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山形県にトルコ館?道の駅「寒河江チェリーランド」を紹介!トルコアイスやケバブも
山形県の寒河江市にある「道の駅 寒河江チェリーランド」は、東北最大級の規模を誇るさくらんぼのテーマパークです。そして、実はトルコと密接なつながりを持っています。さくらんぼ発祥の地である「トルコのギレスン市」とさくらんぼの名産地である「山形県の寒河江市」は友好姉妹都市として提携しているのです。
本記事では、山形県寒河江市にある道の駅「寒河江チェリーランド」や敷地内にある「トルコ館」の魅力に加え、寒河江市とトルコのつながり、さらにはさくらんぼの発祥などについて紹介します。
道の駅「寒河江チェリーランド」は、寒河江市のシンボルである「さくらんぼ」をメインテーマにした複合施設です。1993年に道の駅として登録され、チェリーランドさがえ・トルコ館・さくらんぼ会館・イベント広場・国際チェリーパークなどさまざまな施設が併設されています。
山形県のほぼ中央に位置していて、蔵王・月山・葉山などの名峰が見渡せる、東北最大級の規模を誇る道の駅です。いつも多くの観光客でにぎわっており、2020年の「じゃらん 全国道の駅グランプリ」では4位に選ばれました。
ここでは、チェリーランド内の代表的なスポットを紹介します。
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ケバブサンドのほかにも、トルコ風ミニハンバーグのキョフテをはさんだ「キョフテサンド」や、イスタンブールの名物B級グルメ「サバサンド」など、メニューが充実しています。
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また、日本でもおなじみのトルコののび~るアイス「ドンドゥルマ」は、フレッシュな素材を使って自社製造されています。トルコのアイス職人によるパフォーマンスも楽しめるため、トルコの街角にいるような気分を味わえるでしょう。限定販売されているさくらんぼ味のアイスもぜひ試してみてください。
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さくらんぼ原産地のトルコ・ギレスン市と姉妹都市提携をした縁から、1992年に「トルコ館」がオープンました。建物はオスマントルコ時代の建築物をイメージして設計されています。
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トルコ在住の建築家によって設計され、大理石やタイル、金具類などすべてトルコのものが使用されています。館内には、トルコの陶器やガラス、銅製の工芸品に加え、織物や写真が展示されるなど、トルコの特産品が揃っています。
目玉の形をした魔除けのお守り「ナザール・ボンジュウ」のキーホルダーやアクセサリー、トルコのビールやジュースなどお土産品の種類も豊富です。2階のギレスンカフェでは、トルココーヒーや水タバコが楽しめるなど、日本にいながらトルコ旅行の気分が味わえる場所となっています。
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テーマパークができるほどさくらんぼの一大産地となった山形県は、全国の生産量の約75%を占めるなど、国内では圧倒的な生産量を誇ります。以下のような気候条件が、さくらんぼの生育に適しているとされています。
明治時代に全国に広がったさくらんぼの栽培ですが、他県ではあまり定着しませんでした。そして、最適な気候の山形県がさくらんぼの一大産地となったのです。
日本一のさくらんぼ生産地である寒河江市は、さくらんぼのルーツを探し求めていました。そして1986年、トルコの首都アンカラで日本人学校の先生をしていた人物から、さくらんぼの原産地がトルコのギレスン市であることを知らされます。
【トルコの首都】アンカラ旅行のおすすめ観光名所7選!治安や気候も解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
1987年9月、市長と市議会全員協議会の議長、委員長がトルコ大使館を訪問し、大使に姉妹都市締結を打診しました。そして、同年10月にはギレスン市長に姉妹都市締結を希望する旨の文書を送ります。翌1988年1月にギレスン市長より姉妹都市締結を承諾する旨の回答を受け、さくらんぼの最盛期である6月に締結されたのです。
山形県寒河江市が姉妹都市として提携するトルコ・ギレスン市は、さくらんぼの原産地として知られています。紀元前65年頃、古代ローマの将軍がギレスンでさくらんぼの木を見つけてローマに持ち帰ったことから、さくらんぼがヨーロッパ諸国に広まったといわれているのです。
ギレスン(Giresun)の古代名はケラソス(Kerasos)であり、そのラテン語表記Cerasusはさくらんぼが属するサクラ亜属の学名となっています。ギレスン市では4月になると桜が満開になり、町にさくらんぼが出回ります。
実は、寒河江市とギレスン市の緯度はほぼ同じ。どちらもさくらんぼ栽培に適した環境がそろっていると考えられます。
さくらんぼの生産量はトルコが世界一です。FAO(国際連合食糧農業機関)の2019年生産量統計によると、トルコのさくらんぼ生産量は約66万トンで世界全体の25.6%を占めています。2位のアメリカは約32万トンでシェア12.4%であり、トルコは2位の倍以上の生産量を誇っています。
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春になると桜が町を美しく彩りますが、その桜にはさくらんぼの実はつきません。ソメイヨシノに代表される鑑賞用の桜とさくらんぼが実る桜は、種類が異なるのです。さくらんぼの実がなる木は、大きく3種類に分けられます。
西洋実桜の生育に適した気候を持つ東北や北海道で広く栽培されています。山形県では「県の木」に指定されており、佐藤錦などの有名な品種はこの西洋実桜から生まれています。花言葉は「小さな恋人・上品・幼い心・善良な教育」などとなっており、さくらんぼが子どもからお年寄りまで幅広く愛されていることを思い起こさせます。
日本では、「佐藤錦」をはじめとした約30種類のさくらんぼが栽培されています。ここでは、代表的な品種と特徴を紹介します。
本記事では、山形県寒河江市にある道の駅「寒河江チェリーランド」や敷地内にある「トルコ館」の魅力に加え、寒河江市とトルコのつながり、さらにはさくらんぼの発祥などについて紹介します。
目次
道の駅「寒河江チェリーランド」
昨夜放送の「秘密のケンミンショー極」でチェリーランドが紹介されました✨
— チェリーランドさがえ【道の駅】 (@ch10142) February 4, 2022
たくさんの反響嬉しいです😆
ど〜んと📺に映し出された看板🍒
裏側にも密かにメッセージが…
お越しの際はぜひ見上げみてね❗️
お待ちしております🤗#ケンミンショー #道の駅寒河江 #チェリーランド pic.twitter.com/qmrJpoq9G6
道の駅「寒河江チェリーランド」は、寒河江市のシンボルである「さくらんぼ」をメインテーマにした複合施設です。1993年に道の駅として登録され、チェリーランドさがえ・トルコ館・さくらんぼ会館・イベント広場・国際チェリーパークなどさまざまな施設が併設されています。
山形県のほぼ中央に位置していて、蔵王・月山・葉山などの名峰が見渡せる、東北最大級の規模を誇る道の駅です。いつも多くの観光客でにぎわっており、2020年の「じゃらん 全国道の駅グランプリ」では4位に選ばれました。
ここでは、チェリーランド内の代表的なスポットを紹介します。
チェリーランドさがえ
チェリーランドさがえは、山形県内各地の選りすぐりの工芸品や四季折々の名産品、銘菓、お酒などを販売するお土産センターに加え、山形のおいしさを堪能できるレストランやカフェ、農協産直売り場、ファストフードコーナー、貸切可能な広間、会議室などを兼ね備えた山形の一大観光物産センターです。レストランでは、山形牛や山形さくらんぼ鶏など、ご当地食材を使った料理がリーズナブルな値段で味わえます。トルコ料理カフェ・ボンジュック
チェリーランドさがえのなかにあるカフェレストラン「ボンジュック」では、トルコグルメを楽しめます。トルコ人のシェフが手作りする本場の味で、特に人気なのがトルコのファストフードともいえるケバブ料理です。回転しながら焼かれる大きなお肉の塊を薄く切り落とし、野菜と一緒にパンに挟んで食べるケバブサンドは、噛むほどにお肉のおいしさが広がるボリューム満点の料理です。ケバブとは?トルコ人が教えるケバブのすべて|おすすめのお店や作り方もご紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
ケバブサンドのほかにも、トルコ風ミニハンバーグのキョフテをはさんだ「キョフテサンド」や、イスタンブールの名物B級グルメ「サバサンド」など、メニューが充実しています。
サバサンドはイスタンブールの名物グルメ!発祥の歴史や人気レシピを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
また、日本でもおなじみのトルコののび~るアイス「ドンドゥルマ」は、フレッシュな素材を使って自社製造されています。トルコのアイス職人によるパフォーマンスも楽しめるため、トルコの街角にいるような気分を味わえるでしょう。限定販売されているさくらんぼ味のアイスもぜひ試してみてください。
トルコアイス「ドンドゥルマ」が伸びる秘密は原材料!作り方やおすすめ店は? | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコ館
昨日寄った
— ✨ゆったりんこ✨🇺🇦 (@___nature___) April 26, 2021
道の駅チェリーランド寒河江
隣にトルコ館🇹🇷があり
トルコの紅茶と娘にブレスレットを買い、私以外はトルコのアイスクリームを食べ、いろいろと楽しんだ
山形県の道の駅、国際色豊か✨ pic.twitter.com/jBvqSSuXYn
さくらんぼ原産地のトルコ・ギレスン市と姉妹都市提携をした縁から、1992年に「トルコ館」がオープンました。建物はオスマントルコ時代の建築物をイメージして設計されています。
オスマン帝国623年の歩みを全解説!世界を揺るがせた大帝国の繁栄と滅亡 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコ在住の建築家によって設計され、大理石やタイル、金具類などすべてトルコのものが使用されています。館内には、トルコの陶器やガラス、銅製の工芸品に加え、織物や写真が展示されるなど、トルコの特産品が揃っています。
目玉の形をした魔除けのお守り「ナザール・ボンジュウ」のキーホルダーやアクセサリー、トルコのビールやジュースなどお土産品の種類も豊富です。2階のギレスンカフェでは、トルココーヒーや水タバコが楽しめるなど、日本にいながらトルコ旅行の気分が味わえる場所となっています。
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さくらんぼ会館
日本初のさくらんぼ資料館である「さくらんぼ会館」は、スペースシャトルをイメージしたピンクの建物です。明治初期の寒河江市でさくらんぼ栽培が始まった歴史や、さくらんぼの栽培に関する資料が展示されています。観光案内や道路情報サービスが揃っているほか、地元の素材を生かした個性豊かなアイスも販売されており、年間を通して人気の場所となっています。国際チェリーパーク
国際チェリーパークには、日本やヨーロッパ、アメリカ、中国など世界中から集まった107種類にもおよぶさくらんぼの木、計130本が植栽されています。ほかにも、四季を通して寒河江市でとれる果樹(梅・リンゴ・ブドウ・桃など)を中心に約13種類の木が植栽されており、さまざま果物を見て楽しめる場所となっています。なぜ山形はさくらんぼの産地になったのか?
テーマパークができるほどさくらんぼの一大産地となった山形県は、全国の生産量の約75%を占めるなど、国内では圧倒的な生産量を誇ります。以下のような気候条件が、さくらんぼの生育に適しているとされています。
- 山に囲まれた盆地になっている
- 梅雨の時期に雨が少ない
- 夏はとても暑い
- 台風が少ない
- 積雪が多い
明治時代に全国に広がったさくらんぼの栽培ですが、他県ではあまり定着しませんでした。そして、最適な気候の山形県がさくらんぼの一大産地となったのです。
トルコと寒河江市の友好関係
日本一のさくらんぼ生産地である寒河江市は、さくらんぼのルーツを探し求めていました。そして1986年、トルコの首都アンカラで日本人学校の先生をしていた人物から、さくらんぼの原産地がトルコのギレスン市であることを知らされます。
【トルコの首都】アンカラ旅行のおすすめ観光名所7選!治安や気候も解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
1987年9月、市長と市議会全員協議会の議長、委員長がトルコ大使館を訪問し、大使に姉妹都市締結を打診しました。そして、同年10月にはギレスン市長に姉妹都市締結を希望する旨の文書を送ります。翌1988年1月にギレスン市長より姉妹都市締結を承諾する旨の回答を受け、さくらんぼの最盛期である6月に締結されたのです。
トルコは、さくらんぼ発祥の地!
山形県寒河江市が姉妹都市として提携するトルコ・ギレスン市は、さくらんぼの原産地として知られています。紀元前65年頃、古代ローマの将軍がギレスンでさくらんぼの木を見つけてローマに持ち帰ったことから、さくらんぼがヨーロッパ諸国に広まったといわれているのです。
ギレスン(Giresun)の古代名はケラソス(Kerasos)であり、そのラテン語表記Cerasusはさくらんぼが属するサクラ亜属の学名となっています。ギレスン市では4月になると桜が満開になり、町にさくらんぼが出回ります。
高級さくらんぼ「佐藤錦」のルーツもトルコ
山形県が誇る高級さくらんぼ「佐藤錦」のルーツも、実はトルコのギレスン市にあります。山形県寒河江市でのさくらんぼ栽培は、明治9年から始まりました。トルコ原産のさくらんぼは、アジア大陸をまたいで11,000キロ離れた日本に渡り、山形県で開発に取り組まれてから100年が経ち、「赤い宝石」と呼ばれるほど美しくおいしい実をつけたのです。実は、寒河江市とギレスン市の緯度はほぼ同じ。どちらもさくらんぼ栽培に適した環境がそろっていると考えられます。
トルコはさくらんぼの生産量世界一!
さくらんぼの生産量はトルコが世界一です。FAO(国際連合食糧農業機関)の2019年生産量統計によると、トルコのさくらんぼ生産量は約66万トンで世界全体の25.6%を占めています。2位のアメリカは約32万トンでシェア12.4%であり、トルコは2位の倍以上の生産量を誇っています。
さくらんぼはトルコ発祥って知ってた?歴史や品種、桜との違いを徹底解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコのさくらんぼを使った加工食品
トルコでは生食用の甘いさくらんぼのほか、酸味が強く砂糖と一緒に調理するのに適した「スミミザクラ」という木から実るさくらんぼ(サワーチェリー)も多く生産されています。トルコのサワーチェリーを使ったジュースやジャムは、お土産品として人気があります。さくらんぼの実がなる木
春になると桜が町を美しく彩りますが、その桜にはさくらんぼの実はつきません。ソメイヨシノに代表される鑑賞用の桜とさくらんぼが実る桜は、種類が異なるのです。さくらんぼの実がなる木は、大きく3種類に分けられます。
西洋実桜(セイヨウミザクラ)
西洋実桜(セイヨウミザクラ)は、別名「甘果桜桃(かんかおうとう)」、通称「桜ん坊(さくらんぼう)」と呼ばれています。4~5月に開花したあと直径2cmほどの実が成り、6~7月頃に熟します。とてもおいしい、赤色に完熟した実が特徴です。西洋実桜の生育に適した気候を持つ東北や北海道で広く栽培されています。山形県では「県の木」に指定されており、佐藤錦などの有名な品種はこの西洋実桜から生まれています。花言葉は「小さな恋人・上品・幼い心・善良な教育」などとなっており、さくらんぼが子どもからお年寄りまで幅広く愛されていることを思い起こさせます。
酸実実桜(スミミザクラ)
別名「酸化桜桃」とも呼ばれる酸実実桜(スミミザクラ)は、西洋実桜(セイヨウミザクラ)に近いと考えられていますが、果実がとても酸っぱいため生食には向いていません。スープや豚肉料理に使われるのが一般的です。また砂糖と一緒に調理することで、酸味を抑えて香りや風味を引き出せるため、ジュースやシロップ、デザートの材料としてもよく使われています。支那実桜(シナミザクラ)
中国原産の支那実桜(シナミザクラ)は別名「中国桜桃」と呼ばれ、食用に栽培されています。3月中旬から下旬に開花する花は梅に似ており、普通の桜とは少し異なる外見です。赤色に熟した果実は若干酸味が強いものの食用として親しまれており、中国では桜桃と呼ばれています。日本の代表的なさくらんぼの品種
日本では、「佐藤錦」をはじめとした約30種類のさくらんぼが栽培されています。ここでは、代表的な品種と特徴を紹介します。