トルコ旅行(ツアー・観光)専門の人気ナンバーワン旅行会社
『ターキッシュエア&トラベル』

ターキッシュエア&トラベル
日本旅行業協会

観光庁長官登録旅行業第1997号
日本旅行業協会 正会員
東京商工会議所 会員

電子旅行取引信頼マーク

弊社はJATAがインターネット電子旅行取引で
一定の要件を満たす当該者のHPに対し認定する
e-TBTマークを取得しています

* カッパドキア旅行ガイド
カッパドキアの魅力とは?歴史・気候や観光名所とツアーの選び方を解説

カッパドキアには独特の奇岩群や地下都市など、数多くの観光名所があります。歴史も自然も豊かなエリアであるため、十分に満喫するには現地の観光情報をあらかじめ知っておくことが大切です。そこで、この記事ではカッパドキア観光で役立つエリアの基本情報や4つの観光名所、さらに現地滞在の楽しみ方や、ツアーの選び方について解説します。

カッパドキアには巨大なユネスコ世界遺産があります。キノコ岩や地下都市、宗教的遺産など、自然遺産と文化遺産のどちらの基準をも満たす複合遺産が存在する、世界でも珍しい場所です。観光スポットがとても多いので、効率よく旅を楽しむためにはあらかじめ情報収集しておくことが鍵となります。この記事で、カッパドキア旅行を楽しむための情報や、最適なツアーの選び方を解説していきましょう。

カッパドキアツアー一覧ツアー一覧アイコン

1.カッパドキアへの旅行前に知りたい3つの基本情報

その土地のことをよく知れば、旅行の楽しみが2倍、3倍に膨らむでしょう。ここでは、カッパドキアについての基本的な概要、歴史、気候、そして観光する上での魅力にも触れながら説明します。

1-1.概要

カッパドキアはトルコのほぼ中央、アナトリア高原に位置するエリアを指す呼び名です。また、大奇岩群のことを指す名称としても使われています。現在の首都であるアンカラの南東部に位置するカッパドキアには、アナトリア高原の火山が噴火したことにより、火山灰や溶岩が堆積した凝灰岩による岩場ができ上がりました。この岩石が長い時間をかけて風雨にさらされ、奇妙な形の奇岩となったのです。この奇岩群の中でも特に観光名所として有名なのが「3姉妹の岩」「妖精の煙突」「らくだ岩」の3つで、写真などで見たことのある人もいるでしょう。

カッパドキアの歴史は古く、かつて迫害から逃れたキリスト教信者が、伝統的に住み続けた町だとされています。そのため、教会・修道院・壁画などの宗教芸術も多く残っており、歴史を垣間見ることが可能です。

伝統的にキリスト教徒が生活していた地帯で、かつてはローマ帝国やイスラム勢力から隠れて地下都市を作り上げていた場所でもあります。そのため、岩窟教会や修道院などの歴史的名所や、そこに残された絵画などの美術品なども多く遺されているのです。かつてヒッタイト帝国時代の交易でも栄え、シルクロードの終着エリアでもあったこの地域は、絨毯や伝統工芸品などの特産品が数多く、ワイナリーもあり、観光地としてはトルコ内でも屈指の名所となっています。そのため国内外から多くの観光客が訪れており、2019年上半期には過去3年間と比べ85%増となる、約125万人の観光客がカッパドキアを訪れたとトルコ・ラジオ・テレビ協会は報じました。


1-2.歴史

トルコの地には、かつてヒッタイト帝国やアルメニア朝をはじめ、巨大な帝国が築かれていました。カッパドキアは地理的に、また、さまざまな資源を持つ要所として各時代の覇者たちの関心を得ることとなったのです。細かな町の様子は、紀元前400年頃の記録に残されており、古い歴史を持つ土地であることが証明されています。カッパドキアの発祥には諸説ありますが、アラブ人から逃れたキリスト教の信者らがこの地にたどり着き住みついたとされる説もあり、現在でもキリスト教会は観光遺産として公開されているのです。

そのような経緯から、カッパドキアでは地下都市が発展しました。特に大きな地下都市となったデリンクユとカイマクルでは、いずれも数千から数万人もの住民が暮らしていたとされる説もあり、現在でも観光名所の1つとして残っています。地下都市の存在が知られ、本格的に調査されるようになったのは1965年からと比較的最近のことです。未だ全容が解明されないままとなっている地下都市の存在は、訪れる人を古代のロマンに誘いつつもミステリアスな気持ちにさせる場所となっています。

カッパドキアには伝統的なキリスト教だけではなく、その後流入してきたイスラム教も入り混じり、宗教色や教養豊かな町として数々の文化遺跡があるのです。


1-3.気候

カッパドキアの位置する中央アナトリアの気候といえばステップ気候であり、やや乾燥している草原気候の中にも日本と同じように四季を楽しむことができます。夏は東京と比べると少し涼しく、最高気温が20度台後半となります。秋には紅葉に染まる岩山の木々を、冬には最低気温が氷点下になることもあり雪が積もって白くなった奇岩群の景色を楽しめることもあるでしょう。雪が積もることもあるため、防寒具を準備しましょう。

カッパドキアは1年を通して観光ができますが、旅行におすすめなのは4~11月にかけてですが、最も気温の上がる7、8月には最高気温が30度になり、一方で最低気温は15度ほどと、日較差が激しいです。ですから、気温変化に合わせることのできる衣服の準備をして出かけましょう。同時に真夏時期の日差しは非常に強いので、帽子やサングラス、長袖服などのアイテムで紫外線対策もしてください。なお、年間で最も雨量の多い5月頃でも月間降水量は50mm程度で、東京の12~2月の真冬シーズン並みの雨量ですから、やはり乾燥した地域であるといえます。気温の比較においても年間を通して東京よりも気温が低く、冬は最低気温が氷点下になる日もあるほどです。

自分が体験してみたいことや見てみたい風景などを考慮したうえで、観光する季節を選ぶと良いでしょう。特産品も多く、具体的には「絨毯」「ワイナリー」「伝統工芸品」などが挙げられます。カッパドキアは神秘的な雰囲気や自然が作り出したユニークな造形美が魅力であり、トルコ内でも屈指の観光地として知られています。


2.カッパドキア観光の定番!4つの名所

カッパドキアには、数多くの観光名所があります。なかでも、旅行客に人気の高い4つの観光名所について見ていきましょう。

2-1.ギョレメ国立公園・野外博物館

アナトリア中央部ネヴシェヒル県に位置する「ギョレメ」は、定番の観光地です。この名前には馴染みがない人も多いかもしれませんが、一般に「カッパドキアの奇岩群」と聞いてイメージする場所は、このエリアのことといえるでしょう。

レストランやお土産ショップなども多く、現地の拠点としても選ばれるエリアといえます。1985年には「ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群」としてユネスコ世界遺産リストに登録され、カッパドキア観光では最も人気な場所の一つとして知られています。

1985年にギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群として、ユネスコ世界遺産リストに登録されました。

ギョレメ国立公園は、圧倒的な景観と独自の地形が特徴です。古代の火山活動の結果、降り積もった火山灰や溶岩などが堆積して凝灰岩となったものが、この地域の奇岩群のベースです。そのようにして積もったものが、場所によっては断層となったり、風化したり、川によって削り取られたりして、不思議な景色を持つ一帯ができ上がりました。この場所で、遥か昔から続いている地球の活動の証を見て、さまざまな形をした岩山が立ち並ぶ様子を楽しんでください。さらにここでは自然の偉大さだけではなく、キリスト教徒が迫害から逃れるために作った岩窟教会や聖堂、修道院といった文明的な遺産を見学することができます。最盛期には350~500もの教会があったといわれており、そのうち約30の教会がギョレメ野外博物館として見学可能です。

ギョレメ国立公園内のギョレメ野外博物館には、「岩窟教会」「聖堂」「修道院」といった宗教的遺産があります。代表的なものはへび教会やりんご教会などです。教会では、美しい宗教画などを見学できます。なかでも信徒によって描かれたフレスコ画は保存状態が良く、色あせない美しい姿を見ることが可能です。日本語に対応した音声オーディオなども用意されており、説明を聞きながら見学すると、より知識を深められます。


観光客による施設内での写真撮影が禁止されているため、現地に行かなければ見る機会が少ない貴重な絵です。岩肌がむき出しで、まるで廃墟のようにすら見える外見からは想像もつかないほど美しい絵の数々を見ることができ、その内と外とのギャップに驚かされるでしょう。

噴火によって発生した岩が長い時間をかけて風化し、まるで煙突のように林立している非常に珍しい景観を臨めます。また、火山活動によって発生した火山灰や溶岩によって、非常に複雑な地形になっています。公園内の不思議な空間は散歩をしているだけでも、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような感覚を味わえると人気です。

なお、ギョレメ野外博物館は観光時に暑さ・寒さ対策をきちんと行うのが肝心です。野外での観光となるため、暑さが厳しい夏は早朝、寒さが厳しい冬は昼間を選ぶなど、訪れる時間帯に気を付けると良いでしょう。

2-2.パシャバー地区

ギョレメ国立公園の中心部から、車で10分ほどのところにパシャバー地区と呼ばれるエリアがあります。パシャバー地区は、地面から突き出すキノコ岩が谷一面に林立している様子が見られるところです。
この岩には「妖精が住んでいる」という言い伝えがあることから、「妖精の煙突」という名の神秘的な奇岩があります。国外の人たちからは「妖精の煙突」と呼ばれていますが、トルコの人たちからは「修道士の谷」(Monks Valley)という名で親しまれています。それは、かつてこの地に聖シメオンという名の修道士が住んでいたからなのです。聖シメオンはこの奇岩を掘り、中でひっそりと暮らし、キリストへの信仰を深めていました。彼は次第に岩の上の方に住まいを作り、俗世との関わりを切り離して暮らしたといいます。

隠れ住むために岩場を掘って居住空間や修道院にしており、内部に入って見学することも可能です。聖シメオンはどのような景色を眺めて過ごしていたのか、見学をしながら考えを巡らせてみるのも良いでしょう。なお、このエリアは地面が隆起していて、高い位置から一帯を眺められる場所が多々あります。奇岩の隙間から差し込む日の光がとても美しく、日の出や日の入りを眺める絶景ポイントとしても人気なので、ぜひ高いところからの眺望を楽しんでみてください。

また、谷間にはお土産や飲食類を扱うショップもあります。カフェもあるため、観光に疲れたらワインやジュースを飲んで休憩すると良い思い出になります。


2-3.クズルチュクル渓谷

クズルチュクル渓谷は、辺り一面が岩場というエリアです。奇岩群が複雑な地表を形成しているのが大きな特徴といえます。また、奇岩群に沈んでいく真っ赤な夕陽は絶景で、カッパドキアのなかでも特に迫力あるサンセットポイントです。複雑な地表が夕日で赤く染まっていく様子がまるで「バラが咲くようだ」とたとえられ、「ローズバレー」と呼ばれるようになったのです。夕日の暖かさを感じさせる桃色から紫色に移り変わる風景は、魅了されてしまう人も多くいます。

なお、クズルチュクル渓谷は拠点となるギョレメ中心地から離れているため、あらかじめ移動手段を考えておく必要があります。タクシーを利用する、もしくはクズルチュクル渓谷の観光が予定に組まれているツアーに参加すると良いでしょう。

3.カッパドキア滞在を満喫したい!現地での楽しみ方

せっかく旅行に訪れたのなら、現地ならではの体験をしたいという人も多いでしょう。カッパドキア滞在中に体験できるホテルや食事、レストランやアクティビティなど、現地での楽しみ方について紹介します。

2-4.カッパドキアの地下都市

トルコ・カッパドキアの地下都市は、現地で人気の観光スポットです。「デリンクユ」や「カイマクル」といった有名な地下都市があり、その規模の大きさや、謎に包まれた歴史は非常に魅力的です。事前に基礎知識や入場情報を知っておくとスムーズに観光が楽しめます。本記事では、カッパドキアの地下都市の概要や、人気の地下都市の魅力、注意点などを解説します。

1.カッパドキアの地下都市とは?観光前に知っておきたい基礎知識

大人気の観光地カッパドキアですが、地上だけではなく、地下にも魅力的な遺跡が存在しています。それが謎に包まれた地下都市です。この地域には火山灰が堆積してできた柔らかい岩石や、凝灰岩を削って造られた、地下に広がる大規模な遺跡があります。現地の言葉では「イェラルトゥ・シェヒル(地下都市という意味)」と呼ばれ、世界的に人気の観光スポットになっています。地下都市は大小250余りもあるとされていますが、特に有名なのが「デリンクユ地下都市」と「カイマクル地下都市」の2つです。地下5層以上におよぶ巨大な空間を形成し、5000人以上の人々が生活していたと考えられています。内部はアリの巣のような構造になっていて、教会、学校、病院といった都市機能や、水場、台所、寝室といった住居機能が充実しており、不自由なく人々が生活していたことがわかっています。


・地下都市の謎
これほど大規模な地下都市ですが、未だに謎が多く、いつ、誰が、何のために造ったのかは解明されていません。アラブ人の迫害から逃れたキリスト教徒が隠れ住んでいた時期があり、実際に礼拝堂なども備わっているため、宗教的遺産という点からも重要な遺跡となっています。ただし、紀元前400年頃のギリシャの歴史学者クセノポンが著した「アナバシス」の中で、既に地下都市の様子が記録されているので、キリスト教の発生以前から存在していたものと考えられています。キリスト教徒は既にあった地下空間を利用して拡張していったのでしょう。地下空間は温度が一定に保たれているので、夏は涼しく冬は暖かく過ごすことができます。地上の厳しい気候から食料などを守るのに適しているのと、この地域の地盤が比較的柔らかな岩石でできていたために、自然と地下に生活の場を広げていったのかもしれません。

・新たな発見と観光
2014年には中心都市ネブシェヒルの市街地に、さらに大きな地下都市が発見されました。発掘途中ではありますが、これまで最大とされていたデリンクユよりも30%ほど大きいと推定されています。現在、地下都市はデリンクユやカイマクルなどの一部が公開されており、実際に入場して、希望ならガイドをつけて説明を受けながら、迷路のように入り組んだ地下都市を巡ることができます。日本では知らない人もまだ多いですが、今後、知名度は高くなっていくでしょう。

2.カッパドキア人気の地下都市1:デリンクユ

デリンクユ地下都市は、現在、見学可能な最大規模の地下都市です。その特徴や歴史、入場するための情報を紹介します。

2-1.特徴

デリンクユは「深い井戸」という意味をもち、広さ約4平方キロメートル、深さ約85メートルというカッパドキア最大規模の地下空間を有する地下都市です。内部では5000~1万人が生活していたとされています。現在は地下8階まで見学が可能ですが、さらに、地下16階まで地下空間が存在していることが確認されています。

地下都市の各層は階段と傾斜した通路でつながっています。通路は迷路のように入り組み、高さは低く、人が屈んでやっと通れるほどの狭い場所もあります。寝室や厨房として使われていた部屋があるほか、地下1階から3階には、それぞれワイナリーや羊小屋、貯水池、トンネルがあり、充実した居住環境だったことがうかがえます。換気のための通気孔は深さ約80メートルにも達し、最下層は貯水池として利用されていました。

学校、洗礼堂といった都市のような共同機能もあり、地下にもかかわらず、一つの都市として十分な役割を果たしていたようです。外部との出入口には滑車を利用して上下に移動するエレベーターも設置されていました。外敵から内部を守るため、通路が狭まっている場所や、武器庫、避難所といった施設も確認できています。通気孔の上部には見張り台が設置され、敵が接近した場合には、松明を落として各階へ知らせることができる造りにもなっているようです。このような内部構造から、一時的な避難場所ではなく、恒久都市として人々が暮らしていたと考えられています。


2-2.歴史

標高1000メートルの高原にあるカッパドキア地域は、火山活動が盛んな地帯です。デリンクユは火山の噴火で発生した火山灰に埋まっていたエリアですが、この地に住み着いた人々が火山灰で形成された柔らかな岩石帯を地下に掘り進めて行った結果、現在の姿が形成されてきたのです。この地下都市が発生した時期や、誰によるものかなど、正確な史実はわかっていませんが、いくつかの定説があるので紹介します。

・説1(ヒッタイト人説)
紀元前15世紀~12世紀頃、この地に栄えたバビロン第1王朝を滅ぼしたヒッタイト人が、フリギア人の急襲から身を隠すために地下深くにトンネルを作ったとする説です。ヒッタイト人は鉄製の道具(鉄器)を開発したとされる民族で、地下都市の遺跡からヒッタイトの遺物も少数発見されています。

・説2(フリギア人説)
紀元前8世紀~7世紀頃、ヒッタイト滅亡後にこの地に王国を築いたフリギア人が最初に作ったとする説です。フリギアの建築家たちは、当時高い技術力を持っていたため、この地下都市の建造が可能だったと考えられています。遺跡内で発見されたヒッタイトの遺物は、戦いの戦利品だったとされています。

・説3(ペルシャ人説)
フリギアの後、この地を支配したペルシャ帝国の人々が地下都市を造ったという説です。ゾロアスター教の経典に、伝説のペルシャ王イマが地下に宮殿を建設したという記述があり、これがペルシャ人説の根拠になっています。

2-3.入場情報

デリンクユ地下都市へのアクセスは、カッパドキア観光の拠点の一つである「ユルギュップ」のバスターミナルから車で1時間かかります。営業時間、定休日、入場料などの情報は下記の通りです。人気スポットのため、もともとツアーに組まれているケースが多いです。

・営業時間:8~19時(冬季は16時45分まで)
・定休日:なし
・入場料:大人15トルコリラ、子供無料(12歳以下)
・事前予約:不要
・所要時間:1時間程度
・駐車場:有料駐車場あり
*営業時間・料金は変更になる場合があります。


3.カッパドキア人気の地下都市2:カイマクル

次に、カイマクル地下都市について、特徴や歴史、入場するための情報を紹介します。デリンクユよりも歴史は古く、カッパドキア最古の地下都市と言われています。

3-1.特徴

カイマクル地下都市は、地下8階、深さ50メートルを超える巨大な空間で、約5000人もの住民が住んでいたと推定されています。内部には、教会、学校、食料や物品の貯蔵庫、ワイナリーがあり、生活するための機能が備わっていました。地下通路は迷路のように広がっていますが、観光ルートが表示されているので迷うことはないでしょう。通路の途中には強化ガラスが張ってあり、階下の様子を見られる場所もあります。

地下1階は動物を収容する場所に使われていました。動物を地下深く連れて行くのが難しかったからでしょう。教会は地下2階にあり、礼拝や儀式が行なわれていたようです。この階には外敵の侵入を防ぐために、通路をふさぐ大きな円形の岩が備えつけられていました。地下3階には食料やワインの貯蔵庫として利用された広々とした部屋があり、人々の地下都市での生活の様子が想像できます。

何世紀にもわたって人々が住み続けたために、拡張を繰り返していったとされ、地下都市内部には複雑なトンネルが形成されています。先述したデリンクユ地下都市と同じように、ローマの迫害を逃れてキリスト教徒が身を隠しながら生活したとされています。デリンクユ地下都市とは約10キロメートル離れており、地下通路によってつながっていたと考えられているようです。


3-2.歴史

カイマクル地下都市もデリンクユ地下都市と同じく、発祥の時期や目的は解明されていませんが、迫害から逃れたキリスト教徒が身を隠すために、トンネルを掘り進めて地下都市を拡張していったものと考えられています。発祥の時期は紀元前からという説がありますが、他にも2000年前頃のローマによる宗教弾圧のときや、10〜12世紀にトルコで略奪軍が発生したときという説もあります。

武器庫や円形の石扉など、都市を守る工夫がされており、外敵との対立の歴史を推測させる施設が多く残っています。20世紀半ばに一般人によって偶然発見され、その後、20世紀後半から現在にかけて調査が進められてきました。調査を進めるほど新しい通路や新事実が発覚し、その全容はまだわかっていません。

3-3.入場情報

カイマクル地下都市へのアクセスは、タクシーで「ユルギュップ」から50分、「ギョレメ」から40分、「ネヴシェヒル」から35分かかります。営業時間、定休日、入場料などの情報は下記の通りです。こちらも人気スポットのため、ツアーに組まれているケースが多いです。

・営業時間:8~19時(冬季は17時まで)
・定休日:なし
・入場料:大人30トルコリラ
・事前予約:不要
・所要時間:1時間程度
・駐車場:なし
*営業時間・料金は変更になる場合があります。

カッパドキアツアー一覧ツアー一覧アイコン

4.カッパドキア地下都市の観光を満喫するためのコツや注意点

デリンクユとカイマクルの地下都市を紹介した後は、地下都市を見学する際に、より楽しめるポイントや注意点について説明します。

・ガイドを付ける
カッパドキアの地下都市は、歴史的かつ宗教的にさまざまな意味があるエリアがあります。そのため、詳しいガイドを付けた方がより理解が深まり楽しむことができます。

・服装や荷物に注意する
地下内では狭い空間を通ることがあり、屈むような姿勢で進まなければならない場所もあります。動きやすい服装と歩きやすい靴で見学しましょう。大きめの荷物は邪魔になるので、持ち込まないようにします。

・ライトを用意する
地下都市の内部は照明でライトアップはされているものの、なかには暗い場所もあります。スマートフォンのライトや懐中電灯があると便利です。頭に装着するヘッドライトがあれば、両手が自由に使えるのでおすすめです。バッテリーや電池の予備も準備しておきましょう。

・腰痛や膝痛のある人は注意
腰痛や膝痛のある人や、屈んだ状態で歩行するのが困難な人は、細い通路に一旦侵入すると戻りにくい場所があります。無理に進んで途中で痛みが発生すると危険です。一人で見学するのは控えたほうが良いでしょう。

・トイレ
地下都市内にはトイレがありません。デリンクユやカイマクルの地下都市を見学するには1時間程度かかりますので、見学前に地上にある観光客用のトイレを利用しておきましょう。

5.地下都市やカッパドキア観光を最大現楽しむツアーの選び方

地下都市を見学するのにかかる時間は1時間程度ですが、中心部のギョレメから地下都市へ移動するには、タクシーで約40~50分程度かかります。自分で行くには、事前に交通手段を確認し、ある程度の余裕を持った時間を見積もっておく必要があります。

地下都市の見学をはじめ、カッパドキア観光を最大限に楽しむためには、あらかじめ地下都市見学が組み込まれたツアーを組んでおいたほうが便利です。短い旅行期間の中で効率的に観光を楽しむことができ、現地であれこれ調べたり、迷ったりすることもないので安心です。現地ガイドを付ければ、歴史や宗教的な背景も説明してくれるので、より深く観光を楽しむことができます。

3.カッパドキア滞在を満喫したい!現地での楽しみ方

せっかく旅行に訪れたのなら、現地ならではの体験をしたいという人も多いでしょう。カッパドキア滞在中に体験できるホテルや食事、レストランやアクティビティなど、現地での楽しみ方について紹介します。

3-1.洞窟ホテル

カッパドキアは非常に見どころが多く、1日ではとても回りきれません。日の出から日没まで、時間ごとに表情を変える景色を楽しむためにも、洞窟ホテルを利用してカッパドキアの雰囲気をより長く深く味わうことができる旅行が人気です。

発達した地下都市ですが、今では日常的に人が暮らす場所ではありません。しかし遺された数多くの古い洞窟を改装し、人が住めるようにした「洞窟ホテル」が名物です。世界遺産にもなっている美しい風景に溶け込む見た目や、その洞窟ホテルごとに異なる内装を楽しめるのが魅力です。洞窟のなかで寝泊まりをするといった特別な体験ができます。洞窟ホテルはその性質上、外気から守られており、夏は涼しく冬は暖かいのが特徴です。基本的には冷暖房、

テレビ、インターネットといった現代的な設備は一通り完備されているホテルが多く、快適に過ごせる環境でありながら古代遺跡の中で生活をする体験が可能とあって人気です。


洞窟ホテルは数もとても多く、「これぞ洞窟ホテル!」という雰囲気満点のホテルやリゾート仕様でどちらかといえば一般的なホテルのようなところなど、選択肢があるので好みのタイプで選べます。
例えばギョレメには、古城のような全室スイートの洞窟ホテルもあります。部屋によっては窓からの美しい景観や洞窟プールなども楽しめ、ラグジュアリーな体験ができます。さらにホテルによっては、部屋の蛇口をひねると名産であるワインが流れ出てくるというところまであり、さまざまな楽しみを得られるでしょう。宿泊客の多くが日本人、というホテルもあるので旅慣れない人でも安心して泊まれる洞窟ホテルを見つけられるはずです。日本と比べて割安な設定が多いため、コストパフォーマンスに優れているのも魅力です。また、中にはカッパドキアでも有名な本格的なトルコ料理レストランが入っているホテルもおすすめで、食にこだわる人も納得のホテルに出会えるでしょう。

3-2.食事

トルコはフランス料理や中華料理と並ぶ、世界三大料理の一つです。東洋と西洋が混ざり合う、独自の食文化が根付いています。料理はトマトベースに肉・野菜・豆類といった、旬の新鮮な食材を煮込んだものが多くみられます。味付けは塩が多く、香辛料はタイム・ミント・トウガラシなどが多く使われているのが特徴です。日本人の口にも合いやすいため、さまざまな料理を味わってみると良いでしょう。

トルコの代表的な料理には、「マントゥ」や「ケスティ・ケバブ」などが挙げられます。マントゥは「マンティ」とも呼ばれ、挽肉などを小麦粉の生地で包んでゆでた、水餃子のようなものです。トルコではヨーグルトソースをかけて食べるケースが多いといわれています。テスティ・ケバブは素焼きの壺に、羊肉や野菜を入れて焼いたものです。焼いたあと、壺を割るパフォーマンスが見られることもあります。

基本的には、肉料理が多く、羊肉もよく食されています。しかし、カッパドキアにはクズル・ウルマック=赤い川という意味の川が流れており、そこで獲れるマスなどの魚料理を味わうこともできるのです。

また、カッパドキアはぶどうが特産となっており、洞窟環境を使ったワイナリーも点在しています。

ウチヒサールには老舗の大きなワイナリーもあり、お土産用には奇岩群が掘られた陶器入りのワインも売られているので、要チェックです。さて、美味しいワインと共にトルコ料理を楽しめる場所はというと、1つには洞窟レストランが挙げられます。洞窟ホテルに泊まる機会が得られなかったとしても、もう少し気軽に洞窟の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか。
洞窟レストランのテーブルやイスは岩を彫って作られたもので、そこでしか味わえない雰囲気のなか、おいしい食事を楽しむことができます。


3-3アクティビティ

カッパドキアの定番のアクティビティには、「熱気球ツアー」が挙げられます。熱気球は夜明け前から準備を行い、朝陽に照らされた奇岩群を一望できる最高の手段なのです。空から広大なカッパドキアの景色を見渡すことができます。

また、「レンタサイクル」や「レンタバギーカー」も人気のアクティビティの一つです。現地の町の様子を詳しく眺めながら観光できます。さらに、川をゆっくりとゴンドラで周遊するツアーもあります。のんびりとした時間を過ごしたい、ロマンチックな雰囲気を楽しみたいという人にもおすすめです。


3-4.熱気球ツアー

もしすでにカッパドキアについての情報を探したことがあるという人ならば、空中にたくさんの熱気球が飛んでいる写真を見たかもしれません。実は、カッパドキアではアクティビティとして熱気球ツアーが定番となっているのです。カッパドキアには、かなり広範囲に渡って奇岩などの風景が広がっています。ですから、その不思議な景色全体を一望するためには、空中散歩が最高の手段となるわけです。カッパドキアは、基本的に平野地帯で見晴らしが良いので、空の上から遠くの方まで存分に景色を楽しんでみてください。

気球ツアーでは、サンライズツアーが人気となっています。ホテルを日の出前に出発して軽食をとり、朝日が昇るタイミングを見計らって地上から数千フィートの上空で日の出と、朝日に照らされたカッパドキアの景色を味わうのです。空中に浮遊する色とりどりの熱気球も、美しい景色の1つとしてカッパドキアの空を彩ってくれるでしょう。

ツアーの一例を紹介すると、朝4時に集合し、その後用意された軽食を取ります。そして気球が膨らむ様子を見学しつつ、気球が膨らんだら点火です。日の出タイミングよりも先に気球に乗り込み、上空にてベストタイミングを待ちましょう。約45分~1時間程度の空中散歩を楽しんだのちに着陸、解散となり、ホテルへ戻るのが朝9時前というスケジュールになります。


4.カッパドキア滞在で気をつけたいポイント

カッパドキアに滞在する際、注意したいのが「気候」です。穏やかな気候ではあるものの、岩場地帯ということもあり、寒暖差が激しい傾向です。上着が必要になるため、しっかりと用意しておきましょう。また、夏は日差しが強いため、紫外線対策として長袖やサングラス、帽子や日焼け止めなども準備しておく必要があります。

次に、気を付けたいのが「決済」です。通貨はトルコリラで、現地で両替をするとレートが良いためおすすめです。なお、クレジットカードが利用できない店もあるため、注意しましょう。さらに、「水」にも気をつける必要があります。トルコの水道水は基本的に硬水で飲めることもありますが、日本人には合わないことも多いといわれています。また、エリアによって水道事情が異なるため、極力ミネラルウオーターを飲むように心がけると安心でしょう。

それに加えて、「トイレ」事情について知っておくのが肝心です。カッパドキアでは洋式トイレが普及しているものの、日本とはマナーが異なる場合があります。紙は流さずに「ゴミ箱に捨てる」というケースもあるため、注意しましょう。


5.カッパドキア観光を満喫するツアーの選び方

カッパドキアには観光名所となる場所が非常に多く、さらにそれぞれのスポットの中にも見所がたくさんあるので、1日ですべてを見尽くすことはできないでしょう。効率よく、そして各場所に秘められた歴史的背景や宗教的な意味などをツアーガイドによる詳しい説明を聞きながら巡れば、楽しみも倍増するというものです。ですから、カッパドキア観光においてはある程度まとまった日数で、少人数でじっくりと味わう旅をするのが理想的といえます。

「ターキッシュエア&トラベル」はトルコ専門の旅行会社です。パッケージツアーのみならず、オーダーメイドの個人旅行や最大17名の限定ツアーなど、旅行者の都合や興味に応じてさまざまなツアーを組むことができます。見所である洞窟ホテルや人気の気球ツアーなどが初めから組まれているプランも多いので、ゆっくりとカッパドキアを体験できるツアーを選んでみてください。

カッパドキアツアー一覧ツアー一覧アイコン

カッパドキア旅行は現地に精通した専門会社のツアーがおすすめ

自然が生み出した稀有な奇岩群が作り出す異世界のような景観、そして地下都市などの文明遺産など、カッパドキアを十分に満喫するには1週間以上の余裕を持ったツアーが適しています。「ターキッシュエア&トラベル」は現地情報に精通しているので洞窟ホテルや人気の熱気球ツアーも提供可能です。また、サポートも手厚いので、現地でも安心して楽しめます。ぜひ1度「ターキッシュエア&トラベル」にお問い合わせください。
Copyright © トルコ旅行(ツアー・観光)専門の人気ナンバーワン旅行会社
『ターキッシュエア&トラベル』 , All rights reserved.

ページ上部へ戻る