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トルコキキョウはトルコ原産じゃない?!特徴や種類、花言葉、育て方
トルコの名が入った「トルコキキョウ」という花をご存じですか?知名度はあまり高くありませんが、さまざまなシーンで使われており、色や形も豊富なので気付かずに目にしていることが多い花でもあります。
「トルコキキョウ」という名から、原産地はトルコと思う方がほとんどだと思いますが、実はトルコではないんです……
そこでここでは、トルコキキョウの特徴や種類、色別の花言葉、育て方までまとめて解説します。
【基本情報】
では、なぜ名前に原産地でもない「トルコ」が付いたのか?由来は以下のように諸説あります。
ちなみにトルコ語では「Lalegul(ラーレギュル)」と言います。日本語に翻訳すると、Lale=チューリップ、Gul=バラ、つまり「チューリップバラ」。日本同様に、トルコでも花の見た目からこのような名が付けられたんでしょうね。
最近はお花屋さんによって「トルコキキョウ」ではなく、英名の「リシアンサス」と表記されている場合もあります。
色とりどりの花を咲かせるリンドウ科の植物で、花びらが一輪でカップのような形で咲き、枝が多く花もたくさん付いているのが特徴です。知名度は高くありませんが、切り花にした後の花持ちが1~2週間程と他の花に比べて長持ちするのと、品もあるので日常から冠婚葬祭まで、様々なシーンで幅広く使われています。
1930年代にトルコキキョウが日本に入ってきてから、1970年代には品種改良が進んでピンクの花色が登場したのを皮切りにバリエーションが豊富となっていきました。トルコキキョウの原種は今でも「グランディフロラム」と「エグザルタトゥム」の2種のみです。
エグザルタトゥムは切り花に使いにくいのと傷みやすい特性から実用化はされず、現在出回っているトルコキキョウのほとんどがグランディフロラムを原種としたトルコキキョウです。
日本で改良した品種は今や200種類以上はあると言われ、さらには毎年新しい品種が生まれています。第二次世界大戦後、他国のトルコキキョウは戦争の影響によりほぼ絶えてしまったのに対して、日本では品種改良が盛んに行われ続けた結果、現在流通しているほとんどの品種が日本産となっています。
一方、トルコキキョウはリンドウ科ですので、明確に有毒とはされていないようです。ただし、マタタビと似たような成分が含まれており、大量に摂取すると中毒症状を引き起こす可能性が指摘されています。特に「飼い猫が大好きで食べてしまう」といった声がよく聞かれますので、ペットを飼っている方は注意しましょう。
トルコキキョウには様々な形(咲き姿)、色そして品種があります。
花の色は紫、ピンク、白、緑、黄、茶などの単色から、白と紫や白とピンクなど2色に花びらの色が分かれている複色(バイカラー)などがあります。
とにかく品種が多く、その他の代表的な品種には八重咲の「エグゼラベンダー」やフリンジ咲きの「セレブピンク」もありますが、これ以外にもその数300以上もの品種があるから驚きです。
トルコキキョウの花言葉は「優美」、「すがすがしい美しさ」と見た目通りの上品なイメージです。また、以下のように色ごとにも素敵な花言葉が付いています。
贈る相手に合わせた花言葉の付いた色を選んで花束をプレゼントするのも素敵ですね。トルコキキョウは花束やブーケとしても人気ですが、バラのように本数別の花言葉の違いはないようです。
トルコキキョウを種から育てる場合、育てる土地(地域)によって種まきの時期が異なります。種をまいてから開花までは日数がかかりますが、病害虫に比較的強いのでチャレンジしやすいかもしれません。
そんなトルコキキョウの種まきから用土、水やり、肥料などについて解説します。
寒さには弱いので真冬は室内やサンルームで管理し、霜などが下りて凍らせない様にして越冬させます。暑さには強いほうですが、真夏日は風通しのよい日陰での管理が安心です。
トルコキキョウの種は非常に小さいので種まき用土にまき、種をまいたら優しくシャワーなどで水を与えます。好光性種子なので覆土はせず光が当たるようにして発芽させます。
花に水がかかると傷んでしまうので、根本からゆっくり水やりをするのがポイントです。
万が一立ち枯れ病が出てしまったら連鎖を避けるためすぐに感染している部分を取り除きましょう。灰色カビ病は、花がらや枯れ葉が発生源になるのでこまめに取り除きましょう。
害虫は、よく観察し発生したらすぐに防除しましょう。
F1品種とは品種改良や交配によって作られた品種のことです。「雑種第一代」とも言います。その一世代に限って安定した収量が得られる品種です。そのため、F1品種から種を採取しても同じ品種の再現は難しいのでご注意ください。
名前に反して「トルコキキョウ」はトルコ原産の花ではありませんが、トルコ原産の花はちゃんとあります。それは、誰もが知っている「チューリップ」です!チューリップといえばオランダを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実はトルコが原産国なんです。
トルコからオランダにチューリップが伝わったのは16世紀頃といわれています。チューリップはトルコの国花でもあり、イスタンブールにあるトプカプ宮殿やブルーモスクなどに貼られたタイルにも描かれています。
また、絨毯の模様にもなったり、トルコでよく飲まれるチャイ(紅茶)で使われるチャイグラスもチューリップの形からとられていたり、さまざまなところにチューリップがあるので目にする機会は多いと思います。ちなみに、トルコ語でチューリップはLale(ラーレ)と言います。
トプカプ宮殿の見どころ徹底解説!宝物館やハレムはオスマン帝国の権力の証 | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
イスタンブールでは毎年4月にチューリップ祭りが開催され、アヤソフィア前の広場には沢山のチューリップが咲き誇り、まさに世界一大きな「チューリップ絨毯」と言っても過言ではないほど。観光途中に楽しめますよ。
是非春のトルコで、世界遺産とチューリップが合わさった景色も楽しんでみてください!
チューリップの原産地はトルコです | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
「トルコキキョウ」という名から、原産地はトルコと思う方がほとんどだと思いますが、実はトルコではないんです……
そこでここでは、トルコキキョウの特徴や種類、色別の花言葉、育て方までまとめて解説します。
トルコキキョウとは?優雅で気品あふれる花

【基本情報】
和名 | トルコ桔梗(トルコギキョウとも呼ばれる) |
英名 | Lisianthus(リシアンサス) |
学名 | Eustoma(ユーストマ) |
トルコ語 | Lalegul(ラーレギュル) |
科名・属名 | リンドウ科・ユーストマ属 |
原産地 | アメリカ・テキサス州 |
名前の由来|トルコ原産ではない!
トルコキキョウの原産地はトルコではありません。そしてキキョウ科でもなく、リンドウ科の植物なのです。では、なぜ名前に原産地でもない「トルコ」が付いたのか?由来は以下のように諸説あります。
- 花やつぼみがトルコのターバンに似ているから
- 原種の花の色が「トルコ石」を思わせるから
- 地中海の海の色(トルコブルー)を連想させるから
ちなみにトルコ語では「Lalegul(ラーレギュル)」と言います。日本語に翻訳すると、Lale=チューリップ、Gul=バラ、つまり「チューリップバラ」。日本同様に、トルコでも花の見た目からこのような名が付けられたんでしょうね。
最近はお花屋さんによって「トルコキキョウ」ではなく、英名の「リシアンサス」と表記されている場合もあります。
トルコキキョウの特徴と歴史
色とりどりの花を咲かせるリンドウ科の植物で、花びらが一輪でカップのような形で咲き、枝が多く花もたくさん付いているのが特徴です。知名度は高くありませんが、切り花にした後の花持ちが1~2週間程と他の花に比べて長持ちするのと、品もあるので日常から冠婚葬祭まで、様々なシーンで幅広く使われています。
1930年代にトルコキキョウが日本に入ってきてから、1970年代には品種改良が進んでピンクの花色が登場したのを皮切りにバリエーションが豊富となっていきました。トルコキキョウの原種は今でも「グランディフロラム」と「エグザルタトゥム」の2種のみです。
エグザルタトゥムは切り花に使いにくいのと傷みやすい特性から実用化はされず、現在出回っているトルコキキョウのほとんどがグランディフロラムを原種としたトルコキキョウです。
日本で改良した品種は今や200種類以上はあると言われ、さらには毎年新しい品種が生まれています。第二次世界大戦後、他国のトルコキキョウは戦争の影響によりほぼ絶えてしまったのに対して、日本では品種改良が盛んに行われ続けた結果、現在流通しているほとんどの品種が日本産となっています。
毒性はある?
キキョウは生薬としても利用されますが、全草にはキキョウサポニンやプラティコジンという有毒成分があることが知られています。一方、トルコキキョウはリンドウ科ですので、明確に有毒とはされていないようです。ただし、マタタビと似たような成分が含まれており、大量に摂取すると中毒症状を引き起こす可能性が指摘されています。特に「飼い猫が大好きで食べてしまう」といった声がよく聞かれますので、ペットを飼っている方は注意しましょう。
トルコキキョウは種類豊富!
トルコキキョウには様々な形(咲き姿)、色そして品種があります。
形(咲き姿)
咲き姿については、「一重咲き」、「八重咲き」、「フリンジ咲き」があります。一重咲き
一重咲きとは、花びらが重ならない咲き方を言います。トルコキキョウの名前の由来にもなったキキョウによく似た星型の形をしており、薄く透けるような花の色を楽しむことができます。代表的な品種は「あずまの薫(かおり)」です。八重咲き
八重咲きとは、花びらがいくつも重なったボリューム感のある咲き方を言います。バラのような華やかさがあるので大変人気もあり、多く出回るようになりました。代表的な品種には「エクローサ」があります。フリンジ咲き
フリンジ咲きとは、花びらがフリルのように波打っていたり、ギザギザになっていたりする形を指します。中でも大輪でフリルが多く華やかな「ボヤージュ」シリーズの品種は人気が高く、ボヤージュブルーやボヤージュピンクなど色の種類も豊富です。トルコキキョウの色
トルコキキョウは色の種類も豊富なので冠婚葬祭などにも多く利用されます。花の色は紫、ピンク、白、緑、黄、茶などの単色から、白と紫や白とピンクなど2色に花びらの色が分かれている複色(バイカラー)などがあります。
とにかく品種が多く、その他の代表的な品種には八重咲の「エグゼラベンダー」やフリンジ咲きの「セレブピンク」もありますが、これ以外にもその数300以上もの品種があるから驚きです。
トルコキキョウの花言葉は?
トルコキキョウの花言葉は「優美」、「すがすがしい美しさ」と見た目通りの上品なイメージです。また、以下のように色ごとにも素敵な花言葉が付いています。
紫のトルコキキョウ | 「希望」 |
白のトルコキキョウ | 「永遠の愛」、「思いやり」 |
ピンクのトルコキキョウ | 「優美」 |
青のトルコキキョウ | 「あなたを想う」 |
黄のトルコキキョウ | 「毅然とした態度」 |
贈る相手に合わせた花言葉の付いた色を選んで花束をプレゼントするのも素敵ですね。トルコキキョウは花束やブーケとしても人気ですが、バラのように本数別の花言葉の違いはないようです。
トルコキキョウの育て方
トルコキキョウを種から育てる場合、育てる土地(地域)によって種まきの時期が異なります。種をまいてから開花までは日数がかかりますが、病害虫に比較的強いのでチャレンジしやすいかもしれません。
そんなトルコキキョウの種まきから用土、水やり、肥料などについて解説します。
園芸分類 | 草花 |
形態 | 一年草 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | やや弱い |
雨を避けて日当たりの良い場所に置く
トルコキキョウは多湿を嫌うので雨の当たらない場所に置いてあげます。種が非常に小さいので、種をまいた後は雨に当たると種が流れてしまうことも。日当たりの良い場所を好むので、発芽後はたっぷり日を当てます。寒さには弱いので真冬は室内やサンルームで管理し、霜などが下りて凍らせない様にして越冬させます。暑さには強いほうですが、真夏日は風通しのよい日陰での管理が安心です。
水はけの良いアルカリ性の用土がおすすめ
トルコキキョウは水はけのよい用土が適しています。そのため、赤玉土に腐葉土と酸度調整済みピートモスを配合した用土を使用します。そしてアルカリ性の用土を好むので、苦土石灰を少量加えます。これを加えることで育ちやすくなります。種まきは春または秋
トルコキキョウは20℃前後が発芽の適温といわれています。そのため、種まきに適している時期は温暖地では9月~10月、寒冷地では3月~4月と言われています。9月~10月に種まきをした場合は、苗の状態で越冬させます。トルコキキョウの種は非常に小さいので種まき用土にまき、種をまいたら優しくシャワーなどで水を与えます。好光性種子なので覆土はせず光が当たるようにして発芽させます。
水やりは適度に
種をまいた後は表面の土を乾かさないように水やりをします。多湿には弱いので水の与え過ぎには注意です。土の表面が乾いてきたらすぐにたっぷりの水を与えましょう。花に水がかかると傷んでしまうので、根本からゆっくり水やりをするのがポイントです。
肥料は時期によって調節する
液体肥料と緩効性化学肥料を時期によって使い分けます。10月~12月は薄めた液体肥料を1ヵ月に1度、1月からは越冬のため緩効性化学肥料を2ヶ月に1回ほど与えます。開花期の7月~9月は肥料を与えません。病気と害虫はしっかり対策を
立ち枯れ病や灰色カビ病には注意です。いずれの病気も過湿や風通しの悪さが原因です。万が一立ち枯れ病が出てしまったら連鎖を避けるためすぐに感染している部分を取り除きましょう。灰色カビ病は、花がらや枯れ葉が発生源になるのでこまめに取り除きましょう。
害虫は、よく観察し発生したらすぐに防除しましょう。
F1品種に注意!
トルコキキョウの品種の中には、F1(first filial generationの略)品種があります。F1品種とは品種改良や交配によって作られた品種のことです。「雑種第一代」とも言います。その一世代に限って安定した収量が得られる品種です。そのため、F1品種から種を採取しても同じ品種の再現は難しいのでご注意ください。
トルコ原産の花といえばチューリップ
名前に反して「トルコキキョウ」はトルコ原産の花ではありませんが、トルコ原産の花はちゃんとあります。それは、誰もが知っている「チューリップ」です!チューリップといえばオランダを思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、実はトルコが原産国なんです。
トルコからオランダにチューリップが伝わったのは16世紀頃といわれています。チューリップはトルコの国花でもあり、イスタンブールにあるトプカプ宮殿やブルーモスクなどに貼られたタイルにも描かれています。
また、絨毯の模様にもなったり、トルコでよく飲まれるチャイ(紅茶)で使われるチャイグラスもチューリップの形からとられていたり、さまざまなところにチューリップがあるので目にする機会は多いと思います。ちなみに、トルコ語でチューリップはLale(ラーレ)と言います。
トプカプ宮殿の見どころ徹底解説!宝物館やハレムはオスマン帝国の権力の証 | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
春のトルコで可愛らしいチューリップの絨毯を楽しもう!
チューリップは日本同様、毎年3月下旬から4月にかけて街中で多く見ることができます。イスタンブールでは毎年4月にチューリップ祭りが開催され、アヤソフィア前の広場には沢山のチューリップが咲き誇り、まさに世界一大きな「チューリップ絨毯」と言っても過言ではないほど。観光途中に楽しめますよ。
是非春のトルコで、世界遺産とチューリップが合わさった景色も楽しんでみてください!
チューリップの原産地はトルコです | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!