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イリアスは不朽の名作!あらすじや要約、登場人物をわかりやすく解説


ギリシャ神話の登場人物や神々の名前やトロイの木馬が登場するトロイア戦争について知っている人は多いでしょう。イリアス(イーリアス)は、その元ネタともいえる古代ギリシャ最古の英雄叙事詩です。

今から2700年前ごろに吟遊詩人ホメロスによって書かれた古代ギリシャの叙事詩が現代まで伝わり、世界中の人がギリシャ神話を知る機会となっています。そんなギリシャ神話の代表作品であるイリアスのあらすじや意味、登場人物などをわかりやすく解説します。

イリアス(イーリアス)とは?

イリアス アキレウス
イリアスとは、ギリシャの吟遊詩人ホメロスによって作られたとされる英雄叙事詩で、ギリシャ叙事詩の最古の作品の一つです。紀元前8世紀頃に口頭伝承を書写して作られたと考えられており、後世に編集され、全1万5639行が24巻に分かれて書かれています。

イリアスでは、10年間に及ぶトロイア戦争の10年目の51日間(数え方によって50日、53日、54日とする説もあり)が語られています。主人公はギリシャ連合軍の英雄アキレウスで、このアキレウスの怒りの場面から物語が始まります。

トロイア戦争と言えば、トロイの木馬を思い浮かべる人が多いかと思いますが、イリアスでは、戦争のクライマックスとなるトロイの木馬作戦は登場しません。あくまでアキレウスを中心としてトロイア戦争終盤に起こった出来事の一部を書いた叙事詩となっています。

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イリアス(イーリアス)の意味

叙事詩の題名であるイリアスまたはイーリアスは、トルコにあるトロイが由来となっています。現在はトロイア遺跡として知られていますが、かつてこの場所に存在した国はダルダノスと呼ばれていました。その後、ダルダノス王の孫のトロースがトロイアと呼ぶことにし、トロースの子供イーロスがイリオスと名称を変更しました。

イリアス(ilias)は、イリオスの歌の意味となります。都市イリオスで起きた物語を歌ったため、そのままイリオスの歌という題名がつけられました。なお、英語ではイリアスはイリアッド(iliad)と呼ばれています。

イリアスの作者ホメロスとは?

ホメロス
イリアスの作者とされているホメロスは謎が多く、そもそも存在自体していなかったという説もあります。ホメロスが確実に存在をしたという史料や文献が見つかっておらず、出生場所などの情報は推測の域を出ることがありません。

ホメロスは紀元前850年頃に、スミルナ(現在のトルコの都市イズミール)またはギリシャのエーゲ海の島キオスに住んでいた吟遊詩人と言われています。スミルナで生まれたホメロスは、成人してから交易商の船に乗り込み、ギリシャの島々に立ち寄りました。その時にギリシャ神話にまつわる伝承を人々から聞きました。しかし、航海の途中に目を患い、スミルナに戻るころには眼病が悪化し盲目となってしまいました。

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なおホメロスの本名はメレシゲネスとされ、古代ギリシャ語のエーゲ海沿岸地域のイオニア地方の方言で、盲目を意味するホメロスが通称として定着したと言われています。

盲目となってから、ギリシャ神話の詩作りに専念し、街中で詩を朗読し評判を得ました。そして、スミルナまたはキオスで、イリアスやオデュッセイアなどの叙事詩を作りました。その時にホメロスの身の回りの世話をしていた人が、ホメロスが歌った詩を書き留めました。

ホメロスの名声はイオニア地方だけではなく、ギリシャ本土でも知られるようになります。ギリシャのアテナイに向かう途中、エーゲ海の島イオス島で病にかかり、ここで亡くなったということです。

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イリアスの登場人物|英雄と神々が多数登場

ギリシャ神話 イリアス
  • 全知全能の神ゼウス:中立。両軍の戦力が拮抗するよう暗躍

ギリシャ勢

  • アキレウス:イリアスの主人公。トロイア戦争最強の英雄
  • オデュッセウス:ギリシャ軍の知将。ホメロスのもう一つの叙事詩オデュッセイアの主人公
  • アガメムノーン:ギリシャ軍の総大将
  • メネラーオス:スパルタの王
  • パトロクロス:英雄アキレウスの親友
  • 大アイアス:アキレウスに次ぐ強さを持つ英雄
  • 海と地震の神ポセイドン:トロイア城壁建造の報酬をもらえなかったことを恨んでギリシャ側につく
  • 戦と知恵の神アテーナー:パリスに選ばれなかった恨みからギリシャ側につく
  • 結婚と出産の女神ヘーラー:パリスが最も美しい女神に自分を選ばなかった恨みからギリシャ側につく
  • 炎と鍛冶の神ヘーパイストス:妻であるアフロディーテを憎んでいたためギリシャ側につく

トロイア勢

  • パリス:トロイア戦争のきっかけを作った王子
  • ヘクトール:トロイア軍の総大将
  • ヘレネー:トロイア戦争の原因にされた美女
  • アイネイアース:ローマ建国の祖となったトロイア軍の将軍
  • 愛と美の女神アフロディーテ:パリスによって選ばれた見返りとしてヘレネーがパリスに好意を持つように仕向ける
  • 戦いと破壊の神アレース:不倫関係にあったアフロディーテと共にトロイアを助ける
  • 太陽神アポローン:トロイアの王女カッサンドラと恋人関係であるためトロイア側につく
  • 狩猟と月の女神アルテミス:双子の兄アポローンに加勢するためトロイア側につく

 
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【要約】イリアスのあらすじをわかりやすく解説

24巻に分かれているイリアスのあらすじを簡単にご紹介させていただきます。イリアスは日本語に翻訳された書籍が出版されていますので、興味が出た方は書籍を読んでみてください。

  • 1巻|アキレウスの怒り
  • 2巻|総攻撃の決意と準備
  • 3~4巻|パリスとメネラーオスの一騎打ち
  • 5~7巻|ディオメデスの活躍とヘクトールと大アイアースの決闘
  • 8巻|神々の参戦の禁止
  • 9巻|アキレウスの説得
  • 10~13巻|劣勢のギリシャ軍
  • 14~16巻|パトロクロスの出陣と死
  • 17~19巻|アキレウス出陣
  • 20~21巻|神々の参戦
  • 22巻|ヘクトールの死
  • 23~24巻|パトロクロスとヘクトールの葬儀

1巻|アキレウスの怒り

ギリシャ軍の総大将アガメムノーンは、捕虜のクリューセーイスという女性を気に入り、自分の側においていました。クリューセーイスの父親であり、太陽神アポローンの神官であるクリュセスがアガメムノーンの元にやってきて、身代金と引き換えに娘を返してほしいとお願いしをします。しかし、アガメムノーンはこの申し出を拒否しました。そこでクリュセスはアポローンに祈ります。復讐の願いを聞き入れたアポローンは、銀の弓を使いギリシャ軍に疫病を蔓延させます。

疫病が出て9日後、ギリシャの英雄アキレウスが問題に対処するための会議を開きました。そして預言者カルカースにより、疫病の原因がアガメムノーンにあることが判明します。アキレウスから、疫病を抑えこむためにクリューセーイスの返還を求められたアガメムノーンは、仕方なく同意をします。しかし、その代わりに、アキレウスが捕虜としていたブリーセーイスという女性を自分がもらうと言いました。そして、アガメムノーンは強引にブリーセーイスをアキレウスから奪ってしまいました。

クリューセーイスを父親の元に戻したところ、疫病は収まりました。しかし、ブリーセーイスを奪われたアキレウスは怒りが収まらず、アガメムノーンのために戦うのはやめて、戦いから身を引くことを決意します。

翌日、アキレウスは母親であり海の女神であるティティスにこの出来事を伝え、ギリシャ軍がトロイア軍に敗北するようにしてほしいと願いました。ティティスは最高神ゼウスに相談し、ゼウスはこの申し出に同意をします。

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2巻|総攻撃の決意と準備

トロイア戦争 イリアス
アガメムノーンが寝ている間にゼウスが夢を見させ、アガメムノーンは夢の中でギリシャ軍が勝利をする光景を目にしました。そして、目覚めたアガメムノーンはトロイア軍への総攻撃を決意します。総攻撃の前に部下の士気を試すために、「戦争をやめてギリシャに帰国する」という嘘を言いました。しかし、作戦は裏目に出て、多くの兵士が戦争の不満を口にして帰国に賛成をしました。その状況を見た知将オデュッセウスが、兵士に反対し戦うよう奮い立たせました。

ギリシャ連合軍の全軍はトロイアの平原に集結し陣形を組み、総攻撃の準備を行いました。集結したギリシャ軍を見て、トロイア軍も迎え撃つために全軍で出撃をします。

3~4巻|パリスとメネラーオスの一騎打ち

両軍の大軍勢が激突をする直前に、トロイア軍の総大将であり兄のヘクトールから助言を受けたトロイアの王子パリスが、ギリシャのメネラーオスに自分と一騎打ちをすることで戦争を終結させることを提案します(これはトロイア戦争の原因が、パリスがメネラーオスの妻であるヘレネーを奪ったために起きたからです)。

両軍は一時休戦を行い、決闘の結果に従うことを約束しました。一騎打ちは実力に勝るメネラーオスが優位に進め、パリスにとどめを刺そうとしますが、トロイアに味方する美の女神アフロディーテの力により霧が発生し、その隙にパリスは城内に逃げ帰りました。

そして、ゼウスに惑わされたトロイアの武将がメネラーオスに弓を放ち負傷させ、休戦が破られることになりました。これをきっかけに、両軍が入り乱れての戦闘が始まりました。

5~7巻|ディオメデスの活躍とヘクトールと大アイアースの決闘

両軍入り乱れての戦いの中で、ギリシャ軍のディオメデスが活躍をします。ディオメデスは、多くのトロイア兵を倒し、武将アエネーアースとその母親の美の女神アフロディーテを撤退に追い込みます。また、戦いの女神アーテナーによって力を得たディオメデスは、破壊の神アレースを負傷させました。

ディオメデスはトロイア軍のグラウコウと戦おうとしますが、お互いの先祖に親交がある事が分かり、武具を交換して戦線から離れました。一方、トロイア軍総大将のヘクトールは城内に戻り、弟のパリスに戦うことを促し、自身は妻と子供に別れを告げ、城外に再び出陣をしました。

ヘクトールはギリシャ軍の大アイアースと決闘をしますが、決着がつかず日没になってしまったため撤退をしました。両軍に死傷者が多く出たため、1日の休戦協定を結び死者を弔うことにしました。同時にギリシャ軍は船と陣地を守るための壁と塹壕を建設しました。

パリスは、奪ったヘレネーではなく、彼がギリシャから持ち去った財宝を返却する申し出をしましたが、ギリシャ軍はこれを拒否しました。

8巻|神々の参戦の禁止

翌日、休戦協定が終わり、ゼウスはギリシャ軍を不利な状況に追い込むため、神々に対して戦争に参加をすることを禁じました。戦いが再び始まり、トロイア軍が優勢となりギリシャ軍を陣地まで押し戻しました。ゼウスの指示により、ヘラやアーテナーは不利なギリシャ軍を助けることが出来ません。トロイア軍がギリシャ軍の陣地に攻撃を加えようとしたところで夜になったため、トロイア軍は野原に陣地を作り夜明けの攻撃に備えました。

9巻|アキレウスの説得

ギリシャ軍が不利な状況を見て、アガメヌノーンは自分の過ちを認め、アキレウスの元に使者を送ることにしました。オデュッセウス、大アイアース、ポイニクスがアキレウスと面会します。そして、アガメヌノーンが奪ったブリーセーイスを返し、多くの財宝を渡すことを提案します。しかし、怒りの収まらないアキレウスはアガメヌノーンの申し出を拒否し、もしトロイア軍がアキレウスの船を攻撃した場合にのみ戦いに戻ると言いました。

10~13巻|劣勢のギリシャ軍

オデュッセウスとディオメデスが夜遅くにトロイア陣営の偵察に向かっていたところ、ギリシャ陣営の偵察に来ていたドロンと言う名のトロイア兵を発見しました。二人はドロンを捕まえて、トロイアに加勢するためにやってくる援軍の情報を得ました。そしてその情報を元に、トロイアと同盟を結んでいるトラキアの将軍を討ち取りました。

夜が明けて戦闘が再開されると、アガメムノーン、オデュッセウス、ディオメデスらは攻撃を受け皆負傷してしまいます。アキレウスは親友のパトロクロスに、ギリシャ軍の状況を見てくるように言います。指揮官の一人であるネストールから、ギリシャ軍の敗北の色が強くなったことを聞かされたパトロクロスは動揺をしました。

ギリシャ軍はトロイア軍の勢いに圧倒され、陣地の壁が壊され、ヘクトール率いるトロイア軍が突入します。

海の神ポセイドンはギリシャ軍を哀れに思い、ゼウスの指示に背きギリシャ軍に加勢することを決意します。ギリシャ軍のクレタ島の王イードメネウスも奮闘をしますが、トロイア軍優位な状況は変わりませんでした。

14~16巻|パトロクロスの出陣と死

ヘラがゼウスを誘惑し眠らせます。その間にポセイドンがギリシャ兵を助け、トロイア軍はギリシャ軍の陣地から平原に戻されてしまいます。

ゼウスは目を覚まし、形勢が逆転している状況を見てポセイドンに激怒します。そして太陽神アポローンにトロイア軍に加勢するように命令をします。アポローンの助けを得たトロイア軍は勢いを取り戻し、ついにギリシャ軍の船まで到達し、ヘクトールが船団に火を放ちました。

アキレウスの親友パトロクロスは、アキレウスに船を守るために戦う許可を求めます。アキレウスは、自分の武具と兵士をパトロクロスに貸すことに同意をしましたが、絶対にトロイア兵を深追いしないように念を押します。アキレウスの鎧を見たギリシャ軍は、アキレウスが出陣したと思い士気が上がり、パトロクロスも獅子奮迅の活躍を見せ敵将のサルペドンを倒しました。

しかし、勢いに乗ったパトロクロスはアキレウスの言いつけを無視し、トロイアの城門まで敵を追いかけて行きます。そこで、城壁を守っているアポローンによって勢いを止められ、総大将ヘクトールによってパトロクロスは殺されてしまいます。

17~19巻|アキレウス出陣

ヘクトールはパトロクロスから、彼が着ていたアキレウスの鎧を奪い取ります。そして、パトロクロスの遺体をめぐり、両軍で激しい戦いが繰り広げられます。

アキレウスはパトロクロスの死を聞いて嘆き悲しみ、ヘクトールに復讐することを誓います。母親のティティスは、ヘクトールを殺すとアキレウスが若くして死んでしまう運命であることを知っていたため悲しんでいます。

トロイア軍が押し寄せて来ますが、アキレウスの雄叫びを聞きうろたえ、攻め込まずに平原に陣地を作ることにしました。その隙にギリシャ軍は、パトロクロスの遺体を収容することが出来ました。ティティスの要請により、火と鍛冶の神ヘファイストスはアキレウスに新しい鎧と盾を作りました。

翌朝、アガメムノーンはアキレウスにブリーセーイスを返し、財宝を渡しましたが、アキレウスは無関心でした。ギリシャ兵は出陣の前に食事を取りましたが、アキレウスは一切口にせず武具を準備して戦いに備えました。そして、アキレウスの戦車を引くクサントスという馬が、アキレウスの死を予言します。アキレウスは戦車に乗り出陣をしました。

20~21巻|神々の参戦

ゼウスはアキレウスの怒りが収まったことで、ティティスの願いが叶ったと判断し、全ての神にトロイア戦争へ参加をすることを許可します。

出陣したアキレウスはスカマンドロス川で多くのトロイア兵を倒しました。スカマンドロス川が多くの死者で溢れかえったため、怒った河神は洪水を起こしてアキレウスを攻撃します。しかし、ヘファイストスが大火を起こしアキレウスを助けます。神々の間でも激しい戦いが繰り広げられました。逃げるトロイア兵のために城門が開かれ、アポローンはトロイア兵に変装し城から離れて逃げ、トロイア兵を追うアキレウスをトロイア城から遠ざけました。

22巻|ヘクトールの死

ヘクトールの死 イリアス
ほとんどのトロイア兵が城内に逃げ帰りましたが、総大将のヘクトールは敗走に恥を感じ、両親の嘆願にも関わらず、立ち止まりアキレウスと対峙することを決意します。しかし、アキレウスが近づいてくると恐怖心が沸き起こり、トロイア城の周りを逃げ回ります。

そこで、戦の神アーテナーがヘクトールの弟であるデーイポボスに姿を変え、「二人で力を合わせてアキレウスと戦おう」と言いました。その言葉に勇気を受け、ヘクトールはついにアキレウスと戦うことを決心します。

アキレウスとの決闘で、ヘクトールはパトロクロスより奪ったアキレウスの武具を身に着けていました。アキレウスは自身の武具の弱点を知っており、弱点である首元を攻撃され、ヘクトールは倒されてしまいました。

ヘクトールを倒したアキレウスですが、自らも戦いの中で死ぬ運命にあることを思い起こさせました。勝利したアキレウスは、ヘクトールの遺体を戦車に結び引きずっていきます。

23~24巻|パトロクロスとヘクトールの葬儀

パトロクロスがアキレウスの夢の中に現れ、多くの犠牲者と共に葬儀を行うように願います。アキレウスはパトロクロスと戦死者の魂を慰めるために、壮大な葬礼競技を開き、勝者には豪華な褒美が与えられました。

アキレウスは毎日戦車でヘクトールの遺体を引きずり回しました。それを見たゼウスは、この暴虐な行為をやめさせることにします。ゼウスの命を受けたヘルメースが、ヘクトールの父親のプリアモス王を夜の闇に紛れさせて、アキレウスの元に送り届けました。プリアモス王は息子の遺体を返してもらうようにアキレウスに懇願をしました。アキレウスはこの戦争でお互いに大切な人を失ったことに涙しました。

夜明け前にプリアモス王は、ヘクトールの遺体と一緒にトロイアに戻ります。なおヘクトールの遺体はアポローンの加護を受けていたため無傷の状態でした。トロイアに戻ったヘクトールの葬儀は翌日に行われ、国民は喪に服しました。

 
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イリアスの舞台トロイア王国は実在した!

トロイの木馬 トロイ遺跡
イリアスで語られるトロイア戦争の舞台トロイア王国は長らく伝説のものと思われてきましたが、考古学者のシュリーマンがトルコのエーゲ海沿岸のチャナッカレでトロイアと思われる遺跡を発見し、その後発掘と研究が進んだことで、トロイア王国およびトロイア戦争は実在した可能性が高いことが分かっています。

現在ではこのトロイ遺跡は世界遺産に登録され、トルコの人気観光スポットの一つになっています。有名なトロイの木馬は発見されていませんが、遺跡内には巨大なレプリカが設置されています。

世界遺産のトロイ遺跡(トロイア)|ギリシャ神話と伝説が蘇えった町

イリアスでは描かれないトロイア戦争の全容

イリアスはトロイア戦争の終盤から物語が始まっているため、イリアスだけを読んでも内容の理解が追い付かない場合が多いです。トロイア戦争の全容を知ることで、イリアスをより深く読むことが出来ます。

トロイア戦争のあらすじ

トロイア戦争
オリンポスの最高神ゼウスは、増えすぎた人口を減らすために、大きな戦争を起こす策略を立てました。勇猛な人間であるペーレウスとティターン族の女神ティティスを結婚させ、その子供が戦争で活躍することで多くの人口を減らせると考えました。その子供こそがギリシャの英雄アキレウスです。

戦争を起こす元凶としてトロイアの王子パリスに白羽の矢が立てられました。ペーレウスとティティスの結婚式で、最も美しい女神の座を競っていた3女神がパリスの前に現れ、パリスは最も美しい女神としてアフロディーテを選びました。

アフロディーテから見返りとして、スパルタ王メネラーオスの妃であり、絶世の美女ヘレネーの愛を与えられることを約束されます。そしてスパルタ王国を訪れたパリスは、ヘレネーをトロイア王国に連れ帰ります。憤慨したスパルタ王メネラーオスは、兄弟のアガメムノーンと共にギリシャ連合軍を結成し、大軍勢と共にトロイア王国に攻め込みます。ギリシャ軍の中にはアキレスやオデュッセウスといったギリシャの英雄も含まれていました。

オリンポスの神々もギリシャ軍とトロイア軍に分かれて参戦します。堅牢な城壁を持つトロイア王国はギリシャ軍の攻撃に耐え、戦争は9年間にわたる膠着状態となりました。戦争が10年目に入り、トロイア王国の総大将でありパリスの兄であるヘクトールは、アキレウスによって討たれます。しかし、アキレウスはパリスの弓矢を受け死んでしまい、パリスもギリシャの武将によって倒されてしまいました。

膠着状態を打開するためにギリシャ軍は、神への贈り物と偽り巨大な木馬(トロイアの木馬)を作ります。そして、トロイア兵が城内に木馬を持ち帰ることで、ギリシャの精鋭たちは木馬の胴内に隠れて城内に侵入しました。夜になると城門を開け放ち、ギリシャ兵を城内に引き入れ、王宮に火を放ちトロイア王国を陥落させました。スパルタ王メネラーオスはヘレネーを奪還し、ギリシャ連合軍の勝利で戦争が終わりましたが、ゼウスの策略通り双方で多くの将軍や兵士たちの犠牲が出ました。

トロイア戦争のあらすじ解説!本当にあった?史実や映画との相違点

トロイア戦争に関するその他の叙事詩

ホメロスの叙事詩「イリアス」では、トロイア戦争10年目の51日間が書かれています。トロイア戦争の発端からイリアスまでの話は、「キュプリア」に書かれています。トロイア戦争の時系列では、キュプリアがイリアスの前の物語になりますが、キュプリアはイリアスの後に書かれたと考えられています。

イリアスの後の物語は、「アイティオピス」と「小イリアス」で書かれ、「イリオスの陥落」でトロイア戦争の終結が語られています。そしてトロイア戦争終結後に、ギリシャの英雄たちが帰還する話が、「ノストイ」、「オデュッセイア」、「テレゴネイア」に書かれています。

イリアスとオデュッセイアは、ホメロス作とされていますが、その他の叙事詩はいずれも断片的な文章しか残っておらず、多くの叙事詩の作者は不明となっています。

イリアスとオデュッセイアどちらが読みやすい?

ホメロスはイリアスと並び古代ギリシャ文学の傑作と称されるオデュッセイアという叙事詩も作っています。

イリアスはトロイア戦争の終盤の51日間の出来事を英雄アキレウスを中心として描いたものなので、舞台設定やテーマがシンプルで物語に入り込みやすいでしょう。また、さまざまな英雄やギリシャ神話の神々の思惑が交錯しながら繰り広げられる戦いの描写は迫力満点。トロイ遺跡やハリウッド映画「トロイ」などで興味を持った方は、時系列的にも、まずはイリアスを読んでみることをおすすめします。

一方、オデュッセイアはイリアスと違って神々は直接的に物語に関わらず、故郷に帰るまでの10年の冒険を描いた物語です。

イリアスが主に激しい戦いの中で描かれる悲劇であるのに対して、オデュッセイアは、トロイア戦争でギリシャ側について活躍した知将オデュッセウスが、勇気と知恵を尽くしてさまざまな困難を乗り越えて家族のもとに帰り着く希望の物語です。重層的で多彩なストーリー展開で、イリアスよりも短いオデュッセイアのほうが読みやすいと感じる方も多いでしょう。

オデュッセイアは古代ギリシャの最高傑作!あらすじや登場人物を徹底解説

イリアスは青空文庫で無料で読める!

イリアスもオデュッセイアは世界中で翻訳されて愛されており、日本語版もいくつか存在します。これから読むなら、散文で読みやすい松平千秋訳の岩波文庫版がおすすめです。

一方、イリアスは土井晩翠訳のものが青空文庫で公開されており、無料で読むことができます。少し古い日本語訳なので読みづらさを感じるかもしれませんが、文学や翻訳の歴史を知る上でも貴重な資料です。

イーリアス|青空文庫

イリアスに影響を受けた人物

イリアスはギリシャ文化だけでなく、ヨーロッパ文化にも大きな影響を与え、ホメロスが絵画の題材として描かれることもありました。イリアスに影響を受けた人物の紹介をさせていただきます。

アレクサンドロス大王(アレキサンダー大王)

アレクサンドロス大王
アレクサンドロスは、古代マケドニアの王で、紀元前4世紀に活躍しました。紀元前334年に開始した東方遠征で、ギリシャから遠く離れたインド北部までを支配下におきました。アレクサンドロスは13歳から哲学者アリストテレスの元で学び、アリストテレスからイリアスの写本を渡されました。

イリアスを愛読したアレクサンドロスは、主人公のアキレウスを尊敬し、東方遠征の際に本隊から離れてトロイに立ち寄り、アキレウスの墓に献花を行いました。

世界を制した若き英雄アレクサンドロス(アレキサンダー)大王|トルコを通って東方遠征!

アリストテレス

アリストテレス
古代ギリシャの哲学者アリストテレスは叙事詩イリアスの芸術的な価値を認め、詩作が教育的に人間の理解を助ける重要な役割を果たすと主張しました。アリストテレスがホメロスを称賛したといわれていることから、画家のレンブラントは『ホメロスの胸像を見つめるアリストテレス』という絵画を描いています(メトロポリタン美術館収蔵)。

アリストテレスは何した人?功績や思想・考え方をわかりやすく解説

考古学者シュリーマン

ハインリヒ・シュリーマン
ハインリヒ・シュリーマンは、ドイツ人の実業家であり、事業で成功をした後に考古学者となりました。彼の最大の功績は、トロイア戦争の舞台となったと言われるトルコのトロイア遺跡の発見です。

シュリーマンは幼少期にイリアスなどのギリシャ神話を読んでもらい、物語の舞台となった都市の発見への情熱が生まれたと自伝で語っています。イリアスで語られているトロイア戦争は神話と考えられていましたが、トロイア遺跡の発見により、トロイア戦争が史実である可能性が高まりました。

伝説のトロイ遺跡を発見したシュリーマンの功績と批判される理由

古代ローマの詩人ウェルギリウス

ウェルギリウスは紀元前1世紀にローマで活躍したラテン文学の詩人です。彼が死去する前まで10年間にわたり執筆したのが叙事詩アエネーイスです。トロイア戦争で活躍したトロイアの武将アエネーアースが、トロイア王国から逃げてローマの元になる街を建設する物語です。

叙事詩アエネーイスは、ホメロスの叙事詩に強い影響を受けています。武将アエネーアースが逃亡をする前半はオデュッセイア、ローマ建設のために敵対勢力を倒す後半はイリアスの影響を受けて書かれています。

 
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