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トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

トルコ旅行の服装のヒント|文化や気候に合わせて工夫しよう


トルコ最大の都市イスタンブールの気候は東京と似ています。一方、トルコは国土が広く、北は黒海沿岸から南はエーゲ海・地中海沿岸まで異なる気候パターンがあるのが特徴です。

また、トルコは日本と同じようにハッキリとした四季の変化があります。トルコ旅行に行かれる際は、広大な国土に点在する様々な観光スポットを巡る中で、地域によって異なる気候条件や季節を意識して服装を選ぶことが大切です

トルコの気候と地域ごとの服装ガイド

春(3~5月)

イスタンブール トルコ
春は暖かさと肌寒さが交互に訪れる季節であるため、トルコ旅行の際は訪問地域の気候を事前にチェックしましょう。特に、寒さが厳しい東部の山岳地帯や、カッパドキアや首都アンカラが位置する内陸部を訪れる際は、防寒対策として上着の準備が役立ちます。これらの地域では、寒波が押し寄せると、日本の冬を彷彿とさせるような寒さを体験することもあります。

イスタンブールを含むマルマラ地方の沿岸部では、5月頃は比較的暖かく過ごしやすいですが、時折感じる肌寒さに備えて、カーディガンやスカーフなどの軽い羽織物を持参するといいでしょう。また、エーゲ海沿岸では5月以降、気温が上昇する傾向にあるため、半袖や薄手の長袖の衣類を用意しておくことで、快適に過ごせます。

イスタンブール
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夏(6~8月)

クレオパトラビーチ
トルコの夏は気温が高く、暑くなることが多いですが、黒海地域を除くと湿度が低めで、日本のジメジメした暑さとは異なる、乾いた熱さが感じられます。紫外線に備えて、普段から愛用している日焼け止めクリームを持参することをおすすめします。さらに、紫外線から肌を守るためのサングラスや帽子も準備しておくといいでしょう。

日中は半袖シャツだけで過ごすことが多いですが、冷房が効いた室内では肌寒さを感じることもあるため、薄手の上着を1枚携帯しておくと便利です。特にモスクなど、肌の露出を控えるべき場所を訪れる際は、軽く羽織ることができる上着があると役立ちます。

秋(9~11月)

トルコ イスタンブール
トルコの秋は、日本と比較しても大きな気候の違いは少ないものの、やや肌寒く感じられることがあります。特に朝晩は気温が下がりがちなので、暖かい服装での対策が推奨されます。フリースやセーターなどの防寒着を用意すると、秋のトルコを快適に過ごすことができます。この時期は降雨も見られることが多いため、レインコートや折り畳み式の傘を持っておくと、急な雨にも対応できます

冬(12~2月)

カッパドキア 冬 気球
トルコの冬季には、イスタンブールをはじめとする一部の地域では雪が積もるほどの寒さに見舞われることがあります。この季節に備えて、セーターやコートなどの暖かい衣類を用意することが重要です。特に内陸部はより冷え込むので、しっかりとした防寒対策を心がけましょう。トルコの冬は、秋に比べて雨や雪が多くなる傾向にあるため、防水機能のある衣服や雨具の準備が役立ちます。また、雨や雪の日に滑りにくい靴を選ぶことで、安全に歩くことができます。

トルコの気候と旅行のベストシーズンは?季節別の気温・天気とおすすめの服装

トルコの文化的背景に合わせた服装の選び方

セリミエモスク
トルコ国民の90%はイスラム教徒です。イスラム教では女性が髪や肌を覆うことが奨励されていますが、実際にはその実践は地域や個人の選択により大きく異なります。イランではヒジャブの着用が法律により厳格に規定されていますが、トルコでは過去に公共の場でのスカーフ着用が禁止された歴史があり、現在ではより柔軟な態度が取られています。このため、トルコでは女性のスカーフ着用に対する自由度が比較的高いと言えます

トルコではスカーフを巻くか否かについて様々な意見があり、全てのトルコ人女性がスカーフを好んで着用しているわけではありません。中にはその必要性に疑問を持つ人もいますが、一方で伝統や信仰に従ってスカーフを着用する女性もいます。イスタンブールのような都市部ではスカーフをしない女性も多く見られますが、モスク訪問時は一般的にスカーフを着用することが求められます。

外国からの観光客に対しても、トルコはスカーフ着用を強制していません。そのため、夏の暑い日に半袖やショートパンツで街を歩く観光客も珍しくありません。しかし、モスクなど一部の場所ではスカーフの着用が求められることもあるため、訪問前には準備をお勧めします。モスクではスカーフの貸し出しを行っている場合もありますが、自分で持参する方が便利です。

また、トルコの夏は日差しが強く、スカーフは日焼け防止にも役立ちます。冷え込む夜間や早朝の防寒対策としてもスカーフは有効で、特に季節の変わり目では重宝するでしょう。携帯に便利な薄手のスカーフは、荷物にならずに様々な場面で活躍します。

トルコ旅行でスカーフは必要?トルコの女性は着用していますか?現地での購入方法も解説

トルコ旅行をさらに楽しむための服装のアイデア

トルコ旅行をさらに楽しむための服装のアイデア

カフタン
トルコのバザールやショップで見つける伝統的なアクセサリーや衣類は、旅の服装に個性とスパイスを加える絶好の機会です。現地でのショッピングを楽しみながら、トルコの伝統的な模様やデザインが施されたスカーフやジュエリーを取り入れることで、個性的かつ文化的なタッチを加えることができます。トルコ製の革製品も高品質で有名ですから、旅行の記念に革のサンダルやバッグを選ぶのもおすすめです。

トルコには「カフタン」と呼ばれる伝統的な民族衣装があります。この衣装は長袖のガウン型で、前が開いており、オスマン帝国時代には裏地に毛皮を使用した暖かいものや、袖なしのバージョンで重ね着をするスタイルもありました。カフタンは色とりどりで、華やかな装飾が施された豪華なものから、シンプルで動きやすいデザインまで、さまざまなスタイルが楽しめました。

イスタンブールにあるトプカプ宮殿では、かつてのスルタンが身に纏っていた金糸を織り込んだり、高級な毛皮を裏地に使用したカフタンが保存されており、訪問者はこれらの歴史的な衣装を間近で観察することができます。

女性用カフタンは長袖で、宮殿に住む女性たちが美しい手を隠すために袖口が広く作られています。男性用のものは、袖が細くなっているのが特徴です。

今日、日本で日常的に着物を着ることが少なくなったのと同様に、トルコでも日常でカフタンを着ることは稀になりました。しかし、現代風にアレンジされたカフタンが流行として登場し、快適なリラックスウェアとして人気を博しています。

イスタンブールのグランドバザールなど、観光地にはトルコの伝統的な衣装を扱う土産店が多くあります。また、エジプシャンバザール周辺のエミノニュ問屋街では、手頃な価格でトルコ独自の衣類を購入することが可能です。

トルコの民族衣装は、現代スタイルから伝統的なお土産まで多岐にわたります。訪れた際には、これらの魅力的なカフタンを体験してみることをお勧めします。

トルコの民族衣装「カフタン」の魅力|男性・女性・地域ごとの違いや歴史を解説

トルコ旅行における服装のまとめとチェックリスト

エフェソス トルコ
トルコ旅行を満喫するためには、その場所の気候や文化に合った服装をすることが重要です。以下のチェックリストを参考に、旅行の準備をしましょう:
  • 季節に応じた服装
  • 文化的配慮:モスク訪問時は肌の露出を避ける。
  • 地域に応じた服装選び:訪れる場所の気候を事前にリサーチする。
  • トルコの伝統的なアイテムを取り入れて、旅の装いに彩りを加える。
このガイドがトルコでの旅をより豊かなものにする手助けとなり、文化や気候に合わせた適切な服装で、トルコの魅力を存分に楽しめることを願っています。トルコへの旅行を計画している方は、これらのポイントを参考にして、快適で思い出深い旅にしてください。

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