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トルコ料理

ムサカの絶品簡単レシピ!トルコやギリシャの定番のナス料理


ムサカは、ギリシャやトルコ、エジプトなど東地中海沿岸の伝統的な野菜料理です。ギリシャ料理の代名詞ともなっているムサカですが、東地中海の国々で広く食べられていて国によりレシピが少しずつ異なります。

ここでは、各国のムサカの歴史や文化、簡単レシピなどを徹底解説します。

ムサカとは?

ラザニア
ムサカは、ナスやトマト、じゃがいも、各種のスパイスから作られる東地中海地域の伝統的な野菜料理です。ヨーロッパやアメリカなどにも普及している現代的なムサカのレシピでは、ひき肉(ミートソース)やベシャメルソース(ホワイトソース)をナスなどの野菜に重ねてオーブンで焼きます。

ギリシャ語では「μουσακάς」、トルコ語では「musakka」、英語では「moussaka」と表記します。ムサカはアラブ発祥という説が有力であり、アラビア語では「musaqqaʿa」、語源は“冷やしたもの”。そのため、アラブ諸国では冷菜として食べられることが多くあります。

一方、ギリシャやトルコなどでは温かい状態または常温で出されるのが一般的です。

各国のムサカの違い

ギリシャ ソテーしたナスやじゃがいもにミートソース、ベシャメルソースを層状に重ねてオーブンで焼く
トルコ ローストまたは揚げたナスにひき肉、ピーマン、玉ねぎ、トマトなどを加えて混ぜてオーブンで焼く
エジプト ナスやひき肉、玉ねぎ、トマトなどを煮込む
ブルガリア じゃがいもや玉ねぎ、トマトなどを煮込み、上からヨーグルトソースをかけてオーブンで焼く
レバント トマトやナス、ひよこ豆などを加えて煮込み、冷やしてから食べる

ムサカの歴史|起源・発祥はどこ?

ムサカをギリシャ料理と考える人も多いでしょう。実際、現在中東以外でもよく知られているレシピは、1920年代にギリシャ人のシェフ「ニコラオス・ツェレメンテス」が考案したものです。彼は、ギリシャ料理にフランス料理の要素を取り入れ、東洋的な要素を取り除いてギリシャ料理の「脱亜入欧」を目指した料理人です。

しかし、当のギリシャでは、ムサカはもともとナスと共にレバント(現在のシリア・レバノン・ヨルダン・イスラエル辺り)などアラブ地域から紹介されたと考える人がいます。実際、『The Baghdad Cookery Book(バグダッド料理本)』と呼ばれる13世紀のアラビア料理本には、「Muqatta’a」または「Maghmuma」というムサカの原型と思われるレシピが掲載されています(ナス・玉ねぎ・肉・スパイスなどを層状にして火にかけて作る、と記載)

また、パレスチナ地域では、ムサッハン(musakhan)という伝統料理が存在します。ムサッハンの材料は平たいパン、鶏肉、玉ねぎなどですが、さまざまなスパイスを加えてオーブンで焼くという点では共通するため、これがムサカの起源だとする説もあるようです。ちなみに、ムサッハン(musakhan)は、アラビア語で“加熱したもの”の意。ムサカの語源を“冷やしたもの”とする説とは真逆なのが面白いですね。

一方、ムサカはトルコでも非常にポピュラーな料理です。ムサカが13世紀以降に広まった料理であるとすると、当時長きにわたってギリシャやレバント含め中東地域を支配していたオスマン帝国発祥の料理と考える意見も支持できます。

三大陸に広がるオスマン帝国のトプカプ宮殿から生まれた世界三大料理のトルコ料理

ムサカとラザニアやグラタンとの違い

日本では「ムサカ」よりも馴染み深い「ラザニア」ですが、ムサカは「野菜のラザニア」とも呼ばれています。イタリア料理の代表ラザニアは、もともとはナポリの名物です。

ちなみにラザニアの語源は、ギリシャ語で古代ローマ人が使っていた料理用の浅い鍋を意味する「ラサヌム」(lasanum)から来ています。ラサヌムで作るパスタ料理が、その後ラザニアと呼ばれるようになったのだそうです。

ギリシャのムサカはミートソースにベシャメルソース(ホワイトソース)を重ねてオーブンで焼くという点ではラザニアに似ていますが、ラザニアのように板状のパスタは使いません。

一方、グラタンは具材にベシャメルソースとチーズを乗せてオーブンで焼いたフランス料理です。現代的なギリシャのムサカのレシピは、ギリシャ人シェフがフランス料理のエッセンスを加えて考案したものとされているので、グラタンのような料理を参考にした可能性はあるかもしれませんね。

ただし、トルコのムサカはベシャメルソースもチーズも使わないので、ラザニアともグラタンともまったく異なります。

ギリシャのムサカ

ギリシャのムサカ
ムサカはギリシャ料理を代表するといわれるほどポピュラーな料理です。ギリシャのムサカは、薄く切ってソテーしたナスとじゃがいも、ミートソースにベシャメルソース(ホワイトソース)を重ねてオーブンで焼いたラザニアに似た料理です。ベシャメルソースにはバターを使わないことがあり、使ってもほんの少しか、オリーブオイルを用いたり、クリームで代用したりすることもあります。

チーズやパン粉を上にのせることもあります。基本的なレシピにはいくつものバリエーションがあります。ソースを使わない場合もあったり、他の野菜が入ったりする場合もあります。ギリシャで一般的なものは、バリエーションとしてナスに加えてズッキーニ、ジャガイモ、マッシュルームを使うものです。

考案者のニコラオス・ツェレメンテスによるギリシャ料理本には、ギリシャ正教会で肉食を禁じられる斎の日用のムサカもあります。これは肉も肉汁のソースも一切使わず、挽肉の代わりに細かく切ったナスなどの野菜を用いてトマトソース、パン粉だけで作るものです。

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ムサカの考案者ニコラオス・ツェレメンテス

ギリシャのムサカ
ギリシャのムサカの考案者であるニコラオス・ツェレメンテスは、ギリシャ料理の創始者であると広く考えられています。1878年に生まれたニコラオス・ツェレメンテスは、ギリシャのシフノス島出身です。澄んだ水、緑豊かな風景、粘土をベースにした大地で、島は常にその料理の伝統で有名です。

素晴らしい料理の豊かな歴史があるので、彼が島で料理を始めたのは驚くことではありません。しかし、意欲的な彼はシフノスにとどまりませんでした。ニコラオスはアテネに行き、その後ギリシャを離れてウィーンとアメリカで料理人として修業し、ニューヨークのサンモリッツホテルなどの主要なレストランで働きました。

そして、1932年にギリシャに戻ったときには、すでに雑誌を立ち上げて名を馳せていました。帰国後、彼は最初の料理本を出版しました。 「Odigos Mageirikis」というタイトルで、それはギリシャ国内をはじめ国際的なセンセーションとなりました。さらにニコラオスは、アテネで小さな料理学校を始め、アテネの食品業界の若者に彼の技術を直接教えました。

ニコラオスのレシピの成功は、彼の革新的なアプローチにありました。ギリシャの食材やフレーバーを扱っている間、彼の主な影響はフランスの美食でした。フランス料理の影響は、以前はギリシャ料理では使用されていなかったバターとクリームをレシピに使用することに代表されます。彼は、ベシャメルソース、ブイヤベースソース、ビネグレットソースをギリシャ料理に取り入れたとされています。

ギリシャのムサカ・代表的なレシピ

ムサカ
ギリシャ料理の代名詞ともなっているムサカ!ボリューム満点で食べ応えもあり、お酒にも合います。見た目も華やかで、家庭でも美味しく作ることができるので、是非おもてなし料理の一つに加えてみて下さい。ここでは比較的簡単に作れるムサカのレシピをご紹介致します。

<材料(2人分>
  • じゃがいも:2個
  • ナス:2本

  • (ミートソース)
  • 挽き肉:200g
  • たまねぎ:1/2個
  • カットトマト缶:200g
  • ケチャップ、赤ワイン:各大匙1
  • ナツメグ、すりおろしニンニク:各小匙1/2
  • 塩コショウ:小匙1/3
  • ローリエ:1枚

  • (ホワイトソース:200g)
  • 牛乳:50ml
  • 粉チーズ:大匙2
  • オリーブオイル:大匙1

  • <作り方>
  • 1.じゃがいもとナスを薄切りにします。
  • 2.玉ねぎをみじん切りにします。
  • 3.大きめの耐熱ボウルにホワイトソースと牛乳を入れてラップをし、600Wの電子レンジで1分加熱し、混ぜ合わせます。
  • 4.中火で熱したフライパンにオリーブオイルの半量をひき、薄切りにしたじゃがいもを入れて両面5分ずつ焼き、こんがり焼き色がついたら取り出します。
  • 5.同じフライパンを中火で熱し、残りのオリーブオイルをひき、薄切りにしたナスを入れ、両面2分ずつ焼き、同じくこんがり焼き色がついたら取り出します。
  • 6.同じフライパンを中火で熱し、ひき肉を入れて炒め、色が変わってきたら玉ねぎのみじん切りを入れて炒め、玉ねぎがしんなりしたら残りのミートソースの材料を入れ、5分ほど加熱し火から下ろします。
  • 7.耐熱容器にオリーブオイル(分量外)をぬり、じゃがいも、ミートソース、なす、ホワイトソースの順に重ねて、最後に粉チーズをのせます。
  • 8.オーブントースターで粉チーズにこんがり焼き色がつくまで10分程焼き、完成です。

 
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トルコのムサカ

トルコのムサカ
ギリシャの名物として名高い「ムサカ」ですが、隣国のトルコでも大人気です。トルコ版のムサカはホワイトソースを使わないので、あっさりしています。トルコの家庭料理の定番で、ロカンタと呼ばれる食堂でも大人気のメニューです。

トルコ版のムサカはズッキーニやポテトやカリフラワーを使ったものもありピラフと一緒に食べることが多いです。

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エジプトのムサカ

エジプトのムサカ
エジプトのムサカはナスとひき肉を使うのはギリシャのムサカと同じですが、ホワイトソースとチーズと使ってグラタン風にするのではなく、単純に肉とナスを煮込んで作ります。

世界中に同じような見た目のメニューが存在しますが、素材の相性が抜群だからこそ伝統料理として受け継がれ、他の様々な地域に伝わっているのかもしれません。

伝説の家政婦・志麻さんによるムサカの簡単レシピ

日本テレビ系『沸騰ワード10』の人気コーナーで、伝説の家政婦・志麻さんがムサカのレシピを披露したことがあります。家庭でもすぐ作れる簡単アレンジですので、ぜひ試してみてください。

<材料>
  • ナス
  • 水切りヨーグルト
  • ミートソース
  • レモン汁
  • チーズ

<作り方>
  • オーブンを210℃に予熱しておく
  • 1.ヨーグルトをざるなどにあげて水切りしておく
  • 2.ナスを皮ごと焼いてから、皮をむく
  • 3.ナスを裂いてミートソースと混ぜ、耐熱皿に入れる
  • 4.3の上からレモン汁を加えた水切りヨーグルトをかける
  • 5.4にチーズを乗せて、オーブンで焼成する

ムサカが食べられる東京のお店

最近、ムサカはギリシャ料理専門店以外にもカフェやデリカテッセンでもよく見かけますね。ここでは都内の美味しいムサカが食べられるお店をご紹介します。

風の蔵(東新宿)

風の蔵
東新宿駅からすぐの路地裏に佇むギリシャ、スペイン、イタリアなどの地中海料理が楽しめるレストランです。木・石・レンガ・鉄の自然素材で造り上げたお洒落な大人の隠れ家的空間になっています。自家製トマトソースで和えたムサカが絶品です。
住所 東京都新宿区歌舞伎町2-18-9 林ビル1F
電話番号 050-5457-7114
ウェブサイト https://tabelog.com/tokyo/A1304/A130401/13113623/

パムッカレ(新宿)

新宿駅東口から徒歩1分のトルコ・地中海料理のレストランです。世界三大料理の一つであるトルコ料理をはじめ、パエリアやピザ、旬の食材をふんだんに使用した煮込み料理、豪快な串焼きなどメニューが豊富です。ムサカの他にもトルコのナス料理のパトゥルジャン・サラタス(焼いて細かく刻んだナスにヨーグルトを和えたサラダ)もあるので、是非一緒に食べて見てください。
住所 東京都新宿区新宿3-21-7 東新ビル5F
電話番号 03-5366-9560
ウェブサイト https://pamukkale.webu.jp/

スピローズ(蒲田)

スピローズ
ムサカやスブラキ、サガナキ、ギロといったギリシャの王道料理を味わえる隠れ家レストランです。世界一の品質を誇るギリシャ産EXVオリーブオイルを使った身体に優しい料理の数々とサントリーニ島をイメージした白と青のリゾート感あふれるインテリアで飾られたお洒落な店内です。ギリシャ大使館御用達レストランでもあります。
住所 東京都大田区蒲田5-7-6-CCMビル3F
電話番号 03-6715-7629
ウェブサイト http://www.spyros.tokyo/index.html

一口に「ムサカ」といっても国によってレシピも様々で何通りも楽しめます。お気に入りのレストランを見つけたり、自分なりにアレンジしたレシピで作ってみたりして「ムサカ」を楽しんでみて下さい。

 
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