トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記
デニズリのおすすめ観光スポットやグルメを紹介!世界遺産パムッカレの玄関口
デニズリは、トルコの西側・エーゲ海沿岸にある、人口65万人ほどの街です。同名のデニズリ県の県都でもあります。エーゲ海に注ぐビュユック・メンデレス川が形成した沖積平野の東端にあり、周辺には自然豊かで肥沃な土地が広がっています。
人気の世界遺産であるパムッカレ-ヒエラポリス遺跡群の玄関口として知られていますが、デニズリ自体も古代ギリシャ時代から続く歴史ある都市です。4,000年以上も昔から織物の名産地として名を馳せ、その質の高さから他国の王室でも採用されてきた歴史があります。現在でも、タオルやバスローブ、ベッドシーツなどの製品が世界的に有名です。
エーゲ海に近いデニズリは地中海性気候で、夏は温暖で乾燥して過ごしやすいのが特徴です。市街にはショッピングモールやレストランが多くあり、買い物やグルメを楽しめます。
デニズリへは、イスタンブールから飛行機またはバスで行けます。デニズリからパムッカレまではバスが出ており、20分ほどでパムッカレの麓にアクセスでき、そこからは徒歩になります。
近くには、同じくトルコの人気世界遺産であるエフェソスやカッパドキアがありますが、残念ながら飛行機はなく、長距離バスで移動することになります。
トルコ専門の旅行会社・ターキッシュエア&トラベルのツアーでは、専用車を使って快適に移動できますので、トロイ・エフェソス・パムッカレ・カッパドキアといった人気の観光地を効率的に周遊して楽しめます。
デニズリから北に19kmほど行ったところに、広大な白い石灰棚で有名な「パムッカレ(Pamukkale)」があります。雪のように白い外観に加えて、この辺りが古くから綿の産地であったことから、トルコ語で「綿の城」を意味するパムッカレ(Pamukkale)と呼ばれるようになりました。
真っ白な段々畑状の石灰質の大地と、石灰棚が湛える水の青さとのコントラストが生み出す絶景で、トルコ屈指の観光名所となっています。日没時には、白い石灰棚が夕日でオレンジ色に染められ、また違った美しさが見られます。時期によっては、石灰棚の温泉を足湯のように楽しめるエリアもあり、観光客に人気です。
また、パムッカレの頂上には、紀元前2世紀にペルガモン王国によって築かれた古代都市・ヒエラポリスの遺跡が良好な保存状態で残されています。
パムッカレとヒエラポリス遺跡群は、1988年にユネスコ世界遺産にも登録されており、トルコの代表的な観光地となっています。
パムッカレとヒエラポリス遺跡群
2000年に発見されたカクルック洞窟(Kaklık Mağarası)は、デニズリから東に30kmほどのホナズ村にある小さな鍾乳洞です。1999年にトルコを襲った2度の地震の後に発見されました。
洞窟内には多数の鍾乳石の石筍が見られるほか、温泉水が湧き出ていて石灰棚もあることから“第2のパムッカレ”や“地下のパムッカレ”と呼ばれ、近年観光客から人気が高まっています。
洞窟内は手すり付きの遊歩道が整備されており、手を伸ばせば少しだけ温泉水に触れられます。
トルコの温泉・パムッカレやその他トルコの温泉ガイド
パムッカレから車で15分ほどの位置にあるラオディキア遺跡は、最近になって発見された今注目の遺跡です。2003年から発掘・修復作業が進められていますが、トルコで有名な古代都市遺跡のエフェソスよりも広大なラオディキア遺跡の発掘は2020年時点で全体の1.3%しか終わっておらず、作業完了までにあと数百年かかると推測されています。
都市の歴史は紀元前5500年ごろまで遡り、交易の要衝であったことからローマ時代には商業・金融都市として発展。毛織物の生産や医学校、高品質な硬貨の鋳造などで知られ、最盛期であった1~5世紀には有数の大都市であったといわれています。
ラオディキアはキリスト教にとっても重要な場所で、その名は聖書にも登場します。初期キリスト教発展の地となったアナトリアには、新約聖書のヨハネの黙示録で語られる7つの教会が存在しましたが、その一つはラオディキアにあったのです。
さらに、313年のミラノ勅令によりキリスト教が公認されるとラオディキア教会が建てられ、それ以降キリスト教徒の聖地になりました。現在でも、ラオディキアは世界中から巡礼者が訪れる聖地なのです。
意外と知らないキリスト教の基礎知識!歴史や教え、ルールなどを簡単に解説
トルコは古くからブドウの名産地として知られており、世界有数のワイン生産国でもあります。特に、デニズリを含むエーゲ海地方は良質なワインの産地として有名。この地域特有のチャルカラスやスルタニイェなどの土着品種で作るワインを楽しむのも、素晴らしい旅の思い出になるでしょう。
トルコ人の大多数はイスラム教を信仰していますが、トルコ共和国が近代化政策の一環として政教分離を推進した関係で、トルコ国内では飲酒は禁じられていません。現地に行ったら、ぜひ美味しいトルコ料理とともに、トルコならではのワインも召し上がってみてください。
トルコワイン・ワインテイスティング・ワイン醸造
日本ではトルコ料理といえばドネルケバブが有名ですが、トルコには他にも多種多様なケバブ料理がありますので、旅行に行った際はぜひ色々なメニューを楽しんでみてください。
ケバブとは?トルコ人が教えるケバブのすべて|おすすめのお店や作り方もご紹介
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人気の世界遺産であるパムッカレ-ヒエラポリス遺跡群の玄関口として知られていますが、デニズリ自体も古代ギリシャ時代から続く歴史ある都市です。4,000年以上も昔から織物の名産地として名を馳せ、その質の高さから他国の王室でも採用されてきた歴史があります。現在でも、タオルやバスローブ、ベッドシーツなどの製品が世界的に有名です。
エーゲ海に近いデニズリは地中海性気候で、夏は温暖で乾燥して過ごしやすいのが特徴です。市街にはショッピングモールやレストランが多くあり、買い物やグルメを楽しめます。
目次
デニズリの場所・アクセス
デニズリへは、イスタンブールから飛行機またはバスで行けます。デニズリからパムッカレまではバスが出ており、20分ほどでパムッカレの麓にアクセスでき、そこからは徒歩になります。
近くには、同じくトルコの人気世界遺産であるエフェソスやカッパドキアがありますが、残念ながら飛行機はなく、長距離バスで移動することになります。
トルコ専門の旅行会社・ターキッシュエア&トラベルのツアーでは、専用車を使って快適に移動できますので、トロイ・エフェソス・パムッカレ・カッパドキアといった人気の観光地を効率的に周遊して楽しめます。
デニズリのおすすめ観光スポット
パムッカレ-ヒエラポリス遺跡群
デニズリから北に19kmほど行ったところに、広大な白い石灰棚で有名な「パムッカレ(Pamukkale)」があります。雪のように白い外観に加えて、この辺りが古くから綿の産地であったことから、トルコ語で「綿の城」を意味するパムッカレ(Pamukkale)と呼ばれるようになりました。
真っ白な段々畑状の石灰質の大地と、石灰棚が湛える水の青さとのコントラストが生み出す絶景で、トルコ屈指の観光名所となっています。日没時には、白い石灰棚が夕日でオレンジ色に染められ、また違った美しさが見られます。時期によっては、石灰棚の温泉を足湯のように楽しめるエリアもあり、観光客に人気です。
また、パムッカレの頂上には、紀元前2世紀にペルガモン王国によって築かれた古代都市・ヒエラポリスの遺跡が良好な保存状態で残されています。
パムッカレとヒエラポリス遺跡群は、1988年にユネスコ世界遺産にも登録されており、トルコの代表的な観光地となっています。
パムッカレとヒエラポリス遺跡群
カクルック洞窟
2000年に発見されたカクルック洞窟(Kaklık Mağarası)は、デニズリから東に30kmほどのホナズ村にある小さな鍾乳洞です。1999年にトルコを襲った2度の地震の後に発見されました。
洞窟内には多数の鍾乳石の石筍が見られるほか、温泉水が湧き出ていて石灰棚もあることから“第2のパムッカレ”や“地下のパムッカレ”と呼ばれ、近年観光客から人気が高まっています。
洞窟内は手すり付きの遊歩道が整備されており、手を伸ばせば少しだけ温泉水に触れられます。
トルコの温泉・パムッカレやその他トルコの温泉ガイド
ラオディキア遺跡
パムッカレから車で15分ほどの位置にあるラオディキア遺跡は、最近になって発見された今注目の遺跡です。2003年から発掘・修復作業が進められていますが、トルコで有名な古代都市遺跡のエフェソスよりも広大なラオディキア遺跡の発掘は2020年時点で全体の1.3%しか終わっておらず、作業完了までにあと数百年かかると推測されています。
都市の歴史は紀元前5500年ごろまで遡り、交易の要衝であったことからローマ時代には商業・金融都市として発展。毛織物の生産や医学校、高品質な硬貨の鋳造などで知られ、最盛期であった1~5世紀には有数の大都市であったといわれています。
ラオディキアはキリスト教にとっても重要な場所で、その名は聖書にも登場します。初期キリスト教発展の地となったアナトリアには、新約聖書のヨハネの黙示録で語られる7つの教会が存在しましたが、その一つはラオディキアにあったのです。
さらに、313年のミラノ勅令によりキリスト教が公認されるとラオディキア教会が建てられ、それ以降キリスト教徒の聖地になりました。現在でも、ラオディキアは世界中から巡礼者が訪れる聖地なのです。
意外と知らないキリスト教の基礎知識!歴史や教え、ルールなどを簡単に解説
デニズリの名物グルメ
ワイン
トルコは古くからブドウの名産地として知られており、世界有数のワイン生産国でもあります。特に、デニズリを含むエーゲ海地方は良質なワインの産地として有名。この地域特有のチャルカラスやスルタニイェなどの土着品種で作るワインを楽しむのも、素晴らしい旅の思い出になるでしょう。
トルコ人の大多数はイスラム教を信仰していますが、トルコ共和国が近代化政策の一環として政教分離を推進した関係で、トルコ国内では飲酒は禁じられていません。現地に行ったら、ぜひ美味しいトルコ料理とともに、トルコならではのワインも召し上がってみてください。
トルコワイン・ワインテイスティング・ワイン醸造
デニズリケバブ
デニズリケバブは、羊肉丸ごと一頭を骨つきのまま適度なサイズにぶつ切りにして塩を味付けし、窯で焼いた豪快な料理です。現地では、テーブルに用意された多彩なスパイスをかけて、かなり辛くして食べるのが一般的です。日本ではトルコ料理といえばドネルケバブが有名ですが、トルコには他にも多種多様なケバブ料理がありますので、旅行に行った際はぜひ色々なメニューを楽しんでみてください。
ケバブとは?トルコ人が教えるケバブのすべて|おすすめのお店や作り方もご紹介
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