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トルコツアーガイド

カマン・カレホユック遺跡|世界最古の鉄器発見の衝撃と発掘の歴史


カマン・カレホユック遺跡とは?

カマン・カレホユック遺跡は、日本の機関により1985年から発掘作業が続けられている遺跡です。カマン・カレホユックは、トルコ語で「カマンの城の丘」を意味します。

高さ16m、直径280mの中規模の丘状遺跡で、上が新しい地層になっていて、現在は紀元前3000~2000年前の遺跡が発掘されています。また、2010年には日本の資金協力(ODA)によりカマン・カレホユック考古学博物館が建てられました。

カマン

カマン・カレホユック遺跡の場所・アクセス



カマン・カレホユック遺跡は、トルコの首都アンカラから南東に約100kmの距離に位置するアナトリア地方の村にあります。アンカラはトルコ共和国のちょうど真ん中あたりに位置しています。アンカラまでは、イスタンブールから飛行機で約1時間、バスなら約6時間です。

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カマン・カレホユック遺跡の発掘の歴史

カマン・カレホユック遺跡の発掘は、大村 幸弘氏率いる「中近東文化センター アナトリア考古学研究所」が主導しています。1985年に予備調査を行った後、1986年に三笠宮崇仁親王殿下に最初の鍬入れをして頂き、以後学術発掘調査を継続しています。

そして、今日までの発掘調査では、四文化層が確認されています。

  • 第一層:15~17世紀にかけてのオスマン帝国時代。
  • 第二層:3200年~2340年前までの鉄器時代でフリュギア王国時代、アケメネス朝ペルシャ時代、ヘレニズム時代等が含まれています。
  • 第三層:4000~3200年前の中期・後期青銅器時代-アッシリア商業植民地時代、ヒッタイト古王国時代、ヒッタイト帝国時代。
  • 第四層:4400~4000年前の前期青銅器時代後半にアナトリアで都市国家が成立した時代。

銅石器時代・新石器時代の遺物も確認されていて、それらの文化の存在も考えられています。

カマン・カレホユック遺跡では世界最古の鉄器が発見されている

2009年には紀元前2100~1950年頃のものとされる「世界最古の鉄器発見」のニュースが世界中を駆け巡りました。また、2017年には世界最古級とされる鉄の塊が発見され注目を集めました。

見つかったのは直径約3センチの酸化鉄を多く含む分銅形をした塊で、1986年から調査を続けている「中近東文化センター アナトリア考古学研究所」所長の大村 幸弘氏が紀元前2250~2500年の地層から発見しました。

カマン・鉄
鉄は人類史上最大の発明の一つで、ヒッタイト帝国が何らかの形で存在していた製鉄技術を独占し、繁栄の源泉にしました。鉄の塊はヒッタイト以前の層から出土し、鉄鉱石を人工的に加熱したと推測されています。

鉄鉱石自体も他の地域から持ち込まれた可能性があり、石の産地や鉄が生み出された経緯の解明は、世界史の通説に一石を投じるかもしれません。

そして、現在もカマン・カレホユック遺跡では鉄製品、鉄滓が出土した層よりさらに下の層を盛んに掘り下げています。3千数百年前に栄えたヒッタイトに代表される古代アナトリア文明の遺跡を是非見に行ってみて下さい!

カマン・カレホユック遺跡以前の「製鉄の起源」に関する通説

従来は、製鉄の起源は約3500年前のヒッタイト帝国にあると考えられてきました。ヒッタイト帝国は、アナトリア(現在のトルコ)に高度な文明を築いた古代民族ヒッタイト族が気付いた大国です。

トルコの首都アンカラの東200kmにあるボアズカレ(Boğazkale)村には、ヒッタイトの首都であるハットゥシャの遺跡が残されています。

ヒッタイト帝国は一時期はエジプト王国と対等になるほどの巨大な勢力となっていました。その繁栄を支えたものの一つが鉄であるといわれています。ヒッタイトは製鉄技術が他国に広がらないように独占し、鉄器や独自の軽戦車(チャリオット)を駆使して、大国としての地位を維持していました。

当時、ヒッタイト帝国が製鉄を行っていたとされるのがアナトリア最古の集落の一つであるアラジャホユックです。実際、このアラジャホユック遺跡の3500~3400年前の地層からその痕跡が見つかったことで、「ヒッタイトが製鉄の起源である」というのが通説でした。

「中近東文化センター アナトリア考古学研究所」所長の大村 幸弘氏も、当初はカレン・カレホユック遺跡から鉄滓(てっさい)をはじめとする製鉄の痕跡が見つかるとは思っていなかったそうです。ここから世界最古級とされる鉄の塊が出土したのは、まさに世紀の大発見であるといえるでしょう。

ヒッタイト帝国とその首都「ハットゥシャ遺跡」の見どころ徹底解説

カマン・カレホユック考古学博物館

カマン
カマン・カレホユック考古学博物館は、平成22年7月10日に正式開館しました。

建物自体は日本のODAの予算で建設されましたが、展示ケース、展示等に関してはトルコ側の予算で進められました。
また、この博物館の展示を行う際には、国際交流基金が展示の専門家である文化施設展示プランナーの永金宏文氏を日本から派遣しました。

永金氏は展示ケース、パネル、遺物の展示まで全てに関わり、トルコの学芸員に対しても、展示について一つ一つ丁寧に説明をして教えました。

展示が完成した時、トルコの学芸員はなんとも嬉しそうで「今までトルコにあった展示とは違う、新しいものを知ることができた!」と永金氏と喜び合ったそうです。

博物館のオープニング式典には三笠宮寛仁親王殿下、彬子女王殿下もご臨席されました。式典には3千人を超える人々が参加し、大賑わいでした。

式典後一般公開され、地元の人は待ちに待った博物館だったようで、熱心に展示ケースを覗き込んでいたそうです。博物館にはこれまでアナトリア考古学研究所が発掘してきたカマン・カレホユック、ヤッスホユッ、ビュクリュカレの遺物が展示されています。

カマン

カマン・カレホユック考古学博物館の見どころ

展示品はカマン・カレホユック遺跡からの出土遺物が中心で、これまでに発掘された文化層(一層:オスマン・トルコ時代、二層:鉄器時代、三層:中期・後期青銅器時代、四層:前期青銅器時代)から出土した遺物が、遺跡の模型を中心に新しい時代から古い時代へと展示されているので、来館者が順を追って見学することにより文化編年(アナトリアの年表)を理解できるように組み立てられています。

展示室の他には図書室、保存修復室、収蔵庫などを持つ延床面積1,421㎡のマウンド状の建物で、丘状のカマン・カレホユック遺跡を型取って設計されています。

開館後は連日多くの来館者で賑わっており、毎週日曜日の午後にはアナトリア考古学研究所・所長の大村 幸弘氏が博物館の案内を行っています。

カマン・カレホユック考古学博物館は発掘成果の展示だけでなく、将来を担う研究者の研究拠点や子供たちの学びの場、情報発信の場にもなっているのです。

カマン・カレホユック考古学博物館は石本建築事務所の設計

カマン・カレホユック考古学博物館の建築を手掛けたのは、日本の石本建築事務所です。隣接している三笠宮記念庭園やカマン・カレホユック遺跡を含む周辺の環境に溶け込むような設計デザインになっています。

また、現地の夏の平均気温がそれほど高くないことに着目し、遮熱・断熱性能を高めた構造に、トルコ国内では施行事例のなかったクールチューブを組み合わせることで、収納庫以外は冷房設備が不要という環境性能の高い建物であることも特徴です。

カマン・カレホユック考古学博物館の場所・アクセス方法



名称 カマン・カレホユック考古学博物館(Kaman, Kalehoyuk Arkeoloji Muzesi)
住所 Bahçelievler, 40300 Çağırkan/Kaman/Kırşehir, Turkey
入場料金 10TL
ウェブサイト http://www.jiaa-kaman.org/jp/index.html

カマン・カレホユック遺跡発掘の拠点・アナトリア考古学研究所

カマン
アナトリア考古学研究所は東京・三鷹市にある中近東文化センターの付属機関として1985年に設立されました。

三鷹の中近東文化センターは、1985年に中央アナトリアに位置するカマン・カレホユック遺跡で考古学的予備調査を行い、1986年に本格的発掘調査を開始し現在に至っています。

発掘調査が終了する9月下旬から10月初旬には中央アナトリアの考古学的一般調査も毎年継続して行っています。

これらの調査の過程において、莫大な考古資料が集積されてきたことにより、現地に研究基盤を設置する必要性が増大すると共に、文化遺産を如何に次世代へ引き継いで行くべきかということが、大きな課題となりました。

発掘調査には考古学の研究者だけではなく、様々な分野の研究者や専門家、学生が参加しています。

これらの人々が、それぞれ独自の立場から研究、文化財遺産の保存等に取り組んでいます。アナトリア考古学研究所を設立された背景には、これらの取り組みを総合できる環境を整備すること、そして、それらを地元と社会に還元することにありました。



そして、文化財遺産を次世代に存続させていくためには、若い研究者、専門家の育成と同時に地元の子供たちへ歴史・文化財に関して関心を持って貰うことが極めて重要なことと考え、現地に拠点を置くことになりました。

当初、アナトリア考古学研究所は、カマン・カレホユック発掘調査用のプレハブ施設を使って活動してきましたが、事業をより効果的に推進するために恒常的な研究施設の建設が望まれ、2004年に建設が開始されました。

この研究所建築に当たって、三笠宮崇仁親王殿下、寛仁親王殿下は多大なご尽力をされました。

特に寛仁親王殿下は、アナトリア考古学研究所建設募金委員会委員長として実質的な指揮を執られ、日本全国から集められた寄附により研究所建設は進められました。

そして、2005年9月に研究棟、2007年9月には会議・図書館等が完成しました。研究所の主な事業として考古学的調査研究、文化遺産の保存修復、考古学・歴史学・文化財の還元等を行っております。

所長を務める大村幸弘さんは1986年からカマン・カレホユック遺跡の発掘を手掛け、調査隊長として世界最古の鋼などを発見してきました。

「鉄を生みだした帝国」や「アナトリア発掘記」など、トルコでの発掘に関する著書を多数出しています。

アナトリア考古学研究所の母体・中近東文化センター

カマン
アナトリア考古学研究所の母体である中近東文化センターは、東京都・三鷹市にあります。

中近東の歴史的文化を専門的に研究し、公開する施設で三笠宮崇仁親王殿下のご発意のもと、故出光佐三氏の協力で出光美術館収蔵のオリエント美術品を移して昭和54(1979)年開館しました。

平成元(1989)年には増築工事を行い、地上2階、地下3階、延床面積7,022平方メートルで、展示室・図書室・大ホール・研究室などで構成されています。

中近東とはエジプト、トルコ、イランといった、地中海と黒海に挟まれた国々を言います。これらの地域の文明や文化は、旧・新石器時代からさかのぼることができます。

そしてアジアとヨーロッパをつないだシルクロードの重要な拠点として、文化的交流も盛んになっていきます。こうした中近東の文化を今に伝えているのが、中近東文化センター付属博物館です。

以前は専門家向けの展示を行っていましたが、現在は一般向けの展示内容を行うようになりました。

入常設展示室では、様々な国ごとに時代の流れとあわせて作り出された陶器やガラス、装飾具などを見ることができます。また、文字についての展示ゾーンには、いくつかの資料があります。

春と秋の企画展、夏は子供向けの展示と趣向を凝らした内容で、中近東の歴史と文化を分かりやすく伝えています。

名称 中近東文化センター
住所 東京都三鷹市大沢3-10-31
入場料金 一般:1,000円
高・大生:500円
65歳以上:500円
中学生以下:無料
開館時間 10:00~16:00(最終入館時間は15:00)
ウェブサイト http://www.meccj.or.jp/

カマン・三笠宮記念庭園

カマン
三笠宮記念庭園は、カマン・カレホユック遺跡の発掘開始にあたりトルコを訪れた三笠宮崇仁殿下を記念するとともに、地域の人々の憩いの場として設置されました。

1993年9月に三笠宮崇仁殿下、同妃殿下がご臨席され一般公開された庭園は地元ではジャポンバフチェ(日本庭園)として知られ、2010年にはすぐそばにカマン・カレホユック考古学博物館がオープンしたこともあり、2011年は庭園・博物館の入場者数は合わせて6万人を超えました。

21,620㎡の面積を誇る庭園は、日本国外にある最も大きい日本庭園の一つで、借景を取り入れた池泉回遊式庭園になっています。周囲の岩山の景観を借景として庭園の一部であるかのように取り入れ、庭園内の園路を回遊しながら園内の施設や景観の変化を楽しむことができます。



春にはソメイヨシノが咲き誇り、秋は紅葉を楽しむことができるこの庭園は、トルコの人々の観光名所となるまでに有名になりました。
また、ブライダルシーズンは、多くのトルコ人のカップルがこの日本庭園でウェディング写真を撮影しに来園するそうです。

カマン・カレホユック遺跡調査に大きく貢献された三笠宮崇仁殿下

三笠宮崇仁殿下
三笠宮崇仁殿下は大正天皇の第四皇子として1915年にお生まれになりました。三笠宮家の初代当主であり、東京大学文学部では歴史学の研究員となられました。

やがて、古代オリエント史の歴史学者になられた殿下は1991年に日本トルコ協会の名誉総裁に就任されました。以降は代々三笠宮家で引き継がれ、現在は孫にあたる三笠宮彬子女王が総裁として就任されています。

1986年に三笠宮崇仁親王殿下がカマン・カレホユック遺跡に最初の鍬入れをされて以来、歴代の三笠宮家はカマン・カレホユック遺跡における考古学発掘調査やアナトリア考古学研究所の設立に尽力されるなどトルコの考古学史上に大変大きく貢献され、考古学に多大な成果をあげられています。

 
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