トルコ料理
イスタンブールで食べるべき絶品グルメ15選!おすすめレストランも紹介
旅の楽しみと言えば観光はもちろん、やはりその土地ならではのローカルな食べ物も楽しみのひとつです。イスタンブールの街角には軽食スタンドや屋台が多く、現地の人も旅行者も気軽に安くて美味しい食べ物を楽しむことができます。
世界三大料理のひとつであるトルコ料理のB級グルメも気になりませんか?ここでは、美食の国トルコ最大の都市イスタンブールの名物グルメやストリートフードを一挙ご紹介します。
ココレチとは羊の腸で、その腸を巨大毛糸玉の様に鉄棒にぐるぐると巻き付けてじっくりと回転させて焼いた焼きホルモンです。
こんがり焼いたココレチを細かく刻んで、そこにミントやプルビベル(粗びき赤唐辛子)やオレガノや塩等のスパイス、細かく刻んだトマトにシシトウや玉ねぎなどの野菜を混ぜてサンドしたB級グルメです。臭みもなく、コリコリとした食感はホルモン好きの方にはたまりません。
通常注文する際は、お皿で(ポルションPorsiyon) 、バゲット半分のサンドイッチ(ヤルム・エキメキYarım ekmek)、バゲット4分の1のサンドイッチ(チェイレッキ・エキメキÇeyrek ekmek)を選べます。
白いソースにはニンニクや砕いたクルミ、ヨーグルトが入っており、その他お店によってはヨーグルトの代りにお酢とオリーヴオイルを入れるお店もあればマヨネーズを入れるお店もあります。ソースは各店でそれぞれこだわりがあり、ミディエ・タヴァの良し悪しはこのソースで決まると言っても過言ではありません。いくつかのお店で食べ比べてみたくなりますね。
このミディエ・タヴァをパンに挟んで食べる「ミディエサンドイッチ」というのもあります。
皆さんご存じムール貝のピラフ詰め“ミディエ・ドルマ”は、スパイスの効いたピラフをムール貝に詰めて炊き上げた料理です。それだけでも美味しいですが、ビールのお供にも最高です。
海の近くのレストランや屋台などで売っていますが、イスタンブールの町角で小さな円いトレーに乗せて売っていることも有ります。屋台では大きさによって1個0.75~2TLと少しずつ値段が違いますので、お好みの物を御賞味下さい。やはり大きめの方がムール貝もぷりぷりしていて食べ応えがありおすすめです。
食べ方は、貝をパカっと開けてレモンを絞り、空の方の殻ですくって食べます。一つ食べるとこれがまた美味しく、また一つまた一つと止まらなくなること間違いなし!
イスタンブールのB級グルメと言ったらこれ無しでは語れません!皆さんご存じ、“バルック・エキメッキ (Balık Ekmek)=サバサンド”です!
じゅわっと焼いたサバの半身を、レタスと玉ねぎスライスを一緒に外はカリッ中はふわっのバゲッドに挟んだサンドイッチです。レモンを絞って頬張ってみて下さい。
また、サバサンドのお供に是非トルコ風ピクルス“トゥルシュ(Turşu)”もお忘れなく。旧市街エミノニュの屋台船やガラタ橋の下のサバサンドが有名です。
また、ガラタ橋を渡ったエミノニュの対岸のカラキョイでは、焼サバのラップサンド“バルック・ドゥルム(Balık Dürümü)”が人気です。ラヴァシュ(Lavaş)という小麦粉で作った薄いトルティーヤの様な生地に焼いたサバの半身とサッと炒めた玉ねぎ、そしてプルビベル(粗挽き赤唐辛子)やスマック(赤い酸味のある香辛料)等の香辛料とザクロソースを合わせた特製ソースをかけ、クルクルと巻いてから表面をジュっと焼いて出されます。
鯖サンドと鯖ドゥルム、どちらも違った美味しさがありますので、是非食べ比べしてみて下さい!
サバサンドはイスタンブールの名物グルメ!発祥の歴史や人気レシピを紹介
ドネルケバブは、下味をつけた大きな塊肉を薄くスライスして食べるトルコの国民的グルメです。使う肉は牛肉がメインで、羊肉や鶏肉もメニューにありますが、トルコはイスラム教国家なので豚肉は使われません。イスタンブールにはドネルケバブ専門レストランがあるほか、屋台で買って食べ歩きもできます。
ドネルケバブは日本でもよく知られていますが、薄く削いだ肉をたっぷりの野菜と一緒にパンでサンドしてソースをかけたお馴染みの「ケバブサンド」は実はドイツ生まれで、トルコでは一般的ではありません。
トルコでは基本的にソースはかけず、少量の野菜などの付け合わせとともに肉の旨味を味わいます。ぜひ、日本とは一味違う本場トルコのドネルケバブの美味しさを堪能してください。
ドネルケバブはトルコの国民食!簡単本格レシピや現地のおすすめ店
「タントゥーニ」とは地中海地方メルシンのご当地グルメで、円盤のように平べったい鉄鍋の真ん中で細かく切ったお肉(鶏or牛肉or羊肉)を炒めて、野菜と一緒にパンに挟んだりラヴァッシュ(Lavas)と言われるトルコ風トルティーヤに巻いて食べます。イスタンブールにも専門店や屋台が多くあり、トルコではケバブに並ぶ人気グルメです。
ソースはケチャップにマヨネーズ、チリペーストやヨーグルトソースを選んで、全ては自分のお好みに♪基本的にトッピングはどれだけ乗せても値段は変わらず、ひとつ約25TL(約400円)からの屋台がほとんどです。
ショーケースの中に並べられているトッピングを指差しで注文できるのでトルコ語が分からなくても心配いりません。思っている以上にボリュームがあるのでトッピングの盛り過ぎには注意です(笑)イスタンブールのオルタキョイにはクンピルを売る屋台が沢山あり名物にもなっています。
トルコのストリートフードとして絶対に欠かせないのが、この国民食である“シミット(Simit)”です。朝から夕方まで町のどこでも赤い移動式屋台で売っている直径15㎝位のドーナッツ型のゴマ付きパン。外はカリっと少し歯ごたえのあるパンですが、ゴマの香ばしさが美味しいパンです。
シンプルにそのままでも勿論美味しいのですが、追加料金でヌテラや黒オリーブペーストやクリームチーズを塗ってもらったり、一口に切ってもらうこともできます。
また、このシミット屋台では、“アチマ(Açma)”というふっくらしたドーナッツ型パンや、“チャタル(Çatal)”と言う唇の様な形でクッキー生地のサクサクとしたパンも売られています。朝食にもおやつにも愛されて食されているトルコのストリートフードです。
少しカロリーは高めですが、ぜひチーズはダブルで頼んでみて下さい。パンは食パンの所も有りますが、半分にしたバゲッドを使う所もあります。外のパンはカリカリでバターの香り、伸びるチーズが堪らないファーストフードです。街中どこにでもあるビュフェ(Büfe)と言う軽食スタンドで気軽に買うことも出来ますし、レストランやロカンタでも食べることができます。
近年人気のB級グルメ「濡れバーガー」です。濡れ?と思いますが、バンズがスパイスたくさんのトマトソースに浸されていることから濡れ(ウスラックIslak)バーガーということになりました。
バンズの中身は一般的に牛肉ハンバーグとといたってシンプル。サイズも女性でもペロッと2個くらい行けちゃう位と大きくないので、おやつの時間の食べ歩きにもオススメです。すごくシンプルなバーガーですが、懐かしい様なソースの旨味がパンにもハンバーグにも染み渡り、病みつきになる美味しさです。
トルコの秋冬の風物詩!ケスターネとは栗を意味し、そのケバブですので正に“焼き栗”のことです。秋冬になると街中でケスターネを売る車輪付きの移動屋台が多く見かけられ、昔ながらの量り売りで10TL(約150円)から買うことができます。
大粒の栗を焼いただけの素朴な味ですが、香ばしい香りと栗本来の甘みが凝縮されていてなかなかクセになる味わいです。ケスターネも食べ歩きに最適で小腹が空いた時などにもオススメです。
夏季になると同じく車輪付きの移動屋台でトウモロコシが売られ始めます。焼きトウモロコシと茹でトウモロコシの二種類があり、どちらも一本3~4TLです。トルコのトウモロコシは改良されていないので日本のスイートコーンの様な甘さは無く、より素朴な甘さです。
塩をかけてくれますので、それが甘みを引き出して美味しいので、小腹が空いたときにおすすめです。
元祖トルコのB級ストリートフードとも言えるギョズレメ。大きな丸い専用の鉄板の上で直径30㎝位の大きさで丸く薄い生地を焼き、中にほうれん草やチーズやポテトなどの具を挟んで二つに折ったトルコ風の惣菜クレープの様な物です。
パリパリの生地に好きな具を挟んだギョズレメは朝食や軽食としても人気で、家庭でも良く作られます。現在はあまり屋台など外で売られるのを見なくなってきましたが、カラキョイの港の辺やスルタンアフメットのトラムバイ沿いなどの昔風なカフェ、もしくはレストランの朝食・軽食メニューで食べることができます。
トルコ風ピザ「ピデ(Pide)」:エトリ・エキメッキ、ラフマジュンなど
最近B級グルメとして地位を確立してきた、元々はトルコの伝統的料理の“チー・キョフテ(Çiğ Köfte)”。
引き割り小麦のブルグルとみじん切りにした玉ねぎとニンニク、すりおろしたトマト、サルチャ(トマトペースト)とプルビベル(粗びき赤トウガラシ)やコリアンダーやオールスパイスやクミン等の多種のスパイスを加えて粘りが出るまで練ったピリッとスパイシーなキョフテです。
元来は“チー(çiğ) =生”の肉が使われますが、現在店頭での生肉の使用は禁止されていますので、お店で売られているチー・キョフテは肉無しです。
「トマト」世界中で料理にかかせないこの食材について徹底解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
通常食べる際は、レタスの葉に乗せてレモンを掛けて巻いて食べますが、ラヴァシュと言う薄い生地で青ネギやミントなどの野菜と一緒に巻くドゥルムはボリュームもあって割安のためお得です。ピリ辛で意外とボリュームはありますがさっぱりとしていますのでペロッと食べられます。
野菜も沢山食べられ健康的な食事としてダイエット中の人やベジタリアンにも人気のB級グルメです。街中どこでもチー・キョフテのお店がありますので、是非試してみて下さい。
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
イスタンブール旅行・ツアーのおすすめ観光名所・レストラン・お土産徹底解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
ご存じトルコの定番の大衆的飲み物、塩味のヨーグルトドリンクです。ココレチやタントゥニなどのお肉系のグルメに、冷たくてさっぱりとしたこのアイランがピッタリです!
お店によってはブクブクと泡だった自家製アイランが飲めるところもありますので、見つけたら是非試してみて下さい。
アイラン・トルコ風ヨーグルトドリンク | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
ビタミンやポリフェノールも多く含まれ栄養満点です。ただ、少し塩分が強いので、高血圧の方や妊婦さんは飲み過ぎない様にご注意ください。ちなみに、このシャルガンはトルコの白濁酒“ラク(Rakı)”のチェーサー代わりとしても欠かせない飲み物です。
ラク(RAKI)・トルコの最もポピュラーなお酒 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコのお酒としては、国民的飲み物であるラクや名産品のワインが知られていますが、実はビールも有名です。日本ではまだまだ知名度は高くありませんが、最大手のエフェス(EFES)は世界でも生産量は上位で、各国に輸出されているのです。
のど越しが良く、スッキリとした味わいのトルコビールはビールの苦みがあまり好きではない方でも飲みやすいのが特徴。ドネルケバブやココレチ、ミディエ・ドルマなど、イスタンブールの名物グルメとも相性抜群です。
普段ビールが苦手な方でも軽く飲めるトルコビール
ちなみに、トルコは国民の90%以上がムスリムであるイスラム教国家ですが、トルコ共和国建国当初から政教分離が推進されたため、一般的にイスラム教で禁止されているアルコールには寛容で、現地のトルコ人も旅行者も気軽にお酒を楽しめます(一方、豚肉はほとんど食べません)。
トルコの人々は皆イスラム教徒?政教分離の国トルコの宗教事情
トルコ人は甘いものも大好きです。特に日本人観光客にも人気で、イスタンブールに行ったらぜひ食べていただきたいのは、
トルコのスイーツ(Tatlılar):トルコアイス、バクラヴァ、カダイフ・タトゥルスなど
世界三大料理のひとつであるトルコ料理のB級グルメも気になりませんか?ここでは、美食の国トルコ最大の都市イスタンブールの名物グルメやストリートフードを一挙ご紹介します。
目次
ココレチ(Kokorec)
ココレチとは羊の腸で、その腸を巨大毛糸玉の様に鉄棒にぐるぐると巻き付けてじっくりと回転させて焼いた焼きホルモンです。
こんがり焼いたココレチを細かく刻んで、そこにミントやプルビベル(粗びき赤唐辛子)やオレガノや塩等のスパイス、細かく刻んだトマトにシシトウや玉ねぎなどの野菜を混ぜてサンドしたB級グルメです。臭みもなく、コリコリとした食感はホルモン好きの方にはたまりません。
通常注文する際は、お皿で(ポルションPorsiyon) 、バゲット半分のサンドイッチ(ヤルム・エキメキYarım ekmek)、バゲット4分の1のサンドイッチ(チェイレッキ・エキメキÇeyrek ekmek)を選べます。
ミディエ・タヴァ(Midye Tava)
ミディエとはムール貝のことで、ムール貝に衣を付けて串揚げにしたものを「ミディエ・タヴァ」といいます。添えられている白いソースを付けていただきます。揚げたては、外がサクっとしていて中身はしっとりと肉厚のムール貝がたまりません。白いソースにはニンニクや砕いたクルミ、ヨーグルトが入っており、その他お店によってはヨーグルトの代りにお酢とオリーヴオイルを入れるお店もあればマヨネーズを入れるお店もあります。ソースは各店でそれぞれこだわりがあり、ミディエ・タヴァの良し悪しはこのソースで決まると言っても過言ではありません。いくつかのお店で食べ比べてみたくなりますね。
このミディエ・タヴァをパンに挟んで食べる「ミディエサンドイッチ」というのもあります。
ミディエ・ドルマ(Midye Dolma)
皆さんご存じムール貝のピラフ詰め“ミディエ・ドルマ”は、スパイスの効いたピラフをムール貝に詰めて炊き上げた料理です。それだけでも美味しいですが、ビールのお供にも最高です。
海の近くのレストランや屋台などで売っていますが、イスタンブールの町角で小さな円いトレーに乗せて売っていることも有ります。屋台では大きさによって1個0.75~2TLと少しずつ値段が違いますので、お好みの物を御賞味下さい。やはり大きめの方がムール貝もぷりぷりしていて食べ応えがありおすすめです。
食べ方は、貝をパカっと開けてレモンを絞り、空の方の殻ですくって食べます。一つ食べるとこれがまた美味しく、また一つまた一つと止まらなくなること間違いなし!
ミディエ・ドルマのおすすめレストラン
近年イスタンブールで一番有名なお店はベシクタシュの港の近くにある「ミディエジ・アフメット(Midyeci Ahmet)」です。ぷりぷりの大粒のミディエ・ドルマを20個、30個とバケツ型のカップで買って食べるのがおすすめです。店名 | Midyeci Ahmet(ミディエジ・アフメット) |
住所 | Yıldız, Çırağan Cd. No:22, 34349 Beşiktaş/İstanbul, トルコ |
公式サイト | https://www.midyeciahmet.com/index.php/en/home/ |
バルック・エキメッキ(Balik Ekmek)
イスタンブールのB級グルメと言ったらこれ無しでは語れません!皆さんご存じ、“バルック・エキメッキ (Balık Ekmek)=サバサンド”です!
じゅわっと焼いたサバの半身を、レタスと玉ねぎスライスを一緒に外はカリッ中はふわっのバゲッドに挟んだサンドイッチです。レモンを絞って頬張ってみて下さい。
また、サバサンドのお供に是非トルコ風ピクルス“トゥルシュ(Turşu)”もお忘れなく。旧市街エミノニュの屋台船やガラタ橋の下のサバサンドが有名です。
また、ガラタ橋を渡ったエミノニュの対岸のカラキョイでは、焼サバのラップサンド“バルック・ドゥルム(Balık Dürümü)”が人気です。ラヴァシュ(Lavaş)という小麦粉で作った薄いトルティーヤの様な生地に焼いたサバの半身とサッと炒めた玉ねぎ、そしてプルビベル(粗挽き赤唐辛子)やスマック(赤い酸味のある香辛料)等の香辛料とザクロソースを合わせた特製ソースをかけ、クルクルと巻いてから表面をジュっと焼いて出されます。
鯖サンドと鯖ドゥルム、どちらも違った美味しさがありますので、是非食べ比べしてみて下さい!
サバサンドはイスタンブールの名物グルメ!発祥の歴史や人気レシピを紹介
ドネルケバブ(doner kebab)
ドネルケバブは、下味をつけた大きな塊肉を薄くスライスして食べるトルコの国民的グルメです。使う肉は牛肉がメインで、羊肉や鶏肉もメニューにありますが、トルコはイスラム教国家なので豚肉は使われません。イスタンブールにはドネルケバブ専門レストランがあるほか、屋台で買って食べ歩きもできます。
ドネルケバブは日本でもよく知られていますが、薄く削いだ肉をたっぷりの野菜と一緒にパンでサンドしてソースをかけたお馴染みの「ケバブサンド」は実はドイツ生まれで、トルコでは一般的ではありません。
トルコでは基本的にソースはかけず、少量の野菜などの付け合わせとともに肉の旨味を味わいます。ぜひ、日本とは一味違う本場トルコのドネルケバブの美味しさを堪能してください。
ドネルケバブはトルコの国民食!簡単本格レシピや現地のおすすめ店
ドネルケバブのおすすめレストラン
イスタンブールにあるKASAP OSMAN(カサップ・オスマン)は、現地のトルコ人御用達の老舗ドネルケバブ屋です。ドネルケバブ以外のケバブ料理も絶品ですので、ぜひお試しあれ。店名 | KASAP OSMAN(カサップ・オスマン) |
住所 | Hoca Paşa, Hoca Paşa Sk. No:22, 34110, 34110 Fatih/İstanbul, トルコ |
タントゥーニ(Tantuni)
「タントゥーニ」とは地中海地方メルシンのご当地グルメで、円盤のように平べったい鉄鍋の真ん中で細かく切ったお肉(鶏or牛肉or羊肉)を炒めて、野菜と一緒にパンに挟んだりラヴァッシュ(Lavas)と言われるトルコ風トルティーヤに巻いて食べます。イスタンブールにも専門店や屋台が多くあり、トルコではケバブに並ぶ人気グルメです。
クンピル(Kumpir)
クンピルとは、両手サイズの大きな蒸し焼きにしたジャガイモを半分に切り開き、中のおイモをバターとチーズを混ぜてマッシュ状にし、そこにお好みのトッピングを乗せて食べる、食べ歩きに最適なB級グルメです。トッピングには、オリーブ、ソーセージにコーンやマッシュルーム、ピクルス、辛いペーストのアジュルエズメなどがあります。ソースはケチャップにマヨネーズ、チリペーストやヨーグルトソースを選んで、全ては自分のお好みに♪基本的にトッピングはどれだけ乗せても値段は変わらず、ひとつ約25TL(約400円)からの屋台がほとんどです。
ショーケースの中に並べられているトッピングを指差しで注文できるのでトルコ語が分からなくても心配いりません。思っている以上にボリュームがあるのでトッピングの盛り過ぎには注意です(笑)イスタンブールのオルタキョイにはクンピルを売る屋台が沢山あり名物にもなっています。
シミット(Simit)
トルコのストリートフードとして絶対に欠かせないのが、この国民食である“シミット(Simit)”です。朝から夕方まで町のどこでも赤い移動式屋台で売っている直径15㎝位のドーナッツ型のゴマ付きパン。外はカリっと少し歯ごたえのあるパンですが、ゴマの香ばしさが美味しいパンです。
シンプルにそのままでも勿論美味しいのですが、追加料金でヌテラや黒オリーブペーストやクリームチーズを塗ってもらったり、一口に切ってもらうこともできます。
また、このシミット屋台では、“アチマ(Açma)”というふっくらしたドーナッツ型パンや、“チャタル(Çatal)”と言う唇の様な形でクッキー生地のサクサクとしたパンも売られています。朝食にもおやつにも愛されて食されているトルコのストリートフードです。
トースト(Tost)
トルコのトーストとはいわゆるホットサンドの事で、2枚のパンにたっぷりバターを塗り、チーズやサラミなどを挟みプレスして焼いたものを言います。専用のトーストマシーンがあるぐらい、トルコではポピュラーな軽食のひとつです。少しカロリーは高めですが、ぜひチーズはダブルで頼んでみて下さい。パンは食パンの所も有りますが、半分にしたバゲッドを使う所もあります。外のパンはカリカリでバターの香り、伸びるチーズが堪らないファーストフードです。街中どこにでもあるビュフェ(Büfe)と言う軽食スタンドで気軽に買うことも出来ますし、レストランやロカンタでも食べることができます。
ウスラック・バーガー(Islak Hamburger)
近年人気のB級グルメ「濡れバーガー」です。濡れ?と思いますが、バンズがスパイスたくさんのトマトソースに浸されていることから濡れ(ウスラックIslak)バーガーということになりました。
バンズの中身は一般的に牛肉ハンバーグとといたってシンプル。サイズも女性でもペロッと2個くらい行けちゃう位と大きくないので、おやつの時間の食べ歩きにもオススメです。すごくシンプルなバーガーですが、懐かしい様なソースの旨味がパンにもハンバーグにも染み渡り、病みつきになる美味しさです。
ウスラック・バーガー(濡れバーガー)のおすすめレストラン
特にタクシム広場には、店頭で保温ケースの中に摘まれたウスラック・バーガーを売るビュフェが軒並んでいます。その中でも、このウスラック・バーガーを開発したクズルカヤラルファミリーが1978年より営業している元祖ウスラック・バーガーのお店「クズルカヤラル(Kızılkayalar)」がおすすめです。店名 | Kızılkayalar(クズルカヤラル) |
住所 | Katip Mustafa Çelebi, Sıraselviler Cd. No:2/C, 34433 Beyoğlu/İstanbul, トルコ |
公式サイト | https://kizilkayalar.com.tr/en/ |
ケスターネ(Kestane)
トルコの秋冬の風物詩!ケスターネとは栗を意味し、そのケバブですので正に“焼き栗”のことです。秋冬になると街中でケスターネを売る車輪付きの移動屋台が多く見かけられ、昔ながらの量り売りで10TL(約150円)から買うことができます。
大粒の栗を焼いただけの素朴な味ですが、香ばしい香りと栗本来の甘みが凝縮されていてなかなかクセになる味わいです。ケスターネも食べ歩きに最適で小腹が空いた時などにもオススメです。
ムスル(Misir)
冬の風物詩の次はやはり夏の風物詩“ムスル”=トウモロコシをご紹介いたしましょう!夏季になると同じく車輪付きの移動屋台でトウモロコシが売られ始めます。焼きトウモロコシと茹でトウモロコシの二種類があり、どちらも一本3~4TLです。トルコのトウモロコシは改良されていないので日本のスイートコーンの様な甘さは無く、より素朴な甘さです。
塩をかけてくれますので、それが甘みを引き出して美味しいので、小腹が空いたときにおすすめです。
ギョズレメ(Gozleme)
元祖トルコのB級ストリートフードとも言えるギョズレメ。大きな丸い専用の鉄板の上で直径30㎝位の大きさで丸く薄い生地を焼き、中にほうれん草やチーズやポテトなどの具を挟んで二つに折ったトルコ風の惣菜クレープの様な物です。
パリパリの生地に好きな具を挟んだギョズレメは朝食や軽食としても人気で、家庭でも良く作られます。現在はあまり屋台など外で売られるのを見なくなってきましたが、カラキョイの港の辺やスルタンアフメットのトラムバイ沿いなどの昔風なカフェ、もしくはレストランの朝食・軽食メニューで食べることができます。
トルコのピザ「ピデ(pide)」
トルコ風のピザ「ピデ(pide)」は、トルコ人に愛される定番グルメです。ピデは、イタリア料理の代表格であるピザの原型ではないかと言われていますが、円形ではなくボートのような細長い生地を使うことが多く、ひき肉やほうれん草、トマト、卵、チーズなどさまざまな具をのせて焼き上げるのが特徴です。トルコ風ピザ「ピデ(Pide)」:エトリ・エキメッキ、ラフマジュンなど
ピデのおすすめレストラン
イスタンブールで美味しいピデを食べたいなら、イスティクラル通りのガラタサライ高校近くにある「ニザム・ピデ・ガラタサライ(Nizam Pide Galatasaray)」がおすすめ。人気の「ニザム・スペシャルピザ」は、パストゥルマやスジュック、マッシュルーム、卵がトッピングされたボリューム満点の一品です。店名 |
Nizam Pide Galatasaray(ニザム・ピデ・ガラタサライ) |
住所 |
Kamer Hatun, Kamer Hatun Cd. No:3, 34435 Beyoğlu/İstanbul |
公式サイト | https://www.nizampide.com/en/ |
チー・キョフテ(Cig Kofte)
最近B級グルメとして地位を確立してきた、元々はトルコの伝統的料理の“チー・キョフテ(Çiğ Köfte)”。
引き割り小麦のブルグルとみじん切りにした玉ねぎとニンニク、すりおろしたトマト、サルチャ(トマトペースト)とプルビベル(粗びき赤トウガラシ)やコリアンダーやオールスパイスやクミン等の多種のスパイスを加えて粘りが出るまで練ったピリッとスパイシーなキョフテです。
元来は“チー(çiğ) =生”の肉が使われますが、現在店頭での生肉の使用は禁止されていますので、お店で売られているチー・キョフテは肉無しです。
「トマト」世界中で料理にかかせないこの食材について徹底解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
通常食べる際は、レタスの葉に乗せてレモンを掛けて巻いて食べますが、ラヴァシュと言う薄い生地で青ネギやミントなどの野菜と一緒に巻くドゥルムはボリュームもあって割安のためお得です。ピリ辛で意外とボリュームはありますがさっぱりとしていますのでペロッと食べられます。
野菜も沢山食べられ健康的な食事としてダイエット中の人やベジタリアンにも人気のB級グルメです。街中どこでもチー・キョフテのお店がありますので、是非試してみて下さい。
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
イスタンブールでB級グルメが集まっている場所
イスタンブールの繁華街ではB級グルメのお店が軒並み競い合って繁盛しています。
バルック・パザル(魚市場)
新市街イスティックラル通りの真ん中辺、ガラタサライ高校の斜め向いの細い脇道がバルック・パザルです。この道の左右には、ミディエ・ドルマやミディエ・タヴァ、ココレッチ等のお店が軒並んでいます。少し奥に行くと飲み屋街のネヴィザーデ(Nevizade)通りもあり、ビールを飲みながらB級グルメが食べられるお店も多くあります。
カドゥキョイ
近年若者たちが集う今一番人気のローカルとお洒落が混ざり合う活気のあるスポットです。定期船でアジア側のカドゥキョイ港に渡り、目の前の大通りを渡ったらカドゥキョイの繁華街です。レストランやロカンタやバーが軒並み、その中にココレッチやミディエ等のB級グルメのお店がたくさんあり賑わっています。歩くだけでも楽しいので、是非訪れてみて下さい。
スィルケジ、エミノニュ
旧市街の金閣湾沿いのイスタンブールでも最も賑わいのある地区です。ここはいわゆる下町の様な活気があり、ローカルな小さな食堂や屋台が多くあります。サバサンドやココレチやミディエ・ドルマやなど、ありとあらゆるB級グルメがありますので、是非食べ歩きしながら散策してみて下さい。イスタンブール旅行・ツアーのおすすめ観光名所・レストラン・お土産徹底解説 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
イスタンブールのB級グルメのお供に欠かせない飲み物
ついつい食事のお供に無難なコーラやアイスティーなどを頼んでしまうかもしれませんが、B級グルメのお供に欠かせないおすすめのドリンクがあるのです。トルコの料理にはトルコの飲み物がより料理の味を引き立てます。
アイラン(Ayran)
ご存じトルコの定番の大衆的飲み物、塩味のヨーグルトドリンクです。ココレチやタントゥニなどのお肉系のグルメに、冷たくてさっぱりとしたこのアイランがピッタリです!
お店によってはブクブクと泡だった自家製アイランが飲めるところもありますので、見つけたら是非試してみて下さい。
アイラン・トルコ風ヨーグルトドリンク | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
シャルガン(Salgam)
こちらシャルガンというビーツに似た赤カブと黒人参で作られた赤紫色の酸っぱい発酵飲料で、ピクルスの漬け汁の様な味わいです。辛い物=アジュル(Acılı)と辛くない物=アジュスズ(Acısız)がありますので、お好みの物を試してみて下さい。ビタミンやポリフェノールも多く含まれ栄養満点です。ただ、少し塩分が強いので、高血圧の方や妊婦さんは飲み過ぎない様にご注意ください。ちなみに、このシャルガンはトルコの白濁酒“ラク(Rakı)”のチェーサー代わりとしても欠かせない飲み物です。
ラク(RAKI)・トルコの最もポピュラーなお酒 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
トルコビール
トルコのお酒としては、国民的飲み物であるラクや名産品のワインが知られていますが、実はビールも有名です。日本ではまだまだ知名度は高くありませんが、最大手のエフェス(EFES)は世界でも生産量は上位で、各国に輸出されているのです。
のど越しが良く、スッキリとした味わいのトルコビールはビールの苦みがあまり好きではない方でも飲みやすいのが特徴。ドネルケバブやココレチ、ミディエ・ドルマなど、イスタンブールの名物グルメとも相性抜群です。
普段ビールが苦手な方でも軽く飲めるトルコビール
ちなみに、トルコは国民の90%以上がムスリムであるイスラム教国家ですが、トルコ共和国建国当初から政教分離が推進されたため、一般的にイスラム教で禁止されているアルコールには寛容で、現地のトルコ人も旅行者も気軽にお酒を楽しめます(一方、豚肉はほとんど食べません)。
トルコの人々は皆イスラム教徒?政教分離の国トルコの宗教事情
甘党必見!イスタンブールはスイーツも豊富
トルコ人は甘いものも大好きです。特に日本人観光客にも人気で、イスタンブールに行ったらぜひ食べていただきたいのは、
- バクラヴァ(baklava):非常に薄いパイのような生地にナッツ類やはちみつなどを挟んで何層にも重ねてサクッと焼き上げたお菓子
- トルコアイス(dondurma):日本でも話題になったトルコの伸び~るアイスクリーム。材料にサーレップを使った本物のトルコアイスは現地でしか味わえません!
- キュネフェ(Kunefe):極細の糸のようなカダイフで作った生地にチーズを挟んで焼き上げ、上からナッツとたっぷりのシロップをかけたスイーツ
トルコのスイーツ(Tatlılar):トルコアイス、バクラヴァ、カダイフ・タトゥルスなど