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JATA
観光庁長官登録旅行業第1997号
日本旅行業協会 正会員
東京商工会議所 会員
トルコ旅行ガイド

イスタンブル、スレイマニエ・モスク


スレイマニエ・モスクでまず目を引くのは美しいステンドグラスであろう。イスラム教では人物や動物などを描くのは許されないので、ほとんどはアラビア文字や花もよう、トルコの国花であるチューリップや、カーネーション、ヒヤシンスなどである。
スレイマニエモスク

モスクの美を鑑賞し、その役割を理解するためにはまず、イスラム教についての知識がなければならない。モスクのすべてはムスリム(イスラム教徒)の勤めと深く結びついているのだから。 
ムスリムには「五つの勤め」がある。第一は、「アラーの他に神はない。そしてモハメッドは神の預言者である。」ことを信じる事。第二に、喜捨。しかし社会福祉は政府の務めと考えられるようになってからこの点はあまり重視されなくなってきている。第三は巡礼-メッカヘのおまいり-である。そして第四はラマザン(断食月)に断食すること。
 しかし病人、旅行者、妊婦、重労働者はこの勤めからはずされている。 
五番めのつまり最後の勤めは…一日五回の礼拝である。そしてその故にモスクが重要なものとなってくるのである。 
第一の礼拝は黒系と白系の見分けがつく頃(夜明け)
第二は太陽が真上にきて影をつくらない時 
第三は影が身長の二倍になる頃 
第四はたそがれ時 
第五は黒系と白系の区別ができなくなる頃 
礼拝の時が近づくとムエッジンがミナレットに登って人々をモスクヘと誘う。残念ながら今日では、テープレコーダーとラウドスピーカーがムエッジンとミナレットのかわりを務めていることが多いが…。 
知らせを間いたまじめなムスリムは、不まじめなムスリムが仕事を続けている間にモスクヘと集まってくる。清めの泉で手足、顔など衣服に隠れていない部分を洗う。 
スレイマニエ・モスクの清めの泉には、帽子や上着をかけるハンガーまでついている。まず右手から左手へ、右足、左足の順で洗う。モスクヘ入る時も靴を脱いだら右足から踏み入れなければならない。この鉄則はズボンをはく時でさえ守られる。つまりまず右足を先に入れるのである。ムスリムのからだにはそれぞれ二人の天使がいて、一人は右肩にいて彼のなした善行を記録し、左肩の天使は悪行を記すと信じられている。最後の審判の日に、すべての彼の行為は天びんにかけられ死後の運命が決められる。イスタンブールのコーラ教会(カーリエ博物館)の礼拝堂の天井には、この天使たちと記録、はかり、そして悪人がはだかで地獄の火の海を歩いている情景のフレスコ画が残っている。 
モスクヘ入る時は靴を脱いで入口に置いておく。モスクで靴を盗むことはイスラム社会では最低の罪とされているから、なくなる心配は無用である。もし盗まれたとしたら、それはキリスト教徒のしわざに決まっています…と悪い冗談をとばすガイドもいる。 
イスラム教徒はメッカにむかって祈る。という事はメッカの方向をさし示すものが必要だという事である。それがミヒラップとよばれるモスクの壁の大理石のへきがんである。ミヒラップはメッカヘの方向と同時に天国への道を象徴している。中央部にはたいてい永遠の灯がともり、両側には燭台がある。仮に地震などでモスクが倒れても、ミヒラップが残ってさえいるならメッカに向かって祈ることができる。そこでトルコでは年配の御婦人に対する賛辞は次のごとくいわれる。“モスクは古くなってもミヒラップはいつも新しい…” 

次に大切なものは、ミンバル、説教壇である。ミヒラップの右側にあって金曜日の集団礼拝の時に使われる。イスラム教では聖識者は存在しない。説教者-イマーム-を僧侶と呼ぶのはまちがいである。説教壇の右手の聖歌隊の席は特別な宗教行事の際に使われる。スレイマニエやブルーモスクなどの重要なモスクにはスルタンのための特別な席が設けられ安全を守ると同時に大衆の好奇に満ちた視線をさえぎるようになっている。
 
モスクの中で、他に重要な場所というのは特にないが、一般に男は前で、女は後方で祈る。イスラム社会での女性の社会的地位についてのべるのは、ここでは荷が重すぎる。ただ、私の言えることは女性が男性の前に来て、地面にひれ伏す礼拝をくり返すなら、いかに信心深い男といえども祈りに集中するのは無理というもの…。 

スレイマニエ・モスクでまず目を引くのは美しいステンドグラスであろう。イスラム教では人物や動物などを描くのは許されないので、ほとんどはアラビア文字や花もよう、トルコの国花であるチューリップや、カーネーション、ヒヤシンスなどである。ここのステンドグラスはイスタンブールでも最も美しいものといえよう。 

イスタンブールのモスクを二、三訪れてみたならば、モスクとはアラビア書道の博物館といってもよいということがわかると思う。絵を描くことを禁止されたイスラムの芸術家にとっては、絵心を満たす唯一の方法は書道であった。 160もの書体がうみだされたという。
ステンドグラスの次に床に目を移してみよう。スレイマニエ・モスクではミヒラップの形をデザインした礼拝用絨毯が2400枚敷かれている。この絨毯には、足を置く位置までデザインしてあるので、信者たちは頭と足をのせる場所をまちがえる事もなく衛生上もよろしいわけである。 

有名なモスクで祈る姿を見かける機会はあまりない。ガイドの声や観光客のカメラにわずらわされることなく祈りを棒げるために、ムスリムたちは小さなモスク-イスタンブールに約500ある-に出かけていく。

スレイマニエ・モスクは1550年から1557年にかけて、ミマール・シナン(建築家シナン)によって建てられた。シナンはオスマントルコの歴史を通じて最も偉人な建築家であった。
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