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トルコ旅行・ツアーブログ|トルコツアー旅行記

アジアとはトルコのことだった?!区分の仕方と知られざる起源と歴史


アジアの国と地域|どこまでがアジアなのか?



現在アジアと言えば、ユーラシア大陸のヨーロッパ以外の地域を指すのが一般的な定義です。この定義からすると、日本はアジアの東の端に位置していますね。トルコは逆に西の端、一部はヨーロッパにまたがっています。

広大なアジアには多くの国があり、世界の6割強の人口が住んでいます。多くの民族が共存しており、それぞれの固有の歴史が存在しています。

一方、「どこからどこまでがアジアか?」という点については議論が分かれており、アジアに含まれる国や地域の区分にはさまざまな学説・主張があります。

「アジア」と「アジア大陸」の区分は異なる

日本の社会科の授業では、世界には六大陸と三大洋が存在すると勉強してきましたね。世界で一番大きな大陸となるのが、アジアとヨーロッパを合わせた「ユーラシア大陸」です。

アジアとヨーロッパは、地理的にはひとくくりの地続きの大陸として分類されています。ユーラシアというのは「Europe」と「Asia」から作られた造語です。アジアはユーラシア大陸の大半を占めています。

しかし実はアジアに含まれる日本は、このユーラシア大陸に属してはいません。日本は島国で地続きではないため、大陸の中には含まれないのです。イギリスやアイスランドなどの他の島国も同様です。地理的な理由によるものですね。

国連におけるアジア州の区分

世界を区分するに当たり、六大陸の他に「六つの州」という基準もあります。北アメリカ州、南アメリカ州、アフリカ州、ヨーロッパ州、アジア州、オセアニア州の6つです。

統計利用を目的とした国連の地理的区分では、アジアをさらに中央アジア・東アジア・東南アジア・南アジア・西アジアの5つに分け、合計で50地域(48か国)をアジアとしています。

トルコは西アジアに分類されていますが、アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡にまたがる都市イスタンブールについては、東トラキア側をヨーロッパと考えるケースもあります。

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日本の外務省では、インドから日本までの25の国と地域をアジアとして区分しています。アフガニスタンやトルコなどの西アジア地域は中東、カザフスタンやタジキスタンなどの中央アジア地域はヨーロッパ(欧州)に分類します。

 
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アジア=トルコだった?知られざる起源を探る

このようにアジアの定義にはさまざまな考えがありますが、その理由はアジアという言葉が誕生した経緯にあります。ここからは、あまり知られていないアジアの起源を辿ってみましょう。

アジア(Asia)の語源には2つの説があります。

アッスーワ

説1.アッシリア語「アス」が語源

紀元前18世紀ごろに勃興したアッシリアのことは、歴史で学びますね。ティグリス川上流の地に栄えたアッシリアは、古代オリエント世界最初の帝国とされています。

アッシリアは前612年に滅びてしまうのですが、その1000年以上前から、エーゲ海の東側を「東」や「日の出」を意味する「アス(asu)」、西側を「西」「日没」を意味する「エレブ(ereb)」と呼称していました。

そして、いつしかエーゲ海の東部地域を、転じて「アッスーワ(ASSUWA)」と呼ぶようになっていました。アッシリア語でアッスーワ(ASSUWA)とは、「太陽が生まれる国」の意味です。

地図をご覧いただければお分かりいただけるように、アッスーワ(ASSUWA)=エーゲ海の東側は、現在のトルコを中心とした地域を指していました。

後に古代ギリシャ時代、「アス(asu)」にラテン語の“~の国”を意味する接尾辞「イア(ia)」 がつき、「アジア(Asia)」=“日が昇る(東)+の国”となったとも言われています。

説2.ヒッタイト時代のアナトリアの小国「アッスーワ」が語源

紀元前14世紀頃、アナトリア北西部のトロイの南方に「ASSUWA(アッスーワ/アッスワ)」という都市がありました。このアッスーワはトルコの北西端、エーゲ海の東にあった地です。

この「ASSUWA(アッスーワ」がAssuya、そして古代ギリシャ時代にAsiaとなり、この地域、いわゆる北西アナトリア一帯をアジアと呼び始めたとする説もあります

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古代ギリシャから見た東の地=トルコをアジアを呼ぶようになった

ヒッタイト
いずれにしても、古代ギリシャおよび古代ローマでは、彼らから見て東にある現在のトルコの地を「Asia(アジア)」と呼んでいました。つまり、古代世界ではアジアとはトルコのことだったのです!

語源となったアッスーワ(ASSUWA)=「太陽が生まれる国」は、アジアを指す言葉として今でも広く知られています。トルコの古代名の「アナトリア」もギリシャ語で「太陽の生まれる国」の意味をもっており、アジアと全く同じ意味を持っているのです。

ここでもトルコ=アジアだったことがわかると思います!

また、ローマの英雄シーザーが凶刃に倒れて以後、ローマ帝国の東半分はアントニウスが支配しますが、その頃トルコの大半を含む支配地は、エフェソスを首都に「アジア・プロビンス(アジア地方)」と呼ばれていました。

余談ですが、トルコはシーザーやアントニウスが愛した世界三大美女の一人、クレオパトラとも深い関わりがあるんですよ!

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「アジア」を指す地がアナトリアから東方の広範囲へ拡大

初めは「アジア」が指す地域はアナトリア半島のみであり、それより東側の地域はフェニキア、ペルシア、インディア…など、その時に力を持っていた勢力や地域に基づいて、様々な呼ばれ方をしていました。

ところが、ヘレニズム時代に入ると、アレクサンドロス大王を皮切りに、ギリシア人が東側の地域に進出して、どんどんと領土を広げていくようになります。

そうした中でアジアと呼ばれる地名の指す地域も拡大していくようになり、最終的にはヨーロッパから見た東側の地域全体を「アジア」と呼ぶようになったのです。

もともと「アジア」と呼ばれていたアナトリアはどうなったかというと…広いアジアの一部の地域となり、言葉が混同してしまわないように、「小アジア(Asia Minor)」と呼ばれるようになりました。

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トルコはアジア?ヨーロッパ?



さて、アジアとヨーロッパにまたがっている現在のトルコですが、アジアなのかヨーロッパなのかと疑問に思う方も多いかと思います。大手旅行会社さんでも、会社によってトルコをヨーロッパに含めたり、中近東アジアに含めたりと色々ですよね。

通常、イスタンブールの真ん中で北の黒海と南のマルマラ海を繋ぐボスポラス海峡によって西側がヨーロッパ、東側がアジアとされています。

地図をご覧になると解りますが、そうするとトルコの国土のほとんどがアジアでヨーロッパ部分はほんの一部でしかないのです。そのため地理的にみるとやはり“トルコはアジア”と言う見方が一般的と言われています。

また、キリスト教徒圏のヨーロッパからするとイスラム教徒の多いトルコ人はヨーロッパと一線を画し、元々中央アジア出身のトルコ人は文化的にもアジアと言えるかと思います。

ただ、トルコはEU加盟を目指しており、NATOにも加盟し、トルコ人が熱狂するサッカーやオリンピックなどのスポーツ関係はヨーロッパの連盟に属すなど、政治的にはヨーロッパともいえるかもしれません。

ヨーロッパとアジアが混ざる良いとこ取りのトルコは果たしてヨーロッパか?アジアか?是非実際に訪れて自身の目で見て判断してみてはいかがでしょうか。

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アジアと対を成すヨーロッパの起源・語源

ヨーロッパ
アジア大陸とともに、現在のトルコ共和国の国土のもう一角を成すのがヨーロッパ大陸です。アジアとともに古い歴史を持つヨーロッパですが、ヨーロッパという言葉の語源も気になりますよね。こちらも同じく、起源を解説していきましょう!

説1.ギリシャ神話のエウロペに由来

ヨーロッパの語源に対する説は、実はいくつか存在しています。その中でも特に有力な説は、フェニキアの王女エウロペ (Europe) から来ているとされている、ギリシャ神話に由来するものです。

エウロペはフェニキア王、アゲノールの娘として生まれ、とても美しい王女として育ちました。ある日、天空から地上の様子を眺めていたギリシャ神話の全知全能の神ゼウスは、海岸のそばで侍女達と花を摘んでいたエウロペを見つけ、あまりの美しさに恋に落ちてしまったのです。

ゼウスにはとても嫉妬深い正妻のヘラがいるのですが、どうしてもエウロペに逢いたいがために、ある作戦を立てました!それは、自身の姿を白い牡牛に変えて下界に降り、彼女に近づくというものでした。白い牡牛は神々しい輝きで美しく、そしてとてもおとなしい様子だったために、エウロペは近づいて、ついにはその背中にまたがります。その途端に白い牡牛は彼女を乗せたまま走り出し、海をも超えてクレタ島まで連れ去ってしまいました。

クレタ島で本当の姿を現したゼウスは、その後、エウロペとの間に3人の子供(ミノス、ラダマンテュス、サルペードーン)をもうけたということです。そして、クレタ島の存在する大陸を、エウロペの名前にちなんでヨーロッパ(Europe)と呼ぶことにしたといわれています。

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エウロペ

説2.アッシリア語の「エレブ(ereb)」に由来

もう一つ有力な説があります。先ほどアジアの語源を解説した際にも登場したアッシリア語が、ヨーロッパの語源にもなったという説です。

先ほどの説明のとおり、アッシリアの碑文ではエーゲ海の東側を「東」「日の出」を意味する「アス(asu)」、西側を「西」「日没」を意味する「エレブ(ereb)」と呼称していることがわかっています。

これがそれぞれギリシャに伝わって、AsiaとEuropa(エウローペ)というギリシャ語に転じたといわれています。

紀元前5世紀には、Europaという言葉はほぼ定着し、5世紀にはアレキサンドリアの文献学者ヘシュキオスがEuropaを日が沈む場所(土地)という意味で記述しているそうです。

ヨーロッパの各言語はギリシャ語がもとになっているため、この2つの言葉も伝播していくことになりました。

この頃のアジアとヨーロッパは、それぞれ「日が昇る土地」と「日が没する土地」として、対になる存在でした。世界の全てがまだ明らかではなかったその時代においては、世界はアジアとヨーロッパを中心としていたのです。

そして、それが交わる場所が今のイスタンブールであり、アジアとヨーロッパにまたがって世界を掌握する中心地でした。

アジアの両端の国・トルコと日本の深い関係

一般的な定義では、アジアの西端がトルコ、東端が日本です。トルコと日本の距離は約8,527kmですが、ほぼ同じ緯度に位置しています。トルコの公用語のテュルク語族トルコ語は、日本語と同様にアルタイ語族で語順はSOV型で接尾辞を付属させる膠着語です。

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そんな共通点もあることから、トルコ人の中には「私たちの祖先で大昔に中央アジアから東へ行ったのが日本人で西へ行ったのがトルコ人。だからトルコ人と日本人は兄弟だ!」とまじめに言ってくる人もいるくらい、トルコ人は日本人に親しみを持っている人が沢山います。

実際、日本とトルコは有名なエルトゥールル号遭難事件をきっかけとして、これまでに長く深い有効の歴史を持っており、トルコは世界的な親日国としても知られています。

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遠い国ですがなぜか昔から知っているような身近に感じる不思議なトルコ。是非皆さんもアジアの東の果ての日本からアジアの西端トルコへ訪れてみてください。

 
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