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モスクとは?世界の美しいモスク15選と日本の2大モスクを紹介!


モスクはムスリム(イスラム教徒)には欠かせない、礼拝を行なう大切な場所です。イスラム教は、キリスト教と仏教に並ぶ世界三大宗教のひとつで、今やキリスト教に次ぐ世界第2位の信者数を誇ります。

そのモスクは世界各地にあり、異教徒であっても見学可能です。モスク独特のデザインや緻密な装飾を見どころとして、各地で有名な観光地となっているモスクも多くあります。そんな数多くあるモスクの中から厳選して、思わず息を飲んでしまうほどに「美しいモスク」と日本の代表的なモスクなどをご紹介します!

目次

モスクとは?

1日5回の礼拝
モスクとはイスラム教の礼拝堂で、ムスリムたちはモスクでお祈りをします。
この「モスク(mosque)」という言葉は実は英語です。モスクの語源はアラビア語の「マスジド」(ひざまずく場所の意味)で、これがスペイン語でモスクの意味を持つ「メスキータ」を経て、英語のモスクになったと言われています。ちなみに、トルコ語では「ジャーミイ(Camii)」と言います。

イスラム教には「五行」と言われる5つの義務があり、その中の1つに「礼拝(サラート)」があります。モスクはそのサラートを行う、イスラム教徒にとって大切な場所なのです。その他にも、教育や集会などさまざまな用途にもモスクは使われています。

ただ、基本的に日常の礼拝は無理にモスクへ行く必要はないとされています。ですが、金曜日の集団礼拝の日はなるべくモスクで礼拝することが推奨されています。決まったモスクでなくてはいけないという縛りもなく、可能ならば色々なモスクへ行くのが良いとされています。

世界のモスクの数

モスクは全世界で400万近く存在すると推計されており、この数は年々増え続けています。最もモスクが多いと言われるインドでは約30万、トルコでは約9万、フランスでは約2,200、日本でも100以上もあります。

モスクとメッカの違い

巡礼
イスラム教第一の聖地「メッカ(マッカ)」は預言者ムハンマドが生誕した地です。この聖地メッカには、アラビア語で「聖なるモスク」を意味する「マスジド・ハラーム」とういう名のモスクがあります。このマスジド・ハラームの中庭にある「カーバ神殿」は、イスラム教における最高の聖地とされています。

全世界にあるモスクは、ムスリムが日々の礼拝(サラート)を行うための場所ですが、メッカは巡礼(ハッジ)において参る場所です。礼拝も巡礼もイスラム教における5つの義務「五行」の一つです。

聖地メッカへの巡礼は、ムスリムであれば生涯に一度果たさなければならない義務であり、イスラム暦第12月(ズー・アル=ヒッジャ月)の8~12日までの5日間で、定められた方式と道程にのっとって行われます。

ムスリムが毎日行う礼拝は、このメッカとガーバ神殿の方向に向かって行うため、全世界にあるモスクには必ずキブラ(カーバ神殿の方向)を示すミフラーブがありますが、聖地メッカにあるマスジド・ハラームにだけはミフラーブがありません。

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ブルーモスク(トルコ/イスタンブール)

ブルーモスク
「ブルーモスク」の名で知られている「スルタンアフメト・ジャーミイ(Sultanahmet Camii)」は、トルコの人気観光地イスタンブール観光の目玉とも言えるトルコを代表するモスクで、“世界一美しいモスク”とも称されています。このモスクは、オスマン帝国時代の17世紀初頭に建てられました。

ブルーモスクと呼ばれる由縁はモスク内部にある美しいタイルで、青を基調とした2万枚を超えるイズニックタイルが敷き詰められており、その美しさから「ブルーモスク」との愛称が生まれました。青の装飾タイルの他にも200以上ものステンドグラスからは自然光が入り、繊細な装飾に心も奪われます。

そして、このブルーモスクにはミナレットが6本あります。モスク建造時のスルタンと建築家とのやり取りの中での“聞き間違え”から6本となってしまったと言われています。通常、ミナレットは4本までしか建てられないことになっており、ましてや建造当時、6本のミナレットが許されていたのはメッカだけでした。恐縮したスルタンは後にメッカに7本目となるミナレットを寄贈した、という逸話も残っています。

ブルーモスクは、世界遺産に登録されているイスタンブール歴史地域の歴史的建造物群のひとつとなっています。
礼拝の無い時間帯であれば、誰でも無料で内部見学が可能です。

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アヤソフィア(トルコ/イスタンブール)

アヤソフィア
「アヤスフィア/ハギアソフィア(Ayasofya)」の始まりは、イスラム生誕前に建設されたキリスト教会堂でした。1453年にオスマン朝がコンスタンティノープル(現イスタンブール)を征服すると、アヤスフィアはモスクへ転用され、500年余りにわたってモスクとして使われました。

モスクとしての体裁を整えるため、教会の祭壇(アプス)の南寄りにミフラーブを設置し、聖母子や天使、行程を描いた絵画やモザイクは漆喰で塗り込み、覆い隠しました。さらには、黒地に金でアラビア語を記した円盤を取り付け、建物の周囲には4本のミナレットが建てられました。

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1923年、トルコ共和国が成立すると、モスクは博物館へと変わりました。隠されていた教会堂時代のガラス・モザイクが洗い出される一方で、モスクの設備もそのまま残され、キリスト教とイスラム教の2つの宗教が調和した姿となり、1985年には世界遺産にも登録されました。

そうしてアヤソフィアはトルコ共和国の成立後、半世紀以上に渡って博物館として利用されてきましたが、2020年7月に再びモスクに回帰し、施設名も「アヤソフィア イ ケビル ジャーミイ(Ayasofya-i Kebir Camii)」へ変更となりました。
ですが、エルドアン大統領はムスリムだけでなく誰もが訪問できるようにし、アヤソフィアの文化価値は守っていくとしています。
礼拝の無い時間帯であれば、誰でも内部見学が可能です。博物館だった際は有料でしたが、モスクとなった現在は無料で入場が可能です。

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セリミエ・モスク(トルコ/エディルネ)

セリミエ・モスク
「セリミエ・モスク(Selimiye Camii)」はオスマン帝国の建築家ミマール・スィナンの晩年の作品で、ギリシャ、ブルガリアとトルコを結ぶ国境の町エディルネの小高い丘の上に建設されました。セリミエ・モスクはスィナン自身が最高傑作としており、イスラム建築の最高到達点の1つとされています。

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セリミエ・モスクは、中心の半球形ドームを8つの階段状の控え壁で支え、4本の塔を幾何学的に配し、均整のとれた外観を作り上げています。内部は多くの窓があることから明るく、鮮やかなイズニックタイルや高い天井に描かれた装飾は見物です。また、内部ではいたるところにチューリップのモチーフを見ることができますが、その中の1つに「逆さチューリップ」があります。訪れた際は是非探してみて下さい。

セリミエ・モスクは、「キュッリイェ」と呼ばれる病院、学校、図書館、浴場などが集まる複合施設の中央に位置しており、また「マドラサ」と呼ばれるイスラム神学と科学を教える高等教育機関などもあり、2011年には「セリミエ・モスクと複合施設群」として世界遺産に登録されました。

また、1982年から1995年まで10,000トルコリラ札の裏面にも描かれたことから、トルコを代表する建築物ということが言えます。
セリミエ・モスクはムスリムでなくとも無料で入場が可能です。

セリミエ・モスク(文化遺産・2011年) | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』

ハラム・モスク(サウジアラビア/メッカ)

ハラム・モスク
「ハラム・モスク(Masjid al Haram)」は、イスラム教の聖地「カーバ神殿」を取り囲むように建てられており、アラビア語では“聖なるモスク”を意味する「マスジド・ハラーム」と呼びます。

中庭にあるカーバ神殿は、キューブの語源となった立方体をしており、ムハンマドの生前から多神教の神殿として存在していました。ムスリムは1日5回の礼拝が義務付けられていますが、世界中のムスリムはこのハラム・モスクの中にあるカーバ神殿の方向に向かって礼拝を行ないます。通常、モスクには必ずキブラ(カーバ神殿の方向)を示すミフラーブがありますが、カーバ神殿が中庭にあるハラム・モスクにだけはミフラーブがありません。

ムスリムには生涯に1度果たさなければならない「聖地巡礼」の義務があります。メッカはイスラム教最大の聖地であり、年に1度の大巡礼の時になるとハラム・モスクはムスリムたちで埋め尽くされます。

メッカはムスリム以外の立ち入りは禁じられており、メッカ全域にわたってイスラム教の聖地となっています。

ハラム・モスクは何度も立て替えられ、特に20世紀後半から、サウド家が主導して大規模化しました。21世紀に入ると、巡礼者を受け入れるために、モスクの隣に世界有数の超高層ホテルも建設されました。

預言者のモスク(サウジアラビア/メディナ)

預言者のモスク
「預言者のモスク(Masjid al Nabawi)」は、メッカで迫害を受けたムハンマドが622年にメディナに移り住み、預言者の家を建てた場所となります。乾燥地帯のアラビア半島に位置しているので、当時は日乾レンガの壁で敷地を囲い、ナツメヤシの幹を柱として、葉で天井を覆った簡素な建築だったそうです。そして、中庭を中心に、礼拝の方角に屋根をかけた礼拝室を造った形が世界のモスクの原型となったと言われています。

ムハンマドは死後この場所に葬られたため、預言者のモスクにはムハンマドが眠っています。巡礼者はムハンマドの墓所を目指し、地下に眠るムハンマドと対面し、幸せに浸ります。

メッカのハラム・モスク同様に、20世紀後半から21世紀に現代建築へと様変わりしていき、現在は、東西350m、南北250mにも及ぶ巨大建築となりました。なお、メッカのハラム・モスクとこの預言者のモスクを超えるサイズのモスクの建設は禁じられています。

預言者のモスクは、カーバ神殿に次ぐイスラム教の聖地で、ムスリムでないと訪れることが出来ない場所となっています。

イマーム・モスク(イラン/イスファハーン)

イマーム・モスク
「イマーム・モスク(Imam Mosque)」はイランのイスラム建築の最高傑作と言われており、トルコブルーと藍色を基調として、アラビア模様の美しいタイルが壁から天井にかけて多い尽くされています。1枚のタイルに多色釉をかけて焼いた絵付けタイル(ハフト・ランギー)が多用される事によって、より早く且つ広大な壁面をタイルで埋め尽くすことができました。

入口にあるイーワーン(トンネル型の半外部空間)を見上げると蜂の巣状の緻密な装飾が、モスク内部は150万枚もの絵付けタイルで装飾がされており、どちらの装飾にも圧倒されてしまいます。

“イランの真珠”とも称えられる古都イスファハーンは、16世紀末にサファヴィー朝の首都となり、シャー(王)・アッバースによって壮大な都市計画が実施されました。その中心は巨大な王の広場(イマーム広場)で、この広場を2階建てのバザールが取り囲み、南にこのイマーム・モスク、東に聖職者長のモスク、西に宮殿域、北に市場が配され、宗教、行政、経済の中心となっていきました。その姿を見たヨーロッパの商人が「イスファハーンには世界の半分がある」と称したほどでした。

イマーム・モスクは元々、創立者シャー・アッバース1世を記念し、「シャー・モスク(王のモスク)」と呼ばれていましたが、1979年のイスラム革命で王制が廃止されてからは、今の「イマーム・モスク」と呼ばれるようになりました。イマームとは、アラビア語で「指導者」という意味も持ちます。
イマーム・モスクはムスリムでなくとも内部見学が可能です。

マスジェデ・ナスィーロル・モスク(イラン/シーラーズ)

マスジェデ・ナスィーロル・モスク
「マスジェデ・ナスィーロル・モスク(Nasir al-Mulk Mosque)」薔薇の時代を象徴する、別名「ピンクモスク」とも呼ばれています。古都シーラーズに1876~1888年に建設されました。

イランではメッカの方角は南西にあたり、入口を入ると縦に長い中庭へ達します。礼拝室はドーム室ではなく、柱を林立させた多柱空間で、それぞれの柱間には皿状のドームが架かります。中庭と礼拝室の間には、20世紀後半の改修によって色ガラスをはめ込んだステンドグラスが入っています。

19世紀のヨーロッパではピンク色が流行し薔薇の時代と言われていました。今までイランのタイルに用いられなかったピンク色が多用され、薔薇が溢れる花瓶も描かれていることから、このモスクは近代ヨーロッパからの影響が観察できます。

シーラーズ産の赤い絨毯と、タイルにピンクの薔薇、赤を基調としたステンドグラスを透過した光が呼応し、この世のものとは思えない美しい空間となっています。
マスジェデ・ナスィーロル・モスクはムスリムでなくとも内部見学が可能です。

ジェンネの大モスク(マリ/ジェンネ)

ジェンネの大モスク
「ジェンネの大モスク(Great Mosque,Jenne)」は別名「泥のモスク」とも呼ばれる、一風変わったモスクです。
マリがある西アフリカのイスラム化は、北アフリカのイスラム商人との金の交易によるもので、サハラ砂漠の通商路において重要な中継地「トンブクトゥ」は世界に黄金の都として名が知れ渡ります。泥のモスクが経つジェンネは、そのトンブクトゥへの食料提供基地となり、12世紀頃からイスラム化が進行しました。

泥モスクは、中庭を中心に東側に柱を林立させた礼拝室とし、中庭を周廊で取り囲むかたちとなっています。全体が土造で、メンテナンスのための木造の足場が突出しているのも特徴的です。メンテナンスは、1年に1度、共同体総出で壁土を塗り足します。土造の柱は扁平で太く、その間にアーチを架けるも、内部空間は限られています。キブラ側に3つのミフラーブを設け、その上部に塔を建て、塔の頂部には豊穣と純潔を象徴するダチョウの卵が飾られています。
このように、マリ砂漠地域の土着建築からの影響が色濃い建築となっています。

泥のモスクは1988年に世界遺産に指定されましたが、ユネスコ世界遺産の中で“100年後には見られない可能性が一番高い世界遺産”にも選定されています。残念ながらモスクの中はムスリムしか入ることができません。

アズハル・モスク(エジプト/カイロ)

アズハル・モスク
「アズハル・モスク(Azhar Mosque)」はカイロの名の元となった「アル・カーヒラ」(勝利の街)に10世紀に築かれた大モスクで、エジプト国内で最も重要なモスクとされています。

中庭と多柱室からなる典型的なモスクで、中庭はキブラ方向に対して横長、礼拝室の柱は地中海の伝統を引き継いで、円柱を並べる方式が採用されています。不揃いな円柱は細かく比較的短いので、背の高いアーケードが根太天井を支え、木製のタイバーで緊結されています。

アズハル・モスクは現在に至るまで、イスラム教学の最高学府としてイスラム世界における別格で、各時代に増築、拡張が続けられた様子が建築に残っています。礼拝室はオスマン朝時代に南東のキブラ方向に拡張され、当初のミフラーブは礼拝室の中央に位置することとなりました。

また、このモスクのミナレットは断面形を四角、八角、円形へと変化させ、頂部に2つの宝珠が載っているものもありますが、不揃いなミナレットやドームは創設以後に寄進されたもので、アズハル・モスクの人気の高さと信仰の集中を象徴しています。

今日もアズハル大学のモスクとして機能し、世界各地の大勢の学生が出入りしています。因みに、世界各地の大学で見られる、卒業式に黒いガウンを着る習慣ですが、アズハル大学を卒業するイスラム学者たちのゆったりとしたローブが起源であると言われています。
アズハル・モスクは誰でも内部見学が可能です。

ハッサン2世モスク(モロッコ/カサブランカ)

ハッサン2世モスク
「ハッサン2世モスク(Hassan Ⅱ Mosque)」は世界一の高さを誇るミナレットを持った、大西洋に臨むモスクです。1980年に建設地としてカサブランカが選定され、1986年から建設が始まり、1993年に完成した比較的新しいモスクでもあります。第二次世界大戦後、約40年間にわたりモロッコの国王として君臨し、今日のモロッコの基礎を築いたハッサン2世が、1961年の在位以来に構想してこのモスクは実現されました。

モロッコの首都はラバトですが、モスクのあるカサブランカは大西洋に面するモロッコ最大の商業都市となっています。カサブランカ選定に際してハッサン2世は、「神の玉座は水上にあるので、このモスクを水面に建設したい」と述べ、フランス人建築家のミシェル・ピンソーが設計を担当し、大西洋に臨む優雅な建築となりました。

外観はモロッコの伝統的な姿をしていますが、礼拝室はキブラに向かって東西200m、南北100mと縦長で、中央廊を強調した教会堂のような形をしています。内外ともに、タイルや文様をはじめ、北アフリカに根付いた様式が採用されています。そして、世界一高いミナレットは、高さ210mを誇っています。
2015年には、映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」のロケ地にも使われたそうです。
ハッサン2世モスクは、ムスリムでなくとも入場料を支払って内部見学が可能です。

メスキータ(スペイン/コルドバ)

メスキータ
「メスキータ(Mezquita)」は世界的にも珍しい、イスラム教のモスクとキリスト教の大聖堂が融合した建築物です。ちなみに、メスキータとはスペイン語でモスクを意味しています。
イベリア半島にイスラムが入ったのは710年のこと。後ウマイヤ朝の首都コルドバが11世紀に至るまでイスラムの中心地として繁栄しました。

メスキータは、785年に創設され、その後4回の拡張を経て、東西175m、南北135mの巨大な敷地を占めるものとなりました。1236年からは、レコンキスタによってカトリック教会堂に転用され、16世紀には周囲の建築はそのままで、礼拝室の中央部に大カテドラルが建設されました。メスキータで最も有名なのが、馬蹄の形をしたアーチが何個も連なって立つ広場です。約850本のアーチは美術的な意味合いで作られたと考えられています。

元々モスクであった建物を教会として使うために改築したことから、ところどころ教会建築も見られ、イスラム教とキリスト教が融合した不思議な空間を見ることができます。
メスキータは入場料を支払って、誰でも内部見学をすることができます。

カリヤーン・モスク(ウズベキスタン/ブハラ)

カリヤーン・モスク
「カリヤーン・モスク(Kalyan Mosque)」は中央アジアのオアシス都市に築かれたモスクです。
モスク建築は1514年の建設で、イランや中央アジアなどペルシャ世界ではお決まりの中庭に4つのイーワーンを設ける構成となっています。西側の礼拝室の上には、高いドラムの上に青いドームが載っています。

このモスクの最大の見どころは、文様積みレンガの装飾が美しい、1127年に建設された、モスクの南東部に建つミナレットです。水平装飾帯が取り巻き、上部と中部にトルコブルーのタイル帯が挿入されています。

カリヤーン・モスクが建つブハラは、ザラフシャン川下流域に古代より栄えたオアシス都市で、1993年には旧市街地がユネスコの世界遺産に登録されました。
モスクは、ブハラの中心部に位置し、広場の西側を占め、東側には軸線上にミーリ・アラブ・マドラサが建ちます。ブハラの中心部は歴史的モスク、マドラサ商業建築などが集中し、世界遺産としての整備が進んでいます。
カリヤーン・モスクは誰でも内部見学が可能です。

ヘラートの大モスク(アフガニスタン/ヘラート)

>ヘラートの大モスク

DidierTais, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

「ヘラートの大モスク(Masjid-e Jame, Herat)」はアフガニスタンで最も美しい建築物と讃えられています。
モスクの中庭には4つのイーワーンが中軸線上に設置され、特に目を引くのが、その壁を青く彩る幾何学模様のタイルの装飾です。また、アラビア文字文様には、青地に白の流麗な書体と、レンガ色の地に濃紺と青色の幾何学的な書体があります。また、パネル内には絨毯のように対称なアラベスク(アラビア人が考え出した図柄)を配し、周囲を幾何学文様で囲んでいます。タイル文様をよく見ると、それぞれパターンが少しずつ異なっていて面白いので、近づいて観察したいところです。

このモスクが建つヘラートはイラン文化の影響が色濃い中央アジアのオアシス都市で、シルクロードの要衛でもあったことから、戦乱による荒廃と復興の歴史を持っています。正方形の都市に従事の道路が敷かれた幾何学的な都市として有名で、ヘラートの大モスクはその北東区画のほぼ中央に位置しています。

プトラ・モスク(マレーシア/プトラジャヤ)

プトラ・モスク
「プトラ・モスク(Putra Mosque)」はバラ色の花崗岩を使用して造られたピンク色のドームが特徴的で、別名「ピンクモスク」とも呼ばれています。マレーシアの首都クアラルンプール近郊の町プトラジャヤに1999年に完成した比較的新しいモスクです。

モスク内部の天井を見上げると、ピンク色で美しいアラベスク模様を見ることができます。このアラベスク模様は色々なところにも描かれています。また、心落ち着く青色のステンドグラスとの鮮やかな調和も息を飲むほどの美しさです。ミナレットは東南アジア最大の大きさを誇っています。

ピンクモスクでは、外観や内観だけにとどまらず、貸し出しのローブまでピンク色と可愛らしさも併せ持っています。ムスリムでなくても無料で内部を見学することができますが、ムスリムでない見学者が入れるのは礼拝堂の入口付近までとなっています。

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(ブルネイ/バンダルスリブガワン)

スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク
「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(Sultan Omar Ali Saifuddin Mosque)」はブルネイの首都、バンダルスリブガワンに1958年に建設されたモスクで、第28代スルタンの名が付けられています。別名「オールドモスク」とも呼ばれています。

黄金に輝くドームと上海御影石を使用した純白の壁が印象な美しいモスクですが、設計はイタリア人建築家のルドルフォ・ノッリによるもので、ムガル朝様式にイタリア風がミックスされています。モスクには、イタリアの大理石や、ベルギー、アラビア製のカーペット、オーストリア製のステンドグラスなど、世界各国からの最高の素材が使われています。

モスクの西と南を広大な丸い池が取り囲み、モスクの南東には方形の池に接する水場が設けられるなど、景観には聖なる水を取り込んでいます。また、池には16世紀の王室遊覧船を象った石船も浮かんでいます。
夜になると緑とオレンジにライトアップされるので、昼と夜でガラリと雰囲気が変わるのも魅力です。

このモスクがあるブルネイは、東南アジアのボルネオ島の北岸の小国で、14世紀以来のイスラム王国となっています。モスクは礼拝の時間以外なら入場可能ですが、ラマダンなど宗教行事がある日は終日入ることが出来ませんので、訪れる際は事前に確認しておくことをおすすめします。

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モスクの建築様式の種類

モスクの建築は「預言者の家」から始まった

イスラム建築の源流は、622年にメディナに移住したムハンマドが築いた、いわゆる「預言者の家」と言われています。家は信仰共同体でもり、土の囲いとナツメヤシの柱と屋根でできた囲いが特徴なこの建物が、モスクの規範にもなりました。

アラブ・イスラム様式

8世紀になると、イスラムの勢力はイベリア半島や中央アジアへ広がり、やがて各都市に金曜の集団礼拝のための大モスクが、アラブ・イスラム様式で建造されていきました。それらは、「預言者の家」を習い、林立する柱で大空間を支える多柱式プランが特徴でした。

ペルシャ・イスラム様式

11世紀半ば以降になると、イスラムの支配者となったトルコ族により、ペルシャの建築技術であるドームやイーワーンを組み合わせた、ペルシャ・イスラム様式が誕生します。タイル採用やムカルナス(鍾乳石飾りを意味する技法)の技法が生まれたのもこの時代のことです。この時の代表例がイランの「イマーム・モスク」です。

オスマン朝の建築様式

16世紀になると、ビザンチン建築の影響を受けたオスマン朝の建築様式が地中海世界を席巻します。大きなドームの周囲に小ドームを配する、トルコの「スレイマニエ・モスク」などに、その様式は顕著です。

アラブ、ペルシャ世界から離れた地域になると、イスラム建築はその土地の風土や材料、建築文化に適う技法により独自の進化を遂げていきます。13世紀にイスラム国家として栄えたマリ帝国で建てられた「ジェンネの大モスク」は代表例で、伝統的な土着技法が用いられています。

こうしてモスクは、イスラム教の広がりと共に、在地の技法や様式、気候風土に合わせて変化していき、多様なる適応を成し遂げていきます。その結果、世界各地にその土地独特の美しいモスクが誕生していきました。

モスクの構造|中はどうなっているの?

モスクの中
モスク内部には必ず、キブラを示す「ミフラーブ」と、ミフラーブ向かって右隣りには「ミンバル」があります。ミフラーブはモスクの中で最も装飾が施される場所となっています。

そして、床には絨毯が敷き詰められています。絨毯は、ムスリムたちが礼拝時に真っ直ぐ並列に立つことを助ける役割も持ち、直線的な幾何学模様が織り込まれています。
イスラム教は偶像崇拝を禁止しているため、教会などでよく見かける祭壇や聖像、絵画などはモスクには一切ありません。モスクの装飾は幾何学模様やアラベスク模様のようなものだけです。モスクによっては、アラビア書道によるコーランの章句が記されているところもあります。

見学時に注目したいモスクの設備

イェシル・ジャーミー
モスクの設備には聞いたことのない用語が出てきます。モスクを知るのに欠かせない5つの用語を解説します!

  • キブラ(Qibla)
    「向かう方向」を意味するアラビア語。イスラムの中心であるメッカのカーバ神殿に向かう軸を指す。

  • ミフラーブ(Mihrab)
    キブラを示すアーチ型の凹部。モスクの必需品で歴史的な銘品も数多い。モスクのメッカ側の壁の中央に造られることが多い。

  • ミナレット(Minaret)
    礼拝の時間を呼びかけるアザーンが行われる尖塔。古くは1つのモスクに1本だけであったが、建築の見せ場として本数を増やすこともある。トルコのブルーモスクなどは6本のミナレットを持つ。鉛筆形はオスマン様式の特徴。

  • ミンバル(Minbar)
    階段状の形をしたモスクの説教壇。金曜日の集団礼拝の時には、宗教指導者がそこに登り、礼拝に集まった人々に向かって講話をする。

  • マクスーラ(Maqsura)
    大モスクのミフラーブ近くに設けられた貴賓席。格子の仕切りで囲み、支配者がそこで礼拝を行なった。マクスーラがないモスクもある。

知っておきたい!モスクに入るときのマナー

服装
モスクはムスリムにとって神聖な場所です。モスクに入る際はイスラム教の教えに従いルールを守りましょう。

服装

まず服装ですが、モスクには腕や足を露出する服装では入ることが出来ません。女性は基本的に肌の露出、体のラインが出る服装を避けなくてはなりません。また、髪の毛もスカーフで隠す必要もあります。なお、スカーフの色や形、材質はどんなものでも大丈夫です。男性も同じで、基本的に、肩と膝を隠す必要があるので、短パンやノースリーブは禁止です。

写真撮影

写真撮影をする際も注意が必要です。モスク内部の写真撮影が可能な場所は多いですが、基本的にフラッシュは禁止です。また、勝手にムスリム(特に女性)を撮影するのも厳禁です。アラブ首長国連邦では、許可なく撮影すると犯罪となる法律も存在しています。モスクに限らず、イスラム教国家を訪れる際には注意するようにしましょう。

礼拝時間

モスクはあくまでも礼拝の場です。大声で会話をしたり、礼拝をしているムスリムたちの妨げになるような行動はとらないようにしましょう。礼拝時間は入場が制限されることもあります。

日本の2大モスク

日本人のムスリム人口は非常に少なく、日本国内ではイスラム教は疎か、モスクも縁遠い存在です。ですが、そんな日本国内でもモスクは100以上も存在しています。そんな数あるモスクの中でも、80年以上の歴史を持つ日本の2大モスク、「東京ジャーミイ」と「神戸ムスリムモスク」を紹介します。

東京ジャーミイ(東京都/渋谷区)

東京ジャーミイ
小田急線・代々木上原駅から徒歩5分。伝統的なオスマン・トルコ様式のジャーミイ(モスク)で、白いミナレットとドーム天井は遠くからでも目立ちます。敷地面積は734㎡あり、礼拝場とホールを合わせると2000名が収容可能な礼拝場で、信者の結婚式やイスラムに関する様々な文化センターでもあります。

東京ジャーミイは、ロシア革命によって迫害を受けたトルコ人ムスリムが満州を経て日本に移住し、1938年に東京ジャーミイの前身となる「東京回教礼拝堂」を設立しました。その後、老朽化に伴い、トルコ全土から集められた寄付金で1997年に再建され、現在の東京ジャーミイが誕生しました。

礼拝堂は2階にあり、中に入ると内装の美しさに息を飲むほど。床の青い絨毯、青のステンドグラスが輝いています。礼拝場のドーム天井の中心の青い円にはコーラン第112章-1-4節「かれはアッラー、唯一なる御方であられる」から始まる詩句のカリグラフィーが描かれています。まるでここが日本であることを忘れてしまいそうな空間が東京ジャーミイには広がっています。

東京ジャーミイは一般からの見学者も随時受け入れており、年間7000人もの人々が訪れています。トルコ人のイマーム(イスラム教の指導者)自らジャーミイの歴史や特徴を解説してくれることもあります。
東京ジャーミイの隣には、トルコの文化を紹介する「ユヌス・エムレ トルコ文化センター」が併設されており、1階にはハラールマーケット、2階にはカフェもあります。

住所 151-0065 東京都渋谷区大山町1-19
電話番号 03-5790-0760
入場料 なし
ウェブサイト https://tokyocamii.org/ja/

神戸ムスリムモスク(兵庫県/神戸市)

神戸ムスリムモスク
三宮駅から山手側に出て徒歩約10分。神戸ムスリムモスクは、1931年に日本で最初に建設された名古屋モスクに次いで1935年に建設されました。名古屋モスクは戦災で焼失してしまいましたが、神戸ムスリムモスクは建設された往時の姿を留めている日本最古のモスクです。モスクには、神戸大空襲や阪神・淡路大震災など二度の災禍にも耐えてきました。館内には爆撃で一面焼け野原の中、モスクだけが佇む写真が飾られています。

礼拝室の内部には豪華なシャンデリアと美しい絨毯が敷かれ、天井までの高さがある窓は黄色に着色され、優しい光が差し込みます。吹き抜けの2階部分は、女性信者専用の礼拝スペースになっており、ミフラーブは大理石製で金字の模様に縁取られています。幾何学模様の装飾でまとめられた内部は厳かな雰囲気が感じられます。

設計は、横浜の山手カトリック教会や函館のトラピスト修道院の改修など、いくつかの宗教建築を手がけたチェコ出身の建築家ヤン=ヨセフ=スワガーが手がけました。神戸モスクの建設は、当時1000人近くいた関西在住のムスリム自らの寄付によって実現しました。神戸で財を成したインド人貿易商たちが中心となり、国内やインドにまで資金集めに奔走、中にはロシア革命じ国を追われたトルコ系タール人のなけなしの寄付もあったそう。
このモスクには、インド風のドームやペルシャ式の二対のミナレットなど各国のイスラム建築の要素が織り交ぜられています。

神戸ムスリムモスクはムスリムでなくても内部見学が可能です。少人数(2~3人)であれば予約も不要です。
周辺にはムスリム各国のハラールレストランやショップがあり、アフリカ、中近東、インドネシアのハラール食材も揃っています。

住所 650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通2-25-14
電話番号 078-231-6060
入場料 なし
ウェブサイト http://kobe-muslim-mosque.com/

モスクはムスリムにとってかけがえのない場所

いかがでしたか?モスクはイスラム教信仰のために日本も含め世界各国に建てられています。旅行で訪れた先にモスクがあれば、是非モスクにも足を運んでみてください。荘厳な美しさと雰囲気に感動すること間違いなしです。モスクは神聖な場所なので、内部見学をする際は必ずルールやマナーを守るようにしてくださいね。

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