「三姉妹の岩」はカッパドキア屈指の人気フォトスポット！| トルコ旅行・トルコツアー おすすめプラン満載の【ターキッシュエア＆トラベル】

三姉妹の岩は、トルコの人気世界遺産・カッパドキアにある最も有名な奇岩の一つです。帽子を被ったような背の高いキノコ岩が3つ並んでいる姿から、三姉妹（Three Sisters）あるいは三美人（Three Beauties）の岩と呼ばれています。


トルコ語では、三人の美女を意味する「Üç Güzeller」といいます。また、2本の大きい岩に挟まれるように1本の小さい岩が立っている様から、“親子岩”との呼び名もあります。

三姉妹の岩は、見るものの想像をかきたてるユニークな外観から高い人気を誇り、カッパドキアのアイコンの一つとしても知られています。

「三姉妹の岩」の場所・観光情報

三姉妹の岩は、カッパドキアのユルギュップ（Ürgüp）という町の近くにあります。カッパドキア観光の拠点となるギョレメ中心部からは、車で15分ほどです。近くにある展望台は多くの観光客で賑わっており、フォトスポットとしても人気です。

雄大なエルジェス山を背景にした三姉妹の岩の姿は、カッパドキアを代表する風景の一つです。なお、三姉妹の岩の内側には空間がありますが、内部に入ることはできません。

カッパドキアのおすすめ観光スポット20選と旅行ツアーの選び方

ピンクやベージュの岩山をくり抜いて作られた昔ながらの住居が並ぶユルギュップは、高台に建つおしゃれなホテルやカッパドキア名産のワイナリーがあるエリア。観光施設もありますが、自然の風景が残されているのが魅力です。

三姉妹の岩はどうやってできた？

カッパドキアは大小さまざまな奇岩が無数に連なる特異な風景で知られていますが、これは火山の大噴火によって堆積してできた凝灰岩が、長い年月を経て自然の作用で侵食されて形成されたものです。

カッパドキアの岩窟群（トルコ 複合遺産・1985年）｜奇岩と初期キリスト教の遺跡

「三姉妹の岩」のようなきのこ岩は、下層の軟らかい凝灰岩が円錐形に削られる一方、その上にある硬質の地層が残ったために、まるで帽子を被ったような見た目になりました。


ユルギュップからネヴシェヒルにかけてよく見られるきのこ岩は、カッパドキアでは「妖精の煙突（Fairy Chimneys）」とも呼ばれます。妖精の煙突が林立するパシャバー地区も、カッパドキアを代表する観光名所の一つです。

パシャバーで見たい妖精の煙突（きのこ岩）とは？カッパドキアの奇岩の伝説

三姉妹の岩にまつわる伝説

三姉妹の岩についてはさまざまな言い伝えがあります。有名な伝説の一つは、王女と羊飼いの叶わぬ恋の物語です。

ある国の王女がカッパドキアの羊飼いと恋に落ち、子供も授かりましたが、父である王は娘の結婚に反対。駆け落ちを選択した王女と羊飼いを、王が派遣した兵士が追いかけます。逃げきれないと悟った王女は、神に「この苦しみから救ってほしい」と願いました。神は王女の願いを聞き入れ、王女と羊飼い、その子供の3人を石に変えたのです。