トルコ基本観光情報
トルコリラの両替はどこがお得?トルコのお金事情と為替レート
トルコの通貨単位はトルコリラ(TL)です。一般的には「リラ」と呼ばれています。補助単位はクルシュ(Kr)で、1TL=100Krです。紙幣は200、100、50、20、10、5の6種類、硬貨は1リラ、50クルシュ、25クルシュ、10クルシュ、5クルシュ、1クルシュの6種類あります。
トルコでは現地通貨トルコリラの他、場所によってはUSドルやユーロ、日本円も使えます。日本での両替はレートが良くないため、現地の空港か市中の両替所を利用するのがお得です。トルコではクレジットカードを使えるお店も多いため、全てを現金でまかなう必要はありません。
トルコは日本と比べて物価が安く、トルコリラは通貨安が続いているため、現地ではお得に観光を楽しめます。
1トルコリラ=約5円(2024年1月現在)。
※為替レートは日々変動しますので、為替情報でご確認ください。
今から10年前(2014年ごろ)のトルコリラのレートは、1トルコリラ=45~50円ほどでした。対円の通貨レートは、この10年で1/10にまで下がっているのです。
ここ数年、トルコではインフレが急激に進み、2022年後半にはインフレ率が80%を超えました。しかし、トルコは政策金利を2021年後半の19%から徐々に引き下げ、8.5%まで引き下げました。一般的な認識とは異なり、トルコのエルドアン大統領はインフレ抑制のために金利を下げるべきとの考えを持っていたからです。
インフレ昂進と併せて、通貨リラの下落が続く中、こうした金融政策に対して批判もありましたが、2023年5月の大統領選挙でエルドアン大統領の再選が決まりました。今後も従来の緩和的な金融政策が継続されると見られていましたが、2023年6月にトルコ中央銀行の新総裁に就任したハフィゼ・ガイ・エルカン氏のもと、早期にディスインフレ路線を確立し、金融引き締めプロセスを開始することを決定。金利は段階的に引き上げられ、2023年12月21日には42.5%に引き上げることが決定されました。
2023年6月以降、金利は34ポイント上昇したことになりますが、トルコ中銀はディスインフレ軌道を確立するために必要な水準にかなり近づいているとし、金融引き締めサイクルの終了を示唆しています。2024年5月に70%に上るとされるインフレ率も、金融引き締めによって2024年末に36%ほどまで低下すると予想されています。
一方、トルコリラは依然として長期的に下落傾向にあり、底値圏にあるといえますが、短期的にはあまり上昇は期待できないと考えられます。
トルコでは、日本円または米ドルなどの外貨からトルコリラへ両替ができます。ご旅行中に両替できる場所は空港、私設の両替所(イスタンブールのグランドバザールなど)、銀行、ホテルなどです。一般的に以下の順で為替レートは悪くなります。
私設の両替所 ≦空港 <銀行 <ホテル
市中にある私設の両替所は比較的レートが良い傾向にありますが、場所によって差があるため事前にきちんとチェックしましょう。両替する場所によっては別途手数料がかかるケースもあるため、為替レートとあわせて確認してください。「NO COMMISSION」と表記されているところは手数料無料です。
途中でも両替が必要になった場合はホテルでも両替ができますが、銀行より高い手数料が取られます。トラベラーズチェックからの両替は取扱っていないところが多いのでご注意ください。
ターキッシュエア&トラベルのパッケージツアーは、全観光・全食事付きなので、ちょっとした飲み物代やお土産代を用意していただくだけで大丈夫です。
トルコ旅行の費用の平均はいくら?安くするコツと予算の内訳
国によって使用できる通貨は異なります。どれほど多くのお金を持っていても、現地で実際に使うことができなければ意味はありません。ここでは、トルコ旅行で使える通貨について解説します。
ただし、現地の人の利用が多いような地元の商店やスーパーマーケットなどでは、トルコリラしか使えないお店もあります。いざ支払いとなったときに困らないように、トルコに到着したら早めに現地通貨へ両替しておくことをおすすめします。
クレジットカードは小さな商店を除き、ホテル、レストラン、スーパーマーケットなどでご利用いただけます。ICチップ付きクレジットカードをご利用の際は、暗証番号の入力が必ず必要となりますので、ご出発前に暗証番号のご確認をお願い致します。
トルコで食事をする場合、スーパーや屋台に比べて、レストランやカフェのほうが価格は高い傾向にあります。ここでは、余裕を持って予算を計画できるように、レストランの物価について紹介します。
カウンターなどでケバブサンドを食べる場合、30TL(約450円)~が料金の目安です。キョフテサンドだと20TL(約300円)~、サバサンドであれば15TL(約220円)~が相場となります。一方、トルコの国民的飲み物であるトルココーヒーは15TL(約220円)~、チャイは10TL(約150円)~です。ビールは1杯25TL(約370円)~で、缶ビール1本10TL(約150円)~で買えるスーパーなどと比べると割高です。
トルコでは水も基本的に有料となります。これはレストランに限らずカフェなども同様で、料金の相場は水500ml が10TL(約150円)~です。ターキッシュエア&トラベルのツアーに参加する場合には、到着時やツアー中に水の配布があるのでご安心ください。また、滞在するホテルに置いてある水も無料で飲むことができます。
【2024年】トルコの物価や旅行にかかる費用はどれくらい?相場を詳しく解説
トルコでは現地通貨トルコリラの他、場所によってはUSドルやユーロ、日本円も使えます。日本での両替はレートが良くないため、現地の空港か市中の両替所を利用するのがお得です。トルコではクレジットカードを使えるお店も多いため、全てを現金でまかなう必要はありません。
トルコは日本と比べて物価が安く、トルコリラは通貨安が続いているため、現地ではお得に観光を楽しめます。
目次
トルコリラの為替レートの推移
1トルコリラ=約5円(2024年1月現在)。
※為替レートは日々変動しますので、為替情報でご確認ください。
今から10年前(2014年ごろ)のトルコリラのレートは、1トルコリラ=45~50円ほどでした。対円の通貨レートは、この10年で1/10にまで下がっているのです。
トルコの政策金利とトルコリラの今後の見通し
ここ数年、トルコではインフレが急激に進み、2022年後半にはインフレ率が80%を超えました。しかし、トルコは政策金利を2021年後半の19%から徐々に引き下げ、8.5%まで引き下げました。一般的な認識とは異なり、トルコのエルドアン大統領はインフレ抑制のために金利を下げるべきとの考えを持っていたからです。
インフレ昂進と併せて、通貨リラの下落が続く中、こうした金融政策に対して批判もありましたが、2023年5月の大統領選挙でエルドアン大統領の再選が決まりました。今後も従来の緩和的な金融政策が継続されると見られていましたが、2023年6月にトルコ中央銀行の新総裁に就任したハフィゼ・ガイ・エルカン氏のもと、早期にディスインフレ路線を確立し、金融引き締めプロセスを開始することを決定。金利は段階的に引き上げられ、2023年12月21日には42.5%に引き上げることが決定されました。
2023年6月以降、金利は34ポイント上昇したことになりますが、トルコ中銀はディスインフレ軌道を確立するために必要な水準にかなり近づいているとし、金融引き締めサイクルの終了を示唆しています。2024年5月に70%に上るとされるインフレ率も、金融引き締めによって2024年末に36%ほどまで低下すると予想されています。
一方、トルコリラは依然として長期的に下落傾向にあり、底値圏にあるといえますが、短期的にはあまり上昇は期待できないと考えられます。
トルコリラはどこで両替するのがお得?
トルコでは、日本円または米ドルなどの外貨からトルコリラへ両替ができます。ご旅行中に両替できる場所は空港、私設の両替所(イスタンブールのグランドバザールなど)、銀行、ホテルなどです。一般的に以下の順で為替レートは悪くなります。
私設の両替所 ≦空港 <銀行 <ホテル
市中にある私設の両替所は比較的レートが良い傾向にありますが、場所によって差があるため事前にきちんとチェックしましょう。両替する場所によっては別途手数料がかかるケースもあるため、為替レートとあわせて確認してください。「NO COMMISSION」と表記されているところは手数料無料です。
トルコに到着後まずは空港で両替するのがおすすめ
まずはご到着された空港で両替するのがおすすめです。日本からの直行便が発着しているイスタンブール新空港は、到着ロビーに両替所があります。最初にグランドバザールの観光が入っているツアーであれば、そちらで両替するのもよいでしょう。途中でも両替が必要になった場合はホテルでも両替ができますが、銀行より高い手数料が取られます。トラベラーズチェックからの両替は取扱っていないところが多いのでご注意ください。
日本での両替はおすすめしない
日本の大きな銀行では両替ができますが、レートがあまり良くないので、現地での両替をおすすめいたします。トルコ旅行で必要な現金の目安|いくら両替すればよい?
トルコ旅行はツアーが一般的です。ツアーに参加するなら、1日あたり日本円で2,000円程度が目安でしょう。8日間のプランなら、2万円分あれば十分です。トルコではクレジットカードを使える場所も多いため、全てを現金でまかなう必要はありません。ターキッシュエア&トラベルのパッケージツアーは、全観光・全食事付きなので、ちょっとした飲み物代やお土産代を用意していただくだけで大丈夫です。
ATMでキャッシングを利用するのもおすすめ
お手持ちのクレジットカードを使って、現地のATMでトルコリラをキャッシングするという方法もあります。ATMはさまざまな場所に設置されているので便利です。所定の利息が発生しますが、トータルで見た手数料は両替とほとんど変わりません。ただし、引き出す度に一定の手数料がかかるため、少額ずつ小まめに引き出すと割高になってしまいます。トルコ旅行の費用の平均はいくら?安くするコツと予算の内訳
日本円は使える?トルコ旅行で必要な通貨と決済方法
国によって使用できる通貨は異なります。どれほど多くのお金を持っていても、現地で実際に使うことができなければ意味はありません。ここでは、トルコ旅行で使える通貨について解説します。
トルコではUSドルやユーロ、日本円が使える場所もある
トルコでは、現地通貨のトルコリラだけではなく、世界的に広く流通しているアメリカドルやユーロも多くの場所で使えます。さらに、ツアー中に立ち寄るようなお店であれば日本円で支払えることも少なくありません。ただし、現地の人の利用が多いような地元の商店やスーパーマーケットなどでは、トルコリラしか使えないお店もあります。いざ支払いとなったときに困らないように、トルコに到着したら早めに現地通貨へ両替しておくことをおすすめします。
クレジットカードは多くのお店で使える
トルコはVISA(ビザ)、Mastercard(マスターカード)に関しては、多くの場所でご利用頂けます。ダイナーズやアメックスも多くの場所で使えますが、JCBは対応しているところが少ないので注意しましょう。クレジットカードは小さな商店を除き、ホテル、レストラン、スーパーマーケットなどでご利用いただけます。ICチップ付きクレジットカードをご利用の際は、暗証番号の入力が必ず必要となりますので、ご出発前に暗証番号のご確認をお願い致します。
トルコの物価は安い
トルコの物価は上昇傾向にありますが、それでも日本よりは安く、お得に観光を楽しめます。1日あたりの観光費の目安は以下の通りです。宿泊費 | 8,640円~(スタンダードクラス) |
食事代 | 1,000円~ |
史跡や博物館の入場料 | 1,500円~(1カ所につき) |
トルコの食事や飲み物の物価
トルコで食事をする場合、スーパーや屋台に比べて、レストランやカフェのほうが価格は高い傾向にあります。ここでは、余裕を持って予算を計画できるように、レストランの物価について紹介します。
カウンターなどでケバブサンドを食べる場合、30TL(約450円)~が料金の目安です。キョフテサンドだと20TL(約300円)~、サバサンドであれば15TL(約220円)~が相場となります。一方、トルコの国民的飲み物であるトルココーヒーは15TL(約220円)~、チャイは10TL(約150円)~です。ビールは1杯25TL(約370円)~で、缶ビール1本10TL(約150円)~で買えるスーパーなどと比べると割高です。
トルコでは水も基本的に有料となります。これはレストランに限らずカフェなども同様で、料金の相場は水500ml が10TL(約150円)~です。ターキッシュエア&トラベルのツアーに参加する場合には、到着時やツアー中に水の配布があるのでご安心ください。また、滞在するホテルに置いてある水も無料で飲むことができます。
【2024年】トルコの物価や旅行にかかる費用はどれくらい?相場を詳しく解説