トルコのおすすめ観光名所BEST20!治安やベストシーズン・日数も紹介
【トルコの首都】アンカラ旅行のおすすめ観光名所7選!治安や気候も解説
トルコへの旅行を考えている人のなかには、トルコの首都「アンカラ」が気になっている人もいるでしょう。そこで、この記事では、アンカラの気候や治安、グルメといった基本的な情報から、見逃せない観光スポットや代表的なショッピングスポットをまとめて紹介します。
トルコの観光地といえば、同国最大の都市であるイスタンブールを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実はトルコの首都はそこから少し離れた内陸の都市、アンカラ。日本人にとってはイスタンブールほどなじみのない観光地かもしれませんが、歴史と文化の詰まった見どころ満載の街なのです。
アンカラは紀元前のフリギア時代には「アンキュラ」、ローマ帝国占領時代には「アンゴラ」と呼ばれていました。日本でも人気の高い長毛種のエレガントな猫、ターキッシュアンゴラは、アンカラ付近の山岳地帯原産とされることから、その名が付きました。
ターキッシュアンゴラとは?トルコは猫の楽園! | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
キリスト教が国教に認定されてからはビザンチンと呼ばれ、西ローマ帝国の衰退後(476年)に全ヨーロッパが陥った暗黒期の中、唯一輝きを放ち、文化の中心として繁栄を続けたのです。各皇沓は、美しい芸術的オブジェや建築物で都市を、まるで争うかの様に飾り立てました。
ビザンチン帝国が衰退期にさしかかった11世紀は、アナトリアに新しい勢力が台頭してきた時期でもあります。中央アジアからアナトリアに進攻して、ここに氏族社会を形成したトルコ民族の力は、加速度をつけて大きくなり、もはや世界国家形成を理想として掲げるに至っていました。
次第に弱体化するビザンチン帝国にとって脅威となったオスマン・トルコ族は、1453年、終にこの都を落とし、その名をイスタンブールと改名しました。こうしてオスマン帝国が誕生して以来、各時代の皇帝は帝国の末期にかかるまで、都を建築物や芸術作品で飾り、ローマ、ビザンチン時代から残る建物のすぐ隣に、トルコ・イスラム芸術の粋を集めた最も見事な作品を遣らせたりしました。
イスタンブールは5世紀にわたって、トルコ共和国の前身であるオスマン・トルコの首都でしたが、第一次世界大戦でのオスマン帝国の敗北後、トルコ革命のリーダーとなったムスタファ・ケマル・アタテュルクが、1923年10月29日にアンカラを首都としてトルコ共和国を樹立しました。
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1985年には、ヒッポドローム・アヤソフィアを含む考古学地区やスレイマニエ保護地区など4つの区分がユネスコ世界遺産として登録されました。
ブルーモスクやトプカプ宮殿などオスマントルコの文化や歴史を深く知ることができる施設だけでなく、グランドバザールをはじめショッピングやトルコならではのグルメを楽しめるスポットも充実しています。
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このブルサがオスマン帝国における実質的な最初の首都であったといえます。これ以前より商業の中心地として繁栄した長い歴史を持つブルサは世界遺産にも登録されており、今なお古都の雰囲気を色濃く残す観光地として人気があります。
ブルサとジュマルクズクはオスマン帝国発祥の地【トルコ世界遺産】
エディルネは1453年のイスタンブールの陥落までオスマン帝国の首都として繁栄し、イスタンブールに遷都されてからも重要な副都として活発な商業や経営の中心地であり続けました。
エディルネは世界遺産セリミエ・モスクやヤールギュレシ(オイルレスリング)の世界大会など見どころが多く、今でも多くの観光客でにぎわう都市です。
エディルネ|トルコ観光案内
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アンカラの歴史は古く、近郊からはたくさんの先史時代の居住跡が発見されています。周辺にはヒッタイト期の遺跡は確認されていないものの、フリギア人の墓や副葬品が出土したことから、紀元前8~6世紀にはかなりの規模のフリギアの集落ができていたと推定されます。アンカラ(古代アンゴラ)の創設者はギリシャ神話に登場するロバの耳を持つことで有名なミダス王としても崇拝されています。
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紀元前3世紀頃、ガラティア人がこのあたりを占領しましたが、皇帝アウグストゥスの時代にローマ領に、やがてビザンティンを経て1147年にセルジュクトルコの支配下に入りました。
残念ながら日本からの直行便はないので、まずはイスタンブールに向かい、そこからアンカラを目指すことになります。イスタンブールから飛行機でおよそ1時間、バスでおよそ6時間です。
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トルコの首都アンカラには、「アンカラ エセンボーア国際空港」があります。
空港名は直訳すると「健康な牛」を意味する「Esenboğa」が名前の由来です。
空港利用者の約70%が国内線利用で、イスタンブールまで約1時間で着きます。
国際線の利用者はトルコ国内の空港第7位で、ヨーロッパやアフリカ、中東の主要都市に就航しています。
トルコ国内線は、ターキッシュエアラインズとペガサスエアラインズが就航しています。
アンカラ~イスタンブールをはじめ、アンカラ~イズミール、アンカラ~アンタルヤ等35路線程あり充実しています。
国際線はターキッシュエアラインズのヨーロッパ諸国行きの他にカタール航空、ウクライナ国際航空、アゼルバイジャン航空等、現在11の航空会社が就航しています。
日本からの直行便はないので、1回以上の乗り継ぎが必要です。
カタール航空は週3便アンカラ~ドーハ間を運航していますので、成田・羽田からドーハ経由の1回乗り継ぎでアンカラに行くことが出来ます。
空港内の施設やサービスは各種充実しているので、搭乗まで長い待ち時間があっても様々な過ごし方が出来ます。
売店で軽食や本を購入して、搭乗口ゲートで時間を費やす方もいれば、ギフトショップで買い物を楽しむ方も多く見られ退屈することはありません。
また、体調を崩してしまった場合も空港内にクリニックがあるので安心して利用できます。
空港~中心部間はエアポートバスやローカルバス、タクシー等で移動できます。
満車の場合はバス停を素通りしてしまいますので、始発である地下鉄Kizilay駅近くにあるエアポートバス乗り場がお勧めです。
空港までの所要時間は約40分で、料金は約11TL(約180円)でバスに乗車したら車掌さんが集めにきてくれます。
ローカルバスは各駅停車で倍以上時間がかかってしまうので、エアポートバスがお勧めです。
乗車したら、最初にメーターを倒したか確認しましょう。前の乗客の料金に上乗せする運転手もいるのでご注意下さい。
料金は約200TL(約3,300円)です。
アンカラ旅行のベストシーズンは、春から秋にかけての比較的温暖な時期です。1年を通して降雨量が少ない地域なので、雨の心配はそれほどしなくても大丈夫でしょう。雨具は特に持参する必要はありません。ちなみに、日本との時差は6時間です。日本のほうが6時間早く進んでいるので、日本の正午はアンカラではまだ早朝ということになります。
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外務省によれば、アンカラの位置するアナトリア半島中心部には特に危険情報は出されていません(2020年現在)。トルコは世界中から旅行客が訪れる観光大国であり、主要な観光地のひとつであるアンカラも観光には特に不自由しないでしょう。トルコ第一の都市であるイスタンブールに比べ、落ち着いて見て回れるという声もあります。
それでも、一般的な海外旅行と同様、貴重品は手放さない、夜は一人でむやみに出歩かない、といった基本事項はおさえておくことが大切です。初めてのアンカラ旅行で不安がある方は、現地ガイド付きのツアーを利用するとよいでしょう。
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首都アンカラには日本国大使館が設置されています。ちなみに、総領事館があるのはイスタンブールです。現地で盗難などの被害に遭った、災害に巻き込まれた、病気になってしまった、といった困りごとがあれば、大使館や総領事館に相談しましょう。
トルコ大使館【駐日トルコ共和国大使館】
アタテュルク廟(アタテュルクびょう)は、トルコ共和国の初代大統領、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの眠る場所です。1953年に建てられた建築物であり、トルコの代表的な観光名所としても知られています。オルハン・アルダとエミン・アナトの二人の建築家が完成させました。
魅力的な建築物で注目を集めるトルコにおいて、現代におけるトルコ建築物の傑作といわれています。国内各地からの石材を用い、内部は大理石と金モザイクの美しさに圧倒されます。青銅のドアはイタリアで作られたものです。
アタチュルク廟は緑に囲まれた小高い丘の上に建っています。御影石のライオンが両側に並ぶ長い参道を進み、広場から簡素ながら威厳に満ちた廟を目にするとき、改めて建国の父の理念に触れる思いがします。アタチュルクが眠っているのは、ホールの柩の下の土です。偉大な政治家の業績や生活をしのばせる遺品が、隣接した博物館に展示されています。
ムスタファ・ケマル・アタテュルク|トルコ建国の父の歴史と偉業
アナトリア文明博物館はトルコはもちろん、世界的にも貴重な充実した内容を誇り、特にヒッタイトに関するコレクションは出色といえます。15世紀の二つの建物、メフメット2世の宰相を務めたマフムトパシャの建てた屋根付きバザールと、その後継者が建てた隊商宿を改修して博物館としたものです。10のドーム屋根に覆われたオスマントルコ風の雰囲気の漂う中で、アナトリアの歴史を年代順に見学できるように設計されています。
展示は先史時代から青銅器時代、アッシリア植民市時代、ヒッタイト、フリギア、ウラルトゥ、そしてギリシァ、ローマ時代と並んでいます。ヒッタイトの粘上板文書や器、壁の浮き彫りその他興味深いものがたくさん並んでいますが、すべてアナトリア(トルコのアジア側国土)で発見されたものです。アラジャフュック、ボアズキョイ、チャタルフュック、ゴルディオン、ハジラル、カルガミシュ、キュルテペその他アナトリア各地に栄えた文化の証しを一堂にして目にすることができます。
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独立戦争博物館は、ウルス広場の近くに位置しています。独立戦争の際、作戦会議が行われ指揮がとられた場所としても有名で、当時の様子を知ることができる貴重な建築物です。
アナトリア文明博物館の裏の坂道を登ったヒサルと呼ばれる丘にあるのがアンカラ城です。ここは、トルコの歴代の支配者達の住居となった城として知られています。ローマ帝国時代に完成しました。その後も修復や増築が行われながら今日まで形を残し、今ではアンカラ市民の憩いの場として親しまれています。
最初にここに要塞を築いたのはガラティア人で、内部にアゴラを設けたのはローマ時代でした。今もこの城塞の内側を歩くと狭い小路にそって小さな家が並び、走り回る子供、入り口に座り込んで編み物の手を休めず井戸端会議に忙しい女性、古びた優雅な木造住宅そしてローマ期の建物や彫刻の破片が転がっていたりして、眺めているだけで楽しめます。
もともと、この神殿は紀元前2世紀に女神キベーレに捧げられたとする説と、紀元前25年に、アウグストゥスのガラティア征服を記念して建てたという2つの説があります。壁の銘文が発見されたのは16世紀後半のことでした。残された長押の一部や柱廊の跡から推定すると、縦横それぞれに8本と15本のイオニア式円柱が並んでいたようです。
ビザンティン時代になると大掛かりな改築が行われ、キリスト教会に生まれ変わっています。さらに、15世紀初めには北西側に隣接してハジ・バイラムモスクが建設されました。このモスクは巡礼の場として信者が集まるアンカラの信仰の中心地です。4世紀後期の皇帝で“背教者”ユリアヌスのアンカラ訪問を記念したユリアヌスの柱はビザンティン風の柱頭に特徴があります。
「モスク」はイスラム教の寺院です。モスクは一カ所だけでなく、日本のお寺などのように各地域に建てられており、アンカラにも複数の美しいモスクが存在します。例えば、コジャテペ・モスクはその巨大さからランドマークにもなっている壮大なモスクです。
アスランハーネモスクは、首都のモスクとして最も古いもの。ローマやビザンティンの建材を利用した13世紀の建築であり、くるみの木の説教壇などの木彫、セルジュク風の石細工などに目を奪われます。
イェニモスクは、トルコの天才建築家ミマール・シナンの流れをくむ16世紀のモスクです。創建当時からの大理石の説教壇やミヒラブが残ります。多彩色のタイルの尖塔が珍しいイマレトモスクは、 15世紀ですがローマ時代の建材を利用しています。巨大なドームに真鐘で覆ったマルテペモスクは現代の宗教建築として話題になりました。
続いて、アンカラの代表的なショッピングスポットを3つ紹介します。
1つ目は「アタクレタワー」。ここはトルコで最初のショッピングモールです。タワーの全長は約125mあり、展望レストランからはアンカラを一望できます。観光客だけでなく、アンカラ市民も日常的に利用しています。
2つ目は、街の中心部である「クズライ地区」や「ウルス地区」です。こうした地区では、庶民向けのお店やお土産屋さんなどが多く軒を連ねています。
3つ目は「オラン地区」。こちらはやや高級感のある地区で、高級ブティックやおしゃれなカフェ・レストランなどを楽しめる地区になっています。
トルコ料理は、実はフランス料理、中華料理と並んで「世界三大料理」に数えられています。意外に思うかもしれませんが、トルコ料理は世界中で愛されていて、その食文化を目当てにやってくる観光客も多いのです。日本でも、お祭りの屋台などで「ケバブ」を見かけたことのある人も多いでしょう。これもトルコ料理のひとつです。
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコのコース料理は、まずスープから始まります。続いて、前菜として「メゼ」と呼ばれる野菜料理中心の小皿がやってきます。肉料理、魚料理が続き、たっぷり食事を楽しんだ後は「ペストリー」と呼ばれるトルコの有名なお菓子、そして最後にトルココーヒーが出てきて終了です。
トルココーヒーは粉状のコーヒー豆と砂糖を同じ割合で鍋に入れ、水と一緒に煮立てたもので、日本の一般的なコーヒーとはつくり方が異なります。また、トルコは国土の三方を海に囲まれているため、漁業が盛んです。種類も豊富で新鮮な海産物を楽しむことができます。ケバブをはじめとして、トルコの家庭料理やモダントルコ料理なども美味しいことで有名です。
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また、アンカラへ初めて旅行する場合は、個人で行くと効率的に観光スポットを巡るのが難しく、後悔することがあるかもしれません。パッケージツアーを利用することで、効率的に観光スポットを巡れるのも大きなメリットです。
アンカラ旅行・ツアー一覧
トルコの首都・アンカラは、歴史的な建築物やショッピングモールなど世界的に有名な観光名所も多く、たくさんの見どころがある地域です。アンカラの気候や治安を理解したうえで観光に臨みましょう。春から秋にかけては観光のベストシーズンで、天候に左右される心配が少ないのも魅力です。
「ターキッシュエア&トラベル」は、1人からでも気軽にパッケージツアーに参加することができます。最小催行人数が4名からで、最大で17名までの少人数ツアーも楽しめるので、団体旅行にありがちな時間に縛られる感覚が薄く、ゆったりとした旅行が楽しめます。
全観光に食事がついているため、アンカラのグルメを堪能できるのもうれしいポイントです。日本語ガイドがサポートしてくれるため、トルコの文化をより理解しながら、安心して旅行を楽しめます。
アンカラはトルコの首都
トルコの観光地といえば、同国最大の都市であるイスタンブールを思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、実はトルコの首都はそこから少し離れた内陸の都市、アンカラ。日本人にとってはイスタンブールほどなじみのない観光地かもしれませんが、歴史と文化の詰まった見どころ満載の街なのです。
人口 | 550万4,000人(2019年) |
面積 | 25,706㎢ |
市長 | Mansur Yavaş(2021年現在) |
アンカラは紀元前のフリギア時代には「アンキュラ」、ローマ帝国占領時代には「アンゴラ」と呼ばれていました。日本でも人気の高い長毛種のエレガントな猫、ターキッシュアンゴラは、アンカラ付近の山岳地帯原産とされることから、その名が付きました。
ターキッシュアンゴラとは?トルコは猫の楽園! | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
トルコの首都はイスタンブールじゃないの?!
イスタンブールはオスマン・トルコの首都でした
何世紀もの間、アナトリアで覇権を握ったほぼ全ての民族や国家の注目を常に浴び、様々な民族の支配下に敷かれたイスタンブールは、4世紀の前半になるとローマ帝国の皇帝コンスタンチヌスにより、帝国領土の束の都として、その名もコンスタンチヌスの都、コンスタンチノープルと改名されました。キリスト教が国教に認定されてからはビザンチンと呼ばれ、西ローマ帝国の衰退後(476年)に全ヨーロッパが陥った暗黒期の中、唯一輝きを放ち、文化の中心として繁栄を続けたのです。各皇沓は、美しい芸術的オブジェや建築物で都市を、まるで争うかの様に飾り立てました。
ビザンチン帝国が衰退期にさしかかった11世紀は、アナトリアに新しい勢力が台頭してきた時期でもあります。中央アジアからアナトリアに進攻して、ここに氏族社会を形成したトルコ民族の力は、加速度をつけて大きくなり、もはや世界国家形成を理想として掲げるに至っていました。
次第に弱体化するビザンチン帝国にとって脅威となったオスマン・トルコ族は、1453年、終にこの都を落とし、その名をイスタンブールと改名しました。こうしてオスマン帝国が誕生して以来、各時代の皇帝は帝国の末期にかかるまで、都を建築物や芸術作品で飾り、ローマ、ビザンチン時代から残る建物のすぐ隣に、トルコ・イスラム芸術の粋を集めた最も見事な作品を遣らせたりしました。
イスタンブールは5世紀にわたって、トルコ共和国の前身であるオスマン・トルコの首都でしたが、第一次世界大戦でのオスマン帝国の敗北後、トルコ革命のリーダーとなったムスタファ・ケマル・アタテュルクが、1923年10月29日にアンカラを首都としてトルコ共和国を樹立しました。
トルコ共和国ってどんな国?知られざるトルコの10の魅力 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
イスタンブールは現在でもトルコ最大の都市
トルコ共和国の政治の中枢は首都アンカラにありますが、経済・文化・観光の中心はイスタンブールです。人口で見てもトルコ最大の都市といえます。アジアとヨーロッパを隔てる交通・貿易の要衝として長きにわたる繁栄の歴史を持つイスタンブールには、貴重な史跡も数多く残っています。1985年には、ヒッポドローム・アヤソフィアを含む考古学地区やスレイマニエ保護地区など4つの区分がユネスコ世界遺産として登録されました。
ブルーモスクやトプカプ宮殿などオスマントルコの文化や歴史を深く知ることができる施設だけでなく、グランドバザールをはじめショッピングやトルコならではのグルメを楽しめるスポットも充実しています。
【トルコ】イスタンブール観光全解説!絶対に行きたいおすすめスポット30選
イスタンブールの基本情報・場所
人口 | 1,546万2,452人(2021年):トルコ全体の18% |
面積 | 5,461㎢ |
人口密度 | 2,831人/ ㎢(トルコ全体の27倍) |
トルコの首都の変遷
オスマン帝国最初の首都はブルサ
トルコの前身であるオスマン帝国の第2代皇帝であったオルハンは、父オスマン1世の後を継いで皇位に就いた直後、東ローマ帝国の都市プロウサ(現在のトルコのブルサ)を占領し、ここを起点に領土を広げていきました。このブルサがオスマン帝国における実質的な最初の首都であったといえます。これ以前より商業の中心地として繁栄した長い歴史を持つブルサは世界遺産にも登録されており、今なお古都の雰囲気を色濃く残す観光地として人気があります。
ブルサとジュマルクズクはオスマン帝国発祥の地【トルコ世界遺産】
第2の首都エディルネ
1361年にはオスマン帝国第3代皇帝ムラト1世がアドリアノーブルを征服し、1365年に宮殿を築いて首都としました。アドリアノーブルは、現在もトルコの領土であるエディルネの古代名です。エディルネは1453年のイスタンブールの陥落までオスマン帝国の首都として繁栄し、イスタンブールに遷都されてからも重要な副都として活発な商業や経営の中心地であり続けました。
エディルネは世界遺産セリミエ・モスクやヤールギュレシ(オイルレスリング)の世界大会など見どころが多く、今でも多くの観光客でにぎわう都市です。
エディルネ|トルコ観光案内
コンスタンティノープル(イスタンブール)~アンカラへ
1453年にメフメト2世が東ローマ帝国の首都コンスタンティノープルを攻め落として以降は、この地が長らくオスマン帝国の首都として繁栄しました。そして、1923年10月29日にアンカラを首都としてトルコ共和国が誕生し今に至ります。オスマン帝国623年の歩みを全解説!世界を揺るがせた大帝国の繁栄と滅亡 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
なぜトルコの首都にアンカラが選ばれたのか?
オスマン帝国の末期にあってもイスタンブールは依然として同国最大の都市でした。それにもかかわらず、なぜアンカラが首都となったのかは明確に分かってはいませんが、以下のような理由が考えられます。- アンカラがトルコの領土のほぼ中心にあり、鉄道も通っていてアクセスが良かったため
- イスタンブールは依然としてオスマン帝国の皇帝(スルタン)の影響力が強かったため
- 旧体制からの脱却を象徴的に世界に示すため
- アンカラにおけるアタテュルクの支持は特に強く、活動の中心地でもあったため
- 国境から距離があり、他国からの侵略のリスクが低いため
- 近代化政策を進める上でイスタンブールほど発展してないアンカラは都合が良かったため
アンカラの歴史
アンカラの歴史は古く、近郊からはたくさんの先史時代の居住跡が発見されています。周辺にはヒッタイト期の遺跡は確認されていないものの、フリギア人の墓や副葬品が出土したことから、紀元前8~6世紀にはかなりの規模のフリギアの集落ができていたと推定されます。アンカラ(古代アンゴラ)の創設者はギリシャ神話に登場するロバの耳を持つことで有名なミダス王としても崇拝されています。
王様の耳はロバの耳は実在したトルコの王様が元ネタ!あらすじや歴史を解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
紀元前3世紀頃、ガラティア人がこのあたりを占領しましたが、皇帝アウグストゥスの時代にローマ領に、やがてビザンティンを経て1147年にセルジュクトルコの支配下に入りました。
アンカラの場所|イスタンブールからのアクセスは?
アンカラはアナトリア半島、つまりトルコ共和国の真ん中あたりに位置しています。トルコの政治の中枢であり、東西文明が交わる地として長い歴史を持つ場所です。残念ながら日本からの直行便はないので、まずはイスタンブールに向かい、そこからアンカラを目指すことになります。イスタンブールから飛行機でおよそ1時間、バスでおよそ6時間です。
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アンカラ エセンボーア国際空港
トルコの首都アンカラには、「アンカラ エセンボーア国際空港」があります。
空港名は直訳すると「健康な牛」を意味する「Esenboğa」が名前の由来です。
空港利用者の約70%が国内線利用で、イスタンブールまで約1時間で着きます。
国際線の利用者はトルコ国内の空港第7位で、ヨーロッパやアフリカ、中東の主要都市に就航しています。
トルコ国内線は、ターキッシュエアラインズとペガサスエアラインズが就航しています。
アンカラ~イスタンブールをはじめ、アンカラ~イズミール、アンカラ~アンタルヤ等35路線程あり充実しています。
国際線はターキッシュエアラインズのヨーロッパ諸国行きの他にカタール航空、ウクライナ国際航空、アゼルバイジャン航空等、現在11の航空会社が就航しています。
日本からの直行便はないので、1回以上の乗り継ぎが必要です。
カタール航空は週3便アンカラ~ドーハ間を運航していますので、成田・羽田からドーハ経由の1回乗り継ぎでアンカラに行くことが出来ます。
空港内の施設やサービスは各種充実しているので、搭乗まで長い待ち時間があっても様々な過ごし方が出来ます。
売店で軽食や本を購入して、搭乗口ゲートで時間を費やす方もいれば、ギフトショップで買い物を楽しむ方も多く見られ退屈することはありません。
また、体調を崩してしまった場合も空港内にクリニックがあるので安心して利用できます。
アンカラ エセンボーア国際空港へのアクセス・移動方法
アンカラの中心部から北西に約28kmの距離にあります。空港~中心部間はエアポートバスやローカルバス、タクシー等で移動できます。
エアポートバス
空港へのエアポートバスはピーク時には1時間に3本ほど走っていて、アンカラ中心部に3箇所乗り場があります。満車の場合はバス停を素通りしてしまいますので、始発である地下鉄Kizilay駅近くにあるエアポートバス乗り場がお勧めです。
空港までの所要時間は約40分で、料金は約11TL(約180円)でバスに乗車したら車掌さんが集めにきてくれます。
ローカルバスは各駅停車で倍以上時間がかかってしまうので、エアポートバスがお勧めです。
タクシー
空港、ホテルの前やタクシー乗り場から乗るか、流しのタクシーを拾います。乗車したら、最初にメーターを倒したか確認しましょう。前の乗客の料金に上乗せする運転手もいるのでご注意下さい。
料金は約200TL(約3,300円)です。
アンカラの気候・天気
トルコは、旅をする地域によって気候が異なるため注意が必要です。トルコの中心部よりやや北西に位置しているアンカラは、日本にたとえれば関東よりもやや涼しいくらいの気候です。ただし、1月は氷点下まで気温が下がるため、観光の際には必ず防寒着が必要になります。また、夏にあたる7~8月は20度台後半くらいの温度で空気も乾燥しているため、快適に過ごすことができるでしょう。アンカラ旅行のベストシーズンは、春から秋にかけての比較的温暖な時期です。1年を通して降雨量が少ない地域なので、雨の心配はそれほどしなくても大丈夫でしょう。雨具は特に持参する必要はありません。ちなみに、日本との時差は6時間です。日本のほうが6時間早く進んでいるので、日本の正午はアンカラではまだ早朝ということになります。
アンカラの平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
アンカラ | 1 | 2 | 6 | 11 | 16 | 20 | 23 | 23 | 19 | 13 | 7 | 2 |
イスタンブール | 6 | 6 | 7 | 11 | 16 | 20 | 23 | 23 | 20 | 16 | 12 | 8 |
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アンカラの治安|安全に観光できる?
外務省によれば、アンカラの位置するアナトリア半島中心部には特に危険情報は出されていません(2020年現在)。トルコは世界中から旅行客が訪れる観光大国であり、主要な観光地のひとつであるアンカラも観光には特に不自由しないでしょう。トルコ第一の都市であるイスタンブールに比べ、落ち着いて見て回れるという声もあります。
それでも、一般的な海外旅行と同様、貴重品は手放さない、夜は一人でむやみに出歩かない、といった基本事項はおさえておくことが大切です。初めてのアンカラ旅行で不安がある方は、現地ガイド付きのツアーを利用するとよいでしょう。
トルコの治安と日本人の注意点を徹底解説!安心できる旅行会社選びも紹介 | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンカラには在トルコ日本国大使館がある
首都アンカラには日本国大使館が設置されています。ちなみに、総領事館があるのはイスタンブールです。現地で盗難などの被害に遭った、災害に巻き込まれた、病気になってしまった、といった困りごとがあれば、大使館や総領事館に相談しましょう。
名称 | 在トルコ日本国大使館(Japonya Büyükelçiliği) |
住所 | Çankaya, Reşit Galip Cd. No:81, 06692 Çankaya/Ankara, トルコ |
現大使 | 鈴木量博(2021年10月現在) |
電話番号 | +90-(0)-312-446 05 00(代表) |
開館時間 | 9:00~13:00、14:30~17:30 |
公式サイト | 在トルコ日本国大使館 |
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アタテュルク廟
アタテュルク廟(アタテュルクびょう)は、トルコ共和国の初代大統領、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの眠る場所です。1953年に建てられた建築物であり、トルコの代表的な観光名所としても知られています。オルハン・アルダとエミン・アナトの二人の建築家が完成させました。
魅力的な建築物で注目を集めるトルコにおいて、現代におけるトルコ建築物の傑作といわれています。国内各地からの石材を用い、内部は大理石と金モザイクの美しさに圧倒されます。青銅のドアはイタリアで作られたものです。
アタチュルク廟は緑に囲まれた小高い丘の上に建っています。御影石のライオンが両側に並ぶ長い参道を進み、広場から簡素ながら威厳に満ちた廟を目にするとき、改めて建国の父の理念に触れる思いがします。アタチュルクが眠っているのは、ホールの柩の下の土です。偉大な政治家の業績や生活をしのばせる遺品が、隣接した博物館に展示されています。
名称 | アタテュルク廟(Anıtkabir) |
住所 | Yücetepe, Akdeniz Cd. No:31, 06570 Çankaya/Ankara, Turkey |
営業時間 | 9:00~17:00(冬季は16:00まで) |
入場料金 | 無料 |
ウェブサイト | https://www.anitkabir.tsk.tr/index_eng.html |
アナトリア文明博物館
アナトリア文明博物館はトルコはもちろん、世界的にも貴重な充実した内容を誇り、特にヒッタイトに関するコレクションは出色といえます。15世紀の二つの建物、メフメット2世の宰相を務めたマフムトパシャの建てた屋根付きバザールと、その後継者が建てた隊商宿を改修して博物館としたものです。10のドーム屋根に覆われたオスマントルコ風の雰囲気の漂う中で、アナトリアの歴史を年代順に見学できるように設計されています。
展示は先史時代から青銅器時代、アッシリア植民市時代、ヒッタイト、フリギア、ウラルトゥ、そしてギリシァ、ローマ時代と並んでいます。ヒッタイトの粘上板文書や器、壁の浮き彫りその他興味深いものがたくさん並んでいますが、すべてアナトリア(トルコのアジア側国土)で発見されたものです。アラジャフュック、ボアズキョイ、チャタルフュック、ゴルディオン、ハジラル、カルガミシュ、キュルテペその他アナトリア各地に栄えた文化の証しを一堂にして目にすることができます。
ヒッタイト帝国とその首都「ハットゥシャ遺跡」の見どころ徹底解説 | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
名称 | アナトリア文明博物館(Anadolu Medeniyetleri Müzesi) |
住所 | Kale, Gözcü Sk. No:2, 06240 Ulus/Altındağ/Ankara, Turkey |
営業時間 | 8:30~19:00(冬季は18:00まで) |
入場料金 | 45TL(約810円) |
ウェブサイト | https://sanalmuze.gov.tr/anadolu-medeniyetleri-muzesi |
アナトリア文明博物館|トルコ観光案内 | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
独立戦争博物館
独立戦争博物館は、ウルス広場の近くに位置しています。独立戦争の際、作戦会議が行われ指揮がとられた場所としても有名で、当時の様子を知ることができる貴重な建築物です。
アンカラ城
アナトリア文明博物館の裏の坂道を登ったヒサルと呼ばれる丘にあるのがアンカラ城です。ここは、トルコの歴代の支配者達の住居となった城として知られています。ローマ帝国時代に完成しました。その後も修復や増築が行われながら今日まで形を残し、今ではアンカラ市民の憩いの場として親しまれています。
最初にここに要塞を築いたのはガラティア人で、内部にアゴラを設けたのはローマ時代でした。今もこの城塞の内側を歩くと狭い小路にそって小さな家が並び、走り回る子供、入り口に座り込んで編み物の手を休めず井戸端会議に忙しい女性、古びた優雅な木造住宅そしてローマ期の建物や彫刻の破片が転がっていたりして、眺めているだけで楽しめます。
アウグストゥス神殿
Carole Raddato from FRANKFURT, Germany / CC BY-SA
アウグストゥス神殿は、アンカラのローマ建築の代表的存在です。その壁一面にラテン語とギリシァ語で刻まれた文章は、偉人な皇帝アウグストゥスの精神的な遺言と見なされています。もともと、この神殿は紀元前2世紀に女神キベーレに捧げられたとする説と、紀元前25年に、アウグストゥスのガラティア征服を記念して建てたという2つの説があります。壁の銘文が発見されたのは16世紀後半のことでした。残された長押の一部や柱廊の跡から推定すると、縦横それぞれに8本と15本のイオニア式円柱が並んでいたようです。
ビザンティン時代になると大掛かりな改築が行われ、キリスト教会に生まれ変わっています。さらに、15世紀初めには北西側に隣接してハジ・バイラムモスクが建設されました。このモスクは巡礼の場として信者が集まるアンカラの信仰の中心地です。4世紀後期の皇帝で“背教者”ユリアヌスのアンカラ訪問を記念したユリアヌスの柱はビザンティン風の柱頭に特徴があります。
ローマ浴場跡
Carole Raddato from FRANKFURT, Germany / CC BY-SA
ローマ浴場跡は、ローマ時代の名残として知られている遺跡です。フリギダーリウムと呼ばれる冷浴室や、テピダーリウムと呼ばれる微温浴室などがあります。役場や浴泉、パイプの跡などから、かなり大きな浴場だったと思われます。モスク
「モスク」はイスラム教の寺院です。モスクは一カ所だけでなく、日本のお寺などのように各地域に建てられており、アンカラにも複数の美しいモスクが存在します。例えば、コジャテペ・モスクはその巨大さからランドマークにもなっている壮大なモスクです。
アスランハーネモスクは、首都のモスクとして最も古いもの。ローマやビザンティンの建材を利用した13世紀の建築であり、くるみの木の説教壇などの木彫、セルジュク風の石細工などに目を奪われます。
イェニモスクは、トルコの天才建築家ミマール・シナンの流れをくむ16世紀のモスクです。創建当時からの大理石の説教壇やミヒラブが残ります。多彩色のタイルの尖塔が珍しいイマレトモスクは、 15世紀ですがローマ時代の建材を利用しています。巨大なドームに真鐘で覆ったマルテペモスクは現代の宗教建築として話題になりました。
アンカラのおすすめショッピングスポット
続いて、アンカラの代表的なショッピングスポットを3つ紹介します。
1つ目は「アタクレタワー」。ここはトルコで最初のショッピングモールです。タワーの全長は約125mあり、展望レストランからはアンカラを一望できます。観光客だけでなく、アンカラ市民も日常的に利用しています。
2つ目は、街の中心部である「クズライ地区」や「ウルス地区」です。こうした地区では、庶民向けのお店やお土産屋さんなどが多く軒を連ねています。
3つ目は「オラン地区」。こちらはやや高級感のある地区で、高級ブティックやおしゃれなカフェ・レストランなどを楽しめる地区になっています。
アンカラのおすすめグルメ
トルコ料理は、実はフランス料理、中華料理と並んで「世界三大料理」に数えられています。意外に思うかもしれませんが、トルコ料理は世界中で愛されていて、その食文化を目当てにやってくる観光客も多いのです。日本でも、お祭りの屋台などで「ケバブ」を見かけたことのある人も多いでしょう。これもトルコ料理のひとつです。
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコのコース料理は、まずスープから始まります。続いて、前菜として「メゼ」と呼ばれる野菜料理中心の小皿がやってきます。肉料理、魚料理が続き、たっぷり食事を楽しんだ後は「ペストリー」と呼ばれるトルコの有名なお菓子、そして最後にトルココーヒーが出てきて終了です。
トルココーヒーは粉状のコーヒー豆と砂糖を同じ割合で鍋に入れ、水と一緒に煮立てたもので、日本の一般的なコーヒーとはつくり方が異なります。また、トルコは国土の三方を海に囲まれているため、漁業が盛んです。種類も豊富で新鮮な海産物を楽しむことができます。ケバブをはじめとして、トルコの家庭料理やモダントルコ料理なども美味しいことで有名です。
トルコ・コーヒーは奥深い!トルココーヒーの淹れ方・作り方・飲み方からコーヒー占いまで紹介します | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
トルコの首都アンカラへの旅行を検討する際のポイント
費用を抑えてアンカラへの旅行を楽しみたいなら、パッケージツアーを利用するといいでしょう。個人でいろいろ手配するよりも、パッケージツアーのほうが旅行費を抑えられて、結果的にお得に旅ができる可能性が高いです。また、アンカラへ初めて旅行する場合は、個人で行くと効率的に観光スポットを巡るのが難しく、後悔することがあるかもしれません。パッケージツアーを利用することで、効率的に観光スポットを巡れるのも大きなメリットです。
アンカラ旅行・ツアー一覧
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トルコの首都・アンカラは、歴史的な建築物やショッピングモールなど世界的に有名な観光名所も多く、たくさんの見どころがある地域です。アンカラの気候や治安を理解したうえで観光に臨みましょう。春から秋にかけては観光のベストシーズンで、天候に左右される心配が少ないのも魅力です。
「ターキッシュエア&トラベル」は、1人からでも気軽にパッケージツアーに参加することができます。最小催行人数が4名からで、最大で17名までの少人数ツアーも楽しめるので、団体旅行にありがちな時間に縛られる感覚が薄く、ゆったりとした旅行が楽しめます。
全観光に食事がついているため、アンカラのグルメを堪能できるのもうれしいポイントです。日本語ガイドがサポートしてくれるため、トルコの文化をより理解しながら、安心して旅行を楽しめます。