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ローマ法王庁は1951年、聖母マリアが亡くなるまでエフェソス近くで過ごしたことを認め、巡礼地にしました。


エフェソスで余生送る?

 キリストが十字架にかけられた後、聖母マリアはどうなったのか、大きな謎でした。聖書にもマリアのその後については記述がないのです。ただ、キリストが迫害を受けたエルサレムの地から安全な場所に移り、余生を送ったことは容易に想像できます。それが、トルコのイズミールの南約70キロにあったエフェソスではないかと伝えられています。

  死に臨んだキリストは、使者の1人聖ヨハネに聖母マリアを託します。キリストの死後も一時期エルサレムにいたヨハネは、布教のためエフェソスへ行きます。その時、マリアを伴ったと考えられます。紀元1世紀の当時、エフェソスは中近東最大の繁栄を誇る都市でした。
 時代はずっと下り19世紀の初め、ドイツにカトリーナ・エメリックという修道女がました。敬虔(けいけん)な彼女の夢の中に聖母マリアが現れ、ヨハネに連れられてエフェソスへ移り住んだことを語ります。

  エメリックの夢はとても具体的でした。マリアが住んだのはエフェソスから3.5マイル離れた山の上の平地で、家の後ろの岩山に登ると、海とエフェソスの町が見えると言います。

エフェソス
 エメリックは生まれ育ったドイツの小さな村から出たことがありませんでした。ところが彼女の語ったのとそっくりな場所が、エフェソスの近くにあるのです。

 マリアが亡くなったのは8月15日と伝えられています、その日に重要な儀式を行う村人たちがエフェソスの近くに住んでいます。シリンジェ村といって村人は全員がキリスト教徒です。

  ローマ法王庁は1951年、聖母マリアが亡くなるまでエフェソス近くで過ごしたことを認め、巡礼地にしました。歴代の法王も訪れ、祈りをささげています。
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