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トルコ基本情報

トルコ絨毯


トルコ各地に伝わる手織り絨毯、それは熟練した織り手が何ケ月もの時間をかけて辛抱強く織り上げたもので、日々の暮らしに欠かせないものであると同時に、その美しさは見る者に喜びも与えてくれます。美しい手織り絨毯は絵画など美術品と同様、美意識を満足させるばかりか、時と共に価値が高まるものなのです。

現代トルコの手織り絨毯は、各地方それぞれの素材や伝統的デザインを受け継ぎ、ほとんどは村の女性たちの手で織りあげられています。完成した絨毯は品質検査を受け、最初の洗いに出された後に仲買人の手から国内外の市場に回されていくのです。

20世紀後半はトルコ手織り絨毯にとって新たな黄金時代となりました。観光の宝庫としてのトルコの人気が高まるに連れて、手織り絨毯の魅力が理解され、新しいデザインとより良い品質の絨毯の需要も大きくなってきています。

トルコ各地の主要な観光地や、幹線道路にはたくさんの絨毯屋や製造、展示即売センターができ、顧客、観光客の人気を集めています。品質保証はもちろんのこと、様々のタイプのサイズや柄の絨毯をそろえ、顧客のあらゆる要望に応じている有名な絨毯会社が業界を,リードして絨毯産業を活気あるものとしています。手織り絨毯はトルコの主要な輸出品目の一つでもあり全世界に向けて送り出されています。


トルコの手織り絨毯
 
 過去数千年もの長い間、先人の技を受け継ぎ、熟練した手によって作り出されてきたさまざまな工芸品も、近年は機械による大量生産がごく普通のこととなってしまいました。

 現代に残されたごくわずかな手作りの工芸品の中で、絨毯織りは2000年以上の長きに渡る伝統を失わずに受け継がれてきたものです。トルコ絨毯は材料の特質に合わせて糸を結ぶ方法がとられています。その結び目はターキッシュノット又はギョルデスノットと呼ばれるダブルノット、つまり縦糸を2本いっしょにして色糸で結んでいく方法です、デザインやパターンは多様に変化しても、その歴史的伝統的なトルコ絨毯の特質は一貫しています。 

絨毯織りは世代をこえて受け継がれてきた技術の結晶といえるもので、家族、一族、あるいは村ぐるみで知恵と力、技と経験を出し合い育んできたものです。ですから、それぞれの地方によって使用される材料やパターンに特徴があり、それぞれに独特の魅力あるものとなっています。 

本来、このような手織り絨毯は、それぞれの地方の生活に必要不可欠なもので、さまざまな目的に合わせて織られてきました。
敷物として、テント内での仕切りとして、壁の装飾として、ゆりかごやソファのカヴァーとして、あるいはアラーの神への礼拝時の必需品としてトルコの人々にとって絨毯は日常生活と切っても切り離せないものでした。今日も、家庭でオフィスで、ホテルやホールで、実用と装飾を兼ねた絨毯は暮らしにもみごとにマッチして愛用されています。 

上質で美しい手織り絨毯は、時と共にますます価値を高めるものです。使い込まれることにより結び目はますます堅くなり、いっそう貴重なものとなります。選び抜かれた上等な絨毯は敷物としても、あるいは壁掛けとしても貴重なもので、子や孫に残す価値のある美術品ともいえましょう。

シンプルなお部屋も、一枚の手織り絨毯で見違えるものとなります。花柄、あるいは幾何学模様、あざやかな配色、あるいはパステルカラー、どんな絨毯をどこにどのようにアレンジするかで変化のあるおしゃれな雰囲気を味わうことができましょう。 
すばらしい手織り絨毯を目にして楽しみ、手にしていとおしむ時これらが無名の、ほとんどは村の娘たちのしなやかな手で織り上げられた事を思い出すと感動を覚えることでしょう。 

トルコの手織り絨毯は諸外国、特に西欧や中東の産油国からのあこがれの的であり、国際市場での最近のトルコ手織り絨毯の人気は驚くほどです。需要に応えて、トルコ各地で作られるスタンダードな品物に加えて、更に結び目を多くしたより上等な絨毯も多くなっています。


トルコ絨毯 トルコ手織り絨毯の歴史
 
 貴重なアンティーク絨毯は今日、限られた収集家や資産家の邸宅あるいは博物館でしか見ることができません。
イスタンブールにあるトルコイスラム美術博物館、通称ブルーモスクとして知られるスルタンアフメットジャーミに付属したワクフ・カーペット博物館、それにコンヤのメヴラーナ博物館のアンティーク手織り絨毯コレクションは特に充実している事で知られています。

ヨーロッパやアメリカの収集家や博物館も素晴らしいアンティーク絨毯を所蔵していますが、そのほとんどは過去にトルコから輸出されたものでした。 14,15,16世紀のヨーロッパの上流階級の人々がトルコ絨毯を好んで買い求め、その幾つかが今日まで残されてきたのです。
 
ここ1,2世紀の間はトルコの手織り絨毯は学者や歴史家の研究対象となってきました。手織り絨毯をテーマとした書物や雑誌がたくさん出版されたことは、手織り絨毯が美術品としての地位を得たことを示すものといえましょう。そして絨毯に関する知識が広まるにつれて、手織り絨毯への要求も質量ともに増大してきています。
 
今日、トルコの地中海岸地方から中央アジアの草原地帯にまで広く見られる手織り絨毯、実は織るというよりも色糸を絡め結び付けるその製法は、トルコ族の遊牧民や職人から伝えられたものといわれています。独特な技法、素材、パターンを用いるトルコ民族の手織り絨毯は他の東洋各地の絨毯に大きな影響を与えてきました美術史の本をひもとくと、絨毯そのものはエジプトのファラオの時代や古代ペルシャ帝国でも見らたようです。しかし、それらは結び目式ではなく、単純なタオル技法を用いたものでした。 

丈夫なダブルノット、二重結びを生み出したのはトルコ民族でその絨毯織り技法は12世紀、セルジュクトルコ族の西への進出と共に地中海地方にまで伝えられました。

13世紀の旅行家マルコ・ポーロも元への旅の途中アナトリアを通り、コンヤなどの宮殿やモスクで素晴らしい手織り絨毯を目にし、感嘆したことが有名な「東方見聞録」にも記されています。

現在、世界最古といわれる絨毯はロシアの考古学者が南シベリアの氷に閉ざされた古墳から発見したもので、パズルクカーペットと呼ばれています。 1.8m×2mのこの絨毯は紀元前4-1世紀のものといわれ、現在はサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館に保管されています。このパズルクカーペットが堅い二重結びで織られていることから、この絨毯織り技術の歴史の深さを知ることができましょう。パズルク古墳はトルコ系フン族の時代、その地方に住みついた一族の長の墓だったようです。このパズルクカーペットはトルコのダブルノットが見られる最古の例です。

その後、11世紀のセルジュクトルコの時代まで、この絨毯織りがどう発達したかを示す資料はありませんが、トゥルクメニスタンで発見された3-6世紀の絨毯が博物館に保管されています。

トルコの手織り絨毯の発達の様子を辿ることができるのは12世紀以降のことです。国内外に残る絨毯そのものはもとより、15,16世紀のヨーロッパ絵画に描かれたトルコ手織り絨毯も興味を引くのに十分です。15世紀になるとオスマントルコの手織り絨毯がラテン商人の手を経てヨーロッパに輸出され、エキゾチックな美しさと丈夫な実用性を合わせ持つものとして西欧の人々を魅了したのでした。 

一般論としてセルジュクトルコ絨毯などに見られるように、様式化された動物モチーフや幾何学模様が多かった1 4,15世紀に対して16世紀になると様式的な植物モチーフが主流となっています。17世紀は、中央に大きくメインのモチーフを配した“メダリオン”と、植物紋様のディテールを配したオスマン宮廷の絨毯が花開いた時代でした。オスマン帝国時代にもトルコの手織り絨毯を支えたのは根強い伝統だったのです。

19世紀、ドルマバフチェ宮殿の新築という特別な需要もあり、イスタンブール近郊のヘレケとクムカプにオスマン宮廷専用の絨毯工房が建設されました。ここの特別な機で織られた絹の手織り絨毯は今日では博物館ものとされていますが、そのドルマバフチェ宮殿を見学された方は宮廷工房で織られた最高級絨毯の優美さと大きさに驚かれたことでしょう。

1923年に共和国として生まれ変わったトルコでは、時代の波による制約を受け、機械織りに押される傾向もありましたが手織り絨毯の伝統は政府の保護の下に受け継がれています。 

デザインの多様さ、品質、価格を考えてみるとトルコ各地の町や村で個人、あるいは国の補助を受けた工房で織り出される手織り絨毯はいずれも世界のどこにも引けを取らない美しさと丈夫さを誇るものといえましょう。


デザイン、素材、技法
 
 絨毯織りの第一歩はまずデザインを決めることから始まります。熟練した織り手がデザインを決め、結び目数の多い高級絨毯では図案を用意します。方眼紙に描かれたデザインは織り手の助けとなるように機の上部に掲げられます。

国営企業のスメールバンクは長年の地道な調査研究によって、トルコの伝統的デザインのほとんどすべてを再発見し、現代によみがえるものとして市場に出すことに成功しました。先進的な私企業でも独目の努力の結果、古いデザインをモダンなものに生かすことに成功しています。

 幾何学模様には多種多様な柄がありますが、動物、人物、植物を様式化したモチーフがその中にあしらわれることもあります。さまざまな美しい草花を花園のようにいっぱい散らした絨毯の場合フレームにも植物モチーフで囲んで完全なものとなります。 

デザインで最も大切な要素はその均整で、コーナーにゆがみや不揃いがあってはなりません。“ミヒラブ”デザインの絨毯(セジャーデ)は“ミヒラブ”の中やその周りに他のデザインを配し、ボーダーにはアラビア文字が見られます。

次に大事な要素は素材で、絨毯のタイプによって異なりますがウール、シルク、コットン、あるいはフロスシルクと呼ばれる繭綿があります。 

絹の産地は世界にも限られているのですが、ブルサは長い間、絹糸生産のセンターとして、トルコ手織り高級絨毯の需要をまかなってきました。敷物として壁掛けとして、絹の輝きはまさに本物の美しさで他を圧倒します。 

小羊の毛は絨毯の素材として一番ポピュラーなものです。広大なアナトリア高原で草をはむ羊の群れから丈夫で光沢のある上質の毛糸ができるのです。絨毯に使われるウールは特別に丈夫でしかも柔らかいものでなければなりませんので、地方によっては絨毯のための羊毛は昔ながらに手で紡がれています。 

織物工業はトルコの主要産業の一つですが、それを支える綿花の生産量も世界屈指のものとなっています。
下地となる縦糸と横糸にコットンをはり、ウールの色糸をからませ結びつけた絨毯は他の素材のものに比べて一段と丈夫な物になります。
フロスシルクを使った絨毯はカイセリでのみ作られています。フロスの特徴は染色が容易なので、鮮やかな色彩をさまざまに用いることができます。

絨毯織りの機は、水平の横木に縦糸を通すしくみです。この縦糸に図案に即した色糸をからませ結んでいくのです。一目ごとにきっちりと結ばれた糸の端ははさみで切り揃えられ、ビロードのような柔らかな面ができていきます。このようにトルコの手織り絨毯というのは、一つ一つの糸を絡めて結んだ目が何千何万と集まって初めて美しい柄が浮き上がってくるわけです。結び目が堅いほど上等で強い絨毯となります。上等な絨毯が美術品の価値を持つと言われるのはそのためです。

 トルコ絨毯に使われるモチーフには意味を持つものがあります。
 牡羊の角:力の象徴
 糸杉:永遠と生命の木
 運命の車輪:運命の象徴、栄枯盛衰
 衣装箱:嫁入り道具
 小麦:豊かさのシンボル
 目:邪悪を避ける
 さそり:自由とプライド
 頭飾り:結婚生活へのあこがれ
 両手を腰に当てた姿:母性のシンボル、その絨毯を織った女性をも象徴する
 空を飛ぶ鳥:良い知らせ
 つがいの鳥:愛のシンボル
 小麦の穂:誕生と豊穣

 ターキッシュノット(トルコ結び)あるいはギョルデスノットと呼ばれる二重結びの方法は、あらゆるトルコ絨毯に採用されていますが、その他の方法としてセフナつまりペルシャ式の結び方が知られています。トルコ結びは2本の縦糸を絡めるのに対してペルシャ式は1本の縦糸だけ絡めていきます。しかし織り上がった絨毯を見てトルコ結びかペルシャ結びかを判断するのは難しいかもしれません。なお、キリムは絨毯と違い、結び法ではなく平織りです。 

トルコ絨毯はその産地によって色使いにも特微が見られます。昔からトルコではそれを織る家族や工房だけが知っている独特の染料、もちろん自然の植物などからの天然染料で染めた糸を使っていました。今日では草木染めばかりというわけではなく化学染料も広範囲に使われています。

草木染めでは植物の葉や根、実から煮だした色で染めるのですが、絨毯織りにかかわる村々ではボヤルク(染め)と呼ばれる特別な草地にこれらの染料となる植物を栽培しています。染色の秘訣は先祖代々、その家族、一族に伝えられ、今日もトルコ絨毯の美しさを生み出しているわけです。そのような色のトーンの違いを見るのも興味深いものがあります。

それぞれの地方に微妙な差はあるものの、各色にはそれぞれの意味が伝えられています。 トルコ絨毯の基調となる色は赤、そしてそれは冨と喜び、幸福を象徴します。緑色は天国を、青は高貴と崇高さを象徴し、黄色は魔除け厄除けとして、黒は悩める心の浄化を意味しています。 
トルコの手織り絨毯にはその産地による呼び名が使われるのが一般的ですが、現代の手織り絨毯は需要の多様化に応じてサイズもいろいろ、素材も様々な組み合わせが見られます。ある地域では下地にも結びにもウールが使われ、他の地域ではコットンの地にウールの結び糸が使われるというように多様な絨毯づくりが見られます。

サイズと名称
 敷物として、壁掛けとしてあるいは長椅子などのカヴァーとして様々なサイズの手織り絨毯が作られています。そのサイズによる名称は各地に共通ですが、手づくりのため、いささかの寸法の差は避けられないものといえましょう。又、中にはあらゆるサイズの絨毯が織られている地域もあれば、頑固に決まりきったサイズの品だけ生産している地域も見られます。

名称              標準サイズ
小ヤストゥク(枕サイズ)    40×25cm
ヤストゥク           100×60cm
チェイレキ           135×90cm
セジャーデ(礼拝用)      180×120cm又は200×130cm
カルヨラ            220×150cm
ケッレ             300×200cm
タバン             6平方メートル以上
ヨルルク(廊下用)       各種サイズ


絨毯の手入れ方法
 
 敷物として、あるいは壁かけとしても使われる手織り絨毯を美しくしかも長持ちさせるためには日常の手入れが大切です。織り上がった絨毯は色落ちをコントロールするために、特別な洗いの工程を経てから市場に出されますが、けばは埃やごみがつきやすいので、美しい色や肌触りを保つためには定期的な手入れが欠かせません。

家庭での手入れとしては掃除機で汚れを吸い取るのが一番良い方法ですが、機械織りの絨毯と手織り絨毯の扱い方はけっして同じようにしてはいけません。

湿気、油脂、蛾は手織り絨毯の大敵です。万一、絨毯を濡らしてしまったら、すぐに水気を拭き取り、陰干します。時には石鹸水を含ませたスポンジや白い布を固く絞って、一定方向から全体を丁寧に拭いてください。この時、絨毯の裏側を濡らさないようにご注意下さい。濡れた絨毯を乾かすためにはヘアドライヤーを用いるのも効果的です。

手織り絨毯は日常生活に用いるものですが、もし長い間使わないときには防虫剤を入れて布で巻き、乾燥した場所に保管しておきます。へりのふさ飾りがすりきれたら、新しいものと取り替えることもできます。その他、大切な手織り絨毯の本格的手入れは専門家にまかせたほうが安全で確実でしょう。

トルコ絨毯店

トルコの手織り絨毯、その産地
 
 トルコの手織り絨毯はアナトリア絨毯として包括されますが、どの地方の町や村で、あるいは遊牧民=ユルックによって織られたかによって、明らかな伝統を示す特徴があります。

もちろん、織り手の性格や好みが反映されることもあるでしょう。絨毯を織る家庭にとって、そこからもたらされる収入は無視できない家計の助けとなります。織り手のほとんどは女性たちで、家の一隅に機を置き、農作業や家事の合間を見付けては機に向かってその指先から魔法のように美しい絨毯を作り出していくのです。

個人の他に地方自治体が運営する工房や共同作業所も各地に見られます。しかし、オートメーション化した機械では手織り絨毯の暖かな肌触り、風格、個性的な美を造り上げることは不可能です。

上等な価値ある手織り絨毯は個人や企業の工房、政府の保護を受けた研究所…とそれぞれの場でたゆまぬ努力の結晶として、一枚一枚織り上げられているのです。色、柄、サイズなど多様なニーズに応え得る手織り絨毯はこのように限られた場でのみ織られています。 


絨毯の選び方
 
 トルコの手織り絨毯は日常生活に役立つものであると同時に財産としての価値も大きな物ですから、購入に当たっては慎重に選ばなければなりません。多種多様な手織り絨毯を前にしたとき、誰もがその素晴らしさに魅惑されてしまいますが、選ぶときにはまず、あなたの直感、第一印象を大切にすることす。もちろん品質も重要なポイントですから十分に吟味しなければなりません。信用と経験のある絨毯屋が注意深くチェックして選んだたくさんの品の中から、いわば一目惚れの絨毯を見付け出すことができるでしょう。

高級な博物館もののアンティーク絨毯は見付け出すのも難しく、価格も一般庶民の手の届くものではありません。一般的なアンティークものと呼ばれる絨毯でもかなりの目利きの絨毯専門家でないと、品を探し出すのも値踏みすることも難しく、また簡単に国外に持ち出すこともできません。

 何世紀もの間、トルコ手織り絨毯は同じテクニック、同じデザインで織られ続けてきましたが、今日では昔に比べるとかなりヴァラエティーに冨んでいます。上質な絨毯のみを織る工房に展示された結び目の多い絨毯をよく見ると品質の違いがおわかりでしょう。

 信用の置ける絨毯屋では質の悪い絨毯は織りもしないし、売りもしないものです。このように品質を保証された絨毯が市場に出回ったおかげで1900年代後半のトルコの絨毯産業は活気づき、第二の黄金時代を迎えています。

近い将来、今日の手織り絨毯は必ず価値ある遺産となるでしょう。
 ほんの一枚の上質な手織り絨毯で、その空間の雰囲気ががらりと変わり、いきいきとしたお洒落なムードが漂うでしょう。


へレケ(HEREKE)
 
ヘレケはイスタンブルの東60kmの小さな町、ここで世界に知られた最高級のシルク絨毯が織られています。 100パーセントシルクのヘレケ絨毯は、その品質と価値において並ぶもののない高級品の代名詞となっています。

19世紀、オスマントルコのスルタン(皇帝)の命令で、ここに絨毯工房が建設されたのは主に宮殿や高宮たちの特別な需要に応えるためでした。大がかりな機が設置され、熟練した技を誇る織り手がここに集められ、生涯の傑作ともいえるような見事な絨毯をこつこつと仕上げたのです。その何枚かはドルマバフチエ宮殿の数々の華麗なサロン、大広間などでに華を添えています。

ヘレケのシルク絨毯を代表するモチーフは、自然主義的な細かい草花模様でプラム、チューリップ、カーネーションやバラ、その他の草花が咲き乱れ、春の花園のような華やかさを見せています。1平方メートルになんと100万もの結び目が織り込まれているこれらのヘレケシルク絨毯は現代の絨毯の最高峰といえましょう。

ブルサで作られる絹糸を用いたシルク絨毯の他に、ヘレケではウール絨毯でも定評があります。
シルク絨毯はテーブル敷きからタペストリーまで、サイズも用途もいろいろですが、ヘレケのウール絨毯は居間や寝室、ダイニングルーム用に用いられます。トルコ絨毯の需要が高まるに連れ、近年ではヘレケの特別なデザインを用いた大小の絨毯がヘレケ以外の土地でも作られるようになってきました。いずれにしても、結び目の詰まった質の良いものだけが高級品と呼ばれる価値を持つものです。


カイセリ(KAYSERI)
 
 カッパドキア地方の中心都市カイセリは、昔からキャラバンが行き交う交易の要所として賑わってきた町です。そして又、トルコ手織り絨毯の主要産地としても大きな役割を果たしてきました。カイセリ市と近くの町や村にとって、絨毯織りは経済的にも重要な産業となっています。カイセリ絨毯の特色は幅広い素材とテクニックが採用されていることでしょう。サイズの種類の多さでも群を抜いています。

 カイセリはヘレケと並んで上質なシルク絨毯で知られています。ヘレケ同様にブルサの絹を用いたカイセリシルク絨毯は艶のある明るい色を用いて装飾的な美しいものです。結び目の堅さがモチーフの隅々までくっきりと描き出しています。この特色はカイセリ独特のフロスシルクの絨毯にもあてはまります。鮮やかな色調が魅力のておりフロス絨毯は、お部屋をクラシックにもモダンにも飾ることができます。特に伝統的な花柄の絨毯は楽園の趣が感じられます。

 カイセリ地方ではウールでも様々な色、柄、サイズの絨毯が織られています。近郊の町の名をとった“ビュンヤン”絨毯と呼ばれるものもあります。
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