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トルコツアーガイド

イズニック


イズニックタイル
(ギリシア名=ニカイア、ラテン名=ニケーア)イズニック湖の南岸、ブルサから80kmに位置し、地の利と景観の良さから古代より開けていました。紀元前311年、町を造ったアンティゴノス(アレキサンダー大帝の指令官の一人)の名からアンティゴネイアと呼ばれていましたが、紀元前301年に大帝の別の指令官リシマコスに敗れ、町の名も彼の妻の名からニカイアに変更されました。紀元前281年、ビティニア王の支配下に敷かれニコメディア(現在のイズミット)が成立するまでニカイアは王国の首都でした。
ビティニア没落の後ローマ領となりニケーアと呼ばれ、堅固な城壁が築かれました。

123年の地震で破壊された都市は皇帝ユスチニアヌスにより再建されています。3世紀にはペルシア人やゴート人の攻撃を受けて荒廃しましたが、コンスタンチヌス帝の時代に再建されビザンチン帝国の中で最も洗練された都市として黄金期を迎えたのです。同帝の主催で第1回の宗教会議が開催され、神とキリストの関係について神学的討議が行なわれました。ビザンチン時代、とりわけユスチニアヌス帝の支配下に於いて、教会、修道院、宮殿、水道橋等、多くの建物が建設されています。

787年、皇后イレーネの招集で第7回宗教会議が聖ソフィアで開催されました。1079年になるとセルジューク・トルコがここを一時征服しました。コンスタンチノープルが十字軍に征服されると皇帝テオドール1世ラスカリスは帝国の首都を(1261年まで)ニケーアに移しました。コンスタンチノープル開放の後も14世紀までニケーアは文化、社会生活の中心として栄えました。オスマン・トルコのスルタン・オルハンが1年間包囲の後、ようやくニケーアを征服し、その名をイズニックと改名したのは1331年の事でした。1402年にはモンゴルのティムールの略奪を受けています。1514年、スルタン・セリム1世は腕利きのイランのタイル職人を多数イズニックに招き、16世紀にはおよそ600もの釜が設置されていたと言います。今日、イズニックタイルの多くはイスタンブールやブルサのモスクで目にする事ができます。

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聖ソフィア(Aya Sofya)

イズニック
ユスチニアヌス帝の時代に3つの身廊を備えた教会堂として建設され、787年には第7回宗教会議の舞台となっています。1065年の地震の後に再築されましたが、大理石とモザイクによって覆われている壁は損傷が著しいです。14世紀にはオスマン・トルコ人によってモスクに変換され、1966年にキリストやマリア、洗礼者聖ヨハネを描いたビザンチン時代のフレスコ画が発見されています。

ニルファーハトゥン・イマーレティ

1338年にスルタン・ムラト1世が母御ニルファーハトゥンに捧げたかつての貧民救済の為の厨房は初期オスマン建築の重要な一例です。今日、建物は大理石の石棺等、ビティニアからの発掘物やイズニック産のトルコタイルを展示する博物館となっています。

緑のモスク(Yeşil Camii)

緑のモスク
1378年、首長ハイレッディン・パシャによって建てられた初期オスマン時代のモスクは、中央ドームを有するものとして初のものです。3つの回廊がある大理石の広間は4本の柱で支えられています。ミフラブはオスマン・トルコ初期の石細工の典型的な例と言えます。

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城壁と門

城壁
イズニックの城壁と門は史跡として最も重要で保存状態も良好であり、訪れる人々に深い印象を与える過ぎ去った数世紀の歴史的記念碑と言えます。都市を包囲する2900mのヘレニズムの城壁は現存しません。現在目にできる4430mの城壁はローマ・ビザンチン時代の物で、城壁のほとんどはハドリアヌス帝の時代に築かれ、8世紀まで絶えず改良の手が加えられました。本来の4つの門の内、現在3つが残っています。
イスタンブールの門(北門):最も保存状態の良い門です。中央のアーチ型の通りの両側にもそれぞれ通路があります。

レフケの門(東門)

レフケの門
ローマ時代の凱旋門をしのばせます。ハドリアヌス帝への賛辞が刻まれる門は地震の後に再建されています。

イェニシュヒルの門(南門)

ゴート人によって造られた門ですが、戦いによる破壊の跡が著しいです。湖の西側にはかつて湖の門(西門)が存在しましたが現存はしていません。南部、末々と薮の間に見られるハドリアヌス帝の時代のローマの劇場は印象的です。角ばった塔のある内壁はおそらく高さ10m、厚さ5~7mはあるかと思われます。広さ161のギャラリーの前には低い壁や墓地が見られました。

 
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