けを熟成させた料理)など、お酒にも合う絶品料理が多数ありますので、トルコ旅行に行った際は、ぜひ味わってみてください。
トルコの魚料理は絶品!タラマ、ハムスィ・タワ、サバサンドなど