トルコのおすすめ観光名所BEST20!治安やベストシーズン・日数も紹介
フェティエのおすすめ観光スポットを紹介!トルコ・地中海の人気リゾート地
フェティエ(Fethiye)は、トルコにあるエーゲ海に限りなく近い地中海沿いの港町。洗練された街で中心部に広がるヨットハーバーが壮観な、人気の高いリゾート地です。海水浴はもちろん、周辺の島やビーチを巡るボートツアーもおすすめです。
ビーチリゾートを楽しみたい方には、町から西へ4kmのところにある人気の高いチャルシュ浜か、港の反対側にあるショヴァルイェ島がおすすめです。この島では春になると花が咲き乱れます。
フェティエは、リキア時代の遺跡観光の拠点になる街でもあります。フェティエの前身は、リキアの古代都市テルメッスス(Telmessus)でした。テルメッススはリキア地方最大の都市であり、デロス同盟(紀元前5世紀)の有力メンバーだったにもかかわらず、その起源ははっきりしていません。
フェティエで見られる紀元前6~3世紀にわたって崖に造られた岩窟墓は、多数のリキア式磨崖墓の中でも最高のものといわれています。特にバーデムリ・バフチェ(アーモンドの園)では素晴らしいものを見ることができます。1956~57年の大地震で古代の遺跡もかなりの被害を受けましたが、幸いにもこれらの岩窟墓は無事に残っています。
フェティエは、トルコ南西部の地中海沿いにあります。同じくリゾート地として有名なマルマリスから南東へ135kmの位置です。日本からの直行便が就航しているイスタンブールからは、国内線を乗り継いでダラマン空港に行き、そこから空港バスで1時間ほどでフェティエに到着できます。
また、アンタルヤやデニズリ、ボドルムなど、周辺の都市からもバスが運行しています。
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フェティエで見逃せない必見の観光スポットの一つが、古代リキア人によって紀元前4世紀に造られた岩窟墓です。高台の岩肌を彫刻して作られたこの場所は、高位の人々を埋葬するために使用されました。高台に位置する理由は、伝説の鳥が死者の魂を来世に運ぶのに最適な場所だと考えられたからです。墓の中には、実際に棺が置かれています。
この墓は、ギリシア神殿風にイオニア式柱頭や装飾的な破風で正面を形作り、その奥に4つに仕切った見せかけのドアがついています。墓は複数の場所に分かれており、最も高い場所にあるのが、リキアの支配者だったと考えられている「エルマギオスの息子アミンタス」の墓です。
紀元前350年に造られたこの墓は別名「アミンタスの墓」とも呼ばれており、保存状態が非常に良く、特に素晴らしいものと言われています。
フェティエから25km、森に囲まれた透明なトルコブルーの海はトルコ一の海水浴場と言えます。理想的なヨットハーバーや完備されたスポーツ設備など、エーゲ海や地中海で休暇を過ごすために最適の場所です。
オルデニズの西側は森に囲まれたラグーンとなっていて、東端まで続く白い砂の海岸はとても美しい。死の様に穏やかな海という意味でオルデニズと呼ばれています。
オルデニズでぜひ体験したいのが、上空からトルコで最も美しいと呼ばれる真っ白なビーチと青い海の絶景を眺められるパラグライダー。フェティエで屈指の人気を誇るおすすめアクティビティです。
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「カヤキョユ(Kayaköyü)」は、フェティエ近郊にある、現在は人が住んでいない廃村です。フェティエの町の中心部からは、ミニバスを利用して約40分でカヤキョユに行くことができます。
かつては「レヴェッスィ」と呼ばれたこの村には、ギリシャ正教会のキリスト教徒が暮らしていました。しかし、トルコ独立戦争後にギリシャとの間で結ばれた住民交換条約により、ほとんどの住民がギリシャへ移住し、廃村となりました。
その後、一時期イスラム教徒が住みましたが、環境に馴染めずに出て行ったそうです。1957年の地震で村は被害を受け、現在はそのまま残されています。
カヤキョユは、村の人口が全てキリスト教徒だったことから2つの大きな教会や多くの礼拝堂があり、他にも400戸ほどの住宅、ワインの貯蔵庫、学校などが残っています。村の下にあるギリシャ正教会は保存状態が良く、内部に描かれた美しいフレスコ画も見ることができます。
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約4kmに渡って渓谷の中を散策可能ですが、川の中を歩くことになります。最深部では女性の腰ほどの深さに達する場所もあり、流れが速いため、ロープにつかまるか近くの人と手をつないで歩きます。濡れてもいい服装で、滑りにくい靴を持参するのがおすすめです。
散策後は、渓谷の入り口付近にあるレストランで、自然を眺めながらゆっくりと過ごせます。
フェティエから車で約1時間の距離にあるトルコの温泉地・ダルヤンには、「スルタニエ温泉」という温泉があります。ダルヤンへは、フェティエから乗合ミニバス「ドルムシュ」を利用して行くことができます。
スルタニエ温泉は、ミネラル分豊富な温泉で、入浴すると10歳若返ると言われ、クレオパトラもここで入浴したと伝えられています。特に有名なのは、美肌効果があるとされる「泥温泉」で、リウマチや婦人病、胃腸や肝臓の疾患にも効能があるとされています。泥に浸かった後は、温泉やプールでリフレッシュすることも可能です。
実はトルコは温泉大国で、世界遺産パムッカレをはじめ、多くの有名な温泉地があります。なお、トルコの温泉では、水着の着用が必須となるので注意してください。
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フェティエは地中海性気候で、通年温暖で過ごしやすいのが魅力です。観光のベストシーズンはビーチリゾートの雰囲気を満喫できる春~秋。夏は日中の平均気温が30℃を超えますが、日本に比べて湿度が低くカラッとしているのが特徴です。
海水浴やパラグライダーなどのアクティビティが豊富なのはやはり夏ですが、冬でもトレッキングを楽しむことが可能です。冬でも日中の平均気温は16℃前後で、氷点下を下回ることはありません。ただし、冬の降水量は夏に比べて多くなります。
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ビーチリゾートを楽しみたい方には、町から西へ4kmのところにある人気の高いチャルシュ浜か、港の反対側にあるショヴァルイェ島がおすすめです。この島では春になると花が咲き乱れます。
フェティエは、リキア時代の遺跡観光の拠点になる街でもあります。フェティエの前身は、リキアの古代都市テルメッスス(Telmessus)でした。テルメッススはリキア地方最大の都市であり、デロス同盟(紀元前5世紀)の有力メンバーだったにもかかわらず、その起源ははっきりしていません。
フェティエで見られる紀元前6~3世紀にわたって崖に造られた岩窟墓は、多数のリキア式磨崖墓の中でも最高のものといわれています。特にバーデムリ・バフチェ(アーモンドの園)では素晴らしいものを見ることができます。1956~57年の大地震で古代の遺跡もかなりの被害を受けましたが、幸いにもこれらの岩窟墓は無事に残っています。
目次
フェティエの場所・行き方
フェティエは、トルコ南西部の地中海沿いにあります。同じくリゾート地として有名なマルマリスから南東へ135kmの位置です。日本からの直行便が就航しているイスタンブールからは、国内線を乗り継いでダラマン空港に行き、そこから空港バスで1時間ほどでフェティエに到着できます。
また、アンタルヤやデニズリ、ボドルムなど、周辺の都市からもバスが運行しています。
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フェティエのおすすめ観光ポイント
古代リキアの岩窟墓
フェティエで見逃せない必見の観光スポットの一つが、古代リキア人によって紀元前4世紀に造られた岩窟墓です。高台の岩肌を彫刻して作られたこの場所は、高位の人々を埋葬するために使用されました。高台に位置する理由は、伝説の鳥が死者の魂を来世に運ぶのに最適な場所だと考えられたからです。墓の中には、実際に棺が置かれています。
この墓は、ギリシア神殿風にイオニア式柱頭や装飾的な破風で正面を形作り、その奥に4つに仕切った見せかけのドアがついています。墓は複数の場所に分かれており、最も高い場所にあるのが、リキアの支配者だったと考えられている「エルマギオスの息子アミンタス」の墓です。
紀元前350年に造られたこの墓は別名「アミンタスの墓」とも呼ばれており、保存状態が非常に良く、特に素晴らしいものと言われています。
オルデニズ(死の海)
フェティエから25km、森に囲まれた透明なトルコブルーの海はトルコ一の海水浴場と言えます。理想的なヨットハーバーや完備されたスポーツ設備など、エーゲ海や地中海で休暇を過ごすために最適の場所です。
オルデニズの西側は森に囲まれたラグーンとなっていて、東端まで続く白い砂の海岸はとても美しい。死の様に穏やかな海という意味でオルデニズと呼ばれています。
オルデニズでぜひ体験したいのが、上空からトルコで最も美しいと呼ばれる真っ白なビーチと青い海の絶景を眺められるパラグライダー。フェティエで屈指の人気を誇るおすすめアクティビティです。
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歴史深い廃村・カヤキョユ
「カヤキョユ(Kayaköyü)」は、フェティエ近郊にある、現在は人が住んでいない廃村です。フェティエの町の中心部からは、ミニバスを利用して約40分でカヤキョユに行くことができます。
かつては「レヴェッスィ」と呼ばれたこの村には、ギリシャ正教会のキリスト教徒が暮らしていました。しかし、トルコ独立戦争後にギリシャとの間で結ばれた住民交換条約により、ほとんどの住民がギリシャへ移住し、廃村となりました。
その後、一時期イスラム教徒が住みましたが、環境に馴染めずに出て行ったそうです。1957年の地震で村は被害を受け、現在はそのまま残されています。
カヤキョユは、村の人口が全てキリスト教徒だったことから2つの大きな教会や多くの礼拝堂があり、他にも400戸ほどの住宅、ワインの貯蔵庫、学校などが残っています。村の下にあるギリシャ正教会は保存状態が良く、内部に描かれた美しいフレスコ画も見ることができます。
意外と知らないキリスト教の基礎知識!歴史や教え、ルールなどを簡単に解説
名称 | カヤキョユ(Kayaköy) |
入場料 | 7TL |
営業時間 | 9:00~19:00(冬期は17:00まで) |
サクルケント渓谷
サクルケント渓谷は、全長18kmとトルコで最も長く、また深い渓谷の1つです。フェティエからはドルムシュ(乗合ミニバス)を利用して約1時間でアクセスできます。約4kmに渡って渓谷の中を散策可能ですが、川の中を歩くことになります。最深部では女性の腰ほどの深さに達する場所もあり、流れが速いため、ロープにつかまるか近くの人と手をつないで歩きます。濡れてもいい服装で、滑りにくい靴を持参するのがおすすめです。
散策後は、渓谷の入り口付近にあるレストランで、自然を眺めながらゆっくりと過ごせます。
名称 | サクルケント渓谷(Saklıkent Kanyon Gorge) |
住所 | Kayadibi, Palamut Köyü Yolu, 48850 Muğla, トルコ |
入場料 | 10TL |
営業時間 | 8:00~20:00(冬期は18:00まで) ※渓谷散策は4月~9月 |
定休日 | なし |
フェティエ考古学博物館
フェティエ考古学博物館は小規模ながら、周辺地域から集められたリキア初期、ペルシャ、ヘレニズム、ローマ、オスマン帝国時代の貴重な遺物が展示されています。名称 | フェティエ考古学博物館(Fethiye Müzesi) |
住所 | Kesikkapı, No:4, 505. Sk. Fethiye Müzesi No:4, 48300 Fethiye/Muğla, トルコ |
入場料 | 無料 |
営業時間 | 8:30~19:30(冬期は17:30まで) |
定休日 | なし |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=MFM01&DistId=MRK |
スルタニエ温泉
フェティエから車で約1時間の距離にあるトルコの温泉地・ダルヤンには、「スルタニエ温泉」という温泉があります。ダルヤンへは、フェティエから乗合ミニバス「ドルムシュ」を利用して行くことができます。
スルタニエ温泉は、ミネラル分豊富な温泉で、入浴すると10歳若返ると言われ、クレオパトラもここで入浴したと伝えられています。特に有名なのは、美肌効果があるとされる「泥温泉」で、リウマチや婦人病、胃腸や肝臓の疾患にも効能があるとされています。泥に浸かった後は、温泉やプールでリフレッシュすることも可能です。
実はトルコは温泉大国で、世界遺産パムッカレをはじめ、多くの有名な温泉地があります。なお、トルコの温泉では、水着の着用が必須となるので注意してください。
トルコの温泉・パムッカレやその他トルコの温泉ガイド
フェティエの気候・気温
単位:℃ | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
平均気温 | 10 | 11 | 13 | 16 | 20 | 25 | 28 | 28 | 25 | 20 | 15 | 12 |
平均最高気温 | 13 | 13 | 16 | 20 | 24 | 29 | 33 | 33 | 30 | 24 | 18 | 14 |
平均最低気温 | 8 | 8 | 9 | 12 | 16 | 20 | 24 | 24 | 20 | 16 | 12 | 9 |
フェティエは地中海性気候で、通年温暖で過ごしやすいのが魅力です。観光のベストシーズンはビーチリゾートの雰囲気を満喫できる春~秋。夏は日中の平均気温が30℃を超えますが、日本に比べて湿度が低くカラッとしているのが特徴です。
海水浴やパラグライダーなどのアクティビティが豊富なのはやはり夏ですが、冬でもトレッキングを楽しむことが可能です。冬でも日中の平均気温は16℃前後で、氷点下を下回ることはありません。ただし、冬の降水量は夏に比べて多くなります。
トルコの気候と旅行のベストシーズンは?季節別の気温・天気とおすすめの服装
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