トルコのおすすめ観光名所BEST20!治安やベストシーズン・日数も紹介
【トルコ】アンタルヤのおすすめ観光スポット10選|ビーチやサッカーでも有名な街
地中海に面するトルコ最大の観光都市アンタルヤ(アンタリヤ:ANTALYA)。青い空とターコイズブルーの美しい地中海のコントラストが絶景のリゾート地で、可愛い古い建物が並ぶ旧市街はもちろん、周りには遺跡も多く見どころが盛りだくさん。一年の内のほとんどが晴れであり、太陽の恵みを受け一年を通して温暖なため、国内及び国外から観光客が絶えません。
そんな魅力たっぷりのアンタルヤの気候や歴史、おすすめスポットなど基本的な情報をここで解説いたします!
2019年の時点でアンタルヤ内に5つ星ホテルがなんと407軒もあるということからも、その規模をご想像いただけるかと思います。街の中心にあるマリーナとそこのすぐ上にある旧市街カレイチのコントラストは美しく、とても魅力的な街です。
町中は都会で全く不便はなく、リベラルでゆったりとのどかな街です。治安も比較的良いので危険はほぼありませんが、観光地特有のスリや引ったくりは皆無ではありません。貴重品の保管には十分気を付けていただき、人気の少ない所には行かないなど旅行時の基本的な注意は怠らないようにしてください。
トルコ南部には地中海からエーゲ海にかけて「トルコのリビエラ」と呼ばれる120㎞のトルコブルーの美しい海岸が伸びていますが、アンタルヤはこの内の630㎞の海岸を保有しています。まさに海の都市といっても過言ではない、言葉では表せない美しい場所です。
地元にはアンタルヤスポルというサッカークラブもあり、2020年1月にはヴィッセル神戸で活躍していたルーカス・ポドルスキが移籍を発表したことでも話題になりました。実は日本のサッカーチームも冬季キャンプをアンタルヤで行ったことがあります。
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アンタルヤには国際空港がありますが、残念ながら日本からの直行便はありませんので、まずは一旦イスタンブールへ行かなくてはなりません。その後、国内線または長距離バスを利用して移動します。
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空港⇒市内 (約35分)
全てのアンタルヤ空港到着便に合わせて市内行きのシャトルバス「HAVAŞ(ハヴァシュ)」が運行しています。市内に行く途中にはバスターミナルにも立ち寄りますので、バスターミナルに向かう方もハヴァシュを御利用頂けます。
市内⇒空港 (約35分)
夜中の02:25、朝05:00~20:00まで1時間に一本運航。
ハヴァシュ料金 :片道 15 TL (2021年1月現在)
ハヴァシュ公式HP:時刻表はこちらをご覧ください。
http://www.havas.net/
この気候のため、良質なオリーブ、松林、柑橘類、アボカドやバナナなどの植物も多く栽培されています。アンタルヤに訪れるベストシーズンとしては、ビーチでの海水浴なら6月~9月の真夏、遺跡周りの場合は真夏を避けた季節となります。
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アンタルヤの名の由来は紀元前159年にペルガモン王国第4代国王アッタロス2世がこの地に都市を建設しATTALIA(アッタリア)と名付けられたことから始まります。アッタロス2世は、兵達に「行け!私の為にこの地上での楽園を見つけるのだ!」と命令を出し、兵たちが何年もかけて探し出した楽園と言うのが、ここアッタリアの地とのことです。
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ペルガモン王国の終焉(紀元前133年)後しばらくの間独立したままだったこの都市は、後に海賊の手に渡り、紀元前77年にローマ執政官プブリウス・セルウィリウス・ウァティア・イサウリクスによってローマの地として併合されました。紀元前67年にはポンペイウスが率いたローマ海軍の基地となり、西暦130年に皇帝ハドリアヌスがアタレイアへ訪問したことにより、この地はより発展しました。
ビザンチン統治時代は司教の中心地として栄えましたが、西暦7世紀以降、この地域はセルジュークとビザンチンの間で頻繁に支配交代されながら1207年にセルジューク朝に支配されることになります。
これに続いて、テケ侯国(アンタルヤを都とした君侯国)、オスマン帝国、カラマン侯国(現カラマンを都とした君侯国)、そして再びオスマン帝国と主権が代わりました。第1次世界大戦末期には一時イタリア軍に占領されましたが、1923年にトルコ共和国建国と共にトルコの手に戻り現在に至ります。
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長い間アッタリアやアタレイヤと呼ばれていたこの地は、19世紀頃にADALYA(アダルヤ)、そして共和国になりANTALYA(アンタルヤ)と名前が変わりました。ちなみにアンタルヤは「アッタルヤ領」を意味します。
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二つの城壁に囲まれ、18世紀に建てられた民家が並ぶ雰囲気の良い古い街並みや路地が広がる旧市街カレイチは、ハドリアヌス門、イヴリミナーレ、アンタルヤ時計塔など見所も多数あり、ゆっくりのんびり散策するのにおすすめです。
坂を下りるとヨットがずらりと並ぶ港に出ますが、そこはビザンツ時代に東地中海で一番重要であった港でした。現在は近代化されてしまっていますが、後ろにそびえるカレイチの城壁との組み合わせにより当時の様子を思い描くことができます。
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この港からアンタルヤ周辺のドゥデンの滝などを周るボートツアーも出ていますので、アンタルヤに数日間滞在される場合はツアーに参加されるのも良いかもしれません。
時間があれば、カレイチの西側にあるカレイチ・パノラミック・エレベーター(KALEİÇİ PANORAMİK ASANSÖR)の上部から旧市街と港の絶景をぜひ眺めてみてください。また、このエレベーターにて30ⅿ崖下の港へ簡単に行くこともできます。
カレイチにはホテルや、ペンション、レストランやバーなどが集まっていますので、アンタルヤ観光の拠点にするのにおすすめです。
13世紀にアンタルヤで一番古いイスラーム建物がイヴリ・ミナーレで、現在は町の象徴となっています。セルジューク時代から残るイヴリ・ミナーレは、四角い土台の上に煉瓦を用いて造られた尖塔で、青い石をモザイクの様に埋め込み、装飾用にターコイズ色のタイルも用いられています。
高さは38m、名前になっているYivli(イヴリ)は溝付(溝が入った)の意味で、八つの溝が特徴のミナーレのためイヴリミナーレと呼ばれています。
隣接するモスクは、ビサンチンの教会をセルジュークの皇帝アラエッディン・ケイクバトがモスクに改築した際に造られたもので、取り壊された後、14世紀後半(セルジユーク時)に建築されたモスクです。
ドアの両側に2つの塔があり、南のJulia Sancta(聖ジュリア)の塔はハドリアヌス時代、北の塔の下部は古代のもので、上部はセルジュク時代に建てられました。
4本の柱によって3つの入口が出来ており、柱は2面に装飾が施してある設計で、ローマの名誉凱旋門のように見えます。おそらく凱旋門には皇帝とその家族の像があったようですが、残念ながら現存しておりません。
パンフィリア地方(古代のアンタルヤ地方)で最も美しい門の1つであるハドリアヌス門には、この地域のすべての文明の痕跡やその時代の重要な建築要素があり、カレイチと現代のアンタルヤを繋ぐ門です。
1922年にカレイチのアラエディンモスクに前衛が設立され、1972年に現在の建物に移転したアンタルヤ博物館は、14の展示室を含め3万平方メートルの敷地を持つ大きな博物館です。
先史時代からヘレニズム、ローマ、ビザンチン、セルジューク、そしてオスマン帝国に属する品々を年代順に展示しており、展示品の中には、自然史と先史時代のコレクション、神と皇帝の彫刻、お墓に関する遺物、コイン、モザイク、イコンなどがあります。
ペルゲ古代都市から発掘された彫刻を筆頭にアンタルヤに接した3つの重要な地中海の古代文明「リキア」「パンフィリア」と「ピシディア」からの出土品を数多く集めたこの博物館は、1988年に「欧州評議会博物館オブザイヤー」賞を受賞しました。
この遺跡の歴史は古く、碑文の中に「トロイ戦争から帰還した三人によって建設された」と記されていますが、ヒッタイトの首都ボアズキョイで発見された粘上板に、町の名“パルハ”とあり、出土した貨幣に土地の女神の名が刻まれている事実などを考えると、建国の歴史はトロイ以前に遡ると言われています。
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紀元前2000年頃にはアカイア人が最初にこの地に集落を形成したとされ、紀元前7世紀にはエピルや西アナトリアの沿岸地方からやって来たギリシア人によって都市が造られ、紀元前6世紀にリディア人、後にはペルシアの支配下におかれました。
紀元前333年になるとアレキサンダー大王によって征服され、王の死後はセレウコスに、そしてベルガマ王国に支配されました。2世紀以降はローマ人の支配下となり最盛期を迎え、4世紀にはキリスト教を認可しています。
ビサンチン、セルジューク、ハミトオール侯国の支配の後、1391年にオスマンの領土としてこれに続合されると、町はアクロポリスと下町の二つに分かれて、最初は50mのアクロポリスの丘に建設されたものが、拡大するに従って下の平地の方まで境を広げました。
15,000人の収容能力をもつ劇場の高い舞台は損傷が少なく、壁には演劇と葡萄酒の守護神ディオニソス(バッカス)の浮き彫りが施されているのがご覧いただけます。
ディオニソスの誕生と生涯をテーマにしたこの浮き彫りには、未熟児であったディオニソスがゼウスの体内に住まい、ヘルメスによってとりあげられた後、妖精に授けられて豹のひく御車に神として座っている様子が表現されています。
観客収容能力12,000人の競技場の東側客席の下には30の部屋があり、観客はこのうちの10の部屋を入り口として利用し、残る20の部屋は商店として使用されていたようです。
ローマの門、円錐形の屋根のあるヘレニズムの門、そしてプランスィア・マグナという女性が作らせた三つの仕切りのある凱旋門と、町には合計三ケ所から入ることができました。アゴラ、記念泉、ローマ浴場、中央に水路として使用された溝が刻まれる通りなども興味深いものです。
実は、使徒パウロも布教のためにこの地を訪れており聖書にもこのことが記載されているため、現在でも巡礼地として国内及び海外から訪れる人が後を絶ちません。ちなみに、ギリシャの数学者・天文学者のアポロニウス(紀元前262年~紀元前190年頃)の故郷もここペルゲです。
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アンタルヤ市内から東へ約47㎞。今も大劇場は現役でオペラやコンサートなどのイベントで使われている世界的に有名な古代遺跡です。
紀元前1200年頃、アカイア人により建設されたとされ、紀元前467年にはすぐ傍のエウリュメドン川にてギリシャ・アテナイ率いるデロス同盟とアケメネス朝ペルシアの戦いも起こっており、その後の紀元前333年にアレキサンダー大王にアスペンドスは支配されました。
大王死後はプトレマイオス朝が支配し、この時代にアスペンドスは最盛期を迎えました。
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エウリュメドン河畔にアルゴスからの移民が建設したこの町には、美しいローマ時代の劇場がほぼ当時の姿と変わりなく完璧な姿を留めて残っています。町は既に紀元前5世紀において、シデを除き唯一銀貨を鋳造していた大重要都市でありました。
ヘレニズム時代の城壁にはローマ時代後期からビサンチン初期にかけて修復が加えられています。尚、アスペンドスは上市と下市の二部に分けられており、上市にはアゴラ、教会堂、演武場、記念泉が、下市には劇場、競技場、ローマ浴場、水道橋等があり、どれも必見の価値ある遺跡の数々です。
皇帝マルクス・アウレリウス(2世紀後半)の治世下で、アスペンドス出身の建築家ゼノンが建造した15,000人の客席を有するこの劇場は、古代から残る同種の遺跡の中ではほぼ完璧と言える姿を留め、最も損傷の少ない作品となっております。
ヘレニズムの様式を重視して、一部アクロポリスの丘に寄りかかるように設計されており、外部と内部を遮断する客席の最上部に設けられた高い壁は一部修復され、音響効果もさらに良好となりました。
なお、セルジューク時代にはキャラバンサライとして使用されていたために常時保全の手が入れられていたおかげで、まるで当初に有していた特徴を何一つ失わずにそっくりそのまま今日に伝えることができました。
今も定期的な音楽祭に会場として使用されており、毎年夏には「アスペンドス・オペラ・バレエフェスティバル」の名で国際フェスティバルが行われ、トルコやヨーロッパを舞台にした有名な演目が古代劇場で上演され、時を超えて幻想的な世界を醸し出します。
古代劇場で耳にするメロディーは、情緒があり普通のコンサートホールとは全く違い格別で感激極まりありません。
アンタルヤ、アスペンドス|トルコ観光案内 | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤ中心地より東へ約75kmにある、紀元前700年頃から居住地が出来ていた歴史ある街です。ストラボンによるとアンタルアの北に住むキメのアイオリス人達によって建国されたと言われています。
“スィデ(シデ)”とは、古いアナトリア地方の言葉で “ザクロ”を意味します。発見された出土品から見るに、シデは紀元前3世紀にペルシア帝国の支配のもとで繁栄し、紀元前334年にアレキサンダー大王により征服されました。
大王の死後はプトレマイオス朝エジプト、後にアッシリア王国の支配下に入り、アパメイア講和条約により独立を宣言しベルガマ王国に譲渡されたのが紀元前188年のことです。紀元前78年以降はローマ帝国の属国となり、紀元前25世紀になって再び独立を手にしています。
2~3世紀に貿易の中心地として、2世紀の間は研究と文明の中心地として栄えました。この間、スィデの人々は古代ギリシャの神々を深く信仰していましたが、4世紀に入るとキリスト教の信仰が始まり、5世紀には司教の中心地とし6世紀頃まで全盛期を迎えましたが、7~9世期にアラビア人の侵入により終焉を迎えました。
城門をくぐると二本の主要道路の起点である平たい石を敷き詰めた広場に出ます。大通りの西側には、後方に商店の並ぶ柱廊が設けられ、美しいコリント式の柱頭で飾られていました。門の向かいには大きな記念泉“ニンファイオン”があります。
三方に商店がおかれ、四角の基盤の上に造られたアゴラはぐるりと柱廊のギャラリーに包囲され、その中央には都市の運命を司ると信じられていた歴史と運命の女神ティチエに捧げられた祭壇の一部が残っています。
隣接する劇場は美しく、ここから神殿や記念道路、古代の港の跡など、素晴らしい景観が楽しめます。劇場から700m、徒歩10分の距離にあるスィデの岬に立つアポロン・アテネ神殿から見る夕日は格別ですのでお見逃しなく。
アンタルヤ、シデ | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤ中心地から北西30Km、ギュルルック山の山肌斜面の海抜1150mの地点にあるこの山岳古代都市は、まさに「天空の遺跡」。紀元前333年アレキサンダー大王が征服できなかった唯一の町として史上に名を残しています。
テルメッソス人は碑文に自らをアナトリアで一番古い原住民の一つパンフィリア地方のLUVI(ルヴィ)人を始祖とするソリムヤ人であると記しています。このソムリヤ人によってテルメッソスは造られました。
ヘレニズム時代に迎えた第一期繁栄期の後、ローマの支配下での第二黄金期になるとテルメッソスは自らの法を自ら制定できる自治権を得ましたが、この後5世紀頃の地震により、町は完全に過疎化し9世紀には廃墟となりました。
都市には北と南の谷から入ることができ、どこもかしこも遺跡の破片がゴロゴロと地面を覆っています。この遺跡の一番の見どころは、4,200人を収容できたと言う断崖に面したヘレニズムの大劇場です。
その他、遺跡南側で発見されている七つの神殿の内、ゼウス・ソリメラスの神殿は高さ4m。小規模ながら保存状態の良いアルテミスの神殿の門の上には、アウレリア・アルマスタという名の女性がこれを建造するために出資したことや、彫像を夫の援助でつくらせたなど、詳細にわたる内容が刻まれているのが分かります。
ローマ時代の後期に造られたコリント様式の神殿も見ることができます。また、ギムナシウム、岩に彫られた貯水槽、オリーブオイルの瓶、そしてテルメッソスで最も良好な状態を保ち、石造りの傑作品に挙げられる演武場などがあります。
現在は、テルメッソス遺跡を含めこの周辺一帯は国立公園に指定されています。入口チケット売り場から遺跡までは、まず駐車場まで約9㎞車で山を登り、そこからまた20分くらい山道を歩きます。
個人で行くには難しいので、ツアーに参加するか、市内よりタクシーをチャーターしていくのがベストです。
アンタルヤと言ったら、やはりおすすめは古代海中遺跡をボートで周るケコヴァボートツアーです。KEKOVA(ケコヴァ)は、アンタルヤより155㎞西のデムレ郡の海辺の町Uçağız (ウチュアゥズ)と Kale/Simena(カレ/スィメナ)の海を挟んで南側に浮かぶ全長150mの細長い小さな島です。
2世紀頃地震で地滑りにより海に沈んでしまったリキアのDolkistheと言う古代貿易港町の遺跡が島の海辺やトルコブルーの海の中で神秘的に佇む姿を見ることができます。この辺は地中海で一番きれいな海でもあるので、ケコヴァ島だけではなく、ボートで数か所スイミングスポットや海の洞窟を巡りながらケコヴァ島を周るツアーが一般的です。
ボートツアーですが、アンタルヤから海路でケコヴァに行くツアーは無く、陸路でケコヴァの最寄港デムレまで150㎞の道を行き、そこからボートに乗る日帰りツアーとなります。
市内の旅行代理店やホテルなどでツアーを申し込むことができますが、少しずつ内容や料金も違いますので、ご自身に合ったツアーにご参加ください。なお、アンタルヤ市内よりも近いカシュからもツアーが出ていますので、カシュに行く方はここからツアーに参加する方が効率的です。
ケコヴァ | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
実はあのサンタクロースのモデルとなった聖ニコラウス(ニコラス)はトルコ出身ということはご存じでしょうか?
聖人として崇敬されている聖ニコラウスは4世紀頃デムレより約85㎞西のパタラで生まれました。その後、デムレの海沿いから約4㎞内陸に入った所に5世紀にはリキアの首都としても栄え、岩窟墓でも有名なMYRA(ミュラ)という古代都市で大主教として活動をし、西暦365年に65歳でこの地で亡くなりました。
ミュラ遺跡の他に、デムレの中心地には聖ニコラウスの死後5世紀頃ビザンツ帝国時代中期に建てられた聖ニコラウス教会も残っています。ケコヴァに行く途中にミュラ遺跡と聖ニコラス教会に立ち寄るツアーもありますので、興味のある方はぜひこちらもおすすめします。
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アンタルヤでビーチと言ったらまずはここ、アンタルヤ中心地より南西へ約45㎞、車で約45分の距離にある一番人気のケメルビーチです。
リゾートホテルもナイトクラブも並ぶ賑やかなこのビーチは有名で、国内からも海外からも夏は多くの人が訪れます。
ハイシーズンはかなり賑やかですので、静かにゆっくりと時間を過ごしたい方にはあまりおすすめできません。
ケメル|トルコ観光名所案内 | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
公共ビーチもあり、お手軽に楽しめるビーチです。
特にここからの日の出の景色は最高ですので、コンヤアルトゥビーチを訪れた際は朝早く起きて朝のビーチをお楽しみください。
ÇIRALI(チュラル)ビーチとも言い、アンタルヤ中心地より80㎞、車で約1時間半の距離にある自然に囲まれた3kmに及ぶ穴場のビーチです。チュラルビーチのオリンポス遺跡側をオリンポスビーチと言います。
海亀(カレッタカレッタ)の産卵場所としても有名で自然保護されたビーチのため、ビーチパラソルやビーチベッドの貸し出しはありません。時間があれば、海水浴の途中で古代ローマの港遺跡でオリンポス遺跡を訪れてみるのも良いかもしれません。
また、ビーチから3㎞山奥に入った所にキメラという、地面から天然ガスが噴き出し何千年も前の古代から消えることのない“不滅の炎”が燃え続ける場所があります。古代から信仰の対象となってきたこの場所も神秘的ですので、ぜひ暗くなった時間に訪れてみてください。
アンタルヤ中心地から西へ190㎞、車で約3時間の距離にある、まさにターコイズブルーの海、南の街という感じの近年人気のリゾート地です。小さい街ですが、可愛らしい街並みでホテルやレストラン、バーもあり昼も夜も楽しめます。
アンタルヤのバスターミナルからも頻繁にバスが出ていますが、アンタルヤから少し離れているので、日帰りではなく数泊することをおすすめします。
カシュ周辺にはいくつも小さなビーチがありますが、中でもKAPUTAŞ(カプタシュ)ビーチは崖の下に小さな湾のようになっており景色抜群で最も人気のビーチです。
また、カシュからなんとフェリーで20分で行けるお隣の国ギリシャのメイス島と言う所もあります。この島はかなり小さいですが小舟で入る青の洞窟や綺麗な海のビーチもありギリシャ料理も楽しめますので、カシュに数日滞在する場合はぜひ日帰りまたは一泊で訪れてみてください。
前日までにフェリー会社でチケットを購入する必要があり、その際にパスポートも必要となりますのでご注意ください。
カルカン・カシュ | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤは位置的に地中海独特の文化を持った料理が多く、また古くからギリシャや北エジプトなどの影響も多く受けてきました。
この料理はギリシャの島、クレタ島から伝えられたと言われる料理です。アンティチョークとお肉と玉ねぎを煮込んだシンプルな料理ですが、アンタルヤでは絶対に欠かせない一品です。
ニンジン、ひよこ豆、ディル、西洋パセリが入ったピラフですが、作り手によっては地中海地方料理で良く使われる爽快さのあるハーブであるミントやバジルなども加えられます。ひよこ豆とお米ですので、少量でも満腹感が満たされる一品です。
アンタルヤ食事に欠かせないサラダ。基本的な材料はルッコラ、ミント、西洋パセリ、青ネギ、トマト。
これを細かく切って、スマック(Sumak)という日本のユカリや赤紫蘇に似た酸っぱいスパイスとザクロスースをかけたシンプルですが、しっかりとした味のサラダです。
ターヒン(ゴマペースト)、レモン汁、スパイス、ニンニクを混ぜたペーストの様な物で、冷菜のメゼではありますが、パスタのソースやお肉に添えて、はたもや朝食でパンに塗ったりなど幅広く使われている料理です。
アンタルヤでは、夕食や三時のおやつにも食べられるとか。是非お試しください!
トルコ料理おすすめランキングBEST20!ケバブだけじゃない絶品グルメを紹介 | トルコ旅行専門の人気ナンバーワン旅行会社『ターキッシュエア&トラベル』
空港から19㎞。市内中心地に位置し、カレイチまで4㎞、コンヤアルトゥビーチまで徒歩圏と好立地にある便利な5星ホテルです。ハマムや野外プールなどサービスも充。市内中心地でも部屋が広めでバルコニーがあり、リゾート感が味わえます。プライベートビーチはありませんので、ビーチよりも観光に重点を置く方にお勧めです。
空港から14㎞。市内中心地より東、カレイチから約4㎞にあるモダンで高級感のある5星ホテル。部屋は広めでバルコニー付き。地中海に臨んでおり、ホテルの下の崖をおりると砂浜ではありませんが小さな海水浴場があります。海を見ながら楽しめる野外プールもあり、ゆっくりとくつろげるホテルです。
アンタルヤの北20㎞にあるドシェメアルトゥ(Döşemealtı)という場所が産地の手織り絨毯です。植物や植物の根などの自然塗料で染めた羊毛で作られたとても深みのある色合いの素敵な絨毯です。高価な物ですが、記念の一枚としておすすめいたします。
地中海を代表する町アンタルヤに訪れているのでしたら、是非アンタルヤ発のボートツアーにご参加してみてはいかがでしょか?カレイチから海に下ったところに在る旧カレイチ港から毎日遊覧船で周る様々なボートツアーが催行されています。
ケコヴァツアーは定番ですが、その他にカレイチ観光とドゥデン滝を周る終日ツアーがおすすめです。
その他、アンタルヤ西部の特に綺麗な幾つかのトルコブルーの湾で数回遊泳タイムを取る終日ツアーや、1時間、2時間、6時間のツアー等、船会社やツアー会社によって本当に色々なツアーがありますので、御自身の予定に合ったツアーにご参加してみて下さい。
遅くても前日から当日朝まで空席があれば申し込み可能です。港の各船会社で直接申し込みすることも出来ますし、カレイチや市内のツアー会社でも申し込み可能です。
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そんな魅力たっぷりのアンタルヤの気候や歴史、おすすめスポットなど基本的な情報をここで解説いたします!
アンタルヤは地中海海岸沿いに広がるトルコの人気観光都市
アンタルヤはトルコで5番目に大きい都市で、地中海に面したビーチを多く保有したリゾート地です。昔から港町として栄えたことから遺跡も多いため、トルコ国内からはもちろん、ヨーロッパやロシアをはじめとする海外からの観光客が多く、トルコきっての「観光都市」として賑わっています。2019年の時点でアンタルヤ内に5つ星ホテルがなんと407軒もあるということからも、その規模をご想像いただけるかと思います。街の中心にあるマリーナとそこのすぐ上にある旧市街カレイチのコントラストは美しく、とても魅力的な街です。
人口 | 251万1700人 *2019年統計 |
面積 | 20,909 km² |
市長 | MUHİTTİN BÖCEK(ムヒッティン・ボジェッキ) *2020年現在 |
町中は都会で全く不便はなく、リベラルでゆったりとのどかな街です。治安も比較的良いので危険はほぼありませんが、観光地特有のスリや引ったくりは皆無ではありません。貴重品の保管には十分気を付けていただき、人気の少ない所には行かないなど旅行時の基本的な注意は怠らないようにしてください。
トルコ南部には地中海からエーゲ海にかけて「トルコのリビエラ」と呼ばれる120㎞のトルコブルーの美しい海岸が伸びていますが、アンタルヤはこの内の630㎞の海岸を保有しています。まさに海の都市といっても過言ではない、言葉では表せない美しい場所です。
アンタルヤはサッカーなどスポーツでも有名
アンタルヤには、マリンスポーツはもちろん登山やトレッキング、ゴルフなど、スポーツのために訪れる人も多くいます。地元にはアンタルヤスポルというサッカークラブもあり、2020年1月にはヴィッセル神戸で活躍していたルーカス・ポドルスキが移籍を発表したことでも話題になりました。実は日本のサッカーチームも冬季キャンプをアンタルヤで行ったことがあります。
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アンタルヤへの行き方・アクセス
トルコの南部・地中海地方に属するアンタルヤは、イスタンブールから約695㎞の所にあります。アンタルヤには国際空港がありますが、残念ながら日本からの直行便はありませんので、まずは一旦イスタンブールへ行かなくてはなりません。その後、国内線または長距離バスを利用して移動します。
- イスタンブールから国内線で移動: 約1時間15分
※ターキッシュエアラインズやペガサス航空など(1時間半~2時間に1本運航) - イスタンブールから長距離バスで移動: 約12時間~12時間半
- ※Metro TurizmやKamil Koçなどのバス会社から1日に1~2本運航しています。
イスタンブール空港全解説!乗り継ぎ・Wi-Fi・ホテル・免税店・お土産・ラウンジなど | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤ空港から市内中心地へのアクセス
空港⇒市内 (約35分)
全てのアンタルヤ空港到着便に合わせて市内行きのシャトルバス「HAVAŞ(ハヴァシュ)」が運行しています。市内に行く途中にはバスターミナルにも立ち寄りますので、バスターミナルに向かう方もハヴァシュを御利用頂けます。
市内⇒空港 (約35分)
夜中の02:25、朝05:00~20:00まで1時間に一本運航。
ハヴァシュ料金 :片道 15 TL (2021年1月現在)
ハヴァシュ公式HP:時刻表はこちらをご覧ください。
http://www.havas.net/
アンタルヤの気候・天気|観光のベストシーズンは?
アンタルヤはトルコの南・地中海に面した都市で、地中海性気候帯に属します。一年の内300日は晴れというアンタルヤは一年中温暖で過ごしやすいですが、夏の日中は平均気温30~35℃の暑さとなり、冬は雨が降りやすい気候です。ただ、冬でも気温は高いので、雪が降ったり凍結することはありません。この気候のため、良質なオリーブ、松林、柑橘類、アボカドやバナナなどの植物も多く栽培されています。アンタルヤに訪れるベストシーズンとしては、ビーチでの海水浴なら6月~9月の真夏、遺跡周りの場合は真夏を避けた季節となります。
アンタルヤの平均気温
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | |
アンタルヤ | 10 | 11 | 13 | 16 | 21 | 25 | 28 | 28 | 25 | 21 | 15 | 12 |
イスタンブール | 6 | 6 | 7 | 11 | 16 | 20 | 23 | 23 | 20 | 16 | 12 | 8 |
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港町として栄えたアンタルヤの歴史
アンタルヤの地には考古学的発掘によって4万年前から人が住んでいたことが分かっています。この辺の地域の古代名はPAMPHYLIA (パンフィリア)と言い、東のCILCIA(キリキア)と西のLYCIA(リキア)に挟まれた土地でした。パンフィリアの名が歴史上初めて登場するのが紀元前1200年頃のヒッタイト時代の文献です。ヒッタイト帝国とその首都「ハットゥシャ遺跡」の見どころ徹底解説 | トルコ旅行・ツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤの名の由来は紀元前159年にペルガモン王国第4代国王アッタロス2世がこの地に都市を建設しATTALIA(アッタリア)と名付けられたことから始まります。アッタロス2世は、兵達に「行け!私の為にこの地上での楽園を見つけるのだ!」と命令を出し、兵たちが何年もかけて探し出した楽園と言うのが、ここアッタリアの地とのことです。
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ペルガモン王国の終焉(紀元前133年)後しばらくの間独立したままだったこの都市は、後に海賊の手に渡り、紀元前77年にローマ執政官プブリウス・セルウィリウス・ウァティア・イサウリクスによってローマの地として併合されました。紀元前67年にはポンペイウスが率いたローマ海軍の基地となり、西暦130年に皇帝ハドリアヌスがアタレイアへ訪問したことにより、この地はより発展しました。
ビザンチン統治時代は司教の中心地として栄えましたが、西暦7世紀以降、この地域はセルジュークとビザンチンの間で頻繁に支配交代されながら1207年にセルジューク朝に支配されることになります。
これに続いて、テケ侯国(アンタルヤを都とした君侯国)、オスマン帝国、カラマン侯国(現カラマンを都とした君侯国)、そして再びオスマン帝国と主権が代わりました。第1次世界大戦末期には一時イタリア軍に占領されましたが、1923年にトルコ共和国建国と共にトルコの手に戻り現在に至ります。
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長い間アッタリアやアタレイヤと呼ばれていたこの地は、19世紀頃にADALYA(アダルヤ)、そして共和国になりANTALYA(アンタルヤ)と名前が変わりました。ちなみにアンタルヤは「アッタルヤ領」を意味します。
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アンタルヤのおすすめ観光スポット10選
カレイチ(KALEİÇİ)
カレイチは、ベルガマ王国時代、ローマ帝国時代、ビザンチン帝国時代、オスマン帝国時代と2千年以上の間、キリスト教徒、アラビア人、イスラム教徒、セルジュークトルコ人、オスマントルコ人に代わる代わる支配されてきた歴史のある旧市街です。二つの城壁に囲まれ、18世紀に建てられた民家が並ぶ雰囲気の良い古い街並みや路地が広がる旧市街カレイチは、ハドリアヌス門、イヴリミナーレ、アンタルヤ時計塔など見所も多数あり、ゆっくりのんびり散策するのにおすすめです。
坂を下りるとヨットがずらりと並ぶ港に出ますが、そこはビザンツ時代に東地中海で一番重要であった港でした。現在は近代化されてしまっていますが、後ろにそびえるカレイチの城壁との組み合わせにより当時の様子を思い描くことができます。
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この港からアンタルヤ周辺のドゥデンの滝などを周るボートツアーも出ていますので、アンタルヤに数日間滞在される場合はツアーに参加されるのも良いかもしれません。
時間があれば、カレイチの西側にあるカレイチ・パノラミック・エレベーター(KALEİÇİ PANORAMİK ASANSÖR)の上部から旧市街と港の絶景をぜひ眺めてみてください。また、このエレベーターにて30ⅿ崖下の港へ簡単に行くこともできます。
カレイチにはホテルや、ペンション、レストランやバーなどが集まっていますので、アンタルヤ観光の拠点にするのにおすすめです。
イヴリ・ミナーレ(YİVLİ MİNARE)
13世紀にアンタルヤで一番古いイスラーム建物がイヴリ・ミナーレで、現在は町の象徴となっています。セルジューク時代から残るイヴリ・ミナーレは、四角い土台の上に煉瓦を用いて造られた尖塔で、青い石をモザイクの様に埋め込み、装飾用にターコイズ色のタイルも用いられています。
高さは38m、名前になっているYivli(イヴリ)は溝付(溝が入った)の意味で、八つの溝が特徴のミナーレのためイヴリミナーレと呼ばれています。
隣接するモスクは、ビサンチンの教会をセルジュークの皇帝アラエッディン・ケイクバトがモスクに改築した際に造られたもので、取り壊された後、14世紀後半(セルジユーク時)に建築されたモスクです。
名称 | イヴリ・ミナーレ(YİVLİ MİNARE) |
住所 | Selçuk, İskele Cd., 07100 Muratpaşa/Antalya |
ハドリアヌス門(HADRİAN KAPISI)
ローマ皇帝ハドリアヌスに捧げるために西暦139年に建てられた凱旋門です。丸いアーチのある3つの開口部が特徴的で、柱を除いてすべて白い大理石でできており、壮大な彫刻とレリーフで飾られています。ドアの両側に2つの塔があり、南のJulia Sancta(聖ジュリア)の塔はハドリアヌス時代、北の塔の下部は古代のもので、上部はセルジュク時代に建てられました。
4本の柱によって3つの入口が出来ており、柱は2面に装飾が施してある設計で、ローマの名誉凱旋門のように見えます。おそらく凱旋門には皇帝とその家族の像があったようですが、残念ながら現存しておりません。
パンフィリア地方(古代のアンタルヤ地方)で最も美しい門の1つであるハドリアヌス門には、この地域のすべての文明の痕跡やその時代の重要な建築要素があり、カレイチと現代のアンタルヤを繋ぐ門です。
名称 | ハドリアヌス門(HADRİAN KAPISI) |
住所 | Barbaros, Muratpaşa, Antalya |
アンタルヤ考古学博物館(ANTALYA ARKEOLOJİ MÜZESİ)
この博物館は元々、第一次世界大戦時に占領軍から遺物を保護するために建てられました。1922年にカレイチのアラエディンモスクに前衛が設立され、1972年に現在の建物に移転したアンタルヤ博物館は、14の展示室を含め3万平方メートルの敷地を持つ大きな博物館です。
先史時代からヘレニズム、ローマ、ビザンチン、セルジューク、そしてオスマン帝国に属する品々を年代順に展示しており、展示品の中には、自然史と先史時代のコレクション、神と皇帝の彫刻、お墓に関する遺物、コイン、モザイク、イコンなどがあります。
ペルゲ古代都市から発掘された彫刻を筆頭にアンタルヤに接した3つの重要な地中海の古代文明「リキア」「パンフィリア」と「ピシディア」からの出土品を数多く集めたこの博物館は、1988年に「欧州評議会博物館オブザイヤー」賞を受賞しました。
名称 | アンタルヤ考古学博物館(ANTALYA ARKEOLOJİ MÜZESİ) |
住所 | Bahçeli evler Mah. Konyaaltı Cad. No 88, 07050 Muratpaşa/Antalya |
アクセス | アンタルヤ市内西側、カレイチから2.5㎞(徒歩約30分) |
開館時間 | 夏季(4/1~10/31):8:00~19:00 冬季(11/1~3/31) :8:30~18:00 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | 月曜日 |
入場料 | 45 TL |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=ANT01&DistId=ANT |
アンタルヤ近郊の外せない観光ポイント
ペルゲ遺跡(PERGE ANTİK KENTİ)
アンタルヤ市内より東に20㎞、市内に一番近い有名な古代遺跡。アンタルヤを訪れる人にはアスペンドスと共に絶対に外せない観光スポットです。遺跡は比較的状態が良く残っているので、当時の様子を伺うことができます。この遺跡の歴史は古く、碑文の中に「トロイ戦争から帰還した三人によって建設された」と記されていますが、ヒッタイトの首都ボアズキョイで発見された粘上板に、町の名“パルハ”とあり、出土した貨幣に土地の女神の名が刻まれている事実などを考えると、建国の歴史はトロイ以前に遡ると言われています。
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紀元前2000年頃にはアカイア人が最初にこの地に集落を形成したとされ、紀元前7世紀にはエピルや西アナトリアの沿岸地方からやって来たギリシア人によって都市が造られ、紀元前6世紀にリディア人、後にはペルシアの支配下におかれました。
紀元前333年になるとアレキサンダー大王によって征服され、王の死後はセレウコスに、そしてベルガマ王国に支配されました。2世紀以降はローマ人の支配下となり最盛期を迎え、4世紀にはキリスト教を認可しています。
ビサンチン、セルジューク、ハミトオール侯国の支配の後、1391年にオスマンの領土としてこれに続合されると、町はアクロポリスと下町の二つに分かれて、最初は50mのアクロポリスの丘に建設されたものが、拡大するに従って下の平地の方まで境を広げました。
15,000人の収容能力をもつ劇場の高い舞台は損傷が少なく、壁には演劇と葡萄酒の守護神ディオニソス(バッカス)の浮き彫りが施されているのがご覧いただけます。
ディオニソスの誕生と生涯をテーマにしたこの浮き彫りには、未熟児であったディオニソスがゼウスの体内に住まい、ヘルメスによってとりあげられた後、妖精に授けられて豹のひく御車に神として座っている様子が表現されています。
観客収容能力12,000人の競技場の東側客席の下には30の部屋があり、観客はこのうちの10の部屋を入り口として利用し、残る20の部屋は商店として使用されていたようです。
ローマの門、円錐形の屋根のあるヘレニズムの門、そしてプランスィア・マグナという女性が作らせた三つの仕切りのある凱旋門と、町には合計三ケ所から入ることができました。アゴラ、記念泉、ローマ浴場、中央に水路として使用された溝が刻まれる通りなども興味深いものです。
実は、使徒パウロも布教のためにこの地を訪れており聖書にもこのことが記載されているため、現在でも巡礼地として国内及び海外から訪れる人が後を絶ちません。ちなみに、ギリシャの数学者・天文学者のアポロニウス(紀元前262年~紀元前190年頃)の故郷もここペルゲです。
名称 | ペルゲ遺跡(PERGE ANTİK KENTİ) |
住所 | Barbaros, Perge Yolu, 07112 Aksu/Antalya |
アクセス | アンタルヤ市内から約17㎞、車で約30分 |
開館時間 | 夏季(4/1~10/31) 08:00~19:00 冬季(11/1~3/31) 08:00~18:00 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 50 TL |
所要時間 | 1時間 |
服装 | 足場が悪いので歩きやすい運動靴。 夏場は日差しを避ける所が無いので、日傘やミネラルウォーターを準備されることをおすすめします。 |
公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/perge |
アンタルア、ペルゲ|トルコ観光案内 | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アスペンドス遺跡(ASPENDOS ANTİK KENTİ)
アンタルヤ市内から東へ約47㎞。今も大劇場は現役でオペラやコンサートなどのイベントで使われている世界的に有名な古代遺跡です。
紀元前1200年頃、アカイア人により建設されたとされ、紀元前467年にはすぐ傍のエウリュメドン川にてギリシャ・アテナイ率いるデロス同盟とアケメネス朝ペルシアの戦いも起こっており、その後の紀元前333年にアレキサンダー大王にアスペンドスは支配されました。
大王死後はプトレマイオス朝が支配し、この時代にアスペンドスは最盛期を迎えました。
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エウリュメドン河畔にアルゴスからの移民が建設したこの町には、美しいローマ時代の劇場がほぼ当時の姿と変わりなく完璧な姿を留めて残っています。町は既に紀元前5世紀において、シデを除き唯一銀貨を鋳造していた大重要都市でありました。
ヘレニズム時代の城壁にはローマ時代後期からビサンチン初期にかけて修復が加えられています。尚、アスペンドスは上市と下市の二部に分けられており、上市にはアゴラ、教会堂、演武場、記念泉が、下市には劇場、競技場、ローマ浴場、水道橋等があり、どれも必見の価値ある遺跡の数々です。
◆アスペンドス劇場◆
皇帝マルクス・アウレリウス(2世紀後半)の治世下で、アスペンドス出身の建築家ゼノンが建造した15,000人の客席を有するこの劇場は、古代から残る同種の遺跡の中ではほぼ完璧と言える姿を留め、最も損傷の少ない作品となっております。
ヘレニズムの様式を重視して、一部アクロポリスの丘に寄りかかるように設計されており、外部と内部を遮断する客席の最上部に設けられた高い壁は一部修復され、音響効果もさらに良好となりました。
なお、セルジューク時代にはキャラバンサライとして使用されていたために常時保全の手が入れられていたおかげで、まるで当初に有していた特徴を何一つ失わずにそっくりそのまま今日に伝えることができました。
今も定期的な音楽祭に会場として使用されており、毎年夏には「アスペンドス・オペラ・バレエフェスティバル」の名で国際フェスティバルが行われ、トルコやヨーロッパを舞台にした有名な演目が古代劇場で上演され、時を超えて幻想的な世界を醸し出します。
古代劇場で耳にするメロディーは、情緒があり普通のコンサートホールとは全く違い格別で感激極まりありません。
名称 | アスペンドス遺跡(ASPENDOS ANTİK KENTİ) |
住所 | Sarıabalı, Aspendos Yolu, 07500 Serik/Antalya |
開館時間 | 夏季(4/1~10/31) 08:00~19:00 冬季(11/1~3/31) 08:00~18:00 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 50 TL |
所要時間 | 2時間 |
服装 | 足場が悪いので歩きやすい運動靴。 夏場は日差しを避ける所が無いので、日傘やミネラルウォーターを準備されることをおすすめします。 |
公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/aspendos |
アンタルヤ、アスペンドス|トルコ観光案内 | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
スィデ(シデ)大劇場とアポロン・アテナ神殿(Side Tiyatrosu ve Apollon Athena Tapınağı)
アンタルヤ中心地より東へ約75kmにある、紀元前700年頃から居住地が出来ていた歴史ある街です。ストラボンによるとアンタルアの北に住むキメのアイオリス人達によって建国されたと言われています。
“スィデ(シデ)”とは、古いアナトリア地方の言葉で “ザクロ”を意味します。発見された出土品から見るに、シデは紀元前3世紀にペルシア帝国の支配のもとで繁栄し、紀元前334年にアレキサンダー大王により征服されました。
大王の死後はプトレマイオス朝エジプト、後にアッシリア王国の支配下に入り、アパメイア講和条約により独立を宣言しベルガマ王国に譲渡されたのが紀元前188年のことです。紀元前78年以降はローマ帝国の属国となり、紀元前25世紀になって再び独立を手にしています。
2~3世紀に貿易の中心地として、2世紀の間は研究と文明の中心地として栄えました。この間、スィデの人々は古代ギリシャの神々を深く信仰していましたが、4世紀に入るとキリスト教の信仰が始まり、5世紀には司教の中心地とし6世紀頃まで全盛期を迎えましたが、7~9世期にアラビア人の侵入により終焉を迎えました。
城門をくぐると二本の主要道路の起点である平たい石を敷き詰めた広場に出ます。大通りの西側には、後方に商店の並ぶ柱廊が設けられ、美しいコリント式の柱頭で飾られていました。門の向かいには大きな記念泉“ニンファイオン”があります。
三方に商店がおかれ、四角の基盤の上に造られたアゴラはぐるりと柱廊のギャラリーに包囲され、その中央には都市の運命を司ると信じられていた歴史と運命の女神ティチエに捧げられた祭壇の一部が残っています。
隣接する劇場は美しく、ここから神殿や記念道路、古代の港の跡など、素晴らしい景観が楽しめます。劇場から700m、徒歩10分の距離にあるスィデの岬に立つアポロン・アテネ神殿から見る夕日は格別ですのでお見逃しなく。
名称 | スィデ(シデ)遺跡(Side Antik Kenti) |
住所 | Side, Liman Cd., 07330 Manavgat/Antalya |
アクセス | アンタルヤ中心地より75㎞、車で約1時間10分 |
開館時間 | 夏季(4/1~9/30) 08:30~19:00 冬季(10/1~3/31) 08:30~17:30 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 大劇場 45 TL (アポロン・アテネ神殿は無料) |
所要時間 | 1時間 |
服装 | 足場が悪いので歩きやすい運動靴。 夏場は日差しを避ける所が無いので、日傘やミネラルウォーターを準備されることをおすすめします。 |
公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/side-1 |
アンタルヤ、シデ | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
テルメッソス遺跡(TERMESSOS ANTİK KENTİ)
アンタルヤ中心地から北西30Km、ギュルルック山の山肌斜面の海抜1150mの地点にあるこの山岳古代都市は、まさに「天空の遺跡」。紀元前333年アレキサンダー大王が征服できなかった唯一の町として史上に名を残しています。
テルメッソス人は碑文に自らをアナトリアで一番古い原住民の一つパンフィリア地方のLUVI(ルヴィ)人を始祖とするソリムヤ人であると記しています。このソムリヤ人によってテルメッソスは造られました。
ヘレニズム時代に迎えた第一期繁栄期の後、ローマの支配下での第二黄金期になるとテルメッソスは自らの法を自ら制定できる自治権を得ましたが、この後5世紀頃の地震により、町は完全に過疎化し9世紀には廃墟となりました。
都市には北と南の谷から入ることができ、どこもかしこも遺跡の破片がゴロゴロと地面を覆っています。この遺跡の一番の見どころは、4,200人を収容できたと言う断崖に面したヘレニズムの大劇場です。
その他、遺跡南側で発見されている七つの神殿の内、ゼウス・ソリメラスの神殿は高さ4m。小規模ながら保存状態の良いアルテミスの神殿の門の上には、アウレリア・アルマスタという名の女性がこれを建造するために出資したことや、彫像を夫の援助でつくらせたなど、詳細にわたる内容が刻まれているのが分かります。
ローマ時代の後期に造られたコリント様式の神殿も見ることができます。また、ギムナシウム、岩に彫られた貯水槽、オリーブオイルの瓶、そしてテルメッソスで最も良好な状態を保ち、石造りの傑作品に挙げられる演武場などがあります。
現在は、テルメッソス遺跡を含めこの周辺一帯は国立公園に指定されています。入口チケット売り場から遺跡までは、まず駐車場まで約9㎞車で山を登り、そこからまた20分くらい山道を歩きます。
個人で行くには難しいので、ツアーに参加するか、市内よりタクシーをチャーターしていくのがベストです。
名称 | テルメッソス遺跡(TERMESSOS ANTİK KENTİ) |
住所 | Bayatbademleri, Güllük dağı, Termessos Milli Parkı 07800 Döşemealtı/Antalya |
開館時間 | 夏季(4/1~10/31) 08:00~19:00 冬季(11/1~3/31) 08:00~18:00 ※最終入場時間は閉館時間の1時間前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 10 TL |
所要時間 | 主だった遺跡のみの場合2~3時間、遺跡全ての場合約半日 |
服装 | 軽い山登りになるので、適した格好。足場の悪い山道を歩くので歩きやすい運動靴。 飲用にミネラルウォーターを用意されることをおすすめします。 |
公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/termessos- |
おすすめアクティビティ!海に沈んだ古代の町ケコヴァを周るボートツアー
アンタルヤと言ったら、やはりおすすめは古代海中遺跡をボートで周るケコヴァボートツアーです。KEKOVA(ケコヴァ)は、アンタルヤより155㎞西のデムレ郡の海辺の町Uçağız (ウチュアゥズ)と Kale/Simena(カレ/スィメナ)の海を挟んで南側に浮かぶ全長150mの細長い小さな島です。
2世紀頃地震で地滑りにより海に沈んでしまったリキアのDolkistheと言う古代貿易港町の遺跡が島の海辺やトルコブルーの海の中で神秘的に佇む姿を見ることができます。この辺は地中海で一番きれいな海でもあるので、ケコヴァ島だけではなく、ボートで数か所スイミングスポットや海の洞窟を巡りながらケコヴァ島を周るツアーが一般的です。
ボートツアーですが、アンタルヤから海路でケコヴァに行くツアーは無く、陸路でケコヴァの最寄港デムレまで150㎞の道を行き、そこからボートに乗る日帰りツアーとなります。
市内の旅行代理店やホテルなどでツアーを申し込むことができますが、少しずつ内容や料金も違いますので、ご自身に合ったツアーにご参加ください。なお、アンタルヤ市内よりも近いカシュからもツアーが出ていますので、カシュに行く方はここからツアーに参加する方が効率的です。
ケコヴァ | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤ発日帰りケコヴァボートツアーの一般的な流れ
- 7:00頃:アンタルヤ中心地よりツアー会社のバスに乗り出発
- 10:00頃:デムレ・ウチャウズ港よりボートへ乗船)
~ 四つの湾やスイミングポイントで泳ぐ時間が設けられます
~ ボート上で昼食
~ ケコヴァ島海底遺跡見学
~ スィメナ(カレキョイ)に寄港しフリータイム - 18:00頃 :デムレへ帰港。ボートより下船し、バスにてアンタルヤへ
- 20:30頃:アンタルヤ市内到着
ミュラ(MYRA)
実はあのサンタクロースのモデルとなった聖ニコラウス(ニコラス)はトルコ出身ということはご存じでしょうか?
聖人として崇敬されている聖ニコラウスは4世紀頃デムレより約85㎞西のパタラで生まれました。その後、デムレの海沿いから約4㎞内陸に入った所に5世紀にはリキアの首都としても栄え、岩窟墓でも有名なMYRA(ミュラ)という古代都市で大主教として活動をし、西暦365年に65歳でこの地で亡くなりました。
ミュラ遺跡の他に、デムレの中心地には聖ニコラウスの死後5世紀頃ビザンツ帝国時代中期に建てられた聖ニコラウス教会も残っています。ケコヴァに行く途中にミュラ遺跡と聖ニコラス教会に立ち寄るツアーもありますので、興味のある方はぜひこちらもおすすめします。
名称 | ミュラ遺跡(MYRA ÖRENYERİ) |
住所 | Myra Örenyeri, 07570 Demre/Antalya |
開館時間 | 夏季(4/1~9/30) 08:30~19:00 冬季(10/1~3/31) 08:30~17:30 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 45 TL |
所要時間 | 1時間 |
服装 | 足場が悪い所もあるので運動靴をおすすめします。 |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=MYR01&DistId=MYR |
名称 | 聖ニコラウス教会(AZİZ NİKOLAOS KİLİSESİ ANIT MÜZESİ) |
住所 | Müze Caddesi Noel Baba Müzesi Demre / ANTALYA |
開館時間 | 夏季(4/1~9/30) 08:00~19:00 冬季(10/1~3/31) 08:00~17:00 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 50TL |
所要時間 | 30分 |
公式サイト | https://muze.gov.tr/muze-detay?SectionId=STN01&DistId=ST |
サンタクロースの起源はトルコ!モデルとなった聖ニコラウスとは?| トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤでおすすめのビーチリゾート
アンタルヤ及び周辺のビーチは、FEE承認のブルーフラッグビーチばかりです。その中でもまずはここ!と言う特に有名なビーチをほんの一部ですが数か所ご紹介いたします。ケメル(KEMER)
アンタルヤでビーチと言ったらまずはここ、アンタルヤ中心地より南西へ約45㎞、車で約45分の距離にある一番人気のケメルビーチです。
リゾートホテルもナイトクラブも並ぶ賑やかなこのビーチは有名で、国内からも海外からも夏は多くの人が訪れます。
ハイシーズンはかなり賑やかですので、静かにゆっくりと時間を過ごしたい方にはあまりおすすめできません。
ケメル|トルコ観光名所案内 | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
ララ(LARA)
アンタルヤの街の東側、カレイチから約15 ㎞、車で約20分の距離にあるアンタルヤで昔からポピュラーな人気のビーチです。2km に及ぶ砂浜のビーチ沿いには多くのホテルヤレストランが並び賑わいます。公共ビーチもあり、お手軽に楽しめるビーチです。
コンヤアルトゥ(KONYAALTI)
アンタルヤの街の西側、カレイチから約9㎞、車で約15分の近い距離にある地中海海岸線の中でも最も有名で美しいビーチの一つです。また、7㎞にも及ぶこのビーチの内4.5㎞は公共ビーチになっており、市民から海外からの観光客と夏は大いに賑わいます。特にここからの日の出の景色は最高ですので、コンヤアルトゥビーチを訪れた際は朝早く起きて朝のビーチをお楽しみください。
オリンポス(OLYMPOS)
ÇIRALI(チュラル)ビーチとも言い、アンタルヤ中心地より80㎞、車で約1時間半の距離にある自然に囲まれた3kmに及ぶ穴場のビーチです。チュラルビーチのオリンポス遺跡側をオリンポスビーチと言います。
海亀(カレッタカレッタ)の産卵場所としても有名で自然保護されたビーチのため、ビーチパラソルやビーチベッドの貸し出しはありません。時間があれば、海水浴の途中で古代ローマの港遺跡でオリンポス遺跡を訪れてみるのも良いかもしれません。
また、ビーチから3㎞山奥に入った所にキメラという、地面から天然ガスが噴き出し何千年も前の古代から消えることのない“不滅の炎”が燃え続ける場所があります。古代から信仰の対象となってきたこの場所も神秘的ですので、ぜひ暗くなった時間に訪れてみてください。
名称 | オリンポス遺跡(OLYMPOS) |
住所 | Olympos Örenyeri-Kumluca-ANTALYA |
アクセス | アンタルヤ中心地より85㎞、車で約1時間半 |
開館時間 | 夏季(4/1~9/30) 08:00~19:00 冬季(10/1~3/31) 08:00~18:30 ※最終入場時間は閉館時間の30分前 ※砂糖祭り及び犠牲祭の初日は13:00より開館 |
定休日 | なし |
入場料 | 30TL |
所要時間 | 30分 |
公式サイト | https://www.kulturportali.gov.tr/turkiye/antalya/gezilecekyer/olympos |
カシュ(KAŞ)
アンタルヤ中心地から西へ190㎞、車で約3時間の距離にある、まさにターコイズブルーの海、南の街という感じの近年人気のリゾート地です。小さい街ですが、可愛らしい街並みでホテルやレストラン、バーもあり昼も夜も楽しめます。
アンタルヤのバスターミナルからも頻繁にバスが出ていますが、アンタルヤから少し離れているので、日帰りではなく数泊することをおすすめします。
カシュ周辺にはいくつも小さなビーチがありますが、中でもKAPUTAŞ(カプタシュ)ビーチは崖の下に小さな湾のようになっており景色抜群で最も人気のビーチです。
また、カシュからなんとフェリーで20分で行けるお隣の国ギリシャのメイス島と言う所もあります。この島はかなり小さいですが小舟で入る青の洞窟や綺麗な海のビーチもありギリシャ料理も楽しめますので、カシュに数日滞在する場合はぜひ日帰りまたは一泊で訪れてみてください。
前日までにフェリー会社でチケットを購入する必要があり、その際にパスポートも必要となりますのでご注意ください。
カルカン・カシュ | トルコ旅行 トルコツアー・観光なら、安心の『ターキッシュエア&トラベル』におまかせ!
アンタルヤのおすすめグルメ
エンギナルル ギリトゥ ケバブ(Enginarlı Girit Kebabı)「アンティチョーク入りクレタ風ケバブ」
アンタルヤは位置的に地中海独特の文化を持った料理が多く、また古くからギリシャや北エジプトなどの影響も多く受けてきました。
この料理はギリシャの島、クレタ島から伝えられたと言われる料理です。アンティチョークとお肉と玉ねぎを煮込んだシンプルな料理ですが、アンタルヤでは絶対に欠かせない一品です。
ギョクチェス ピラフ(Gökçesu Pilavı)「野菜入りピラフ」
ニンジン、ひよこ豆、ディル、西洋パセリが入ったピラフですが、作り手によっては地中海地方料理で良く使われる爽快さのあるハーブであるミントやバジルなども加えられます。ひよこ豆とお米ですので、少量でも満腹感が満たされる一品です。
サディキ アシュ(Sedik Aşı)「ブルグルのスープ」
サディキとは細かいブルグル(引き割り小麦)のことです。アンタルヤでは一般的なスープで、風邪に良く効くともいわれています。作り方は簡単、チキンストックとサルチャ(トマトペースト)とブルグルと青唐辛子とトマトと玉ねぎを煮込んで作ったピリッと辛い心も体も温まるスープです。トロスサラダ (Toros Salatası)
アンタルヤ食事に欠かせないサラダ。基本的な材料はルッコラ、ミント、西洋パセリ、青ネギ、トマト。
これを細かく切って、スマック(Sumak)という日本のユカリや赤紫蘇に似た酸っぱいスパイスとザクロスースをかけたシンプルですが、しっかりとした味のサラダです。
ヒビシ(Hibeş)「ゴマペーストの冷菜」
メゼとして又はソースとしても作られるアンタルヤで欠かせない料理です。ターヒン(ゴマペースト)、レモン汁、スパイス、ニンニクを混ぜたペーストの様な物で、冷菜のメゼではありますが、パスタのソースやお肉に添えて、はたもや朝食でパンに塗ったりなど幅広く使われている料理です。
ビベル フリギア ドルマス(Biber Frigya Dolması)「ピーマンのフリギア風ピラフ詰め」
こちら普通のドルマ(ピーマンのピラフ詰め)とは異なり、煮るのではなくかなり珍しい揚げたドルマになります。ピーマンの中にはお米と香辛料とひき肉が入っていますが、小麦粉と卵に浸けてカリっと揚げておりますので普通のドルマとは全く違う味わいです。アンタルヤでは、夕食や三時のおやつにも食べられるとか。是非お試しください!
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アンタルヤでおすすめのホテル
リクソス ダウンタウン アンタルヤ (Rixos Downtown Antalya)
空港から19㎞。市内中心地に位置し、カレイチまで4㎞、コンヤアルトゥビーチまで徒歩圏と好立地にある便利な5星ホテルです。ハマムや野外プールなどサービスも充。市内中心地でも部屋が広めでバルコニーがあり、リゾート感が味わえます。プライベートビーチはありませんので、ビーチよりも観光に重点を置く方にお勧めです。
アクラ バルト (Akra Barut)
空港から14㎞。市内中心地より東、カレイチから約4㎞にあるモダンで高級感のある5星ホテル。部屋は広めでバルコニー付き。地中海に臨んでおり、ホテルの下の崖をおりると砂浜ではありませんが小さな海水浴場があります。海を見ながら楽しめる野外プールもあり、ゆっくりとくつろげるホテルです。
アンタルヤでおすすめのお土産
ジャム(Reçel)
地中海性気候のアンタルヤでは多くの果物が収穫されます。新鮮な果物で作ったアンタルヤのジャムは甘すぎず、果物の本来の味が生きています。特に柑橘系の皮のジャム(マーマレード)、ベルガモットの皮のジャム、茄子とクルミのジャムが有名です。ドシェメアルトゥ絨毯(Döşemealtı Halısı)
アンタルヤの北20㎞にあるドシェメアルトゥ(Döşemealtı)という場所が産地の手織り絨毯です。植物や植物の根などの自然塗料で染めた羊毛で作られたとても深みのある色合いの素敵な絨毯です。高価な物ですが、記念の一枚としておすすめいたします。
マグネット
やはりお土産の定番といえばマグネットでしょう。アンタルヤのロゴが入ったものや海辺の町ならではのデザインのマグネットは気軽に買えて、お友達に配るにも丁度良いお土産です。アンタルヤでお買い物をするなら…
カレイチ(Kaleiçi)
アンタルヤ観光で欠かせない旧市街カレイチの路地には、雑貨や絨毯、アクセサリー、トルコ製生地の衣料などの小さなお店が所狭しといっぱい並んでいますので、トルコらしいお土産をみつけるのでしたらまずここです。路地を散策しながらお買い物が楽しめますし、お買い物で少し疲れたら可愛らしいカフェで休憩するのも醍醐味です。おすすめアクティビティ ボートツアー
地中海を代表する町アンタルヤに訪れているのでしたら、是非アンタルヤ発のボートツアーにご参加してみてはいかがでしょか?カレイチから海に下ったところに在る旧カレイチ港から毎日遊覧船で周る様々なボートツアーが催行されています。
ケコヴァツアーは定番ですが、その他にカレイチ観光とドゥデン滝を周る終日ツアーがおすすめです。
その他、アンタルヤ西部の特に綺麗な幾つかのトルコブルーの湾で数回遊泳タイムを取る終日ツアーや、1時間、2時間、6時間のツアー等、船会社やツアー会社によって本当に色々なツアーがありますので、御自身の予定に合ったツアーにご参加してみて下さい。
遅くても前日から当日朝まで空席があれば申し込み可能です。港の各船会社で直接申し込みすることも出来ますし、カレイチや市内のツアー会社でも申し込み可能です。
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