トルコ料理
トルコパン「Ekmek」&ベーカリー:ギョズレメ、シミット、ポアチャなど
小麦粉の名産地でもあるトルコでは古くからパン(トルコ語ではエキメッキ)が主食で、パンやパンを使った料理、小麦粉を使った料理が豊富にあります。そこで、ここではバリエーション豊かなパン&ベーカリーをご紹介します。


トルコは世界で一番パンを食べる国とも言われ、2000年にはギネス記録を樹立!政府がパンの質を守る法律を作るほどにトルコの食生活においてパンはかかせません。小麦粉の名産地でもあるトルコには、パンやパンを使った料理、小麦粉を使った料理が豊富にあります。ここではバリエーション豊かなパン&ベーカリーをご紹介します。
エキメッキとはトルコ語ではパンを意味します。名前が「エキメッキ(Ekmek)」だけのものだと基本的には外はカリっ、中はモチモチとしたバゲットパンを表します。その他、「ピデ・エキメッキ(Pide Ekmek)」は平たく丸いパンで中部や東部でよく食べられ、「チチェッキ・エキメイ(Çiçek Ekmek)」は、花の形をした大きなパンです。
さらに、「トラブゾン・エキメイ(Trabzon Ekmeği)」という名のパンは、顔ぐらいに大きい丸いパンで黒海地方のトラブゾンが有名で、皮が厚くカリカリとしています。この様に、日本同様にトルコでも○○パン(エキメッキ)といった様々な種類のパンがあります。


ギョズレメはトルコ版のクレープのような料理です。小麦粉で作った「ユフカ」という生地を薄く伸ばし、ひき肉やじゃがいも、玉ねぎ、ほうれん草、チーズなどの具を乗せ、「サチ」という名前の鉄板で焼きます。
レストランでは切り分けた状態で出されることが多いものの、屋台ではそのままの形で手渡されることが多いです。屋台で買えるギョズレメは食べやすいように巻いた形になっており、その場で頬張ることができます。
2016年に世界無形文化遺産に登録されているユフカ!UNESCO ユネスコのユフカページはこちら(英語)




屋台の大定番、ドーナツ型のごまパンです。街を歩けばいたるところでこのシミット屋の赤いワゴンを見かけます。外側はカリっと香ばしく、噛めば噛むほど味が出ます。シミットは何も入っていないシンプルなパンなので、バターやチーズ、ナッツペーストを塗って食べるのもオススメです。
トルコの朝食の定番で、トルコではどこの町にもボレキ専門店があります。家庭でもよく作られる庶民料理です。ボレキとは、ユフカと呼ばれる春巻きの皮の様な薄手の生地の間に具を入れ何層にも重ねて、オーブンで焼いたり、油で揚げたりした料理です。出来立てのボレキは中がホカホカ、外はパリパリと絶妙。
オスマン帝国時代から残る料理で、現在でもギリシャやアラブ諸国でも食べられています。調理法や形は地方によって様々な種類がありますが、ボレキの具の定番は、フェタチーズ、マッシュポテト、ひき肉、ホウレンソウ、とろけるチーズなどで、中には焼きナスのペーストやマッシュルームの炒め物といった変わり種を作っているお店もあります。
シガラとはトルコ語で「タバコ」を意味し、タバコの形に似ていた為その名が付けられたトルコ風春巻きです。ユフカと呼ばれる春巻きの皮の様な薄手の生地に具を巻いて揚げて作られる料理です。フェタチーズとパセリを巻くのが定番ですが、サラミやピーマン、じゃがいもなどをいれることもあります。トルコでは定番の軽食ですが朝食でよく食べられます。
トルコでは軽食の定番で朝食でもよく食べられている、スコーンを少し柔らかくしたようなトルコ風お惣菜パンです。シミット(ドーナッツ型ごまパン)と並ぶ、オスマン帝国時代から残る歴史ある国民的フードです。
生地は牛乳ではなくヨーグルトが使われているのが特徴で、中の具はフェタチーズにとろけるチーズ、マッシュポテト、ひき肉やオリーブが定番です。中にはレンズ豆やナスといった変わり種もあります。屋台やパン屋さん、ボレキ専門店やお菓子屋さんで買う事が出来ます。
目次
世界で一番パンを食べる国!


トルコは世界で一番パンを食べる国とも言われ、2000年にはギネス記録を樹立!政府がパンの質を守る法律を作るほどにトルコの食生活においてパンはかかせません。小麦粉の名産地でもあるトルコには、パンやパンを使った料理、小麦粉を使った料理が豊富にあります。ここではバリエーション豊かなパン&ベーカリーをご紹介します。
エキメッキ(Ekmek)
エキメッキとはトルコ語ではパンを意味します。名前が「エキメッキ(Ekmek)」だけのものだと基本的には外はカリっ、中はモチモチとしたバゲットパンを表します。その他、「ピデ・エキメッキ(Pide Ekmek)」は平たく丸いパンで中部や東部でよく食べられ、「チチェッキ・エキメイ(Çiçek Ekmek)」は、花の形をした大きなパンです。
さらに、「トラブゾン・エキメイ(Trabzon Ekmeği)」という名のパンは、顔ぐらいに大きい丸いパンで黒海地方のトラブゾンが有名で、皮が厚くカリカリとしています。この様に、日本同様にトルコでも○○パン(エキメッキ)といった様々な種類のパンがあります。
ギョズレメ(Gozleme)


ギョズレメはトルコ版のクレープのような料理です。小麦粉で作った「ユフカ」という生地を薄く伸ばし、ひき肉やじゃがいも、玉ねぎ、ほうれん草、チーズなどの具を乗せ、「サチ」という名前の鉄板で焼きます。
レストランでは切り分けた状態で出されることが多いものの、屋台ではそのままの形で手渡されることが多いです。屋台で買えるギョズレメは食べやすいように巻いた形になっており、その場で頬張ることができます。
2016年に世界無形文化遺産に登録されているユフカ!UNESCO ユネスコのユフカページはこちら(英語)


シミット(Simit)


屋台の大定番、ドーナツ型のごまパンです。街を歩けばいたるところでこのシミット屋の赤いワゴンを見かけます。外側はカリっと香ばしく、噛めば噛むほど味が出ます。シミットは何も入っていないシンプルなパンなので、バターやチーズ、ナッツペーストを塗って食べるのもオススメです。
ボレキ(Borek)
トルコの朝食の定番で、トルコではどこの町にもボレキ専門店があります。家庭でもよく作られる庶民料理です。ボレキとは、ユフカと呼ばれる春巻きの皮の様な薄手の生地の間に具を入れ何層にも重ねて、オーブンで焼いたり、油で揚げたりした料理です。出来立てのボレキは中がホカホカ、外はパリパリと絶妙。
オスマン帝国時代から残る料理で、現在でもギリシャやアラブ諸国でも食べられています。調理法や形は地方によって様々な種類がありますが、ボレキの具の定番は、フェタチーズ、マッシュポテト、ひき肉、ホウレンソウ、とろけるチーズなどで、中には焼きナスのペーストやマッシュルームの炒め物といった変わり種を作っているお店もあります。
シガラ・ボレイ(Sigara・Boregi)
シガラとはトルコ語で「タバコ」を意味し、タバコの形に似ていた為その名が付けられたトルコ風春巻きです。ユフカと呼ばれる春巻きの皮の様な薄手の生地に具を巻いて揚げて作られる料理です。フェタチーズとパセリを巻くのが定番ですが、サラミやピーマン、じゃがいもなどをいれることもあります。トルコでは定番の軽食ですが朝食でよく食べられます。
ポアチャ(Pogaca)
トルコでは軽食の定番で朝食でもよく食べられている、スコーンを少し柔らかくしたようなトルコ風お惣菜パンです。シミット(ドーナッツ型ごまパン)と並ぶ、オスマン帝国時代から残る歴史ある国民的フードです。
生地は牛乳ではなくヨーグルトが使われているのが特徴で、中の具はフェタチーズにとろけるチーズ、マッシュポテト、ひき肉やオリーブが定番です。中にはレンズ豆やナスといった変わり種もあります。屋台やパン屋さん、ボレキ専門店やお菓子屋さんで買う事が出来ます。