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ベイレルベイ宮殿の観光情報と見どころ【トルコ・イスタンブール】
ベイレルベイ宮殿は、オスマン帝国の皇帝(スルタン)のために建てられた夏の離宮です。第32代スルタンのアブデュルアズィズの命により、1863年から1865年にかけて建設されました。この真っ白な外壁が美しい見事な宮殿を建築したのは、ドルマバフチェ宮殿などを手掛けたバルヤン一族です。
ベイレルベイ宮殿は迎賓館としても使われ、 オーストリア・ハンガリー皇帝フランツ・ヨーゼフやモンテネグロ国王ニコラ1世、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世など、多くの賓客をもてなしました。現在は、博物館として公開されています。
ベイレルベイ宮殿は、イスタンブールのアジア側沿岸のベイレルベイ地区に建っています。ベイレルベイ宮殿のすぐ脇には、「第一ボスポラス大橋(7月15日殉教者の橋)」が架かっており、ベイレルベイ地区と対岸のヨーロッパ側オルタキョイを結んでいます。
夏の間、オスマン帝国のスルタンは、ベイレルベイ宮殿から小舟で対岸に渡り、オルタキョイ・ジャーミィまで礼拝に訪れたそうです。博物館として公開されている宮殿内部を見学できるほか、心地よい風の吹き抜ける庭園も散策できます。ボスポラス海峡の美しい景色を眺めながら、当時のオスマン帝国の栄華に思いを馳せてみてください。
※2023年7月時点の情報
ベイレルベイ宮殿は、ドルマバフチェ宮殿と同様に、西洋のバロック様式とオスマン様式が折衷した石造りの建物です。1851年、オスマン帝国スルタン・マフムード2世が夏の離宮として建てた建物が火災で焼失した跡地に、スルタン・アブデュルアズィズが新たに宮殿を建設させました。広大な庭園の中に、メインとなる宮殿のほか、複数のキオスク(庭園に置かれる簡易建造物)や邸宅で構成されています。
宮殿の内部は、伝統的なトルコ家屋の特徴が見られ、政治機能の場である「セラムルク」と、スルタン一家が生活する「ハレム」に分かれています。
地下を含む3階建ての宮殿には3つの入り口があり、24の部屋と6つの広間が設けられています。宮殿の床はエジプト産のわらぶきで覆われ、部屋にはトルコのヘレケ絨毯、フランスのバカラ・クリスタルのシャンデリア、イギリス製・フランス製・トルコ製の時計、中国製・日本製・フランス製・ドイツ製・トルコ製の磁器の壺などが飾られています。
さまざまな木々や池、ブロンズの動物の彫刻などで彩られた宮殿の庭園は、岸壁に沿って走る豪華な壁に囲まれています。この壁には、ボスポラス海峡から宮殿に出入りするための門が2つ設けられています。
庭園には、大理石のキオスクや黄色のキオスク、厩舎のキオスク、2つの海のキオスクなどが建てられていますが、現在は見学できません。
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ボスポラス海峡クルーズは、美しく雄大なボスポラス海峡の波に揺られながら、海外沿いに建つ歴史的名所を一挙に楽しめる、イスタンブール観光の定番アクティビティです。クルーズ船からは、アジア側のボスポラス海峡沿いに建つベイレルベイ宮殿の壮麗な全貌をはっきりと目にすることができます。
ボスポラス海峡クルーズは、ガラタ橋近くのエミノニュの船着き場からスタートしてヨーロッパ側に沿って北上し、第二ボスポラス大橋で折り返した後、アジア側に沿って南下するルートが一般的です。クルーズ船の左側の席を確保すると、より景色を楽しめるでしょう。
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ベイレルベイ宮殿は迎賓館としても使われ、 オーストリア・ハンガリー皇帝フランツ・ヨーゼフやモンテネグロ国王ニコラ1世、ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世など、多くの賓客をもてなしました。現在は、博物館として公開されています。
目次
ベイレルベイ宮殿の観光情報
ベイレルベイ宮殿は、イスタンブールのアジア側沿岸のベイレルベイ地区に建っています。ベイレルベイ宮殿のすぐ脇には、「第一ボスポラス大橋(7月15日殉教者の橋)」が架かっており、ベイレルベイ地区と対岸のヨーロッパ側オルタキョイを結んでいます。
夏の間、オスマン帝国のスルタンは、ベイレルベイ宮殿から小舟で対岸に渡り、オルタキョイ・ジャーミィまで礼拝に訪れたそうです。博物館として公開されている宮殿内部を見学できるほか、心地よい風の吹き抜ける庭園も散策できます。ボスポラス海峡の美しい景色を眺めながら、当時のオスマン帝国の栄華に思いを馳せてみてください。
名称 | ベイレルベイ宮殿(Beylerbeyi Sarayı) |
住所 | Beylerbeyi, Abdullahağa Cd., 34676 Üsküdar/İstanbul, トルコ |
営業時間 | 9:00~18:00(チケット売り場は17:30まで) |
定休日 | 月曜日、元日、砂糖祭・犠牲祭の初日 |
公式サイト | https://www.millisaraylar.gov.tr/Lokasyon/LokasyonDetay?LokasyonId=4 |
ベイレルベイ宮殿の見どころ
ベイレルベイ宮殿は、ドルマバフチェ宮殿と同様に、西洋のバロック様式とオスマン様式が折衷した石造りの建物です。1851年、オスマン帝国スルタン・マフムード2世が夏の離宮として建てた建物が火災で焼失した跡地に、スルタン・アブデュルアズィズが新たに宮殿を建設させました。広大な庭園の中に、メインとなる宮殿のほか、複数のキオスク(庭園に置かれる簡易建造物)や邸宅で構成されています。
宮殿の内部は、伝統的なトルコ家屋の特徴が見られ、政治機能の場である「セラムルク」と、スルタン一家が生活する「ハレム」に分かれています。
地下を含む3階建ての宮殿には3つの入り口があり、24の部屋と6つの広間が設けられています。宮殿の床はエジプト産のわらぶきで覆われ、部屋にはトルコのヘレケ絨毯、フランスのバカラ・クリスタルのシャンデリア、イギリス製・フランス製・トルコ製の時計、中国製・日本製・フランス製・ドイツ製・トルコ製の磁器の壺などが飾られています。
さまざまな木々や池、ブロンズの動物の彫刻などで彩られた宮殿の庭園は、岸壁に沿って走る豪華な壁に囲まれています。この壁には、ボスポラス海峡から宮殿に出入りするための門が2つ設けられています。
庭園には、大理石のキオスクや黄色のキオスク、厩舎のキオスク、2つの海のキオスクなどが建てられていますが、現在は見学できません。
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ボスポラス海峡クルーズで眺めるベイレルベイ宮殿の美しさ
ボスポラス海峡クルーズは、美しく雄大なボスポラス海峡の波に揺られながら、海外沿いに建つ歴史的名所を一挙に楽しめる、イスタンブール観光の定番アクティビティです。クルーズ船からは、アジア側のボスポラス海峡沿いに建つベイレルベイ宮殿の壮麗な全貌をはっきりと目にすることができます。
ボスポラス海峡クルーズは、ガラタ橋近くのエミノニュの船着き場からスタートしてヨーロッパ側に沿って北上し、第二ボスポラス大橋で折り返した後、アジア側に沿って南下するルートが一般的です。クルーズ船の左側の席を確保すると、より景色を楽しめるでしょう。
ボスポラス海峡クルーズはイスタンブール観光で外せないアクティビティ!