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ナザール・ボンジュウはトルコの人気お土産!意味と不思議な効果
ナザール・ボンジュウ(Nazar boncuğu)は、目玉をモチーフにしたガラス製のトルコのお守りです。他人からの嫉妬や羨望の眼差しなど、災いをもたらす「邪視」から身を守ってくれるといわれ、トルコでは魔除けとして玄関などに飾られています。自分が邪視にさらされると、その身代わりとなってナザール・ボンジュウが壊れると考えられています。
ナザールボンジュウは、ストラップやキーホルダーなどの小物から壁に掛けられる大型のもの、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリーまで、さまざまな種類が存在します。
トルコ国内のお土産店では必ずといっていいほど取り扱われており、手ごろなお値段なので、家族や友人、同僚へのお土産として最適です。日本では珍しい、トルコならではのアイテムなので、きっと喜ばれるでしょう。
ナザール(Nazar)はアラビア語で「目」、トルコ語で「災いの目」を意味し、ボンジュウ(boncuğu)はトルコ語で「ビーズ」を意味しています。ヨーロッパ圏では「イーブル・アイ(魔眼)」とも呼ばれています。
トルコや中近東では、嫉妬深い人から発せられる妬みの眼差し(邪視)や悪霊が災いの元だと信じられていました。中東や北アフリカ地域では、ファーティマの手(ハムサ)と呼ばれる、中央に目の模様が付いている手の甲をモチーフにしたお守りがあります。
ナザールボンジュウは、自宅の玄関や室内、車の中など、どこに飾っても効果があるとされています。「赤ちゃんが悪魔に魅入られないように」という意味を込めて、赤ちゃんの服や枕、ベッドにもナザールボンジュウの模様やピンを付けることもあります。
トルコの人々にとって、ナザールボンジュウは古今を通じて大切にされてきたお守りなのです。
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エルトゥールル号遭難事件をきっかけとして、トルコと深い友好の歴史が続いている和歌山県串本町のご当地キャラ「まぐトル」は、トルコの民族衣装を着て、胸にはナザール・ボンジュウを飾ってくれています。ちなみに、ナザール・ボンジュウをモチーフにした「ナザール君」という非公認ゆるキャラもいます。
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トルコ語で災いの目を意味する「ナザール」に対する考え方は、古来の「シャーマニズム」にまで遡るとされています。現在のトルコ人の祖先といわれているのは、北アジアでモンゴルから独立したテュルク系民族の突厥だといわれていますが、北アジアの遊牧騎馬民族では古くから「シャーマン教」が信仰されていました。
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シャーマン教は、万物に魂が宿るというアニミズムを基本にしています。媒介者たるシャーマンが神や霊魂と交流し、予言や病の治癒などの呪術・儀礼を行うのです。シャーマニズムでも、神の目によって邪視から身を守るという考えが古くから存在したようです。
また、ナザール・ボンジュウが青いのは、中東や地中海では昔から青が希少かつ神聖な色であったからだと考えられています。現在でも、ブルーモスクなどのタイルやターコイズ(トルコ石)に代表されるように、トルコにおいて青色は重要な色です。
その後、アナトリアに入ったトルコ系民族はイスラム教徒となったため、現在のトルコではナザール・ボンジュウに宗教的な意味合いはありませんが、伝統的な文化や芸術の一部として、トルコの人々に大切にされています。
その他にも、古代エジプトの神・ホルスの目や、ギリシャ神話の女神・メデューサの目をモチーフにしているといった説があります。
ナザールボンジュウは、ストラップやキーホルダーなどの小物から壁に掛けられる大型のもの、ブレスレットやネックレスなどのアクセサリーまで、さまざまな種類が存在します。
トルコ国内のお土産店では必ずといっていいほど取り扱われており、手ごろなお値段なので、家族や友人、同僚へのお土産として最適です。日本では珍しい、トルコならではのアイテムなので、きっと喜ばれるでしょう。
目次
ナザール・ボンジュウの意味と効果
ナザール(Nazar)はアラビア語で「目」、トルコ語で「災いの目」を意味し、ボンジュウ(boncuğu)はトルコ語で「ビーズ」を意味しています。ヨーロッパ圏では「イーブル・アイ(魔眼)」とも呼ばれています。
トルコや中近東では、嫉妬深い人から発せられる妬みの眼差し(邪視)や悪霊が災いの元だと信じられていました。中東や北アフリカ地域では、ファーティマの手(ハムサ)と呼ばれる、中央に目の模様が付いている手の甲をモチーフにしたお守りがあります。
ナザールボンジュウは、自宅の玄関や室内、車の中など、どこに飾っても効果があるとされています。「赤ちゃんが悪魔に魅入られないように」という意味を込めて、赤ちゃんの服や枕、ベッドにもナザールボンジュウの模様やピンを付けることもあります。
トルコの人々にとって、ナザールボンジュウは古今を通じて大切にされてきたお守りなのです。
トルコ旅行でおすすめのお土産ランキングBEST25!雑貨・お菓子・化粧品
おはールです🧿 ようこそ串本へ✨ みんなと一緒にお出迎えさせて頂きました🎶#和歌山県 #串本町 #ゆるキャラ #まぐトル #WESTEXPRESS銀河 #歓迎 #おはようございます #楽しかった #また様子をアップします pic.twitter.com/L4v17tIJZV
— ナザール君(公認されたい非公認ゆるキャラ) (@nazar_kcr) October 5, 2022
エルトゥールル号遭難事件をきっかけとして、トルコと深い友好の歴史が続いている和歌山県串本町のご当地キャラ「まぐトル」は、トルコの民族衣装を着て、胸にはナザール・ボンジュウを飾ってくれています。ちなみに、ナザール・ボンジュウをモチーフにした「ナザール君」という非公認ゆるキャラもいます。
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ナザール・ボンジュウの歴史・起源
トルコ語で災いの目を意味する「ナザール」に対する考え方は、古来の「シャーマニズム」にまで遡るとされています。現在のトルコ人の祖先といわれているのは、北アジアでモンゴルから独立したテュルク系民族の突厥だといわれていますが、北アジアの遊牧騎馬民族では古くから「シャーマン教」が信仰されていました。
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シャーマン教は、万物に魂が宿るというアニミズムを基本にしています。媒介者たるシャーマンが神や霊魂と交流し、予言や病の治癒などの呪術・儀礼を行うのです。シャーマニズムでも、神の目によって邪視から身を守るという考えが古くから存在したようです。
また、ナザール・ボンジュウが青いのは、中東や地中海では昔から青が希少かつ神聖な色であったからだと考えられています。現在でも、ブルーモスクなどのタイルやターコイズ(トルコ石)に代表されるように、トルコにおいて青色は重要な色です。
その後、アナトリアに入ったトルコ系民族はイスラム教徒となったため、現在のトルコではナザール・ボンジュウに宗教的な意味合いはありませんが、伝統的な文化や芸術の一部として、トルコの人々に大切にされています。
その他にも、古代エジプトの神・ホルスの目や、ギリシャ神話の女神・メデューサの目をモチーフにしているといった説があります。