トルコの居酒屋「メイハーネ」とは？イスラム教の国でもお酒を楽しめる！ | トルコ旅行・トルコツアー おすすめプラン満載の【ターキッシュエア＆トラベル】

トルコは国民の90%がイスラム教徒ですが、建国当初から政教分離の世俗主義を推進しているのが特徴です。そのため、イスラム教で禁じられているアルコールに対しても寛容で、飲酒も基本的にOK。旅行者も自由にお酒を楽しむことができます。

トルコは上質なワインやビールの産地としても知られていますが、トルコ旅行に行ったらぜひ行っていただきたいのが、“トルコ風居酒屋”と呼ばれるメイハーネ。トルコ旅行のプロが、メイハーネの魅力やおすすめ店をご紹介します。

トルコ風居酒屋「メイハーネ」とは？

メイハーネ（Meyhane）は、食事とお酒と音楽を楽しめるレストランです。トルコ料理の前菜「メゼ」をあてにお酒を飲むことを目的とした、まさにトルコの居酒屋といえる場所。メイハーネは、ビザンツ帝国やオスマン帝国時代から現代のトルコに受け継がれている、歴史ある食文化なのです。

イスタンブール観光に行くなら、新市街側のカラキョイ地区やベイオール地区などにあるメイハーネがおすすめ。気取らないカジュアルなお店から伝統のある老舗、生演奏が楽しめるお店など、さまざまなメイハーネがあります。ぜひ、美味しいお酒と食事を楽しみながら、トルコの歴史と文化を体験してみてください。

メイハーネではビールは邪道で、トルコの地酒「ラク（raki）」を嗜むのが主流です。ラクは、トルコではとてもポピュラーなお酒で、アニスというハーブで香り付けしたブドウの蒸留酒。アルコール40度以上と強いお酒なので、水割りで飲むのが一般的です。ラク自体は無色透明ですが、水を注ぐと白濁するのが特徴です。

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トルコの居酒屋・メイハーネで食べたいメゼ（前菜）

メイハーネのお酒のお供といえば、トルコ料理特有の多彩なメゼです。メゼは料理の前菜としての役割がありますが、トルコではお酒のおつまみとしても欠かせない存在です。特に、ラクとの相性は抜群。

メゼは十数種類の料理が手のひらサイズの小皿、または大皿に少量ずつ乗せられて提供されます。種類豊富なメゼをみんなで囲んで、会話を楽しみながら、ゆっくりと食事とお酒を嗜むのがトルコ流です。

メゼは冷菜が中心ですが、温かいまま提供されるものもあります。チーズやサラミ、ヨーグルトのようなそのまま食べられるシンプルなものから、豆類・ナス・トマト・ピーマンなどの野菜を使ったもの、エビ・ムール貝・カツオ・魚卵などの魚介類を使ったものまで、実にさまざまな料理があります。

メイハーネではラクを飲みながら、ぜひ色々なメゼを試してみてください。

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トルコのおすすめメイハーネ3選

トルコには多くのメイハーネがありますので、ぜひお気に入りのお店を見つけてみてください。ここでは、イスタンブールでおすすめのレストランをご紹介します。

Pandeli

「Pandeli」は、イスタンブールの台所・エジプシャンバザールの入り口付近にある、1921年創業の老舗レストランです。トルコらしい伝統的なブルーのイズニックタイルが美しい店内で、本格的なトルコ料理と美味しいお酒が楽しめます。

Safa Meyhanesi

「Safa Meyhanesi」は、手ごろな価格で食事とお酒を楽しむことができるメイハーネです。地元民からも人気の1895年創業の老舗で、観光客も多く訪れます。

Madam Despina

「Madam Despina」は、プロのミュージシャンの生演奏を楽しみながら、トルコ料理とお酒を楽しめるお店です。1946年から続く歴史あるメイハーネですが、カジュアルな雰囲気で入店しやすいのも魅力。